カービィ

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カービィKirby)は、任天堂のゲームソフト『星のカービィ』シリーズ及び同名のテレビアニメ主人公として登場する架空のキャラクター。

ゲーム・アニメにおける声優は大本眞基子、「星のカービィ おしゃべりCDコミック(さくま良子作)」では川田妙子が演じている。

目次

[編集] 概要

ピンクで小さく丸い姿が特徴のキャラクター。

敵キャラ吸い込むことができ、吸い込んだ敵は吐き出すことで星型弾となり、敵に当ててダメージを与えることができる(吐き出しについては『星のカービィ64』のように星型弾にならずに吐き出す作品も存在する)。
敵や物などの吸い込んだ物を飲み込むことによって、その敵の能力や外見などの特徴を自分のものにできる「コピー能力」を持ち、吸い込み・吐き出しと共にカービィの大きな特徴となっている。吸い込んでも何も変わらないスカキャラも存在する。(ワドルディ等)コピー能力は初代『星のカービィ』には存在せず、『星のカービィ 夢の泉の物語』を製作する際に宮本茂によって追加された。コピー能力の登場には、初心者でも遊びやすく上級者でも深くやり込めるよう沢山の攻撃方法・操作方法を選択できるようにしよう、という意図もあったという。

キャラクターデザインは、当時HAL研究所の開発ディレクターだった桜井政博によるもの。桜井によれば、デザイナーにちゃんとしたキャラクターのデザインを作ってもらおうとしたが、返ってきたデザインは初期のプレゼンテーションの際に打たれたドットそのものだったという。カービィのデザインは、低年齢層を狙っているわけではなく、誰にでも親しみが持てるような「絵描き歌にできるほど簡単なデザイン」にしたためである[1]

開発画面や「強いカービィをプロデュース」では、白黒だったことで、カービィをデザインした桜井以外「カービィがピンク色だ」ということを知らなかった。そのため、他のスタッフも白か黄色だと思っていたとのことで、同作に関わっていた宮本茂は黄色をイメージしていたという[2]。なお、2作目以降では、何人かでプレイする場合や、ごほうび的な要素でいくつかのカラーバリエーションはあるものの、カービィの基本色はピンクで統一されている。アニメ第1話では、戦闘で傷つくと体が緑色に変色する描写があった。

元々はアクションゲームのキャラクターだったが、体が丸い特性を生かしてピンボールやブロックボール(ブロック崩し)のようなボールゲームのキャラクターとして展開されるようになった。また、愛らしいデザインから漫画アニメ、CD絵本などカービィを主人公とした多くのメディアミックスが行われている。また、本人自体は登場はしていないが絵でゲスト出演をしている作品もある。(『ピクロスNP Vol.3』、『ワイルドトラックス』、『マリオ&ルイージRPG』)

[編集] 「カービィ」の由来

名称については、開発当初は「カービィ」ではなく、「ポポポ」と呼ばれていた。これは子供に覚えやすい名前にしようという意図からで、商品名も「ティンクル・ポポ」となっていた。しかし、宮本茂の提案で、任天堂から発売されるにあたり日米のタイトルを統一しようということで「カービィ」の名が与えられた。

また、「プププランド」「デデデ大王」「ロロロ&ラララ」等の名称は、ティンクル・ポポの時代から変わっておらず、「プププ」などの三文字繰り返すものはポポポの名残ではないかといわれている。

[編集] プロフィール

ポップスターにあるプププランドの住人。身長は20cm。スマブラDXでは50cm。スマブラXでは60cm~64cm。年齢は青年、あるいは『わかもの』。まん丸の胴体に短い手足、胴体と手はピンクで足はい。出来ない事はじゃんけん腕立て伏せコサックダンス(しかし、漫画デデデでプププなものがたりには、コピー能力で、デデデに勝ったことがある)。好きなことは食べる事、寝ること、歌うこと。ただし、彼のは『彼が歌った後はぺんぺん草すら生えなくなったとさ』(『スーパーデラックス』のマイクの解説より)と言われるほどの音痴で、しかも、『夢の泉の物語』のコピー解説によると自分が音痴であることに全く気付いていない様子。アニメではデデデ大王がカービィの食欲をブラックホールにたとえている。

