キンギョ

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キンギョ
キンギョ
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 条鰭綱 Actinopterygii
上目 : 骨鰾上目 Ostariophysi
: コイ目 Cypriniformes
: コイ科 Cyprinidae
亜科 : コイ亜科 Cyprininae
: フナ属 Carassius
: キンギョ
Carassius auratus
学名
Carassius auratus auratus
(Linnaeus, 1758)
和名
キンギョ
英名
Goldfish

キンギョ金魚、学名: Carassius auratus auratus)は、フナ突然変異であるヒブナを観賞用に飼育、交配を重ねていった結果生まれた観賞魚

目次

[編集] 概要

原産地は中国。中国の鮒(チイ)の突然変異種である緋鮒(ヒブナ)を改良したもの。近年、DNA分析の結果ギベリオブナが直接の先祖にあたる事が判明した。[要出典]淡水性の魚類で主に藻や水草を食べる。卵生で水中の植物に産卵する。通常30cm程度まで成長する(記録は59cm、体重3kg)[要出典]。寿命は10年~15年(記録は43年)。生存可能な水温は0度~41度[要出典]。学名のauratusラテン語で「金色の」という意味。はじめに学名をつけたスウェーデンの生物学者カール・フォン・リンネは、キンギョをフナではなくコイの仲間とみなし、Cyprinus auratusと命名している。[要出典]

産地は日本の各地にあるが、愛知県弥富市奈良県大和郡山市江戸川下流域がキンギョの三大養殖地として知られており、他にも山形県熊本県玉名郡長洲町などが有名である。また近年では江戸川下流域から埼玉県北部及び茨城県南部へ生産拠点を移す業者が増えている。各地に美しい魚体の保存・鑑賞を目的とした、愛好会・保存会が多数存在する。

[編集] 歴史

[編集] 中国

金魚は長江下流域の浙江省近辺が発祥の地とされている。魚類の飼育としては最も歴史があり、中国では南北朝時代には既に飼育されていたが、当時はまだ一般的ではなかった。養殖が盛んに行われるようになったのは代に入ってからであり、代には品種も増えた。中国の金魚は長らく皇帝皇族貴族士大夫らによって飼育・愛玩されてきたものであった。このため景徳鎮陶磁器などとともに文化大革命においては「旧文化」として非難・攻撃・破壊の対象となり、生産・流通・飼育とも壊滅状態に陥った。生産者や関係者、更にその家族まで帝国主義者として吊るし上げられ、浙江省の養魚場も破壊された。金魚も大量に殺され、中でも貴重な系統の親魚が多く失われたことから金魚生産は回復不能なほどの大打撃を受け、その歴史は断絶。生産手段や技術もほとんど失われたため、金魚生産で生計を立てていた人々が多かった地域では文革終結後も経済的に非常に苦しい状態が続いた。1978年8月に日中平和友好条約が調印され民間の日中交流が拡大すると、日本の金魚生産者が浙江省などに出向いて親魚の提供や技術移転を行い復興に協力し、間もなく日本のような大量生産も始まった。庶民に流通するようになったのは改革開放政策実施後のことである。現在は中国伝統の特産物の一つとされるのみならず日本や欧米への輸出品として、生産者は政府の支援を受けるに至っている。 中国において「金魚(きんぎょ)」の発音は、「金余(きんよ)」と現地の言葉の発音が非常に似ているため、縁起のいいものとされ、現在でも広く愛玩される背景の一つとなっている。おるほど儲かるようにという願いをこめて店の軒先に金魚、またはその置物を置くところもわずかではあるが存在する。日本でいえば、招き猫か軒先にを盛るのと似たようなものである。

[編集] 日本

日本では鎌倉時代にはその存在が知られていたが、金魚そのものは室町時代中国から伝来した。ただ当時はまだ飼育方法や養殖技術等が伝わっておらず、定着するには至らなかった。江戸時代に大々的に養殖が始まったが、江戸前期はまだまだ贅沢品であった。江戸前期の豪商淀屋辰五郎は、天井にとりつけたガラス製の大きな水槽の中に金魚を泳がせ、下から眺めることにより暑気払いをしたと伝えられている。金魚売りや金魚すくいをはじめ、江戸中期にはメダカとともに庶民の愛玩物として広まった。1748年に出版された『金魚養玩草(きんぎょそだてぐさ)』が飼育熱を生んだといわれている。ただ当時は今のような飼育設備もなかったために、池を持っているような武士・豪農・豪商でもなければ金魚を長く生かし続けることは不可能であった。庶民は金魚玉と呼ばれるガラス製の球体の入れ物に金魚を入れ軒下に吊るして愉しんだり、たらいや陶器・火鉢などに水を張って飼育したようである。化政文化期には現在の三大養殖地で大量生産・流通体制が確立し、金魚の価格が下がったことから本格的な金魚飼育が庶民に普及。品評会が催されるようになったほか、水槽水草が販売され始めるなど用具の充実も見られた。当時の浮世絵や日本画の題材としても広く取り上げられている。幕末には金魚飼育ブームが起こり、開国後日本にやってきた外国人の手記には、庶民の長屋の軒先に置かれた水槽で金魚が飼育されているといった話や金魚の絵などが多く見られる(エメェ・アンベール『絵で見る幕末日本』(講談社学術文庫)ほか)。明治維新後、ヨーロッパの「愛玩動物(ペット)」の概念が持ち込まれ、とともに家庭において愛玩用に飼育される典型的な動物の一つとなった。学校の池などでの飼育も始まり、また明治時代から大正時代にかけて庶民の生活が次第に豊かになると、キンギョの需要も多様化し、中国からの移入や新品種の作出なども盛んになった。一般に流通する品種も増え、第二次世界大戦後理科の教材として取り上げられ更に普及した。現在も縁日や夜店の金魚すくいなどを通じて日本人には馴染み深い。

