宇宙海賊キャプテンハーロック

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宇宙海賊キャプテンハーロック』(うちゅうかいぞく-、Space Pirate Captain Herlock[1])は、松本零士原作の漫画、並びにそれを原作とする同一タイトルのテレビアニメ。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


目次

[編集] あらすじ

西暦2977年[2]、退廃し堕落した人類の住む地球に、宇宙から材質不明の謎の巨大物体が落下してきた。その物体は黒色で球形をしており、表面にはマヤ文明象形文字風の意匠が円形に刻まれていた。地球政府が無視したそれは「マゾーン」という宇宙からの侵略者が打ち込んだ、惑星の所有を誇示する「ペナント」であり、その危険を警告しようとした台羽博士や、親友であるクスコ教授は侵入していたマゾーン達によって殺される。辛うじて生き延びた台羽博士の息子・正は、マゾーンに何ら手を打とうとしない地球政府に見切りをつけ、宇宙海賊として知られていたキャプテンハーロックの宇宙戦艦アルカディア号に乗り込む。台羽正という新たな仲間を加え、ハーロック及び40人の海賊[3]とアルカディア号による、謎の侵略者マゾーン達との戦いが始まった。

[編集] 作品解説

腐敗した地球に見切りをつけ、大宇宙に己の旗を掲げる宇宙海賊・ハーロックを中心とするスペースオペラである。主人公のハーロックは、本作の他にも数々の松本零士の作品に重要キャラクターとして登場する。1977年 - 1979年にプレイコミックにて連載され、未完のまま終了。秋田書店より単行本で全5巻、愛蔵版・文庫版で全3巻に収められている。

元々テレビアニメーション企画として松本が提案したがすぐには実現せず、プレイコミックでの漫画連載が先行して始まった。企画は松本が主宰する「零時社」で行われ、アルカディア号などのデザインでスタジオぬえが参加していた。企画の背景には、松本も関わった『宇宙戦艦ヤマト』の爆発的ブーム、さらには『スターウォーズ』を中心としたSFブーム、また全盛期であったロボットアニメに代わる分野の開拓があった。

[編集] 本編で語られなかったこと

この作品は新書版単行本にして5巻続き、マゾーンとの闘いに決着がつかないまま「第一部完」として未完の状態であり、詳しく語られなかった設定も多い。中でも重要なものとして、名前しか出ていない親友トチローの存在がある。

二人の出会いについては作品によって設定が分かれているので確定はできないが、先祖から何らかの因縁があったらしいことは共通している。いずれにせよ、トチローは技術者としては超一流で、アルカディア号の設計と建造に携わったほか、滅亡した文明の宇宙船とされるクイーン・エメラルダス号の修理にも携わっている。その後、「宇宙病」がもとでトチローは死に、アルカディア号の中央大コンピュータに宿る魂となり、ハーロックと共に宇宙を旅することになる。

他にもエメラルダスメーテルとの関係など、本編を読んだだけでははっきりしない設定が多い。

[編集] 年代設定による『銀河鉄道999』との整合性

本作は『銀河鉄道999』(漫画少年キング版、テレビ版、劇場版長編2作、以下『999』)より後の時代設定の物語であり、寂れた惑星ヘビーメルダーで『999』の賑わっていた頃を回顧するシーンでは、ハーロックが酒場のマスターに星野鉄郎やメーテルがここを訪れたかを尋ねる場面(台詞中の鉄郎の字が誤植により哲郎に変わっている)もある。しかし、『999』劇中で登場する戦士の銃の刻印はPATENTED 1.25.2979となっており、『999』の年代設定が本作の年代設定2977年より後となっているため矛盾が生じている他、本作の方がトチローの死などの描写から『999』より時系列的に後とはいえ、そのテレビ版では年代設定が第1話において西暦2221年とされたために、『999』テレビ版と本作では700年以上の開きが生じている。