性別は星のカービィ64でカービィに対しリボンがキスをしたという恋愛表現があるため男性疑惑があるが、公式のプロフィールでは不明。

[編集] 人物

性格は自由気ままでのんびり屋。風の吹くまま気の向くままに行動する。天真爛漫で純粋無垢だが、自分が悪事や悪者だと判断したものを放って置けない性分で、倒さなければならないと判断した相手に力加減は一切しない。又、アニメで敵の魔獣がカービィの攻撃を受けて苦しがっていても、完全に息絶えるまで徹底的に攻撃を加えたり(第40話のマッシャーや、94話のヒッティーなど)、アニメ18話で、敵の体をニードルカービィの針でことごとく切断し、動けないようにするなど悪に対しての冷酷さが見受けられることもしばしばある。基本的に「罪を憎んで人を憎まず」の考えのようだが、デデデに対する猜疑心は人並みらしい。『星のカービィ スーパーデラックス』及び『星のカービィ ウルトラスーパーデラックス』では「悩みの無いやつ」と説明されているが、カービィにはあまり聞こえの良い言葉ではないらしく、少しムッとした反応を見せた。

座右の銘は「明日は明日の風が吹く」。これはカービィの行動にも顕著に現れており、基本的に何でも迷わず行動し、『星のカービィ64』において敵に操られた仲間達を相手に戦うときも一切躊躇しない。傍から見ると行き当たりばったりの行動が目立つが、最終的な目的はしっかり果たしているので(夢の泉を取り戻す、戦艦ハルバード撃墜など)、本人にとって特に問題は無いものと考えられる。自分の正義に忠実に行動するが、その正義が周囲の正義と一致しているとは限らず度々トラブルを起こす。おまけに、一たび行動を起こすと猪突猛進になり、周りの制止を聞かなくなる(『夢の泉の物語』で確認できる)。ただし、非を認めると一応謝ったり(『参上! ドロッチェ団』)お詫びをしている様子(『白き翼ダイナブレイド』)もまれに見られる。座右の銘は90年代に小学館の学習雑誌に掲載されていた設定だが、桜井本人も同様に語っている[3]

デデデの悪事や侵略者の襲来、何者かが起こした事件がきっかけで冒険に出かける事が多いものの、動機は必ずしも「悪を倒す」といった、オーソドックスな冒険活劇にありがちのケースとは限らない。『参上!ドロッチェ団』では「世界を救う」どころか「盗まれたオヤツのショートケーキを取り戻すため」に旅立ち、挙句デデデに濡れ衣を着せた。

困っている者を見ると放って置けない性分でもあり、『銀河にねがいを』などでそれを悪事に利用されたこともある。

[編集] 特技

吸い込み、コピー以外の特技として「ホバリング」が挙げられる。空を飛行するときは空気を吸い込み、風船のように膨らんで飛ぶ。上昇するときは短い手をはばたくように動かし、下降時は自由落下(ただし星のカービィではジャンプ直後に下ボタンを押すと雑魚キャラクターを潰せる高速落下にすぐに移る事ができる)。多くの作品では基本的にずっと飛行できるが、『大乱闘スマッシュブラザーズシリーズ』や『星のカービィ64』、『カービィのエアライド』では飛行時間が制限されている。

[編集] 来歴

詳しい生まれは不明。小学館の学習雑誌の付録の本では「ある晴れた日、花から生まれた」「誕生直後はリンゴより小さい」「吸い込みも弱かった」などといった詳細が描かれており、これはさくま良子HAL研究所のスタッフに聞いたものとなっているが、後に刊行された星のカービィ (コミックス)第一巻ではうやむやにされているため、信憑性に乏しい。

