ガンダムMk-III

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ガンダムMk-III(ガンダムマークスリー、GUNDAM Mk-III)は、アニメ『機動戦士Ζガンダム』から派生した『Ζ-MSV』において設定された架空の兵器。(型式番号:MSF-007(MSA-007)) 本項では、他の「ガンダムMk-III」と呼ばれる機体及び「ガンダムMk-IV」も同時に扱う。

  • (注1:「III」はローマ数字の3、「IV」はローマ数字の4である。)
  • (注2:なお、本項では同名の機体が多いため、一部のモビルスーツの名称と型式番号を併記する。)

注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] ガンダムMk-III

諸元
ガンダムMk-III
GUNDAM Mk-III
型式番号 MSF-007(MSA-007)
所属 エゥーゴ
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
全高 22.0m
頭頂高 19.5m
本体重量 32.1t
全備重量 48.2t
出力 2,022kW
推力 107,500kg
センサー
有効半径
11,500m
装甲材質 ガンダリウム合金
武装 肩部ビームキャノン兼ビームサーベル×2
シールド付属ビームサーベル×2
ビームライフル
シールド

Ζ-MSV』に登場する、エゥーゴの試作モビルスーツ。

当初、アニメ『機動戦士Ζガンダム』ではティターンズの機体として登場予定であったが、「モビルスーツが多すぎる」として没になった、と放映当時のアニメ雑誌アニメック』には書かれている。この時点でデザイン作業が行われたかは不明。一般に知られるガンダムMk-IIIの初出は、みのり書房発行のアニメ雑誌月刊OUT」1985年9月号において藤田一己が描いたアドバンスドガンダムADVANCED GUNDAM)である。後にこれを基にして小田雅弘が大日本絵画発行の模型雑誌モデルグラフィックス』でアレンジしたものがガンダムMk-III "イグレイ"(型式番号:RX-166)であり、藤田自身がバンダイ発行の雑誌『B-CLUB』でアレンジしたものが一般に知られるガンダムMk-IIIである。

また、『モデルグラフィックス』では、アドバンスドガンダム以前に独自のガンダムMk-IIIの展開も行っており、こちらはガンダムMk-III "ハーピュレイ"(型式番号:RX-272)として知られる。こちらは可変モビルスーツとしてデザインされており、『機動戦士ガンダムΖΖ』の企画時にも、ΖΖガンダムのデザイン案の一つとして提出されている。

Ζ計画の一環として、エゥーゴが強奪したティターンズのガンダムMk-IIを、アナハイム・エレクトロニクス社のフジタ博士が研究し、その結果開発された機体である。型式番号の "F" はフジタ博士の頭文字である。 ガンダムMk-IIのムーバブルフレームの技術はΖ計画に大きな影響をもたらしたが、欠点もあった。その欠点を改修しより人体に近いムーバブルフレームを搭載。ジェネレーター、武装は新規設計となっている。

本機の発展型としてORX-012(MSF-008)ガンダムMk-IVが開発されている。

デザイン
メカニックデザインは藤田一己。藤田自身が描いたアドバンスドガンダムをリメイクしたもの。藤田版のガンダムMk-IIを基にデザインされているため、アニメ版のガンダムMk-IIにはあまり似ていない。SDガンダムでは型式番号を「MSA-007」と表記されたこともある。
ちなみに、バンダイ発売の玩具「リアルタイプガンダムクロス ナイトガンダム」の素体としても立体化されている。SDナイトガンダムはSD武者ガンダムMk-IIIの後の姿と言う設定から、この玩具では鎧を外すとリアルタイプMk-IIIになる、というものであった。また、GFFでもガンダムMk-IIIは発売している。
バリエーション
ガンダムMk-IIIはエゥーゴ地球連邦軍ティターンズの3勢力にそれぞれ存在する。


[編集] フルアーマーガンダムMk-III

諸元
フルアーマーガンダムMk-III
FULL ARMORED GUNDAM Mk-III
型式番号 FA-007GIII
所属 エゥーゴ
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
頭頂高 19.5m
本体重量 47.2t
全備重量 62.1t
出力 3,040kW
推力 141,200kg
センサー
有効半径
11,500m
装甲材質 ガンダリウム合金
武装 脚部ハイパービームキャノン×2
肩部ビームキャノン兼ビームサーベル×2
シールドキャノン×2
シールドビームサーベル×2
グレネードランチャー×2
ビームライフル