[編集] 登場人物

詳細は「宇宙海賊キャプテンハーロックの登場人物」を参照

[編集] 登場メカニック・建造物

[編集] 艦船

アルカディア号
ハーロックの乗艦にして本作の主役メカ。ハーロックの友人・大山トチローの手で設計された全長400mの海賊戦艦。武装は主砲パルサーカノン、速射砲スペースバスターなど。艦首に内蔵されたラム(衝角)を突き出して敵艦を貫通することもできる。艦載機はスペースウルフ、ボレットなど。
本作のアニメ終了後に公開された『999』劇場版では船体色を青から緑に変更し、船首を始めとしてデザインも大幅に変更されたアルカディア号が初登場した。

詳細は「アルカディア号」を参照

クイーン・エメラルダス号
トチローの恋人エメラルダスの船だが、ミーメによれば「破壊され宇宙の原子にかえって消えた船」とのことであり、本作に登場したものはマゾーンの心理作戦による偽物だった。
多くの作品で飛行船に似たデザインで描かれることが多いが、本作ではデザインが異なる。また、アニメ版には登場しない。

詳細は「クイーン・エメラルダス号」を参照

デスシャドウ号
ハーロックのかつての乗艦。原作の終盤、トチローの墓がある惑星ヘビーメルダーの砂の上に突き刺さった状態で登場。アニメ版には登場しない。

詳細は「デスシャドウ号」を参照

ブレーブス号
アニメ17話で登場する、地球防衛軍宇宙海軍の戦艦。艦長は山中で、アルカディア号乗組員の魔地もかつては彼の部下としてこの戦艦に搭乗していた。
伊一六八型潜水艦戦艦武蔵
第二次世界大戦で日本軍が使用した実在の艦船。アニメ13話および映画『アルカディア号の謎』でマゾーンの兵器として登場。バミューダ海域に海底基地を持つ魔女アマンはこれらを使用してアルカディア号及び地球防衛軍の戦闘機を攻撃した。原作ではアルカディア号を攻撃した潜水艦がディーゼルエンジンで駆動すること、火薬を使用した魚雷を発射したことまでは判明したものの結局その正体は不明のままであった。武蔵は登場しない。  
宇宙空母ゾネス
マゾーンの主力戦闘艦で、原作第1話冒頭から登場している。アニメ版の後期オープニング冒頭では、台羽らが乗るアルカディア号の艦載機からの攻撃により、ゾネスが惑星の地表に墜落する場面から始まる映像に変更されている。
マゾーン主力戦闘母艦
アニメ版で登場、円盤の上に艦橋を備えたデザインとなっている。前期オープニング冒頭では、これがビームによって破壊される場面から始まる。
古代戦艦ピラミッダ
アニメ版で登場するマゾーンの戦艦。全長は約1200m[4]。船体はさびた鉄のような色をしており、ピラミッドに似た形の艦橋を3つ備える。12話ではアレルギアスが、32話ではダイネスが乗艦として使用。
首都母艦ドクラス
ラフレシアの乗艦にしてマゾーン艦隊の旗艦。全幅5kmの巨体を誇り、マゾーン船団中最大最強のエネルギーを持つ。海賊島のコンピューターを使用してゾルから提供されたコスモグラフ記憶機の解析を行ったものの、艦影をつかむことはできなかった。原作ではその姿を見せることはなかったが、松本の筆でドクラスの初期設定画が描かれており、ロマンアルバムで確認できる。
遠くから見ると白く光る巨大な菱形に見える。真上あるいは真下から見ると円状になっており、その外周(赤道)部には多数の高層建築物と16個の八面体(四角錐を上下に張り合わせたもの)が均等に配されている。
アニメ40話の最後、「ハーロックに小手先の戦術は通用しない」と判断したラフレシアにより、その全貌を現した。舷側にエネルギー吸収装置を装備しているため、ビーム砲による攻撃は無効化される。