根無し草の若者として旅を続けていた事だけは確かで(無印の説明書)、『星のカービィ』で初めて表舞台に姿を現し、食料を奪われ困っていたプププランドの人々を救うべくデデデ大王の手下達を相手に奮闘。最後はデデデ大王との一騎打ちの末に勝利を収めた。この一件を解決してくれた礼として、現在はプププランドの住人が好意で建ててくれた煙突付きのドーム型の白い家に住んでいる[4]

[編集] カービィの好み

好物はマキシムトマトで、逆に嫌いなものは毛虫。それ故『スーパーデラックス』においては、ツインウッズの落とす毛虫を吸い込もうとするとダメージを受けてしまう。味の好みについては『スマブラ拳!!』でのコックの説明にて「味はともかく食えればいいのか?」と言われている[5]。アニメでは、スイカを好んで食べる描写がある。

[編集] その他

誕生日は初代星のカービィ発売日の1992年4月27日や、6月20日など、正確な日付は不明である。

ステージをクリアしたときやボスを倒したあとは、ほとんどのゲームでダンスをするシーンが入る。場合によっては分身して、3人(4人や5人の時もある)で踊る。 カービィの頬の線は『夢の泉の物語』の製作時に付け加えられたものだが、桜井政博によるものではない[2]。目の色は当初は黒かったが、『N64版スマッシュブラザーズ』から現在の深い青色になった。

漫画版の『星のカービィ』、『星のカービィ ウキウキ大冒険』、『星のカービィ デデデでプププなものがたり』、『星のカービィ プププランドの仲間たち』、『星のカービィ! も~れつプププアワー!』においてはが生えているが(歯の有無は場合によって違う)、アニメ版では生えていない[6]。ゲーム版ではは無く、歯も生えていない[7]だが、『星のカービィ64』においてはカービィが食べかけのリンゴを持っているシーンがあるため、同ゲームにおいては歯に代わるものが口内にある可能性がある。しかし、歯があったとしてもゲーム・アニメ・漫画の一部では吸い込んだあとにすぐ飲み込んでしまうのであまり意味はないと推測される。

[編集] ピンクの悪魔

『スーパーデラックス』及び『ウルトラスーパーデラックス』のストーリー『格闘王への道』での説明文では、ここまで数多ものボス達を倒してきた強者という表現にふさわしい言葉として「ピンクの悪魔」と記述された事がある。以降、漫画作品(主に4コマ漫画)では「敵キャラクター=プププランドの住人を吸い込み食べる為カービィを恐れている」というネタがしばしば使われている。この呼称はアニメ版49話の劇中アニメ「星のデデデ」においても使用された。その影響か、現在でも後述する『大乱闘スマッシュブラザーズX』でのソリッド・スネークの通信のように、カービィが非常に恐ろしく表現されるといったネタが見受けられる。

その他の呼称では、『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは「ピンクだま」、アニメ版では「ピンクボール」という表現もある。『スマブラ拳!!』では「丸くて、ピンクで、やわらかく」と表現されている[8]。『ウルトラスーパーデラックス』の『大王の逆襲』の劇中ではデデデも何度か「ピンクだま」と呼んでいた。