バンダイ発行の雑誌SDクラブ」の企画『大河原邦男コレクション』(M-MSV)に登場する、エゥーゴの試作モビルスーツ。

ガンダムMk-IIIのフルアーマータイプである。フルアーマー装備時も未装備時と機体バランスが変わらないように設計されており、ガンダムMk-IIIの特性を殺さずに火力・推力を飛躍的に向上させている。脚部に巨大なビーム砲を持つ特徴的なシルエットであり、また、両肩にもビーム砲を付けている。メカニックデザインは大河原邦男

[編集] ガンダムMk-III "ヴィクセリオン"

諸元
ガンダムMk-III
型式番号 MSF-007-2(MSA-007-2)
所属 エゥーゴ
建造 アナハイム・エレクトロニクス社
生産形態 試作機
頭頂高 19.5m
本体重量 32.1t
全備重量 48.2t
推力 107,500kg
センサー
有効半径
11,500m
装甲材質 ガンダリウム合金
武装 ビームサーベル兼肩部ビームキャノン×2
ビームライフル
シールド
ビームサーベルウィップ×2
ハイパーメガランチャー
フォールディングナイフ×2

アナハイム・エレクトロニクス社が作り上げたガンダムMk-IIIの2号機。ファーストガンダムの様な顔を持ち、への字の溝が2つある。武器はビームサーベル兼ビームキャノン×2・ビームライフル・シールド・ビームサーベルウィップ×2・ハイパーメガランチャー・フォールディングナイフ×2・ビームライフルを持つ。初出はホビージャパン2006年9月号の作例。サンライズ非公認。

[編集] ガンダムMk-III "イグレイ"

諸元
ガンダムMk-III "イグレイ"
GUNDAM Mk-III EGLEY
型式番号 RX-166
所属 地球連邦軍
建造 地球連邦軍
キリマンジャロ工廠
生産形態 試作機
全高 31.4m
頭頂高 20.6m
本体重量 52.1t
全備重量 88.0t
装甲材質 ガンダリウムγ
武装 ビームサーベル×2
ビームライフル
ハイパーバズーカ×3

大日本絵画発行の書籍『ガンダムウォーズI プロジェクトΖ』に登場する、地球連邦軍の試作モビルスーツ。

ティターンズから提供されたガンダムMk-IIを基に、地球連邦軍キリマンジャロ基地で開発したアドバンスド・バージョンである。装甲がガンダリウムγに換装されたため、本体重量がガンダムMk-IIより軽減され、その為にオプション兵器パーツをより多く装備できるようになった。ガンダムMk-IIは1号機、2号機、3号機と3機ともエゥーゴに奪われたためにティターンズまたは地球連邦軍に詳細なテストデータは残っていない。デザインはエゥーゴのガンダムMk-IIIよりもよりガンダムMk-II寄りのデザインとなっている。

コアファイターを搭載している可能性も挙げられている。

ガンダムMk-III"イグレイ"は3機が開発され、試作のみに終わったものの、同基地製のバイアランに技術は受け継がれている。試作機は後にカラバのキリマンジャロ基地攻略戦によって全て焼失した。

デザイン
メカニックデザインは小田雅弘。藤田一己のアドバンスドガンダムを基にデザインされているため、同じデザインが基の現在よく知られているMSF-007(MSA-007)ガンダムMK-Ⅲと外観は良く似ている。


[編集] ガンダムMk-III "ハーピュレイ"

諸元
ガンダムMk-III "ハーピュレイ"
GUNDAM Mk-III HALPULEY
型式番号 RX-272
所属 ティターンズ
建造 ティターンズ
グリプス工廠
生産形態 試作機
全高 25.9m
頭頂高 22.3m
本体重量 48.9t
全備重量 118.2t
装甲材質 ガンダリウムβ
武装 ビームキャノン×4
ビームサーベル×2
ビームライフル
モビルアーマー形態
全長 30.24m
全幅 17.3m

大日本絵画発行の書籍『ガンダムウォーズI プロジェクトΖ』に登場する、ティターンズの試作可変モビルスーツ

グリプス基地において、ガンダムMk-IIの強奪事件後も独自に開発が続けられていたのがこのガンダムMk-IIIである。型式番号の「272」はグリプス基地で12番目に開発されたことを意味する。ティターンズは当時エゥーゴのΖ計画を事前に察知しており、本機は対Ζガンダム用として、ギャプランの変形機構を参考に開発された可変モビルスーツであった。