[編集] アジア

中国の他台湾香港マカオ韓国ベトナムなどのアジア各国・地域では日本と同様に金魚の生産・飼育の歴史がある。アジア各国における金魚の飼育は台湾香港マカオでは日本・中国同様に一般的である。特に香港では住宅事情などから日本などに比べの飼育に困難が伴うため、ペットとしての観賞魚飼育が古くから盛んである。金魚の生産量・輸出量も多く、郊外の農村部には養魚場も点在する。また日本や東南アジアから多様な品種が輸入され流通しており、人口規模に比して観賞魚市場は大きいと言われる。香港の繁華街旺角の通菜街と称する通りに「水族店」と呼ばれるアクアショップが100軒以上集まっている一角があり、「金魚街」と呼ばれている。香港の「水族店」では現在も主力商品として金魚が多く流通しており、金魚があらかじめビニール袋に梱包され店先に大量にぶら下げられている光景を見ることが出来る。一方もともと小動物を愛玩する習慣があまりない韓国では、インテリアとして熱帯魚水槽を設置することは行われているものの、観賞魚飼育自体は人気がなく、金魚の流通も小規模である。タイインドネシアなど東南アジア諸国では経済成長とともに観賞魚飼育も広まりつつあり、香港と同様の売り方をするアクアショップもある。また東南アジアでは主に日本向けの輸出品として熱帯魚とともに金魚が生産されており、熱帯地域特有の気候を生かし日本や中国では見られない新品種の作出も行われている。特異な体制下にある北朝鮮においても、平壌の特権階級家庭の間で金魚の飼育が行われているという(姜哲煥『平壌の水槽―北朝鮮地獄の強制収容所』ポプラ社)。

[編集] 欧米

金魚は18世紀に中国からヨーロッパにわたり、ペットとして飼育されるようになった。またアメリカには幕末の日本から移入された。熱帯魚には金魚のような赤白がはっきりした色を持つものが少なく、最近は goldfish という名でペットとして、また投資の対象として人気が出ている(同様の理由で錦鯉も人気がある)。また金魚・錦鯉は屋外飼育が可能なためガーデニンググッズとしても注目されている。ヨーロッパやアメリカで作り出された品種も数種存在する。なお、kingyo と表記するべきだ、との声もある。

[編集] 宇宙へ

1994年7月8日には、宇宙酔いなどの研究のため、弥富町(当時)産の6匹のキンギョが向井千秋宇宙飛行士らとともにスペースシャトルコロンビア」号に搭乗した。

[編集] 身体の特徴

大きく分けて横向きから観賞することを前提に改良されたものと、上向きから観賞するために作られたものがある。一般的に上向きから観賞するものは高価なものになる傾向がある。

[編集] 体色

体色は白、オレンジ(金色)、赤、黒、茶などさまざまであるが、孵化してからしばらくの間はフナと同じく黒色をしており、ここから徐々に赤い色などに変化していく(これを褪色現象という)。色は成長とともに変化することもあり、クロデメキンなど黒い色をしたキンギョでは数年経過してから褪色が始まり、金色になってしまうこともある。キンギョの体色には、以下のような呼び名がついていることがある。

猩々
赤のみ
素赤
体は赤く、各ヒレの先端が白い。
更紗
赤と白による模様。そのうち赤の比率の多いものを赤更紗、白の比率の多いものを白更紗と呼ぶこともある。
キャリコ
赤、黒、白などによる複雑なまだら模様。
丹頂
頭頂部のみ赤で、他は全て白のもの。
背赤
背中のみが赤で、他は全て白のもの。
両奴
頭部が白く、両方のエラ蓋が赤いもの
六鱗
口、エラぶた、ヒレのみが赤で、他は全て白のもの。

[編集] 尾の形

キンギョの特徴の一つは、その独特な尾の形である。フナ尾、吹き流し尾、三つ尾、四つ尾、そり尾、さくら尾、クジャク尾などといった種類がある。特に、三つ尾、四つ尾など、尾ひれの背面側が癒合して腹面に向けて左右に分かれた形は、他の観賞魚の変異にも似たものが見あたらない。