[編集] コピー能力

詳細は「カービィのコピー能力」を参照

[編集] 関連キャラクター

カービィの仲間たち
カービィにはリック、クー、カイン、ナゴ、チュチュ、ピッチとグーイという仲間たちがおり、カービィの手助けをする。
シャドーカービィ
カービィのほんの僅かな悪い心が鏡の世界で実体化したもの、とはいっても同じ写し身の存在であるダークメタナイトとは違い、単にイタズラ好きな程度。たまにファイアなどのコピー能力を持っていることがあるが、そのときに頑張り吸い込みで吸い込むとそのコピーを得ることができる。ダークマインド第二形態戦では、それまでに失っていた場合マスターソードを渡してくれる事もあり、エンディングデモによれば以後は鏡の世界のカービィとして鏡の世界を守っているらしい。
デデデ大王
プププランドの自称大王で、カービィのライバル。『星のカービィ』で敗北したあと、彼に勝つために飛行能力の入手などの猛特訓をしたとされている[9]
その一方、『星のカービィ64』などカービィに協力することもあることから、任天堂の他の悪役キャラ(クッパガノンドロフなど)に比べて、カービィにそれほど敵意を持っているわけではないようである。
メタナイト
現在のカービィのライバル(?)とされている騎士。常に仮面を付けており、その下の顔はカービィに似ているが、関係性は不明。
ナイトメア
ゲームでは『夢の泉の物語』『夢の泉デラックス』のラストボスとして登場。プププランドの住人を悪夢で苦しめようと企んだ。
アニメでも黒幕として登場。自身が作り出した魔獣で宇宙を支配するため「ホーリーナイトメア社」を設立し、宇宙中に魔獣を拡散させようと目論む。
ダークマター
邪悪な黒い雲から生まれた生命体の種族。様々な惑星に流れ着いては黒い雲を撒き散らし、自分達の住みやすい暗闇の世界に変えてしまう。別の種族に憑依する能力がある。同種族ないし似た系統のキャラクターが数作にわたってラストボスとして立ち塞がり、カービィにとっては因縁の一族である。グーイも本来はダークマターの一族であるが、悪意は持っておらず、上記の能力を持つかは不明。

[編集] 大乱闘スマッシュブラザーズシリーズにおけるカービィ

カービィは本シリーズのプレイヤーキャラの1人である。声は大本眞基子で、ゲームのカービィに声が付いたのはシリーズ第1作目の『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』が最初である[10]。全作品で最初から使用できるキャラクターとして登場する。カービィの身長が20cmと公表されたのは本シリーズの第1作目だが、ほかのキャラクターとの兼ね合いでこの設定よりも大きくなっている。

『64』のオープニングや『X』のアドベンチャーなどで、マリオと対峙することが多い。『X』でゲスト出演したスネークが通信でオタコンからカービィの情報を聞くと、オタコンはカービィを「吸い込み・コピー・飛行」という能力情報から「強靭な胃袋で何でも無残に溶かす」「敵の能力を強奪するコピー能力で相手になりすまして捕食する」「飛行能力でどこまでも獲物を追いかける」などと判断し、とても恐ろしい地球外生命体のように解説するという可笑しなネタもある。ちなみに、この通信の内容はカービィ生みの親であり、スマブラシリーズのプロデューサーの桜井政博当人が書いたものである。

『X』のアドベンチャーモード「亜空の使者」では最初から登場し、デデデに奪われたマリオとピット(またはリンクとヨッシー)を元に戻したり、5人の戦士(カービィ、マリオ、ピット、リンク、ヨッシー)と一緒に行動したり、亜空砲戦艦をドラグーンで撃破したりなど、随所で活躍を見せる。ゲーム中で使用できるアイテムをムービー中で使用しているのはカービィだけ。出番の多さはマリオを凌ぎ、全キャラクター中最多となっている。なお、同モードのムービーではカービィがアニメ版のように「ぽよ」と喋るシーンが存在する。

[編集] 概要

必殺技「吸い込み」(詳しくは後述)で相手の必殺技をコピーする能力を持っている。そのため、対戦人数が多いほど技のレパートリーが増えるという性質も持っている。また、飛行能力により連続で5回の空中ジャンプができ、圧倒的な復帰力を誇り、下手をするとかなりの大ダメージを受ける空中コンボを難なく使いこなせる為、空中戦ではかなり有利に戦える。さらに体格が小さいため被攻撃範囲が小さい。ただし、他のキャラクターに比べて体重が軽いために吹っ飛びやすく、見た目の通り、手足が短いためリーチも短い。だが、小さく軽いキャラクターの割りには強力な技を多数持っており、その中には直撃を受けるとデデデやクッパでさえもかなりの苦痛といえるダメージを与えられる技も存在する為、小さく軽いという理由で甘く見ると痛い目をみる羽目になる。弱点は若干多めで癖はあるが気にする程度ではなく、様々な状況におかれても対処がしやすい、軽量級キャラクターの登竜門とも言えるバランスの取れたキャラでもある。