[編集] 艦載機・宇宙艇など

スペースウルフ
アルカディア号の艦載機で、コクピットは単座式。宇宙空間でも使用可能な戦闘機で、モチーフは第二次世界大戦中のドイツ空軍機「フォッケウルフ Fw190D-9」。武装は機首上部の75mm大口径パルスレーザー砲2門と、両翼にバルカン砲各2門で計4門を備える。アニメ版でのカラーリングは白・青・赤を基調としたトリコロールカラーとなっている。
劇場アニメ『わが青春のアルカディア』でも登場しているが、こちらはカラーリングが実在の戦闘機を意識したものとなり、下部尾翼が廃されている。
コスモウイング
アニメ版に登場。アルカディア号の艦載機で、ボレット支援のための中型輸送艇。先端部が開閉し、各ボレットを放出する。
ボレット各種
アニメ版に登場。後期オープニング冒頭では、冒頭でボレットやコスモウイングが登場するものに映像が一部差し替えられた。
ボレットZ
中型の宇宙艇。機体前部にボレット1号、2号を1機収容可能。偵察、戦闘、爆撃、救命活動など汎用性に富んだ仕様となっている。
ボレット1号
単座式の小型機。アニメでは主に台羽が搭乗。
ボレット2号
地中潜行用メカ。機首側に配された2本のドリルで地中を掘り進むことが可能。8話では、切田の攻撃で逃げ場を失ったハーロック達を救出する場面で登場。宇宙空間での使用も可能で、41話では艦を任されたヤッタラン以外はボレット2号でマゾーン旗艦ドクラス内部に突入した。
ボレット3号
キャタピラの付いた地上走行用マシン。タカトクから発売されていた玩具では、ロマンアルバムP106にて三輪式高速斥候用バギーとして紹介されているものをボレット3号として発売していた。
ボレット4号
6輪車。3号と共に地上探索などの用途で利用された。
マゾーン急爆戦闘機
アニメ版で登場。緑色をしたマゾーンの主力戦闘機。41話ではアルカディア号に特攻して、次々に散っていった。
ゾルの小型艇
ゾルがアルカディア号に侵入した際に使用したカブトガニ型の小型艇。原作に登場したゾルの2人の息子達も同型のものを使用している。アニメ24話では「流星号」という流星のマークが付いた同型のメカをゾルの息子ゾルバとマゾーンのルシアが駆け落ちのために使用している。
劇場アニメ『さよなら銀河鉄道999』でも同型のメカが登場しているが、そちらは大型艦サイズ。
マゾーン移民船
アニメ版で登場。マゾーンのキャラバンで使用されている市民船で、上下にピラミッドを張り合わせたような形をしている。戦闘艦と違い特に武装は施されていない。マゾーン一般市民を収容しているものの他に、40話ではトカーガ族を収容したものも登場した。
『999』アニメ23話でも、同型のメカが登場している。
転移艇(ワープボート)
トカーガ星で反乱を起こしたトカーガ人を鎮圧するべく派遣したマゾーンの宇宙艇。メール、フィメール、マナムーメが使用。ラフレシアはこれとは別に同型の宇宙艇をトカーガ星を訪れたアルカディア号の迎撃にあたらせようとしていた。
『999』アニメ13話でも同型のメカが登場している。