[編集] 代表的な品種

キンギョには約25の品種がある。品種には突然変異によるものと、交雑によるものの2種類に大別できる。そもそも中国から伝来したワキンがフナの突然変異によるものだった。ワキンの突然変異によって、リュウキンやアカデメキン、マルコが生まれた。背びれのないランチュウはマルコが突然変異したもの。交雑の例としては、フナとリュウキンからテツギョが、ワキンとリュウキンからワトウナイが生まれている。 比較的新しい品種としては、ハマニシキのほか、昭和になってから原産地の中国から輸入されたスイホウガンやタンチョウ、合衆国から輸入されたコメットがある。

なお、キンギョの品種はそれほど固定したものではない。たとえばイヌであれば、チワワ同士の交配ではチワワが必ず生まれるわけだが、キンギョではそうではない。たとえばキンギョに特徴的な尾ひれの形である、左右に分かれた形(大きく左右1,真ん中上側1,上側が先で割れていれば4つ尾、割れていなければ3つ尾)の鰭を持たずに生まれて来るものがかなり多い。フナと同じ様な鰭のものを鮒尾といい、生まれて来る子の半分近くがこれである。また、中央上側が鮒尾の上半分になったものをつまみといい、これもかなり出る。したがってこれらを取りのけなければキンギョの形にはならず、この選別作業は稚魚養育において重要な段階である。ランチュウでは、背びれが出るもの、背中に棘がでるものなどもあって、一応まともにランチュウの姿になるものでも1割に満たない。そのため一尾ごとの値段もばらつきがあり、最高クラスの姿になると50万円程度の値がつくことも珍しくない。

なお、ペットショップにて売られている安価な金魚や金魚すくいに使われる金魚は、このように業者によって選別されたものがほとんどであって品評的な価値はない。

[編集] ワキン系

もっともフナに近い品種。丈夫で飼いやすい種類が多い。

[編集] ワキン(和金、和錦)

詳細は「ワキン」を参照

中国から来た最初のキンギョ。フナに近い体型。もっとも手に入りやすく、丈夫で飼いやすい品種。観賞用としては、更紗模様の三つ尾のものが好まれる。和金の子供で、体長3cm前後のものを小赤、5cm前後のものを姉金と称することもあり、縁日金魚すくいなどでよく見られるほか、大型肉食性魚の生き餌として使われることもある。フナに一番近い金魚のため、平均寿命も金魚の中で最も高い。フナに近いため明治時代には食用としての研究もされている。

[編集] コメット

詳細は「コメット (キンギョ)」を参照

アメリカから逆輸入という形で日本に入ってきたキンギョ。水産試験場の池で、日本から輸入されたフナやリュウキンなどが自然交配を重ねた結果生まれた品種。ワキンの様に細長い体にすらりと伸びた鰭が美しい。吹き流し尾と呼ばれる長い尾をなびかせて素早く泳ぐ姿が彗星を連想させるためにこの名が付いた。手に入りやすく、丈夫で飼いやすい品種。

[編集] ショウナイキンギョ(庄内金魚)

詳細は「ショウナイキンギョ」を参照

大正時代に山形県庄内地方で生み出された品種。体色は赤一色か更紗。一見コメットに似るが体型はいくぶんか丸みを帯びており、尾びれの張りもあまり強くない。寒冷な気候に非常に強く、丈夫な品種。成長すると各鰭が伸長し枝垂れ、振袖金魚とも呼ばれる。

[編集] シュブンキン(朱文金、朱文錦)

詳細は「シュブンキン」を参照

サンショクデメキンとの交配により、キャリコ柄になった品種。体型はコメットに近く、長く伸びた各鰭が特徴。手に入りやすく、丈夫で飼いやすい品種。なお、イギリスには特徴的な尾を持つブリストルシュブンキンBristol shubunkin)という品種のみを、熱心に飼育する愛好会も数多く存在する。

[編集] ジキン(地金、地錦)

詳細は「ジキン」を参照

ワキンの突然変異により、尾がX状に開いた(孔雀尾)品種。六鱗ロクリン)とも呼ばれる。愛知県天然記念物で、美しい体色を引き出すために人為的にうろこを剥いだり薬品を塗布するなどの方法で調色が行われる。ワキン系の品種ではあるが、体質は弱く、飼育は非常に難しい。三河地方ではずんぐりとした体型で、尾張地方では笹葉のような長手の個体が多い。

[編集] オーロラ

詳細は「オーロラ (キンギョ)」を参照

シュブンキンとエドジキンの交配により近年生み出されたキンギョ。見た目はシュブンキンに近いが、尾は四つ尾であり、成長するに従い、更に大きく長く伸びるひれが特徴。まだ流通量が少ないため、とても珍しい品種。

[編集] ワトウナイ(和唐内)

ワキンとリュウキンの雑種と考えられている。体型はワキンだが尾びれはリュウキンの形をしており、和(日本)にも唐(中国)にもない珍しいキンギョだからこの名前がついたといわれている

[編集] リュウキン系

ワキンの変異種。体調が短く丸みを帯び、尖った頭・豪華な尾が特徴。まるい。

[編集] リュウキン(琉金、琉錦)

詳細は「リュウキン」を参照

琉球経由で中国より渡来したことにより、この名がある。ワキン同様、手に入れやすく丈夫で飼いやすい。最も金魚的というか、金魚のイメージの基本とも言えるもので、金魚のイラストの多くはこれをモチーフにしている。 シュブンキン同様、キャリコ柄もある。