[編集] 必殺技

吸い込み
通常必殺技。カービィ最大の特徴であるコピー能力へとつながる技。口を大きく開け吸引する。相手を口の中に入れたまま移動することもできる。キャラクターを吸い込むとそのキャラの通常(Bボタンのみ)必殺技をコピーし、吸い込みの代わりに使用できる。能力はアピールで捨てることができる。なお、カービィがカービィを吸い込んでもコピーはできない。だが、相手のカービィがコピー能力を持っていた場合、能力を奪取できる。『X』ではアイテムも吸い込めるようになった。ボム兵やセンサー爆弾などのアイテムを吸い込むと、体内で爆発して5%のダメージを受けてしまう。
スマブラにおけるカービィのコピー能力一覧も参照。
ファイナルカッター
上必殺技。『スーパーデラックス』の「カッターめったぎり」をもとにした技。カッターを持ち、飛び上がった後降下し、着地した時にカッターを前方に飛ばす。上手くいけば3つの技を全て当て、それなりの打撃を与えることができる。また、着地時に飛ばすカッターは、コピー能力を使わない場合カービィにとって唯一の飛び道具であるほか、攻撃範囲も広いのでなかなか重宝する技である。一応復帰技だが、一度発動すると地面に着くまで永遠に降下し続けるうえ、左右への移動がほとんど出来ないので、失敗すると落ちる羽目になる。また、64版スマッシュブラザーズの時代では、2回目の斬りには強力なメテオ効果があり、上手くいけば最強ともいえる技だった。
前述の通り「カッターめったぎり」をもとにした技だが、『ウルトラスーパーデラックス』では「カッターめったぎり」の技名が「ファイナルカッター」に変更されており、スマブラから本家へ逆輸入された形になっている。
ストーン
下必殺技。コピー能力「ストーン」をもとにした技。石に変身する。初代スマブラでは石の変身パターンは1種類のみだったが、『DX』からは5種類に増えた(オリジナルゲームでの変身に近いピンク色の石、長方形の石(パネルでポンのおじゃまパネル)、棘つきの鉄球、100tと書かれた重り、マリオシリーズのドッスン)。ただし、変身パターンで技の効果は変らない。変身中はほとんどの技を受け付けないが一定時間が経過したり一定ダメージを食らうと解除される。空中で変身すると高速で下へ落下して真下の相手にダメージを与える。『X』では地上で変身したときにも攻撃力が発生するようになった。
ハンマー
横必殺技。『DX』以降に登場。コピー能力「ハンマー」をもとにした技。地上と空中で攻撃範囲、威力などが違い、地上では大きくスイングして相手を大きく飛ばす。ただ、隙が大きく、攻撃する前に反撃を受けることも少なくない。空中ではハンマーを縦に回転させ、低いダメージを連続して当てる。これは『スーパーデラックス』でのハンマーの技である「だいしゃりん」が元である。相手を飛ばす要素は低い。『X』では空中での攻撃が縦回転から横回転に変更されており、地上と空中で威力、範囲は同じ程度になっている。ただし、空中で発動した場合は前方に2連続で攻撃することができる。
コック
『X』における最後の切りふだであり、コピー能力「コック」をもとにした技。周囲の敵を鍋の中に吸い込み、煮込んでダメージを与えたあと、鍋から大きく吹き飛ばす。また敵だけでなく、周囲のアイテムや敵の飛び道具の弾、アシストフィギュアやモンスターボールから登場したキャラなどもみな吸い込み、それらの量に応じて回復系を中心に様々なアイテムを噴き出す。他のキャラの最後の切りふだと比べると、一発逆転の要素はやや弱いが、敵プレイヤーとアイテムの出現数が多いほど真価を発揮するユニークな技である。

[編集] テレビアニメ「星のカービィ」におけるカービィ

カービィは、テレビアニメ星のカービィ」の主人公である。英名は"Kirby"。声優大本眞基子。日本語版のみならず、外国語版でも大本の声がそのまま使われている。原作であるゲーム版とは出自などの設定が大幅に異なっている。

