ハムスター
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![]() ゴールデンハムスター (Mesocricetus auratus) |
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本文参照 |
ハムスター (Hamster) は、キヌゲネズミ亜科に属する齧歯類の24種の総称。夜行性で雑食性である。肩まで広がる大きな頬袋を持つのが特徴で、飼育・繁殖が容易であるため、ペットや実験用動物として知られている。
目次 |
[編集] 概要
野生ではヨーロッパからアジアの乾燥地帯に分布し、地中に掘ったトンネルで生活しているが、野生のハムスターは数が少なく絶滅が危惧されている。 夜行性とされるが薄明薄暮性である。厚い毛皮をもち、尻尾は小さく、ゴールデンハムスターなどでは、尻尾が毛皮の下に隠れてしまいほとんど目立たない。 主に果実や木の実などを食べる。大きな頬袋をもち、そこに食べ物を詰め込むことができる。体重は、ジャンガリアンハムスターは30-50g、ゴールデンハムスターで80-150g。寿命はジャンガリアンハムスターで2年、ゴールデンハムスターで3年ほどであるが、稀に5年生きた個体などが報告されている。
1956年、ハムスターが風邪に感染することが発見された。それまで、風邪のウイルスに高い感受性を示す小型の実験動物は知られていなかったため、この発見によって風邪に関する研究が大いに発展した。
[編集] 特徴
ハムスターの視力はあまり良くなく、また色盲である。そのため、外界の状況の把握は聴力と嗅覚に頼っている。臭腺の臭いを周りに散布することでなわばりを主張するとされており、特に自身の臭いに非常に敏感である。また、高周波を聴くことができるといわれており、超音波で互いにコミュニケーションしているとも考えられている。[1]
一般に、尾は見えないほど短い。毛の長いハムスターでは隠れてしまうほどである。例外としてチャイニーズハムスターには自身の体長ほどの尾がある。
頬から肩にかけて、伸縮性のある頬袋と呼ばれるエサを収容しておくための袋がある。一杯になるとその袋は2倍から3倍にもふくれ上がることがある。ここに溜めた食料を、自分の巣穴で吐き出して貯蔵するのである。
急激な温度変化、乾燥や日射しには非常に弱い。数10分の日光浴で死んでしまった例もある。また特に温度が低くなった場合、疑似冬眠と呼ばれる、体温が低くなって死んだように眠ってしまう状態になることがある。
また、上記の通り、食性は雑食性である。野生状態では、木の実、穀物、野菜、果物、また昆虫やミールワームなども食べる。飼育時に適したエサについては下記参照。ハムスターは時に自分の糞を食べることがある。これは、一度では消化しきれなかった養分をもう一度吸収するためであり、決して異常行動ではない。
その他、齧歯目に共通した特徴として、2本の門歯が一生伸び続けるというものがある。飼育下では、固い餌を与えるなどして歯を削るようにしてやらなければならない。
[編集] 行動
ゴールデンハムスターは縄張り意識が強く、一般的には一匹で生活する。縄張りを侵すと殺し合いのケンカをすることもある。一方、ドワーフハムスターと呼ばれる小さめのハムスターは、同種であれば2匹以上一緒に生活することもありうる。 野生のハムスターは、一日のほとんどを巣穴の中で過ごし、捕食者を避け明け方と夕暮れの短かい時間のみに餌を探しに出掛ける。しかし、巣穴の中などでは一晩中起きている。ハムスターは穴掘りの能力に優れており、複数の入口に、寝床、食料の貯蔵庫などの様々な部屋が繋っている巣穴を掘ることができる。
[編集] 繁殖
ハムスターが繁殖可能になる年齢は、種類によって異なるが一般的には月齢で1ヶ月から3ヶ月で交配可能となる。メスのハムスターの交配可能な期間はおよそ3年であるが、オスはもっと長いこともある。 規則的な発情期を持つ。4月から10月に、2週間から1ヶ月の妊娠期間の後、10匹前後の子を生む。ゴールデンハムスターは齧歯類の中でも特に性周期が安定しており、メスは4日の周期で発情を繰り返す。 発情したメスは、背中側のお尻周辺を触ったり、甘噛みされると、尾を上げ交尾姿勢を取る。
また、種の違うもの(ゴールデンハムスター×ジャンガリアンハムスター、ジャンガリアンハムスター×キャンベルハムスター等)の交雑は、基本的に不可能であり、妊娠したとしても母体・子供に危険が及ぶ確率が高いので危険であるが、ジャンガリアンハムスターとキャンベルハムスターを交雑させたものは一般のペットショップにも出回っていることがある。
[編集] 分類
- キヌゲネズミ亜科 Cricetinae
- ゴールデンハムスター属 Mesocricetus