[編集] テツオナガ(鉄尾長)

褪色しないフナ色の琉金

[編集] タマサバ(玉サバ)

詳細は「タマサバ」を参照

錦鯉の産地として知られる新潟県中越地方で生み出された品種。ずんぐりとした体型に、コメットのような長い吹き流し尾を持っているのが特徴。リュウキン系の品種であるが、動きはワキン並みに機敏。「錦鯉と一緒に泳げるキンギョ」として、池などで飼育されていることも多い。たまに金魚すくいでも見られる。 派生品種としてさらに尾を短くして、体を丸くしたフクダルマ(福だるま)がある。

[編集] トサキン(土佐金)

詳細は「トサキン」を参照

高知県天然記念物。尾が反転している(そり尾)のが特徴。当歳魚はすり鉢型の容器で飼育され、ふちに沿って泳ぐことにより、この独特な尾が形成される。但し、この尾のために泳ぎが上手ではない上に水質の変化にも敏感なため、飼育は非常に難しい。他種との混泳も避けた方がよい。リュウキンとオオサカランチュウとの交配により作出されたという説もある。

[編集] ミューズ

詳細は「ミューズ (キンギョ)」を参照

トサキンとアズマニシキの交配により近年生み出された品種。トサキンに似た体型と全透明鱗でオスは黄色、メスは白色の体色、平付けの3つ尾が特徴。

[編集] ランチュウ系

背びれが無くなってしまった品種。尾びれが短く、体型は丸く、頭に肉瘤が発達する品種が多い。

[編集] (関東)ランチュウ(蘭鋳、蘭虫、卵虫)

詳細は「ランチュウ」を参照

ランチュウ

ワキンが品種改良された高級魚。高いものは10万円単位で30万~50万円程度にも上るものある。丸みを帯びた体型と頭部の肉瘤が美しい。水質の悪化に敏感で体質的にはやや弱い面がある(ランチュウ養殖の宗家では、十分にプランクトンの繁殖した水での単独飼育を推奨された)。本来はオレンジ一色か、オレンジと白の更紗模様だが、最近では、クロランチュウ・シロランチュウなども出回っている。

[編集] オオサカランチュウ(大阪蘭鋳)

別称は模様魚、関西蘭鋳。大阪府など近畿地方を中心に飼育されているランチュウ。関東のものよりも頭部が小さく、肉瘤もあまり発達しないのが特徴で小さい花房がある。体色は更紗か、ジキンのような六鱗柄が好まれる。1903年(明治36年)に鳥取県米子市在住の三好音次郎が発刊した『金魚問答』には本品種の更紗斑図は24列挙されており、現在この品種を手掛けている篤志家諸氏の大きな指標となっている。この品種の最も大きな特徴は尾である。体軸に対して平行についているとされる『尾先の割れない平付け丸尾』であり、この尾の作出および維持には困難を要する。明らかに遊泳に不適当と思える尾であるから、老熟魚においてスム-ズに遊泳を保っている個体群はほんの一握りであることも確認されている。実際には、古い錦絵等に登場してくる本品種は尾先の割れた桜尾や四つ尾も見受けられ、尾先の問題に関してはさほど執着はなかったような印象も受ける。太平洋戦争よりわずか数年後、奈良県の西川養魚場で二歳魚、20数尾が死亡したのを最後に純血種は途絶えてしまったとされている。復元には上記の西川養魚場の努力もあり、近年、やっと往年の姿をした本品種も極めて稀にではあるが、専門店等において見受けられるようになった。復元には島根県出雲地方の地金魚である『出雲ナンキン(天然記念物指定)』、高知県土佐地方の地金魚『土佐錦魚(天然記念物指定)』、中国花房、獅子頭蘭鋳が関与している。本品種にはいくつものミステリアスな謎も多く、その一つに全盛期の本品種の実写写真が現在でも未発見、未発表な事。更に現在の日本金魚界を席巻している蘭鋳と合同で品評会が開催されていた歴史上の事実があるにも関わらず、太平洋戦争を期に西川養魚場の育成池に二歳魚、20数尾しか残存していなかった事。これらの解明にはまだまだ時間がかかるものと思われる。現在、世界中で愛好されている金魚の数々の品種の中でも、最も真実の姿が伝達、継承されていないのも本品種の特長であろう。

[編集] ハナフサ(花房)

キンギョは鼻に小さな毛玉のようなものがあるが、それが巨大化し房状になった品種。ランチュウ型のチュウゴクハナフサと、オランダシシガシラ形のニホンハナフサに分かれる。

[編集] エドニシキ(江戸錦)

ランチュウとアズマニシキの交配によるキャリコ柄。作出されてから日も浅いため品種の固定が完全ではない。都水産試験場(旧)にて、作出された。交配の過程で尾びれが長い個体が現れることもあり、それらはキョウニシキ(京錦)と呼ばれる

[編集] サクラニシキ(桜錦)

エドニシキとランチュウを再び掛け合わせ(戻し交配)、淡いピンクと白銀のウロコを持たせた雅な品種。肉瘤は発達しない。

[編集] ガトウコウ(鷲頭紅)

