カルニチン

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カルニチン
IUPAC命名法による物質名
3-ヒドロキシ-4-トリメチルアンモニオブタン酸
識別
CAS登録番号 541-15-1
ATCコード A16AA01
PubChem 10917
DrugBank APRD01070
化学的データ
化学式 C7H15NO3 
分子量 161.199 g/mol
薬物動態的データ
生物学的利用能 < 10%
血漿タンパク結合 無し
代謝 僅か
半減期 ?
排泄 尿(> 95%)
治療上の注意事項
胎児危険度分類 ?
投与方法 経口、IV
  

カルニチン(carnitine)とは、生体の脂質代謝に関与するヒドロキシアミノ酸。

立体異性体のうち L-カルニチンのみが生体では利用される。以下は特に断らない限りL体について記述する。分子式は C7H15NO3、分子量 161.20、CAS登録番号L体)541-15-1。

目次

[編集] 生体内での機能

脂肪酸はミトコンドリア膜を通過する前に酵素カルニチンアシルトランスフェラーゼの作用により細胞質内のアシルCoAがアシルカルニチンへと変換されてから、ミトコンドリアマトリックス内へと膜を通過する。その後ミトコンドリア内において再びカルニチンアシルトランスフェラーゼの作用により、アシルCoAが再生される。脂質代謝の補因子であるためかつてはビタミンBT と呼ばれたが、現在ではこの呼称はほとんど用いられていない。

[編集] サプリメント

近年は脂質代謝に関与することからダイエット用サプリメントとして注目を浴びている。もともと体内で造られている微量成分だが、加齢の問題や現代の多忙な生活の中で、不足しがちになると言われる。男性より女性に不足する傾向があり、肥満体型の人も不足傾向にある。アメリカの研究では1日500ミリグラム程度の L-カルニチンが必要だとされている。しかし、後述のように実際にはサプリメントして摂取の必要はなく、また健常人に対するサプリメント効果の研究において、ポジティブな結果で合意を得ていない。

[編集] L-カルニチンの摂取

肉食により補給されるが、L-カルニチンはアミノ酸の L-リシンL-メチオニンから生合成されるので、成長期あるいは出産期以外には特に補給する必要はない。食肉の中では、ヒツジ肉やカツオ肉に比較的豊富に含まれる。

L-カルニチンは生体内で合成されるのでL-カルニチンとしての摂取を通常必要としない。近年の健康ブームにより、広くダイエット・筋肉増強用サプリメントとして売られるところとなっている。しかし、摂取のみでは非肥満者および肥満者のダイエットに有効ではないことがわかっている。また食欲増進効果があることが報告されている。一方で運動能力の向上については認められるとする研究報告と認められないとする研究報告が2004年時点でそれぞれ15報、7報、PubMed中に存在し、結果の一致をみていない。これは被験者の個人差によるものか、実験の方法論による違いなのか、現在結論は出ていない。なお、L-カルニチンの摂取により筋肉中のL-カルニチン濃度が増加することもない。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年10月21日 (水) 11:36 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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