- ゴールデンハムスター(シリアンハムスター) Mesocricetus auratus
- ブラントハムスター Mesocricetus brandti
- ラッデハムスター Mesocricetus raddeir
- ニュートンハムスター Mesocricetus newtoni
- ヒメキヌゲネズミ属 Phodopus
- ジャンガリアンハムスター(ヒメキヌゲネズミ) Phodopus sungorus
- キャンベルハムスター(キャンベルキヌゲネズミ) Phodopus campbelli
- ロボロフスキーハムスター(ロボロフスキーキヌゲネズミ) Phodopus roborovski
- カンガルーハムスター属 Calomyscus
- カンガルーハムスター Calomyscus bailwardi
- クロハラハムスター属 Cricetus
- クロハラハムスター(ヨーロッパハムスター) Cricetus cricetus
- モンゴルキヌゲネズミ属 Cricetulus
- バラブキヌゲネズミ Cricetulus baranensis
- チャイニーズハムスター(モンゴルキヌゲネズミ) Cricetulus griseus
- オナガキヌゲネズミ Cricetulus longicaudatus
- チベットキヌゲネズミ Cricetulus kamensis
- タカネキヌゲネズミ Cricetulus alticola
- タビキヌゲネズミ Cricetulus migratorius
- クモリキヌゲネズミ Cricetulus obscurus
- バイカルキヌゲネズミ Cricetulus pseudogriseus
- アルタイキヌゲネズミ属 Allocricetulus
- アルタイキヌゲネズミ Allocricetulus curtatus
- エーフェルスマンキヌゲネズミ Allocricetulus eversmanni
- カンシュクハムスター属 Cansumys
- カンシュクキヌゲネズミ Cansumys canus
- キヌゲネズミ属 Tscherskia
- トリトンハムスター(キヌゲネズミ) Tscherskia triton
- ゴールデンハムスター属 Mesocricetus
[編集] 進化
およそ600万年前には他のネズミ科から種分化していたと見られ、その後ヨーロッパから中国までユーラシア大陸各地に分布する。森林から草原生が多いが、他のネズミ科同様、幅広い環境に適応放散していた。絶滅した化石種も多数発見されている。現生種に近い個体が発見されるようになるのは160万年から数十万年前ほどからで、現在でもユーラシア大陸の各地に生息している。
[編集] ペットとしてのハムスター
ハムスターの中でもよく知られているのが、ゴールデンハムスター(シリアンハムスター)である。ペットとして飼われているゴールデンハムスターは、1930年にシリアで捕獲された1匹の雌とその12匹の仔の子孫が繁殖し、世界中に広まったものである(その後、野生種は発見されていないため、現存するゴールデンハムスターは皆彼らの子孫である)。1931年にロンドン動物園でハムスターが展示・一般販売され、それ以後ハムスターがペットとして飼われるようになった。ちなみにハムスターは生まれて3週間ほどで成体となり、生後2ヶ月で繁殖が可能となる。
近年、体格が小さいドワーフタイプのハムスターが人気を集めている。中でもジャンガリアンハムスターは、1993年9月に国内でペットとして出回り始め[2]、ペットショップでよく見られる。
ハムスターは人によく馴れて飼いやすいため、ペットとしてよく飼われている。親子・兄弟であってもケンカにより死亡することがあるため単独飼育が基本であるが、種類によっては複数飼育が可能である場合もある。縄張り意識が強いため、不用意に手を差し伸べたりすると噛み付いて外傷を負う事がある。 特にメスは気が強いので、オスの方が比較的おとなしく飼いやすい。
ハムスターの運動不足解消として回し車がハムスターのケージに入れられることが多く、1日に5-20kmほど回し車で走る。しかし、回し車を使わない個体もいることも事実である。
日本では1990年代末に漫画『ハムスターの研究レポート』でハムスターブームが起き、その後ハムスターを題材とした漫画やキャラクターなどが大量に作られた。
以下で示す飼い方は特に記述がない限り、市販の飼育本などで書かれている一般的なものである。
[編集] 用意するもの
- ケージ
| 種類 | 長所 | 短所 |
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| 金網タイプ |
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| 水槽タイプ |
