クイーンステークス

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クイーンステークス
開催地 札幌競馬場
施行日 2009年8月16日
格付け GIII
1着賞金 3900万円
距離 芝1800m
出走条件 サラブレッド系3歳以上牝馬(国際)(特指)
負担重量 3歳52kg、4歳以上55kg
収得賞金3000万円超過馬は超過額2000万円毎1kg増
第1回施行日 1953年10月4日
  

クイーンステークスは、日本中央競馬会(JRA)札幌競馬場1800mで施行する中央競馬重賞GIII競走である。正式名称は北海道新聞杯クイーンステークス

目次

[編集] 概要

1953年に「クイーンステークス」の名称で創設された4歳(現3歳)牝馬による別定の重賞競走。条件や施行時期の変遷(次節参照)を経て、現在は古馬の牝馬にも開放されており、3歳(旧4歳)馬は秋華賞を、また古馬は秋の府中牝馬ステークスエリザベス女王杯を占う1戦でもある。

1970年からはこの年新設されたビクトリアカップ1976年からはエリザベス女王杯)の関東圏における前哨戦に位置付けされ、1991年からは優勝馬から3着馬までエリザベス女王杯の優先出走権が与えられるようになり、1995年のみエリザベス女王杯トライアルとして行われた。

しかし1996年に3歳牝馬限定のGI秋華賞が新設されたのを機に、芝1800mに距離変更され秋華賞トライアルとなった。更に、2000年からは施行場が札幌競馬場に移されるとともに出走資格が古馬にも開放され3歳以上の競走となり、秋華賞の関東圏におけるトライアル競走としての位置付けは紫苑ステークスに受け継がれる事になった。

札幌競馬場に移設した2000年以降は、牝馬が秋華賞・エリザベス女王杯といった秋季のGI競走を見すえて起点とする競走に位置付けられており、2005年の2着馬ヘヴンリーロマンスは翌週の札幌記念に出走して優勝し、さらには天皇賞(秋)でも優勝し初GI制覇を果たした。またオースミハルカ2003年2004年と当競走を連覇しており、2004年にはエリザベス女王杯で2着と好走した。

出走資格はサラ系3歳(旧4歳)以上牝馬のJRA所属の競走馬、JRAに認定された地方所属の競走馬(2頭まで)及び外国調教馬(7頭まで)。

負担重量は別定重量で、3歳は52キロ、4歳以上は55キロを基本とし、更に収得賞金が3000万円超過の競走馬は超過額2000万円毎に1キロの負担が課せられる様定められている。

