カーロケーションシステム

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カーロケーションシステム(カーロケータシステム)は、日本警察が導入している、警察用緊急自動車等(警察車両)の現在位置や活動状況等を各々の地域の通信指令センター(通信指令室)等の「地図端末装置」にリアルタイムに表示するシステムである。俗に、「カーロケータ」、「カーロケ」と呼ばれる。

また、警察車両に搭載したカーナビゲーションに、周辺を走行する警察車両の位置をお互いに表示できる「チームナビ」が導入されている地域もある。「チームナビ」の導入によって、車両同士の位置確認が容易になるのに加え、通信指令センター等から各車両のナビ画面に文字情報を表示させることができる。また、現場で撮影した逃走車両の写真や犯人の似顔絵などを送受信でき、視覚的な情報を共有することもできる。これにより、正確な事案情報の確実な伝達や効率的な追跡活動等が期待できる。

補足として、ここで言う警察車両とは、「パトロールカー」等の警察用緊急自動車のことである。

[編集] 概要

各々の地域の通信指令センター等が警察車両の現在位置や活動状況を即時に把握できるため、110番入電時に現場に最も近い臨場可能な警察車両を指名して臨場させるなど、110番通報に対する迅速かつ的確な対応ができる。また、「チームナビ」導入地域では、警察車両同士がお互いの現在位置や活動状況等を即時に把握できるため、効率的な追跡活動等が期待できる。

以前は「パトカー動態表示システム(無線自動車動態表示システム)」と呼ばれる、407.725MHzの周波数を使用した方式のカーロケーションシステムが多くの地域で実用化されていた。レーダー探知機には、この電波(407.725MHz)を検知して、パトカーなどの警察車両の接近や通過を知らせる機能を持つものもある。また、交通取締用警察車両等は、接近や通過を知られると適正な取締を行いにくいため、カーロケの電波(407.725MHz)を一時的に切っている場合もある。

[編集] 新型カーロケについて

以前、神奈川県において、ATM破壊(窃盗)犯がカーロケの電波(407.725MHz)を「警察車両の接近や通過を探知できる装置」で検知し、検挙を逃れるという事件が発生した。この事件により、無線自動車動態表示システム(407.725MHz方式)の犯罪への悪用(窃用)が表面化した。そのため、広帯域受信機レーダー探知機等で検知しにくい、新型カーロケ(パケット通信方式やAPR重畳方式のカーロケ)が全国的に導入された。それにより、新型カーロケに完全移行した地域では、レーダー探知機等の警察車両の接近や通過を知らせるカーロケ電波受信(407.725MHz受信)機能が働かない。その上、新型カーロケに用いられているパケット通信およびAPRの性質より、新型カーロケの受信機は複雑(回路点数やソフトウェアプログラミングが増える)で非常に高価になる。それ故、新型カーロケを探知できるレーダー探知機等は、現時点では販売されていないし、これからもずっと販売されない可能性が高い。なお、ほぼ全ての都道府県に新型カーロケが導入されている。ただし、全ての都道府県が新型カーロケに完全移行しているわけではない。また、すべての警察車両にカーロケ端末が搭載されているとは限らない。それに、カーロケションシステムの運用がなされているか公表されていない地域もある。

最終更新 2009年9月7日 (月) 14:06 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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