[編集] 海賊島

ハーロック達の根拠地であり、いわゆる秘密基地。いずれもトチローの手で設計された。

第1海賊島
小惑星に扮した、ハーロック達の根拠地の一つ。原作では内部に海岸の立体映像を映し出す部屋があり、ミーメの弁によれば「ハーロックとトチローの血と汗と涙の思い出がある小惑星」とのことだったが、マゾーンの心理作戦によって親友とその恋人の思い出を汚されたことに怒りを憶えたハーロックの手で破壊された。
アニメでは内部に倉庫があり、ハーロックは地球に食糧難が来た時に備え、地球へ物資を運ぶ輸送船から略奪した食料を溜め込んでいた。また、実際の海岸を再現したようなプールと砂浜があり、台羽や有紀たちが楽しいひと時を過ごしていたが、マゾーンの罠により海賊島は内部から破壊される。アルカディア号は海賊島内に閉じ込められそうになるが、間一髪のところで脱出した(6話)。
第2海賊島 自動変形小惑星デスシャドウ(デスシャドウ島)
ハーロック達のもう一つの根拠地。ハーロック曰く「軌道を持たない自由小惑星」で、アルカディア号の後方12宇宙キロに位置し、付かず離れず寄り添って移動している。ハーロックによれば、何個かの良質な表面を持つ天然の小惑星を内部加工して組み合わせたものだという。
内部にはアニメ版の第1海賊島同様に実際の海岸を再現したようなプールと砂浜があり、室内にもかかわらずあたかも青空が広がっているように見える。食糧の自給を考慮し、このプールでは魚のほか、アンタレスガニという人間よりも遥かに巨大になるカニが養殖されている。また、島内には分析室があり、アルカディア号の分析コンピューター以上の処理能力を持つ大コンピューターが設置されている。このほか、ハーロックの弁によれば独立した居住区もあるとのことである。
デスシャドウ島内にはアルカディア号の予備パーツやオプションパーツが置かれており、必要に応じてパーツ交換が可能。また、島内でアルカディア号の修理なども行っている。
トチローの設計思想や嗜好などが反映されており、海岸は熱帯のような気候に調整されているほか、島の表面には歩いて内部に入ることのできる穴がある。
アニメ19話では、新星群の重力圏にとらわれたアルカディア号を収納、同艦の操縦系と連結することでデスシャドウ島の操作が可能となっており、アルカディア号はこれにより前方にある恒星の重力圏を離脱、衝突の危機を回避している。同じ名前をもつ反物質重力星・デスシャドウが作中に登場しており、原作では第2海賊島がこの惑星と同じ名前であることについての言及はないが、アニメ22話では第2海賊島の名は、この反物質重力星にちなんでトチローにより命名されたことがハーロックの弁で語られている。

[編集] アニメ

1978年に東映動画によりアニメ化され、テレビ朝日系にて全42話が放映された。未完のままの漫画版に対して、アニメオリジナルでストーリーが完結している[5]。ナレーターは柴田秀勝で、次回予告のナレーションは神谷明が行っている。また、テレビアニメ放映中の1978年7月22日から東映まんがまつりの1本として劇場アニメ『宇宙海賊キャプテンハーロック アルカディア号の謎』が公開されている。これはテレビアニメ13話をベースに新作場面を追加した34分の再編集作品である。

監督はりんたろうで、プロデューサーの田宮武、メイン脚本の上原正三とともに『アローエンブレム グランプリの鷹』からのシフトであった[6]。りんは、1979年には本作のハーロックも登場する劇場アニメ『銀河鉄道999』を監督している。これは本作第1話の試写会で感動の涙を流した東映動画社長の指名によるものである[7]

りんや上原らのアニメスタッフにより大幅な脚色が加えられ、原作にはいないトチローの娘「まゆ」が創作された。このまゆの存在がハーロックが地球を守る理由付けになっている。これは「ハーロックの哲学」に関わる問題であり、この「改変」をめぐって、松本とスタッフ間で激論が行われたという逸話が残る。結果的には、アニメスタッフ側の熱意に松本が折れる形で承認を取り付けたという。初期脚本では「民子」とされていたトチローの娘を「まゆ」としたのも松本だった。ハーロックが地球を守る理由を示す「まゆ」と共に、対立軸となる敵役の切田長官もアニメオリジナルキャラクターとして加えられ、原作よりさらに視聴者に理解しやすい作劇の作品となった[6]

監督のりんたろうは本作を特集したロマンアルバムでのインタビューにおいて、ハーロックと台羽という2人の男を通じて40代の男と若い20代の男の価値観の違いを表現できたらと考え、2人の男のタイプの違いをもっと作中に出したかったことを語っている。また企画の田宮武は後年、本作をやっていた当時を振り返って自分がマニアに目がいってしまっていたことを述懐している[8]