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| 爬虫類用ケージ |
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- ハムスターにもよく、飼い主にとっても使い勝手のよいケージとして、爬虫類用のものがある。少々値が張るが、ハムスターの安全と保温、広さ、掃除のしやすさを考えるとハムスターを最初に貰い受けるときにこの爬虫類用のケージを導入することを考えるのも良い。
- 金網ケージはハムスターが上ったあと、力尽きて落下し骨折することがある(ハムスターはネズミと異なり、高い所への昇り降りは得意ではない)。特に歳をとったハムスターには水槽ケージや爬虫類ケージが薦められている。金網ケージの四方をクリアファイルや下敷きなどで「目張り」することで、安全に飼育している飼い主もいる。
- なお、日本の多くのハムスター愛好家が使用している住居として、スーパー、ホームセンター等で衣類をしまう目的で販売されている、「衣装ケース」がある。安く入手しやすく、軽い、保温性がよい、サイズが広いなどの利点がある。キャスター付のものは不意に移動してしまうため、キャスターをはずして使用したほうが安全である。
- エサ入れ
- 陶器製、プラスティック製など様々なものがある。ペットショップで市販されているが、人間が使用している深さのある小さめの食器でも代用できる。また、野菜などの水分のあるものは別にエサ皿を用意しておくとよい。100円ショップの灰皿を代用する事もできる。
- 巣箱
- ハムスターが姿を隠せるような大きさのものを用意する。市販の巣箱でもよいし、ティッシュ箱などを使って作ってもよい。牛乳パックなら防水性があって尿の汚れに対処できる。
- 回し車(ホイール)
- 広いサイズのケージでない場合は運動不足解消の為に設置する事が望ましい。特にドワーフハムスターでは野生の状態では1日に数10kmも走るので設置した方がよい。回し車がはしご状になっているものはハムスターが足を踏み外して骨折をする場合があるので対策をする必要がある。体の大きさに対して大き目のものを選ぶ。走っている時に背中がえびぞりになったり、外に落っこちてしまうものは小さすぎるので使用しない(市販で売られているドワーフ用はドワーフハムスターには小さく、ゴールデンハムスター用はゴールデンハムスターには小さい事が多い)。市販の回し車は直径はドワーフ用で12cm、ゴールデンで16cmが多いが、個体によって大きさを選ぶのがよい。また、回し車の芯にベアリングを使ったものは回す際に出る音が小さくなっている。
- 給水器
- ボトル型の給水器を設置し、毎日新鮮な水を与える。先端に水漏れ防止玉が付いていないものは水漏れに注意する。稀に給水器から水を飲むことを覚えない個体もおり、その場合は深さのある皿に水を入れて飲ませる。ただし、皿がひっくりかえりやすく、水も汚れやすい。水は水道水でよい。ペットの水も市販されているが、それを買うお金で新鮮な野菜を与えたほうがよいという意見もある。
- 床材
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- 針葉樹チップ
- 比較的安価で売られていて購入しやすい。針葉樹チップはハムスターがアレルギーを起こして、皮膚疾患や呼吸器疾患を起こす場合もある。
- 広葉樹チップ
- ポプラやユーカリなどの広葉樹のチップ。針葉樹チップに比べると割高で購入しにくい。アレルギーを起こす心配のない安全な床材である。
- 牧草
- 吸水性が低く、頻繁に交換する必要があり、やや割高である。あまり長すぎないものを用意する。ハムスターが自分で齧って長さを調節できる。草食動物用のエサなので安全な床材でもある。
- 土
- 小動物用のピートモスが売られている。糞尿を分解してくれる作用があるので掃除は楽になるが、ハムスターの健康状態を把握しにくくなる。ハムスターが土に潜ったりするので汚れやすい。また、湿気が篭りやすく、プラスチックのトイレ等の下にカビが生えることもある。ストレスが解消されるためか、毛づやがよくなることもある。ただし、保温性が低いため冬の使用は控えたほうがよい。
- 紙製床材
- 吸水性もよく安全性の高い床材。秋冬向きな床材で、チップや牧草に比べ匂いが少なく、アレルギー反応もでないため安全である。他の床材に比べて割高であるが、お勧めの素材とされる。
- 新聞紙
- 簡単に手に入り安全性も高い床材。インクがハムスターについて汚れてしまう事がある。インク自体は大豆由来の成分であるため誤って口にしても害はない。シュレッダーなどで細かくするか手でちぎって細かくしたものを敷き詰めて使用する。ただし湿りやすいので、特に梅雨場は注意する。
- コーン
