カルバリル
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| カルバリル | |
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| IUPAC名 |
1-naphthyl methylcarbamate
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| 別称 | NAC、Sevin |
| 識別情報 | |
| CAS登録番号 | |
| EINECS | |
| RTECS番号 | FC5950000 |
| SMILES |
CNC(OC2=CC=CC1=CC=CC=C12)=O
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| InChI |
1/C12H11NO2/c1-13-12(14)15-11-8-4-6-9-5-2-3-7-10(9)11/h2-8H,1H3,(H,13,14)
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| 特性 | |
| 化学式 | C12H11NO2 |
| モル質量 | 201.22 g/mol |
| 外観 | 無色透明な固体 |
| 密度 | 1.2 g/cm3 |
| 融点 |
142 °C |
| 沸点 |
沸点に達する前に分解 |
| 水への溶解度 | 微溶 |
| 危険性 | |
| MSDS | ICSC 0121 |
| EU分類 | Carc. Cat. 3 Harmful (Xn) Dangerous for the environment (N) |
| EU Index | 006-011-00-7 |
| Rフレーズ | R20/22, R40, R50 |
| Sフレーズ | (S2), S22, S24, S36/37, S46, S61 |
| 引火点 | 193–202 °C |
| 特記なき場合、データは常温(25 ℃)・常圧(100 kPa)におけるものである。 | |
カルバリル(英: Carbaryl, NAC)は、非可逆性コリンエステラーゼ阻害剤、カーバメイト系殺虫剤の一種で、農薬や動物用医薬品として用いられる。
目次 |
[編集] 用途
農業用として、稲のツマグロヨコバイやウンカ、果樹・花卉のアブラムシやハマキムシ、野菜のヨトウムシやアオムシに有効。商品名としてはデナポン、セビモールやナック、複合剤はクサノンAやホクトップ、ヤマセットのほか「ナック」とつく製剤が多数有る。アメリカのユニオンカーバイド社が開発し、日本では1959年3月30日に農薬登録を受けた。かつては松くい虫被害対策特別措置法により空中散布されていたが、1997年よりメーカーの自主規制で散布が中止されている。1999年時点で原体輸入量300トン、製剤が1,178トン生産されていた。輸入量は減少傾向にあり原体輸入量は190.0t(16 年度)、90.0t(17 年度)、50.0t(18 年度)と推移している。残留基準は小松菜や春菊で10ppm、大麦やトマトで5ppm、玄米やキャベツで1.0ppmと定められている[1]。動物用医薬品としては、使用禁止期間を遵守した上で、殺虫用として肉牛などの外皮に散布される[2]。
[編集] 有害性
可燃性であり、燃焼や加熱により窒素酸化物などの有害なフュームを生じる。吸入や経口摂取により嘔吐、縮瞳、筋痙直、唾液分泌過多などの症状を生じる。空気中の窒素化合物や人の体内の亜硝酸化合物と反応して生じるニトロソカルバリルは変異原性や発癌性があるとされている[3]。環境への影響として、横浜国立大学の研究者は水中のカルバリル濃度が35ppm程度でもメダカのふ化を妨げると報告している[3]。インドのボパール化学工場事故で多数の死傷者を生じたのは、カルバリルの製造中間体であるイソシアン酸メチルが混水により発熱・気化したことが原因とされている。
[編集] 脚注
- ^ 財団法人 日本食品化学研究振興財団
- ^ 長野県衛生部食の安全・生活衛生チーム
- ^ い ろ 農薬毒性の事典 改訂版 P302
[編集] 外部リンク
[編集] 参考文献
- 植村振作・河村宏・辻万千子・冨田重行・前田静夫著 『農薬毒性の事典 改訂版』 三省堂、2002年。ISBN 978-4385356044。
最終更新 2009年11月23日 (月) 13:03 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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