サウンドトラック『交響組曲宇宙海賊キャプテンハーロック』(CQ-7005)はオリコンLPチャートで最高9位[9]を記録した。メインスポンサーはタカラタカトクトイスで、両社により玩具を中心とした商品展開が行われた(後述)。

本作の放映終了後にハーロックを主役として東映動画が制作したアニメ作品には、1982年の映画『わが青春のアルカディア』と、その続編となるテレビアニメ『わが青春のアルカディア 無限軌道SSX』がある。

[編集] 国内と海外での反響

裏番組が、『まんが名作劇場 サザエさん』(フジテレビ、関東地区のみ)と『シャープ・スターアクション』(日本テレビ系列)という強敵番組で、平均視聴率6.9%と当時のゴールデンタイムのアニメとしてはかなり低かったが、熱心なアニメファンによりテレビ局には絶賛の声が多く寄せられた[10]

日本国内での視聴率は振るわなかったものの、日本国外への販売も行われてヨーロッパでは人気を呼んだ。フランスには1978年に輸出され、平日の17時15分から18時までの国営第2チャンネル『fr:Récré A2』という番組枠で[11]、ハーロックの名をアルバトールに変え、『Capitaine Albator 』として放映された。同年にイタリアへも輸出された[12]

アメリカでは1984年に『Captain Harlock and the Queen of 1.000 Years』と題されて、同じ松本原作のテレビアニメ『新竹取物語 1000年女王』とを同一作品として再編集された65話が放送されたが、視聴率では苦戦したという[13]

[編集] 原作との差異

  • 未完の原作に対し、アニメ版はまゆや台羽ら若者に地球復興を託し、ハーロックはミーメ以外の乗員を降ろしてトチローの心が宿るアルカディア号で地球を去るという形で終わっている。乗員を降ろし、大切な人の心が宿る船と共にハーロックが宇宙の彼方へ旅立つというラストは、本作の原型となった作品『宇宙戦艦デスシャドー』にもみられる。
  • エメラルダスはアニメ版では版権の問題からエメラーダに改名されている。[14]
  • アルカディア号には戦闘機「ボレット」、ボレット支援のための中型輸送艇「コスモウイング」が搭載された(タカラから発売する玩具を増やすための措置)。原作ではボレットもコスモウイングも名前が挙がるのみで、艦載機はスペースウルフしか出ない。
  • アルカディア号のカラーリングはアニメ版ではブルーだが、原作文庫版の表紙イラストでは髑髏艦首版のようなダークグリーンとなっている。

[編集] キャスト

※各キャラクターの詳細およびその他のキャストについては、宇宙海賊キャプテンハーロックの登場人物を参照。


[編集] スタッフ


[編集] 主題歌・挿入歌

主題歌
  • オープニングテーマ:「キャプテンハーロック」
  • エンディングテーマ:「われらの旅立ち」
2曲ともに、作詞:保富康午、作曲:平尾昌晃、編曲:横山菁児、歌:水木一郎
挿入歌

下記8曲はいずれも、作曲:平尾昌晃、編曲:横山菁児による。作詞は原作者・松本による「さすらいの舟歌」を除き、保富康午が担当。

  • 「さすらいの舟唄」(1、2、5、15、17話)
歌:コロムビア男声合唱団
原作からとったものを歌詞として使用している。
  • 「むかしむかし」(1、9、13、38話他)
歌:水木一郎
38話では劇中でまゆが歌っている。ロマンアルバムによれば、挿入歌の中で特に人気の高い曲とされる。
  • 「おれたちゃ宇宙の海賊さ スペースウルフ小唄」
歌:コロムビア男声合唱団
  • 「銀河子守唄」(34話)
歌:水木一郎
マゾーンに誘拐され、開放された後も緊張状態にあったまゆが寝付いた場面で使用された。
  • 「女王ラフレシア」(41話)
歌:コロムビア女性合唱団
ラフレシアのテーマ曲。マゾーン旗艦ドクラス内に進入したハーロックとラフレシアが対峙する場面で使用された。
  • 「わが友わが命」(42話)
歌:水木一郎
最終話でハーロックとミーメ、トリを乗せたアルカディア号が地球を去っていく場面で使用。