戦後、中国から輸入された品種。肉瘤の発達しない紅色の頭を持つ。また体型も全く丸くならないのがほとんどだが、近年では頭頂部が大きく発達した体型の丸い個体がタンチョウランチュウの名で市場に出回っている場合もある(なお「タンチョウ」については、オランダ獅子頭系を参照)。

[編集] イズモナンキン(出雲南京)

詳細は「イズモナンキン」を参照

島根県の天然記念物。肉瘤の発達しない、リュウキンのような尖った頭部が特徴。キンギョとしては珍しく、白っぽい体色のほうが好まれる。江戸時代から松平家の保護の下、出雲地方で洗練されてきた。

[編集] ギンギョ(銀魚)

ガトウコウのような背びれのない細長い体と、セイブンギョのように青みがかった体色が特徴。頭の肉瘤はほとんど発達しない。尾は短いものがほとんどだが、まれに長く伸びる個体も存在する。セイブンギョ同様、腹部が白く退色した羽衣も見られる。

[編集] シュウキン(秋錦)

詳細は「シュウキン」を参照

明治20年頃、愛知県豊橋市でランチュウとオランダシシガシラを交配して作り出された品種。肉瘤の発達するランチュウ型の体型に、とても長く伸びるひれが特徴。体色はオレンジと白の更紗模様が一般的だが、セイブンギョに近いギンシュウキン(銀秋錦)やエドニシキに近いキョウニシキ(京錦)、サクラニシキに近いキョウサクラニシキ(京桜錦)なども存在する。最近では肉瘤のあまり発達しない中国産の個体が「シュウキン」として出回っていることが多い。国内産の個体は一時絶滅の危機に瀕したが、最近では徐々に復活し、希少種として珍重されている。

[編集] ツガルニシキ(津軽錦)

詳細は「ツガルニシキ」を参照

青森県津軽地方江戸時代より飼育されている品種。ランチュウよりも長めのひれが下向きについている。背びれが無いことが大きな特徴。津軽藩の武家などの間で飼育されていたが弘前博覧会で展示され、秩父宮雍仁親王が同博覧会を視察しそのとき宮が観賞したのを受け「津軽錦」という名前がつけられた。戦後の混乱などにより一時期絶滅していたが、愛好家の非常な努力によって1990年代後半頃に復活に成功した。現在は青森県青森市浅虫水族館などで鑑賞可能。3歳くらいまでは体色が現れず、野生のフナと同じような色をしている。寒冷な気候には強いが暑さには非常に弱い。弘前ねぷた祭りの「金魚ねぷた」は津軽錦をモデルにしたものと言われている。

[編集] オランダシシガシラ系

リュウキンの変異種。鎖国時代長崎から入ったため「オランダ物」と呼ばれるが、原産は中国である。「獅子頭」の名の通り肉瘤が発達し、体長も長くなった。一般に飼育しやすい。

[編集] オランダシシガシラ(和蘭獅子頭)

詳細は「オランダシシガシラ」を参照

頭部の肉瘤が非常に発達している。手に入れやすく、飼育も簡単。

[編集] ジャンボオランダ(ジャンボシシガシラとも言う)

詳細は「ジャンボオランダ」を参照

熊本県長崎県など、主に九州地方で飼育されている品種。体型や体色は普通のオランダシシガシラとほぼ同じだが、「ジャンボ」の名の通り、非常に大きく成長するのが特徴。大きな個体では体長が50cm近くにまで達する。

[編集] アズマニシキ(東錦)

詳細は「アズマニシキ」を参照

サンショクデメキンとの交配によるキャリコ柄。英名は「キャリコオランダ」、エドニシキよりは遥かに安定している。

[編集] タンチョウ(丹頂)

詳細は「タンチョウ (キンギョ)」を参照

オランダシシガシラの色変種。白い体と赤い頭部が丹頂鶴を思わせるので、この名を持つ。英名は「レッドキャップオランダ(Red Cap Oranda)」、中国語では「ホントウユイ(紅頭魚)」。

[編集] チャキン(茶金)

詳細は「チャキン」を参照

名前の通り、茶色い体色が特徴。頭部の肉瘤が発達するものとしないものとがある。英名は「チョコレートオランダ(Chocolate Oranda)」、中国語では「紫魚 zǐyú(ツーユィー)」。

[編集] セイブンギョ(青文魚)

詳細は「セイブンギョ」を参照

「セイブン」とだけ言うこともある。キンギョでは珍しく、体色に青みがかっている。特に腹部が白く退色した個体はハゴロモ(羽衣)と呼ばれる。名前は上からみた姿が「文」の字に見えることから。

[編集] サクラアズマ(桜東)

ごく最近できた品種で、交配方法は不明。サクラニシキに似て淡いピンク色。

[編集] デメキン他、一風変わった品種

[編集] デメキン(出目金)

詳細は「デメキン」を参照

デメキン

リュウキンの突然変異が固定されたもの。主に上向きから観賞するのために作られた品種で、名前の通り大きく飛び出た目が特徴。中国から伝来した年代については、江戸時代初期と明治の2説がある。赤出目金、黒出目金、三色出目金がある。更紗の個体もいるが他の色にくらべて数は少ない