ガンダムMk-IIIは、あらゆる作戦にそのまま対応できる汎用機ではなく、その作戦に応じて装備を選択する装備搭載型機体として開発された。1号機が "フリーア"、2号機が "ハーピュレイ"、3号機が "デュライ"、のコードネームで呼ばれ、それぞれ細部の仕様が異なっていたというが、1号機 "フリーア" に関する情報は一切不明である。3号機 "デュライ" はウェイブライディングボードを装備した大気圏突入可能機とされるが、こちらも詳細は明らかになっていない。

一般に知られているのが2号機 "ハーピュレイ" であり、試作機はΖガンダムよりも早く完成したものの、ティターンズでは当時ガンダリウムβの技術が限界に達していたためフレームの耐久性や装甲に難があり、最終的に開発は中止された。

デザイン
メカニックデザインは影山俊之(景山俊之)による読者投稿を元に、岡本英郎がクリンナップを行った。後に岡本によりΖΖガンダムのデザイン案のひとつとして提出されている。


[編集] その他のガンダムMk-III

ガンダムMk-III グーファー
ホビージャパン発行のゲームブック『機動戦士ガンダムΖΖ』三部作に登場。
ガンダムMk-III(サイドストーリー・オブ・ガンダム・ゼータ版)
近藤和久漫画作品『サイドストーリー・オブ・ガンダム・ゼータ』に登場。ティターンズの試作モビルスーツで、ガンダムMk-IIの改修機である。ただし本作はアニメ『機動戦士Ζガンダム』とは完全にパラレルワールドにあたるため注意する必要がある。(型式番号:RX-178R)
騎士ガンダム
SDガンダム外伝 ジークジオン編」の主人公。ガンダムMk-II(エゥーゴ)をモチーフとしており、日本武者のいでたちをした武者ガンダム(SD戦国伝シリーズ)に対し、西洋騎士風の鎧をまとったキャラクターとして活躍する。SD戦国伝シリーズのキャラクターである頑駄無真悪参(ガンダムマークスリー)が雷に打たれて異世界に転移した際に善の心が騎士ガンダム、悪の心がサタンガンダムへと二分したという設定になっている。SD戦国伝シリーズにはのちに子孫である真駆参も登場している。SDガンダム発のキャラクターでありながら、リアルタイプ(非SD体型)のデザインで幾度か商品されており、「リアルタイプガンダムクロス」ではガンダムMk-IIIへ甲冑を装着する事で換装が可能というギミックが盛り込まれていた。

[編集] ガンダムMk-IV

ガンダムMk-IVもガンダムMk-IIIと同様に、複数の雑誌によって独自に設定され、混乱を極めていた。その中でゲームSDガンダム GGENERATION-0』のオリジナルモビルスーツとして登場するものは比較的知名度が高い。

諸元
ガンダムMk-IV
GUNDAM Mk-IV
型式番号 ORX-012, MSF-008
所属 ティターンズ
装甲材質 ガンダリウム合金
武装 ビームサーベル×2
ビームライフル
インコム
シールド

ゲームSDガンダム GGENERATION-0』に登場する、ティターンズの試作モビルスーツである。

カラバへの対抗目的のため、ティターンズがアナハイム・エレクトロニクス社の裏取引により、MSF-007ガンダムMk-IIIのデータを基に、オーガスタ研究所にてアナハイムから出向したフジタ博士がその開発にあたった。 遠隔誘導端末インコムを装備している。

ティターンズによって開発された機体ではあるが、濃紺のティターンズカラーに塗装されておらず、RX-78ガンダムやエゥーゴに渡ってリペイントされたガンダムMk-IIのようなトリコロールカラーに塗装されている。デザインラインがガンダムMk-Vに繋がる。

デザイン
メカニックデザインは石垣純哉。機体は『コミックボンボン』を通しての一般公募だった。初登場時はSD化されたデザインであったが、後に『電撃ホビーマガジン』誌上でリアル版のデザインが公表されている。


[編集] その他のガンダムMk-IV

ガンダムMk-IV B(ガンダムマークフォービー、GUNDAM Mk-IV B
雑誌企画『ウィリアム・A・ブリッジマンの手記』(秋田書店アニメ雑誌「マイアニメ」85年10月号に掲載)に登場する、エゥーゴの試作可変モビルスーツ。
Ζガンダムのプロトタイプの一つ。変形に10分の時間を要したといい、Ζガンダムの開発が困難を極めたことを物語っている。本機を基にΖガンダムの最初の試作機であるΖガンダムMk-I Aが開発された。
メカニックデザインは小林誠

[編集] 参考文献

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月16日 (月) 04:07 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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