- 入手が比較的難しく、価格も高い。さらっとした感触が特徴で春~秋向き。冬は使用を控えた方がよい(他に気温が15℃を下回るような環境)。個体によっては食べることがあり、その場合は通常の食事に差し障るので使用しない。商品によってはハムスターの体毛の油分をとり、毛並みが良くなるものもある。また、土のように(土ほどではないにせよ)掘って遊ぶことが出来る。給水器の水が垂れる部位にカビが生えるので小まめに掃除する必要がある。
- 巣材
- トイレ
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- トイレ砂
- 基本は固まらない砂を使う。遊び場の砂として売られているものの使用も可能。市販で売られている固まるトイレ砂は尿をした後が固まるので掃除がしやすい。しかし、ハムスターが口にすると腸閉塞を引き起こすので、なんでも口にしてしまう個体には使用しない。
- 紙製トイレ砂
- 紙製のトイレ砂。尿をした部分が濡れてわかる。比較的掃除もしやすい。
- 砂場
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- 焼砂
- 公園の砂などはダニなど異物が混入している場合が多いので、砂浴び用の消毒してある砂を購入することが望ましい。ハムスターは水浴びをしない代わりに砂浴びをする事で体を清潔に保つので、ケージの中に砂場を設置できない場合は定期的に砂浴びをさせるとよい。
- キャリー
- ケージ掃除中の待機場所や、通院時などの移動用に用意しておく。ケージと同じように、床材を敷き詰めて飲み水も用意する。あくまでも移動用なので、この中で飼育はしない。
- 温度計・湿度計
- 温度管理、湿度管理の為に用意しておく。通常の温度計と湿度計がついたものでよい。園芸用などで、最高値・最低値の記録できる最高最低温室時計があると1日の中の温度変化、湿度変化がわかり便利である。
- 遊具
- ハムスター用にパイプなどが売られている。パイプの中で寝てしまったりする場合がある。また、分解掃除できないものは不衛生なので使用しない。トイレットペーパーの芯でも可。
- ハムスターボール
- ハムスターが中に入って遊ぶボール型の遊具。ハムスター自身で速度調整をしたり曲がったりする事が困難なので、壁にぶつかったり、落下したりして骨折するおそれもある。使用中にハムスターボールの蓋が開き、脱走することもある。
- かじり木
- 歯の伸びすぎによる噛み合わせの悪くなることを予防したり、ストレス解消にもなる。市販されているが、かまぼこの板や割り箸などでも代用可能。ただし、かじり木を齧ることによって壊すことに楽しさを覚えてしまったり、歯を痛めてしまうなどの説もある。
[編集] エサ
[編集] 主食
市販の固形ペレットを与える。 粗たんぱく質が16.0%以上のものが好ましく、個体にあわせ、適切な粗脂肪の量のペレットを与える。ネット通販で実験動物用のペレットが手に入り、栄養価も高く、人気がある。 また、ミックスフード類はいろいろ入っており便利だが、主食としてはあまり向かない。(ペレット入りのミックスフードもあるが、ペレットの量が少ない場合が多い。また、ミックスフードは小型用もあり、ジャンガリアンやドワーフにはOK)。時折、”ハムスターの主食”と題した商品の中でお菓子としかいえないものもある。成分をよくチェックすること。
あまり多く与えてはいけないので注意すること。
[編集] 副食・おやつ
- 穀類
- 野菜
- 果物
- 動物性たんぱく質
- 種子類
- その他
- 市販のビタミン剤や乳酸菌錠剤。ハムスターの健康状態によって必要ならば与える。
[編集] 与えてはいけない食べ物
餌として適していないもの(トイレ砂やその他食用してはいけないもの)
[編集] 保温と保冷
ハムスターにとっての適温は20℃から25℃くらいとされている。室温が30℃を超えたり、15℃を下回ったりしないようにする。また、1日の気温差が10℃以上にならないようにする。
エアコンが使用できる場合はエアコンを使って温度調整をする事が望ましい。ただし、エアコンの風がケージに直接当たらないようにする。エアコンが使用できない場合は、保温、保冷が必要である。
特に日本では容易に15℃を下回るため、寒い時期はペット用のヒーターを使用したり、ケージをダンボール箱で囲むなどして保温する。ヒーターを使う場合は暑くなりすぎないようにし、逃げ場となる場所が出来るように設置する。手軽な保温として、いらなくなった靴下を与えることも有効である。このとき入り口となるところのゴムを切っておくとよい。使い捨てカイロを使う方法もあるが、袋を破られる可能性があるためメーカーから販売されているカバーに入れて使うとよい。冬場の保温にはペットヒーターやエアコンが必要不可欠であるという意見もある。