[編集] チョウテンガン(頂天眼)

詳細は「チョウテンガン」を参照

デメキンの変種。ランチュウに似た体型だが、やや細長い。上を向く様な飛び出た眼球が特徴。視力は、極めて悪く、ほとんど見えない。

[編集] チョウテンハナフサ(頂天花房)

ハナフサを持つ頂天眼

[編集] スイホウガン(水泡眼)

詳細は「スイホウガン」を参照

昭和33年に中国から伝わった。角膜が肥大して、リンパ液が入った水泡ができた品種。破れるとまず再生しない。英名は「バブルアイ(Bubble Eye)」 。

[編集] チンシュリン(珍珠鱗)

詳細は「チンシュリン」を参照

パールスケール、とも呼ばれる。特にピンポン玉のようにまん丸な体型のものはピンポンパールと呼ばれる。ピンポンパールと呼ばれる珍珠鱗は、プクプクとした愛らしい体系な為、金魚好きには人気がある。半円形に膨らみ、逆立っているように見える鱗が特徴。名前の由来はこの鱗が「真珠」(中国語で「珍珠」)のように見えることから。スイホウガンと掛け合わせて、頭に水泡を持つハマニシキ(浜錦)が近年生み出された。

[編集] チョウビ(蝶尾)

詳細は「チョウビ」を参照

近年出回り始めた中国金魚で、尾が蝶のように広がった品種。特に、白と黒(もしくは赤と白)の更紗模様の個体はパンダチョウビ、オレンジの体色に黒いひれの個体はレッサーパンダと呼ばれ、いずれも需要に生産が追いつかないほど人気が高い。日本に輸入されるほとんどが出目性の個体であるが、「蝶尾」という品種名は出目性のものに限定されるわけではない。

[編集] ヤナギデメキン(柳出目金)

ワキンの体型に長い吹流し尾とデメキンのような大きく飛び出た目をつけたような品種。今の段階ではあまり評価されていないため選別段階で処分されることが多く、市場にはあまり出回っていない。

[編集] テツギョ(鉄魚)

詳細は「テツギョ」を参照

2系統があるとされる。1つはリュウキンと野生のフナの雑種による系統。2つめは宮城県魚取沼に生息する系統で天然記念物に指定されていて、1993年に行われた遺伝子分析によれば金鮒を祖先としていて金魚との交雑の可能性は低いとされている。[1] [2]

[編集] リュウガン(竜眼)

詳細は「リュウガン (キンギョ)」を参照

肉瘤のあるデメキン、もしくは出目のオランダシシガシラのことを指す


[編集] その他

この他にも非常に多くの品種が存在し、更に新品種・外国産品種が続々と追加されている。品種として確立していない場合でも、流通の過程や小売店で便宜的に名称を与え、新品種のように扱われている場合もある。

[編集] キンギョの病気

そもそも金魚は天然に産するものではなく、古くから観賞用として人間が人工的に作り出し大切に保護してきた動物であるため、人間の手が加えられている品種であればあるほど自然への適応能力は非常に低い。そのため病気にかかりやすい。 逆に、原種に近いワキンなどは、ずぼらな飼育環境でも力強く生き延びる。

キンギョを飼う際は、病気への十分な知識を持つことが重要である。疾病の発生要因の多くは、ストレスに由来する。

餌の与えすぎ
キンギョには胃が無いので、一度に大量の餌を与えてはならない。
変質した餌
一度解凍した冷凍生き餌は与えてはいけない。開封後長期間放置した人工飼料も、脂肪が酸化しているので、与えてはいけない。
酸素不足
飼育密度に応じたエアーポンプの設置が必要。
急激な水温変化
水を一度に全部替えてはいけない。秋以降、ヒーターで保温すると良い。(Cf.観賞魚
病気の魚を持ち込んだ
買ってきたキンギョは念のため、一時バケツなどにいれておいて様子を見ると良い。
pHの変化
キンギョは中性を好む(pH7推奨)。水道水のカルキ抜き・中和剤使用は必須。排泄物の分解で酸性になるので、定期的に水の入れ替えを。
窒素循環
排泄されるアンモニアを無害化する硝化細菌を濾材で繁殖させる。濾材が目詰まりすることがある。
スレ傷
ネットで掬うこともストレスを与える。
過密飼育
酸素不足・pH悪化・アンモニア分解・スレ傷などの原因に繋がる。

[編集] 病理

[編集] 穴あき病

エロモナス属細菌の感染後、寄生体や細菌類が繁殖し、鱗が発赤>脱落>真皮露出>筋肉露出と悪化していく。 致死性は低いが、観賞魚としては見栄えが悪い。 専用の薬があるので、隔離して薬浴させる。また、水温を25度以上にして自然治癒させる。