※以下の2曲は劇中未使用。

  • 「ミーメのエレジー」
歌:かおりくみこ
ミーメのハーロックへの思いをつづった曲。
  • 「妹たちよ」
歌:水木一郎

[編集] 放映データ

  • 放映期間:1978年3月14日 - 1979年2月13日
  • 放映日:毎週火曜日19時00分 - 19時30分
放送リスト
放送回 放送日 サブタイトル 脚本 演出 作画監督 視聴率
第1回 1978年3月14日 宇宙にはためく海賊旗 上原正三 りんたろう 小松原一男 7.9%
第2回 3月21日 未知からのメッセージ 撫木登喜司 菊池城二
第3回 3月28日 紙のように燃える女 福島和美 窪田正史 7.1%
第4回 4月11日 自由の旗の下に! 山崎晴哉 川田武範 森利夫 7.9%
第5回 4月18日 はるかなる星の涯に… 上原正三 生頼昭憲 菊池城二 7.8%
第6回 4月25日 幻のマゾーン 明比正行 谷口守泰 7.4%
第7回 5月2日 海底のピラミッド 松浦錠平 小松原一男 6.5%
第8回 5月9日 女王の宇宙艦隊 明比正行 菊池城二
第9回 5月16日 戦慄の植物生命体 山崎晴哉 大関雅幸、松浦錠平 窪田正史 7.8%
第10回 5月30日 謎の惑星に迫れ 撫木登喜司 菊池城二 6.1%
第11回 6月6日 ローラが金色に輝く時 生頼昭憲 野田卓雄 5.8%
第12回 6月13日 母よ、永遠なれ 明比正行 菊池城二 5.3%
第13回 6月20日 死の海の魔城 上原正三 りんたろう 小松原一男 6.5%
第14回 6月27日 スフィンクスの墓標 生頼昭憲 菊池城二 6.4%
第15回 7月4日 悲恋! 北極オーロラ 松浦錠平 4.8%
第16回 7月11日 螢・わかれうた 撫木登喜司 6.4%
第17回 7月18日 白骨の勇者 山崎晴哉 生頼昭憲 野田卓雄 6.3%
第18回 7月25日 魔の幻影戦士(シャドウソルジャー) 明比正行 菊池城二 3.9%
第19回 8月1日 女王ラフレシアの罠 松浦錠平 小松原一男 7.8%
第20回 8月8日 死滅のジュラ星 大関雅幸、撫木登喜司 菊池城二 6.4%
第21回 8月15日 ゴーラム! 悲劇の戦士 明比正行 4.6%
第22回 8月22日 宇宙の墓場、デスシャドウ 神山香 5%
第23回 8月29日 ヤッタラン、プラモ狂の詩 生頼昭憲 5.8%
第24回 9月5日 純愛流れ星 上原正三 大関雅幸 7.7%
第25回 9月12日 ドクター・ゼロとミー 山崎晴哉 明比正行 6.9%
第26回 9月26日 はるかなる長い旅 川田武範 7.6%
第27回 10月3日 アルカディア号の意志 上原正三 松浦錠平 小松原一男 7.8%
第28回 10月10日 ユリシーズの星雲 山崎晴哉 大関雅幸 菊池城二
第29回 10月17日 虹の星の死闘 福島和美 7.7%
第30回 10月24日 わが友わが青春 上原正三 生頼昭憲 7.1%
第31回 10月31日 アルカディア号建造秘話 大関雅幸 6.3%
第32回 11月7日 星笛が呼ぶ 山崎晴哉 福島和美 5.8%
第33回 11月14日 たった一人の突撃! 神山香 6.6%
第34回 11月21日 銀河子守唄 上原正三 りんたろう 小松原一男 6.4%
第35回 11月28日 美しき謎の女 生頼昭憲 菊池城二 8.6%
第36回 12月5日 決戦前夜 山崎晴哉 大関雅幸 6.3%
第37回 12月29日 赤いセーターの涙 上原正三 松浦錠平 10%
第38回 1979年1月9日 さらば! まゆ 山崎晴哉 箕ノ口克己 7%
第39回 1月16日 壮絶! 長官死す 生頼昭憲 8%
第40回 1月23日 その時天使は歌った 上原正三 福島和美 7.2%
第41回 1月30日 決闘! 女王対ハーロック 大関雅幸 9%
第42回 2月13日 さらば宇宙の無法者 りんたろう 小松原一男 10%
平均視聴率6.9% (視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