[編集] 概要

ホーリーナイトメア社から続々と送られる魔獣を倒し、プププランドの平和と安全を守る正義のヒーロー。しかし、後述の理由から自分自身では敵と味方の区別をつけられず、敵であるデデデ大王の命令に従ってしまうこともしばしば。同じ理由で言葉も「ぽよ」としか喋ることができない(番組開始当初はこの設定が無かった為か、表記し難い言葉を発していた)。ただし、まれに誰かが発した簡単な単語や、人の名前、技の名前などを片言で喋ることもできる。そのため、親友であるフームやブンが戦いのサポートに当たっており、魔獣戦では吸い込みを促したり、カービィ単独で状況を打破できないときはワープスターを呼んでいる。そして、魔獣との戦いやグランプリレース・格闘技大会などさまざまな試練を乗り越えることで、カービィは星の戦士としての力を着実に身につけていった。

[編集] 出自

あくまでそうだと暗示されている程度だが、実はカービィ自身も数百年前にナイトメアの魔獣として生み出された。しかし、生まれつき正義の心を持っていたため、ナイトメアに反抗して居場所を追われる。その後、どこからか手に入れた宇宙艇(「ゆりかご」とも呼称されている)の中で、正義の味方『星の戦士』に必要な能力を高めるため眠りについた。だが、突如としてナイトメア勢力の活動が急激に活発化したことを宇宙艇が察知したため、カービィは予定よりも200年早く目覚めてしまった。これが原因で彼は自分の出自、宇宙艇の操縦法やエネルギーの源・ワープスターの操り方はおろか、言葉を喋ることすらもできないまま、ナイトメアからの魔獣が送り込まれているプププランドに到着した。

[編集] 戦法

敵と戦うときにはコピー能力を使う。これは敵の体の一部や機械・道具などを空気と共に吸い込み、その特長を自身に移し取る能力で(変身のとき、視聴者に能力名を紹介する目的で一回目はメタナイトが、2回目以降は主にブンが変身のレパートリー名を話す)、を吸い込んで変身する「ファイアカービィ」、を吸い込んで変身する「パラソルカービィ」、を吸い込んで変身する「ソードカービィ」など、20種類以上の変身レパートリーがある。

前述と同じ理由で、変身中に技を出すときにはしっかりとその名前を叫ぶ。これは心の声が視聴者に伝わっているためと説明されているが、一部の話では矛盾が生じる(例えば44話でカッターをコピーしたカービィが技名を叫んだ直後に「何がカッタービーム(技名)ぞい!」とデデデが発言した)。まれにコピーを行わず、吸い込んだもの(27話でデデデが撃った砲弾、94話のハンマーなど)をそのまま勢いよく吐きだして敵にぶつけることでダメージを与えることもある。本編中ではゲームの様な星型弾にしたことはなく、後期オープニングで1回だけ披露しただけである。

吸い込みは基本的にコピー能力を得て、戦いやすくする為の手段として用いられ、何をコピーさせたらよいかをフーム達がカービィに教えている。だが、場合としてカービィ自ら物を選んで吸い込む事もあり、教えずともカービィ自身、何を吸い込んだらコピー能力が得られるかがある程度わかっているようである(特に第21話で強く表れている)。フーム達が教えても戦局が必ずしもよくなるとは言えず、寧ろ悪くなるといったケースも度々あった。