[編集] 白点病

白点病は最も普通な魚類の病気のひとつであり、原生動物白点虫(イクチオイフリウス)の寄生虫病。致死性・伝染性・進行性のいずれの点でも、寄生虫病では最も危険な病気。下記のイカリムシとチョウのように虫が外部に張り付くのではなく、上皮組織内に入り込んでしまうため後述のように薬剤の効きが悪く、治療が困難。水温25度以下の状態でかかりやすく、水温・水質の変化等の急変によって体力の落ちた魚体に寄生する。白点病にかかった金魚は、水槽のガラス面や砂などに患部をこすり付けるという動作を良く見せる。4日~5日の周期で寄生→魚体より分離して増殖→寄生を繰り返す。寄生している間は薬は効かない為、投薬にはタイミングが重要。一旦、白点が消えても水中で増殖している可能性があるので油断は禁物。白点病で死んだ魚を気付かずほっておくと、寄生虫が大発生し水槽全滅の危険性もある。外部からの白点虫侵入を防ぐ為にも購入した金魚は4~5日隔離して様子を見ることが必要。

[編集] イカリムシ症

イカリムシという寄生虫が固着する。固着部が腫れ、出血することも少なくない。稚魚は死ぬこともあり、成魚でも衰弱する。この病気の場合、患部を固いものにこすり付ける動作が良く見られる。ピンセットなどで抜き取ることも可能だが、傷が出来ないように、また、イカリムシの頭部が魚体に残ることがある。

[編集] チョウ症

鰓尾類チョウという寄生虫が固着する。ウオジラミとも呼ばれる。水槽のガラス面や砂などに患部をこすり付けるため、体をさらに痛めてしまうことも少なくない。吸血する際に毒液を注入し、キンギョに多大なストレスを与える。大きいため直接除去できるし、駆除剤もあるが、卵には効かないため、濾過材と砂利を交換・洗浄して、卵が孵化するたびに根気よく駆除する必要がある。

[編集] 水カビ病

水槽に常在している糸状菌(ミズカビ類)が、魚が弱っているときに付着繁殖して、綿毛のような群落を成す。水カビが体表に寄生することで細胞膜の浸透圧調整機能が破壊された結果として死に至るため、水槽に塩を入れて浸透圧を調整することで延命が可能。水温20度以下になると発生しやすくなるため、秋以降ヒーターでの水温調節が予防に重要である。

[編集] 転覆病

前後の浮袋のバランスが崩れる原因不明の難病。横転して動かなくなり、餌を食べず、徐々に弱って死んでいく。完全に浮上転覆してしまうと、空気に触れた腹部が爛れてしまい急死することもある。ランチュウのような丸っこいキンギョほどかかりやすい。

[編集] カラムナリス病

文字通りカラムナリス菌の感染症で、グッピーエンゼルフィッシュ尾ぐされ病の原因と言った方が分かりやすい。グッピーの尾ぐされと同様、強力な組織の溶解を引き起こす。水槽に塩(普通の食塩でよい)を0.5%いれておくと予防に有効。

[編集] 運動性エロモナス病

常在菌のエロモナス菌の引き起こす病気で、魚が弱ると感染し、二種類の症状がある。一つは、まつかさ病で、鱗が逆立ってしまう(ちなみにピンポンパールの鱗の逆立ちは生まれつきなので問題ない)。もう一つが、赤班病で、皮膚や鱗に皮下出血が見られる。魚が急激に弱る。いずれも皮下組織の病気で、根気よく治療する必要がある。

[編集] 風船病

ピンポンパール(短尾珍珠鱗)に特有の病気。主に腹部や尾部の皮膚に風船状の水疱(みずぶくれ)が複数発生する。血液状の液体で満たされた血腫状のふくらみになることもある。ガマガエル症候群(ガマ病)という呼び名もネット上では散見される。 原因は不明だが、エロモナス属細菌の感染によるものであり、まつかさ病がピンポンパールの硬い鱗のために水疱状を呈するのではとの推測もある。難治性で致死率も高いとされるが、滅菌性の薬剤(ニトロフラゾンなど)により薬浴させて2週間ほどで治癒した報告もある。

[編集] 病気の診断方法

  • 口がただれる:カラムリナス病の口ぐされ
  • えらに黄色い粘液が付着:カラムリナス病の鰓ぐされ
  • 体表に小さな白点ができている:白点病
  • 体表が点状出血・体表全体の内出血で赤くなる:運動性エロモナス病の赤班病
  • 体表の鱗1・2枚程度の表皮白濁と周囲の充血:穴あき病の初期症状
  • 体表に穴があく:重症の穴あき病
  • 体表の鱗が逆立ち、キンギョがまつかさのようになる:運動性エロモナス病の松かさ病
  • 体表に綿状のものが付着:水カビ病
  • 体表に直径3~5mm程度の半透明・円盤状の虫が付着:チョウ症
  • 体表に1cm以下の細いひも状のものが突き刺さる:イカリムシ症
  • ひれの先端が白濁する:カラムリナス病の尾ぐされ病の初期症状
  • ひれ全体が腐り、扇の端がバラバラになる:重症の尾ぐされ病
  • ひれ全体が赤く充血する:赤班病
  • 正常に遊泳できず、横転・転覆する:転覆病
  • くしゃみのようなしぐさをする:お腹を壊している

