キヤノン F-1

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キヤノンF-1は、1971年3月にキヤノンから発売されたマニュアルフォーカス一眼レフカメラである。 「向こう10年間はフルモデルチェンジを行わない」という約束のもとに発売された。10万回の撮影に耐える強靭な耐久性、±90度の温度差や90%の湿度などの過酷な条件下における耐環境性能は、信頼性、耐久性の高いカメラとして世界中のカメラマンに愛用され、数々の決定的瞬間をフィルムに収めてきた。ただし、300mmを越える超望遠レンズでミラー切れを起こす欠陥があり、このためそのようなレンズを使う新聞社などではキヤノンのカメラはほとんど使われなくなった[1]

目次

[編集] F-1の仲間たち

[編集] F-1高速モータードライブカメラ

1972年ミュンヘンオリンピックに合わせ、プロ、報道カメラマン向けに発売された。秒間9コマの連写性能は当時世界最速だった。ライバルにあたるニコンF2の高速モータードライブカメラは次のモントリオールオリンピックまで待たねばならなかった。

[編集] F-1N

1976年発売の部分改良機種。巻き上げ角180度、予備角15度の仕様を、迅速巻き上げの要望により139度、30度に変更。フィルム感度使用域の高感度側をISO 2000から3200へと拡大、巻き上げレバーに指当てを迫加、シンクロターミナルのソケットを抜け止め式にする等、13項目の細部にわたり改良を施された。

[編集] F-R

F-1をベースにした医療写真用モデル。

[編集] NewF-1

1981年、F-1の後継機として発売される。初代F-1発売当時の宣言を守っての登場だった。NewF-1の登場で、初代F-1は「旧F-1」と呼ばれるようになる。 NewF-1は旧F-1と外観デザインが変わったものの、シャッターや巻き上げレバー、その他各種のダイヤルなどの基本レイアウトは旧F-1と同じで、旧F-1で好評だった追針式アナログメーターを踏襲するといったように、旧F-1ユーザーがNewF-1を手にしても違和感無く扱えるようになっていた。但し、内部は大きく変更されて、シャッターは1/90秒以上の高速シャッターとバルブは耐久性の高い機械式、1/60秒以下の低速は安定性の高い電子式のハイブリッドシャッターを採用、測光方式は、フォーカシングスクリーンの交換により3種類が選択できた。ちなみにスクリーンの種類は総数32種類だった。

NewF-1の最大の特徴は電子式シャッターによるAE機能の搭載である。AEはシステムを組むことで可能になる。NewF-1とアイレベルファインダーFNではマニュアル専用機だが、AEパワーワインダーFNかAEモータードライブFNを取り付けることによりシャッタースピード優先AEが可能になり、それにファインダーをAEファインダーFNを取り付けると絞り優先AEとシャッター優先AEの両方が可能になる仕組みだ。また、本体は、防塵、防滴加工され、主要接点のにもシーリングがされて、雨や砂塵、高温や低温など厳しい環境でも確実に作動するためプロ写真家から高い支持を得た。さらに、1984年ロサンゼルスオリンピックの公式記録カメラに認定され、世界中で評価されることになった。

また、他のFDレンズ対応機種が全て生産終了となっても生産され、「最後のFDマウント機」とされた。

[編集] NewF-1ハイスピードモータードライブカメラ

ニューF-1をベースに自社開発による4軸電磁駆動・金属幕使用の横走り式フォーカルプレーンシャッターとファインダー像の消滅がないペリクルミラーを使った、史上最高速を誇る超高速撮影専用の35mm一眼レフカメラ。

巻き上げ速度は3速を選べ、最高速のHモードでは36枚撮りフィルムを2.57秒で撮り終わってしまう秒間14コマの性能を備えていた(ライバルにあたるニコンF3Hは最速13コマ/秒)。 測光機能は、指標合致式のTTL絞り込み測光で、絞り制御は、強制的に絞りを実絞り位置にホールドする電動式の絞り制御機構を採用していた。 電源部は、カメラ本体下部への取り付けと、カメラ本体から分離しての両使用ができた。バッテリーは、1.2Vの単3型Ni-Cd電池10本を封入した専用バッテリーパックを2本(計24V)使用した。プロ、報道カメラマン向けの限定販売品で、本体セット価格は130万円であった。

[編集] 脚注・出典

[編集] 関連項目

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最終更新 2009年7月7日 (火) 13:02 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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