[編集] 性格

ゲーム版と同様、食べる事と寝る事が大好き。特にスイカを好んで食べている(ゲーム版の好物とされるマキシムトマトはアニメ版には全く登場しない)。食い意地の悪さは天下一品で、戦闘中に食い意地を貼って窮地に陥った事もあり、敵のナイトメアからも「食べることだけしか考えていない」と評されたほど。ナイトメアがカービィに見せた悪夢の中も食べ物しかなかった。また、一部の食べ物を食すると特殊なリアクションを見せることもあり、最高に激辛のカレーで炎を吹き(29話)、焼き芋を食べてシャックリが止まらなくなったり(73話)(この二つの元ネタはシリーズ一作目であると思われる)、魔獣の作るパイの恐ろしい不味さに食べられなかった(57話)ことなどがある。朝昼晩は村の住人のご馳走にありついており、コンビニの売れ残りを残飯処理として食べていたり(59話)、時にはデデデ城の食堂でワドルディ達と一緒に食事を取る(92話)。ゆえに食事に困ることは一切無い。何処からか大量の野菜を仕入れて来た事もあった(19話)。

15話のロボット犬や30話のガルボ(話の中盤で魔獣と判明)など、自分より小さいものに対しては親切である。ロボット犬には信号の渡り方を教え、ガルボが実の親によって倒された時には怒りをあらわにして自らの意思で果敢に戦うなど、年上としての面倒見の良さや、正義の戦士としての優しさや愛情を見せることもある。

[編集] その他詳細

  • ゲーム版では若者という設定だが、アニメ版では200年早く目覚めてしまった事から赤ん坊として扱われている。
  • ププビレッジのはずれの丘に子供たちが建てたカマクラ型の一軒屋に住んでいる。これは、デデデ大王とのトラブルを少しでも避けるためである(2話)。
  • そのブラックホールのごとき大食いの理由は、アニメ版では体の中に宇宙があるとされている(50話)ため。
  • ゲームと同様空を飛べる(1話など)が、アニメでは「ジャンプ」はあっても「飛行」を行うことは少ない。飛行移動にはもっぱらワープスターを利用している。
  • 基本的にCGだが、まれに手描きで描かれることがある。
  • ゲーム同様マイクカービィに変身するとその強烈な歌声で敵味方問わず苦しめる。最終的にはデデデ城を崩壊させるほどの破壊力を見せた(31話・61話)。しかし本人はその被害の大きさに気付いてないのか、城の崩壊後も楽しそうに歌い続けていた。しかし4コママンガでは「敵を倒せる、僕の歌って・・・」と疑問をいだいているセリフがある。

[編集] 漫画作品

多数の漫画に主人公として登場している。作品によって性格などが大きく異なる。以下で挙げるものの他に、旧エニックス光文社双葉社4コマ漫画を発行している。

[編集] その他

アニメ放送期間中に発行された漫画『星のカービィ デデデでプププなものがたり』にはアニメの宣伝が描かれたが付いていた。

初期の頃は開発スタッフからあだ名としてチンクルとも呼ばれていたらしい。これは開発中のシリーズ第1作の題名『ティンクル・ポポ』をもじったもの。のちに同じく任天堂発売のゲーム『ゼルダの伝説』シリーズにチンクルというキャラクターが登場しているが、全く関係はない。

[編集] 参照

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  1. ^ 『星のカービィ 夢の泉の物語 任天堂公式ガイドブック (ISBN 4-09-102425-4)』 開発スタッフインタビューより。
  2. ^ 人気キャラ・カービィの魅力に迫る! カービィの生みの親・桜井政博さん(HAL研究所)突撃インタビューより。
  3. ^ スマブラ券!! アンケート集計拳!!より。カービィのプロフィールについての質問があり、桜井本人が自分で考えたことを肯定している。
  4. ^ 人気キャラ・カービィの魅力に迫る! カービィのプロフィール大公開 より。
  5. ^ スマブラ拳!! カービィ:最後の切りふだ (2007年10月9日)より。
  6. ^ アニメ第32話より。
  7. ^ 速報スマブラ拳!! アンケート集計拳!!より。
  8. ^ スマブラ拳!! カービィ(2007年6月7日)より。
  9. ^大乱闘スマッシュブラザーズDX』の同フィギュア説明文より。
  10. ^ 日本では1999年1月21日に発売。星のカービィシリーズにおいてカービィに声が付いた初めてのゲームは、日本では2000年3月24日に発売された『星のカービィ64』である。

最終更新 2009年11月13日 (金) 17:45 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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