[編集] 病気の治療法

細菌が原因の場合
オキソリン酸・塩酸クロルヘキシジンなど抗生物質の投与。水槽に入れてしまうと硝化細菌も一緒に死んでしまうので、できれば隔離したほうがいい。
カビ・原生動物
メチレンブルーマラカイトグリーンなど色素剤投与。薬剤が光分解されることや、溶存酸素が減る。
寄生虫
トリクロルホン(有機リン剤)投与。神経毒の薬物であるため、入れすぎ・魚へ直接かけてはいけない。
浮袋の異常
有効な治療法無し。浮上転覆に伴う爛れは、抗生物質で治療する。
お腹を壊している
数日間、餌を与えない。その後、稚魚用の餌またはプランクトンを少量与え、徐々に量を増やしていく。
種々のトラブルに有効
食塩(ミネラル類やアミノ酸類のなるべく少ない、なるべく「NaCl」に近いもの)を1日0.1%程度ずつ添加し、0.5%(水1Lあたり5g)にする。金魚の生理的食塩水濃度は、ヒトとほぼ同等で0.9%であるため、金魚の体力回復が期待できる。また、トラブルの原因である微生物類のうち、塩に弱いものに対する殺作用も期待できる。
水温を1日1℃程度ずつ上げて28℃にする。金魚の体力回復が期待できる。上記の薬剤添加と併用すると、効果が上がる場合が多い。

[編集] 養殖方法

中華人民共和国で養殖されるキンギョ

キンギョの増やし方は比較的容易である。また、親の捕食を防ぐため水槽は別途用意する必要がある。

[編集] 産卵

産卵期が春先であるため、雄は3歳前後、雌は4歳前後を水温19度前後の水槽に入れる。 水槽にはシュロなどの魚のための産卵床(さんらんしょう)となりそうな物を入れる。意外ではあるが、亀の子たわしでも代用できる。大量に産卵させたい場合は、シュロの皮を針金を用いて直径8cm長さ30cm程度のブラシ状にすると良い。尚、シュロの皮が手に入りにくい場合は、ヤシの実の内皮(たわしの材料)でも良い。また、ホテイアオイの根も使える。卵は1mm前後である。産卵後は産卵された物を素早く別の水槽(水温は同じ)に移す。この時、酸欠による卵の死を防ぐためにエアレーションを微量だけ行い水槽の水が対流するようにするとよい。大量のエアレーションを行うと、気泡による物理的ダメージで稚魚の奇形の発生率を高めてしまう可能性がある。

なお、卵が生存しているか否かは、卵の色で判別できる。生存している物は無色透明だが、死した卵は真っ白になる。

[編集] その他

[編集] キンギョを題材にした作品

[編集] 楽曲

[編集] 小説・文学

[編集] 漫画・アニメ

[編集] 置物・キャラクターグッズ等

  • ちょきんぎょ」シリーズ(JAバンクのマスコットキャラクター)
  • 「金魚ねぷた」青森県特産の郷土玩具。

[編集] 金魚の放流と生態系の破壊問題

前述と重複するが、元々金魚は観賞魚として人間が人工的に作り出した動物で、天然には存在しない。フナの突然変異によって発生した金魚は突然変異品種の固定や交配が繰り返され、もはや原種のフナとは似ても似つかぬ形状になっている。リュウキンの丸みを帯びた体型、尖った頭、背面側が癒合して腹面に向けて左右に分かれた尾鰭はその典型と言うべき特徴で、本来なら明らかに奇形魚としか言いようが無い。このため、人間の手が加えられていればいるほど自然への適応能力は非常に低いが、逆にフナに近い品種の場合は、丈夫で飼いやすい品種が多いため、自然への適応能力も自ずと高い物が多くなっている。このフナに近いワキンなどの品種が、近年、自然環境に悪影響を及ぼしている[要出典]

近年環境問題が重視されるようになって河川環境保護等に力が注がれている。そうした活動のうちに自然の河川に魚を放流する事業があるが、中には地元の固有種とは関係のない、本来自然界に存在すべきでない金魚などの改良品種までもが放流される事例が多くなっている。金魚の自然界への放流によって地元の固有種との交雑が起こり、何万年もかけて築かれてきた固有種の絶滅が懸念されている(→遺伝子汚染)。中には業者が選別によって品評的な価値のほとんど無い金魚をそのまま自然の河川に放流してしまうケースも存在する。因みにメダカ錦鯉に関しても、金魚と同様の事態が発生している。

この放流問題は外来魚問題の影であまり重視されていない地域も多いが、遺伝子汚染の問題から対策に乗り出した地域も出ている。特に、ヨーロッパや北米では、中国産や日本産の金魚を外来魚として駆除を始めた地方も出ている。また、こうした放流を行う者はいわゆる「善行」を為しているとの認識を持つ場合が多いことが、防止の働きかけをより難しいものとしている。

[編集] 関連項目

ウィキメディア・コモンズ

[編集] 脚注

  1. ^ 鉄魚(テツギョ)
  2. ^ 魚取沼のテツギョ生息地宮城県文化財保護課

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月23日 (月) 22:49 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【キンギョ】変更履歴

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