ギザの大ピラミッド

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座標: 北緯29度58分45.03秒 東経31度08分03.69秒 / 北緯29.979175度 東経31.1343583度 / 29.979175; 31.1343583

ギザの大ピラミッド

ギザの大ピラミッド〔ギザのだいピラミッド、Great Pyramid of Giza〕とは、ピラミッド建築の頂点とされる「クフ王ピラミッド」である。エジプトギーザに建設された。世界の七不思議で唯一現存する建造物である。

[編集] ギザの大ピラミッドに至るまでの沿革

三大ピラミッド(一番奥がギザの大ピラミッド)

一般に、ピラミッドの出現は、ファラオ(王)を頂点とした中央集権国家が確立したことを示している。したがってピラミッドの建造が盛んなことは、エジプト中央集権国家としても盛期であったと言える。

ギザの三大ピラミッド(ギザの大ピラミッド〔クフ王のピラミッド〕、カフラー王のピラミッドメンカウラー王のピラミッド)が建造された時代は「エジプト古王国時代(第3-第6王朝)」であり、この時代のピラミッドは、規模・技術ともに最高水準を示すことから、当時のことは、別名で「ピラミッド時代」ともいわれる。

なお、ピラミッドの語源は諸説あって確定できない。語源の最も有力な説はギリシア語で三角形のパンを指すピューラミスπυραμίς pyramis ピラミス、ピラムスとも)に由来する、という説である。古代エジプト語名は「メル(mer)」で、「昇る」という意味。ミル、ムルとも発音し、ヒエログリフでは△と表記した。

[編集] ギザの大ピラミッド

クフ王のピラミッド断面図
1.入口 2.盗掘孔 3.上昇通路入口 4.下降通路 5.未完の地下室 6.上昇通路 7.女王の間 8.水平通路 9.大回廊 10.王の間 11.控えの間 12.脱出孔

クフ王が建設したギザの大ピラミッドは、ピラミッド建築の頂点とされ、最大規模を誇る。

現在高さ138.74m(もとの高さ146.59m)、底辺:230.37m、勾配:51度50分40、容積:約235.2万m³で、平均2.5tの石材を約270万~280万個積み上げたと計算される。長さと高さの比は黄金比である。14世紀にリンカン大聖堂の中央塔が建てられるまで世界で最も高い建築物であった。

こうした規模とともに石積技術も最高水準にある。例えば、底辺の長さの誤差は20cm、方位の誤差は1分57秒-5分30秒という正確さである。

[編集] 通気孔

王の間と女王の間にはそれぞれ通気孔が存在する。それは部屋の温度を一定に保つためのものとされているが、女王の間の通気孔とされている穴はなぜか薄い壁で巧妙に隠されており、1872年にウェインマン・ディクソンが発見するまで存在も知られていなかった。

さらに1993年にルドルフ・ガンテンブリングによって行われた調査で、女王の間からのびているものだけは外部へ通じておらず、60m程先に青銅の取っ手が取り付けられた厚さ6cmほどの石灰岩の扉で閉じられた部屋がある事が判明した。その後の調査で、扉にドリルで小さな穴をあけ、そこにファイバースコープを差し込み、扉の向こう側にヒビの入った壁が確認された。エジプト考古学庁長官ザヒ・ハワス博士は、この空間がクフ王の埋葬室につながっている可能性が高いと考えている。

さらに王の間の通気孔はオシリスを表すオリオン座の3つ星を、女王の間の通気孔はイシスを表すシリウスの方向を示している。これは古代エジプト人のオシリス信仰によるものであるとされている。

ウィキメディア・コモンズ


ギザ台地の遺構群
三大ピラミッドクフ(大)カフラーメンカウラー)・大スフィンクス世界遺産


最終更新 2009年10月6日 (火) 10:56 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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