[編集] 商品展開

先述の通り、放送当時はメインスポンサーであるタカラとタカトクトイスにより玩具を中心とした商品展開がなされた。同時期に『スターウォーズ』の商品化権を取得したタカラとしては本作の商品展開をメインとしておらず、タカトクはトイジャーナル1978年2月号で本作を1番手にあげている。この結果、タカラは本作で失敗。タカトクはそれなりにヒットし、後番組の『サイボーグ009』も提供した。

タカラからは、マグネモシリーズとは呼ばれなかったが「マグネモ アルカディア号」などマグネモシリーズ同様、磁石で合体する玩具が発売されたほか、アルカディア号やスペースウルフ、マゾーン戦闘艦ゾネスなどをプラモデルとして商品化している。タカトクからは「Z合金 アルカディア号」などが発売された。また、これら以外にも以下の商品も発売されている。

  • 艦載機ボレット:空気圧を利用した「エアーダッシュ」シリーズとして製品化された。
  • キャラクター人形:ハーロック、台羽、有紀ら。磁力を利用して「無重力状態」を楽しめるギミックが付いていた。
  • スーパーコントロールアルカディア号ラジオコントロール商品として、タカラから発売。2チャンネルで、キャタピラ走行と、ディスク発射の二つのコントロールを行う。

その後、21世紀に入り2006年にアオシマが新世紀合金でアルカディア号を発売。『999』映画版などに登場した髑髏艦首版と本作の鋭角艦首版の両方が立体化され、色替え限定バリエーションを含めそれぞれ3種が発売された。海外では、髑髏艦首版をテレビシリーズのブルーカラーに変えた4種となっている。

タイトーからは2008年にプライズゲームの景品として、アオシマのものと同サイズの鋭角艦首版と髑髏艦首版のアルカディア号にハーロックの重力サーベルが登場した。ただし後商品二つは本作のグッズという扱いではなく、『999』のグッズという扱いである。

フィルムコミックス

秋田書店より、アニメのフィルムを元に漫画仕立てにしたフィルムコミックスが全4巻で刊行されていた。1巻につき4話収録で16話分までをコミックス化している。

映像ソフト 

VHSビデオで傑作選という形で全8巻が発売。LDは6枚組で『宇宙海賊 キャプテン ハーロックVol.1』(LSTD01296)と5枚組『宇宙海賊キャプテンハーロックVol.2』( LSTD01313)が発売。DVD-BOXは後述のDVDレコーダーとのセット販売が行われたあと、2004年7月21日にハーロックプロジェクトの第三弾としてテレビシリーズ全話および劇場版『アルカディア号の謎』を収録したDVD-BOXが発売。現在のところ、DVDは1巻単位での販売はされていない。

DVDレコーダー

ハーロックプロジェクトの第1弾として、東芝とのコラボレーション企画によりネット通販限定869セットで2003年12月21日にDVD-BOXとのセット販売が行われた。ベースとなった機種はXS-41で商品名をキャラクター名からもじった型番「CH-869」 にし、起動画面やGUI画面が本作のアニメ版仕様となっている。



