カノン砲

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ソ連軍が第二次世界大戦で使用したML-20(M1937) 152mm加農榴弾砲
1953年に行われたW9核砲弾の実験。M65 280mmカノン砲で発射。核出力は広島に投下されたのと同じ15kt。

カノン砲(-ほう)は、大砲の一種。同口径の榴弾砲に比べて、砲口直径に対する砲身長(口径長)が長く、高初速、長射程である。日本語では「カノン砲」と言い、漢字では加農砲と表記する。これはフランス語の"canon"から来ている。なお同じ単語に由来する英語の"cannon"に対する的確な訳語は大砲であり、「カノン砲」に対する正しい英語訳は、"gun"である。

テレビのクイズ番組、スポーツ等の大会でも使用されている祝砲で、優勝の決定や王者が誕生したと同時に作動し、大量の紙吹雪で祝福するものもそのように呼ばれているが、本項で解説される「カノン砲」とは全く関係がない。

目次

[編集] 歴史

カノン砲は16世紀から17世紀の間は弾丸重量42ポンド以上の大口径滑腔砲の呼び名として用いられた。また、半カノン砲(Demi-cannon)という砲は弾丸重量は32ポンドであった。

その後、榴弾が発明され三十年戦争を機に野戦においても大砲が多用される様になると榴弾を曲射弾道で撃ち、又、野戦に便利な様に砲身をある程度短くするなどした砲は榴弾砲、これまでの様に砲丸や散弾・榴散弾による直射を主に行う大砲はカノン砲と区別して運用されるようになった。

時代が下り、カノン砲でも曲射を行うようになり、第二次世界大戦頃までは、カノン砲は40口径前後、榴弾砲は25口径前後と口径長で区別されるようになった。

現在では長砲身の榴弾砲(Gun-howitzer:この種の砲だけを指す適切な訳語はまだ付けられていない)の出現により、両者の区別は事実上なくなっている。

[編集] 特徴

砲弾に緩焼性の比較的高い多量の火薬を用い、射角45度以下の低い弾道で遠距離射撃が可能で、反対に近距離から目標を直接照準で砲撃することも可能でもある。

弾道が榴弾砲と異なり、高初速で低伸することから敵に射撃位置が察知されにくい。そのため、しばしばゲリラ的戦術による砲撃に用いられた。例としてガダルカナル島の戦いにおいて「ピストル・ジョー」と呼ばれた日本軍の九二式十糎加農砲による飛行場ゲリラ砲撃や、ルソン島での一式砲戦車によるゲリラ砲撃があげられる。

[編集] カノン砲一覧

[編集] 第一次世界大戦


[編集] 第二次世界大戦



[編集] 第二次世界大戦後


[編集] 関連項目


最終更新 2009年10月4日 (日) 11:54 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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