ガリア戦記

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18世紀出版の『ガリア戦記』

ガリア戦記』(ガリアせんき、Commentarii de Bello Gallico)は、ガイウス・ユリウス・カエサルが自らの手で書き記したガリア戦争の遠征記録。

指揮官カエサル自らが書いた本書は、簡潔・明晰かつ洗練された文体で書かれたラテン散文の傑作であり、文筆家カエサルの名を不朽のものとした。もともとはカエサルの元老院への戦況報告の体裁を取っていたと考えられ、文中において自己に言及するときはカエサルもしくは三人称で書かれていることが特徴である。また文中の所々にガリア人ゲルマン人の風俗についての記述があり、研究上の重要な史料と位置付けられている。

題名は、カエサルが刊行した当初は、中世の写本などから『ガイウス・ユリウス・カエサルの業績に関する覚書』 C.Iulii Caesaris Commentarii Rerum Gestarum であったと考えられているが、ルネサンス以降の刊行における題名は『カエサルのガリア戦争に関する覚書』 Caesaris Commentarii de Bello Gallico であり、さらに省略されて現在流布している題名になった。

[編集] 構成

本書は全8巻から成り、紀元前58年から同51年にかけて8年間にわたるガリア遠征について記述している。なお、第8巻のみカエサルに代わりアウルス・ヒルティウスが執筆している。

[編集] 日本語訳

ウィキソース
ウィキソースガリア戦記の原文があります。
ウィキブックス
ウィキブックスガリア戦記関連の教科書や解説書があります。
  • 『ガリア戦記』 近山金次訳、岩波文庫、1964年。改版2008年04月
  • 『ガリア戦記』 國原吉之助訳、講談社学術文庫、1994年。
  • 同文庫で、続篇『内乱記』も刊行、1996年

[編集] 参考文献

  • 高橋宏幸 『カエサル「ガリア戦記」 歴史を刻む剣とペン』 (書物誕生:岩波書店、2009年)
  • ケルト文明とローマ帝国 ガリア戦記の舞台』 (「知の再発見」双書創元社、2004年) 
フランソワーズ・ベック、エレーヌ・シュー、遠藤ゆかり訳、鶴岡真弓監修 
小林朋則訳 本村凌二監修 (中央公論新社、2006年) 
新潮社全2巻 1995-96年、新潮文庫全6巻、2004年)  

最終更新 2009年11月10日 (火) 14:05 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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