[編集] まんがビデオ

maxellより1999年12月23日に発売され、原作の漫画に声優の声や効果音を加えて映像にしたビデオ作品。テレビ版からのキャストはラフレシア役の北浜のみ。北浜と内川以外の4名は、OVA作品『ハーロック・サーガ ニーベルングの指環』(1999年)でも同名のキャラクターを演じている。また、ハーロック役の山寺と台羽役の関は、『SPACE PIRATE CAPTAIN HERLOCK』(2003年)でもハーロックと台羽を演じている。

キャスト

[編集] パソコンゲーム

宇宙海賊キャプテンハーロック

PC-98(MS-DOS)用のシミュレーションゲームとして、1992年6月13日にブラザー工業より発売。開発はファミリーソフト。フロッピーディスク4枚組、2ドライブ専用 (ノート型対応)。ゲームモードはハーロック側で連続した戦場を戦う「キャンペーン」、プレイヤー同士の対戦が可能な「シナリオ」の2種類。ゲームシナリオは2本立てとなっており、マゾーン艦隊を相手にアルカディア号で戦う「艦隊戦ストーリー」、ハーロック主体の格闘戦で、女王ラフレシアとの対決までを再現した「白兵戦ストーリー」がある。

コトブキヤ製のハーロックフィギュアキャスト付きで限定5000本が発売され、6月20日から8月31日までの応募期間で付属のハーロックキャストに色を塗って仕上げたキットを応募する「キャプテンハーロックフィギュアコンテスト」も開催された。

[編集] パチンコ

2007年1月にパチンコ台、『CRキャプテンハーロック』がSANKYOからリリースされた。

[編集] 外部リンク

[編集] その他

  • SMAP×SMAP』では松本作品のファンである木村拓哉がハーロックに扮してコントを行う、「アルカディア」というコーナーが放送された。2002年5月20日、27日の「アルカディア2002」前後編では原作者の松本がトチロー役でゲスト出演、また『999』で星野鉄郎役の野沢雅子も声で出演し、後編では鉄郎の声で出演している。

[編集] 参考文献

  • ロマンアルバムデラックス30号「キャプテンハーロック」(徳間書店、1980年)

[編集] 脚注

  1. ^ 海外ではハーロックの綴りを"harlock"とするのが一般的となっている。
  2. ^ 本作の連載開始年は1977年で、その1000年後という設定である。
  3. ^ 「40人」という数字は「アリババと40人の盗賊」に由来しているとみられる。
  4. ^ ロマンアルバムの記述で、全長はアルカディア号の約3倍とされている。
  5. ^ 『動画王 Vol.4 侵略SF特集』キネマ旬報社、1998年、p.34。
  6. ^ 『フィギュア王』No.106、ワールド・フォトプレス、2006年11月。『宇宙海賊キャプテンハーロック』特集。松本零士、上原正三インタビュー。
  7. ^ 小出正志、昼間行雄「日本のアニメーションの発達とともに歩んで 劇場用アニメ監督りんたろうさん」『アニメクリエータになるには』ぺりかん社、2003年、pp.17-18。
  8. ^ 『アニメージュ』1986年5月号、徳間書店。
  9. ^ 『オリコン・チャートブック LP編 昭和45年-平成1年』オリジナル・コンフィデンス、1990年、333頁。ISBN 4871310256
  10. ^ 山口康男『日本のアニメ全史 世界を制した日本アニメの奇跡』テン・ブックス、2004年、p.113。
  11. ^ 清谷信一『ル・オタク フランスおたく事情』 ベストセラーズ、1998年、p.41。
  12. ^ 古田尚輝『鉄腕アトムの時代 映像産業の攻防』世界思想社、2009年、pp.256-257。
  13. ^ 草薙聡志『アメリカで日本のアニメは、どう見られてきたか?』徳間書店、2003年、pp.150-151,163-164。
  14. ^ アニメージュスペシャル ロマンアルバムデラックス30号「キャプテンハーロック」( 徳間書店刊 1980年)59頁での松本のコメント及び77頁のキャラクター解説より。

最終更新 2009年11月12日 (木) 20:40 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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