暑い時期は、保冷剤等をケージの上に置く事で保冷する事ができる。この際、ケージ内に水が滴り落ちたり湿気が篭ったりしないようにする。ただし、ペットボトルに水を入れて凍らせたものは避けた方がよい。ペットボトルは冷凍させると破裂することがあり、破裂に気付かず使用すると溶けた氷でゲージ内が水浸しになる恐れがある。
[編集] 繁殖
ゴールデンハムスターは齧歯類の中でも特に性周期が安定しており、メスは4日の周期で発情を繰り返す。 発情したメスは、背中側のお尻周辺を触ったり、甘噛みされると、尾を上げ交尾姿勢を取る。 その時に交尾に成功すれば17日後に2-8匹程度の仔が産まれる。 出産後のメスは過敏になり、構い過ぎると仔を食殺してしまうので、出産後10日間はケージに布をかぶせてそっとしておく。
一度に大量の仔が生まれるため、飼い主は事前に子供の里親や自分で飼う準備などをしておく必要がある。兄弟であってもケンカをするため、ハムスターの数だけケージが必要になる場合も多く、無責任に生ませてはいけない。
また、種の違うもの(ゴールデンハムスター×ジャンガリアンハムスター、ジャンガリアンハムスター×キャンベルハムスター等)の交雑は、基本的に不可能であり、妊娠したとしても母体・子供に危険が及ぶ確率が高いので危険であるが、ジャンガリアンハムスターとキャンベルハムスターを交雑させたものは一般のペットショップにも出回っていることがある。
[編集] ハムスターの病気
ハムスターの病気が発覚したときは、すでに症状が進行してしまっている事が多く、ハムスターが健康なときから係り付け医を見つけておいて、すぐに対処できるようにすることが大切であり、生き物を飼う上での責任でもある。 病気対策は予防が基本である。ちゃんとした食事を与え、水も毎日取り替え、ケージ内も清潔に保っておく。特に肥満は体の小さいハムスターにとって心臓への負担が大きい。肥満の程度は個体によっても異なる。
[編集] ハムスターが原因となる人間の病気
ハムスターに噛まれたりする事で、人間がアナフィラキシーショック(急性アレルギー反応)を引きおこす事が知られている。 2004年9月に日本人の男性がハムスターに噛まれたことによりアナフィラキシーが発生、更に持病であった気管支喘息を誘発し死亡した例がある。
[編集] 対策と注意点
- 掃除をこまめにする。
- ハムスターに触れた後は手をよく洗う。
- 気管支喘息や皮膚炎などアレルギー性疾患を起こした事がある人は注意して接する。また病院でハムスターアレルギーであるかを検査してもらう。
- アレルギーがある人は出来るだけハムスターを飼わないようにする。
- やむをえずアレルギーを持っていて、ハムスターを飼う場合には直接手でハムスターに触れないようにゴム手袋や軍手などをして扱うようにし、ハムスターのケージ内を掃除する場合もゴム手袋や軍手及びマスク等を着用する。もしくは直接ハムスターに触れる場合のみ家族に任せて間接的な世話をする。
[編集] 脚注
- ^ Fritzsche, Peter. 2008. Hamsters: A Complete Pet Owner’s Manual. Barron’s Educational Series Inc., NY.
- ^ 『ジャンガリアンハムスターの飼い方 ハムスターの種類』http://hamu.onushi.com/boukann/a.html
[編集] 参考文献
- 『ハムスターのお医者さん : ハムスターパラダイス』(主婦と生活社、中村ちはる監修、 ISBN 4-391-12321-5)
- 『ハムスターの上手な育て方—ハムスターパラダイス(2) 』(主婦と生活社、中村ちはる監修、 ISBN 4-391-11993-5)
- 『ハムスターの気持ちが100%わかる本—幸せな飼い主になるための「快適同居」図解辞典』(青春出版社、 ミニペット倶楽部 、ISBN 4-413-06262-0)
- 『ハムスターの気持ちが100%わかる本(2)ドワーフ編』(青春出版社、 ミニペット倶楽部 、ISBN 4-413-06299-X)
- 『ハムスター : ハムスターの飼育・医学・エサ・生態・歴史すべてがわかる』(スタジオ・エス、長坂拓也, 石橋徹監修、ISBN 4-921197-11-3)
- 『小動物ビギナーズガイド ハムスター』(誠文堂新光社、大野 瑞絵著、井川 俊彦写真、ISBN 978-4-416-70657-2)
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
最終更新 2009年11月27日 (金) 20:33 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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