カワバタモロコ

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カワバタモロコ
カワバタモロコ
Hemigrammocypris rasborella
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
: 条鰭綱 Actinopterygii
上目 : 骨鰾上目 Ostariophysi
: コイ目 Cypriniformes
: コイ科 Cyprinidae
亜科 : ラスボラ亜科 Rasborinae
: カワバタモロコ属
Hemigrammocypris
: カワバタモロコ H. rasborella
学名
Hemigrammocypris rasborella
Fowler, 1910
和名
カワバタモロコ
英名
Golden venus chub

カワバタモロコ(川端諸子、Hemigrammocypris rasborella)は、コイ目コイ科カワバタモロコ属に分類される淡水魚の一種。他にキンジャコギンボテの名がある。日本固有種で、静岡県以西の本州岡山県まで)、四国瀬戸内海側(徳島県香川県)、九州北西部に分布する。

目次

[編集] 形態

全長は約5 cmで、自然界においては小型個体が多い。口がやや上向きについているのが特徴である。側線は不完全で、胸鰭上方までしかない。ヒナモロコに似ているが、腹の断面がV字形であり体高がやや高い点や、咽頭歯が3列である点が異なる。体側に薄い黒線があるが、繁殖期のオスは体色が金色になって、黒線も明瞭になる。メスはオスよりも大型に成長する。

日本産コイ科魚類中ではヒナモロコと並び仔稚魚がもっとも小さく、それぞれ全長は前期仔魚3 mm、後期仔魚4.5 mm、稚魚11 mmである。仔稚魚時は体高も低いが成長に従い体高は高くなっていく。

[編集] 生態

平野部の小川や浅い湖沼に生息する。水流のない場所を好み、表層を少数で群れをつくり遊泳することが多い。雑食性で、水生小動物や付着藻類などを食べる。繁殖期は5月中旬から7月下旬で、1尾のメスを複数のオスが追尾して水草に卵を産む。1年で成魚となり、寿命は3年ほどである。ただし飼育下では長命になることが知られる。

[編集] 保全状態評価

河川・用水路の改修や外来魚の捕食により各地で個体数が減少している。仔稚魚が小さいため、環境・水質の変遷に従い餌となる微生物群が変化したことも影響したとみられる。

[編集] 脚注・参考文献

  1. ^ 環境省 J-IBIS カワバタモロコ
  • 秋山信彦・上田雅一・北野忠 『川魚 完全飼育ガイド』 マリン企画、2003年。
  • 中村泉監修、田口哲写真・解説 『川・湖・池の魚』 成美堂出版、1994年。
  • 細谷和海 「カワバタモロコ」『日本産稚魚図鑑』152-153p、沖山宗雄編、東海大学出版会、1988年。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年6月17日 (水) 18:30 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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