賞金総額は7,460万円。1着賞金は3,900万円で、以下2着1,600万円、3着980万円、4着590万円、5着390万円。

[編集] 歴史

  • 1953年 - 4歳(現3歳)牝馬の競走馬による別定の重賞競走として「第1回クイーンステークス」が創設され、東京競馬場・芝2000mで施行された。
  • 1956年 - 中山競馬場のスタンド改築工事に伴う振替開催により、中山競馬場・芝2000mで施行。
  • 1957年 - 中山競馬場の芝2000mで施行。
  • 1959年
    • この年の9月1日から日本競馬の計時方式の変更に伴い、時計表示が1/5秒表示から1/10秒表示に変更。
    • 保田隆芳騎手として史上初の連覇。
  • 1964年 - 施行場を中山競馬場の芝2000mに変更。
  • 1966年 - 中山競馬場のトータリゼータシステム導入工事及びダートコース新設工事に伴う振替開催により、東京競馬場・芝2000mで施行。
  • 1968年 - 東京競馬場のスタンド増築工事に伴う振替開催により、東京競馬場の芝2000mで施行。
  • 1970年
    • 野平祐二が騎手として2人目の連覇。
    • 野平省三が調教師として史上初の連覇。
  • 1974年 - 施行場を東京競馬場の芝2000mに戻す。
  • 1975年 - 京葉労働組合の労働協議の影響による開催中止の振替開催により、中山競馬場の芝2000mで施行。
  • 1980年
    • 施行場を中山競馬場の芝2000mに戻す。
    • 大崎昭一が騎手として3人目の連覇。
    • 尾形藤吉が調教師として2人目の連覇。
  • 1984年 - グレード制施行によりGIIIに格付け。
  • 1988年 - 中山競馬場のスタンド改築工事に伴う振替開催により、新潟競馬場の芝2000mで施行。
  • 1991年
    • 混合競走に指定。
    • 負担重量を定量に変更。
  • 1995年
    • 時事通信社より寄贈杯を受け「時事通信杯クイーンステークス」に名称変更。
    • 指定交流競走に指定され、地方所属馬にも門戸が開かれる。
  • 1996年 - 施行距離を芝1800mに変更。
  • 2000年
    • 開催時期を9~10月から8月に変更。
    • 施行場を現在の札幌競馬場の芝1800mに変更。
    • 施行場を札幌競馬場に移したことにより時事通信社が寄贈杯を取り止め。
    • 出走条件を「4歳(現3歳)牝馬」から「4歳(現3歳)以上牝馬」に変更。それに伴い、秋華賞トライアルから除外。
    • 指定交流競走から特別指定交流競走に変更され、JRAに認定されていない地方所属の競走馬は出走不可となる。
    • 負担重量を別定に戻す。
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳以上牝馬」から「3歳以上牝馬」に変更。
  • 2002年 - 北海道新聞社より寄贈杯を受け「北海道新聞杯クイーンステークス」に名称変更。
  • 2004年
    • 薄暮競走実施により北海道主場においての最終競走発走時刻を17時10分に設定したことに伴い、本競走の競走番号を第11競走から第9競走に変更。
    • オースミハルカ競走馬として史上初の連覇。
    • 川島信二が騎手として4人目の連覇。
    • 安藤正敏が調教師として3人目の連覇。
  • 2007年 - 国際セリ名簿基準委員会(ICSC)の勧告により、重賞格付け表記をJpnIIIに変更。
  • 2009年 - 混合競走から国際競走に変更され、外国調教馬は7頭まで出走可能となる。それに伴い、重賞格付け表記をGIIIに戻す。

[編集] 歴代優勝馬

回数 施行日 優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1953年10月4日 チエリオ 牝3 2:06 4/5 阿部正太郎 田中和一郎 吉川英治
第2回 1954年10月10日 コマノハナ 牝3 2:07 1/5 古山良司 橋本輝雄 鈴木啓介
第3回 1955年9月11日 ブレツシング 牝3 2:04 2/5 保田隆芳 尾形藤吉 小野晃
第4回 1956年11月4日 アカツキ 牝3 2:07 3/5 野平祐二 松山吉三郎 中内佐光
第5回 1957年10月27日 ミスセイハ 牝3 2:06 3/5 斎藤義美 稗田敏男 吉田権三郎
第6回 1958年10月26日 ミスマルサ 牝3 2:06 0/5 保田隆芳 古賀嘉蔵 木村健次
第7回 1959年11月1日 ミスヒガシオー 牝3 2:04.7 保田隆芳 大久保房松 坂本清五郎
第8回 1960年10月30日 チドリ 牝3 2:04.6 高橋英夫 鈴木信太郎 中村勝五郎
第9回 1961年10月29日 エゾコウザン 牝3 2:05.4 高松三太 矢倉玉男 高岸高恵
第10回 1962年10月28日 リユウゼツト 牝3 2:05.3 森安弘明 元石正雄 田中彰治
第11回 1963年9月24日 ミストヨペツト 牝3 2:03.0 伊藤竹男 久保田金造 上野健
第12回 1964年9月23日 フラワーウツド 牝3 2:04.3 保田隆芳 尾形藤吉 永田雅一
第13回 1965年9月19日 キクノスズラン 牝3 2:04.1 森安重勝 山岡寿恵次 田中弘
第14回 1966年9月25日 キヨシゲル 牝3 2:06.5 中島啓之 川上武一 北城勘次郎
第15回 1967年10月15日 メジロアサヒ 牝3 2:04.6 矢野一博 大久保末吉 北野ミヤ
第16回 1968年10月27日 ハードウエイ 牝3 2:04.9 小島太 柄崎義信 鈴木健司
第17回 1969年10月19日 メイジアスター 牝3 2:03.9 野平祐二 野平省三 鈴木四郎
第18回 1970年9月20日 ハーバーゲイム 牝3 2:02.9 野平祐二 野平省三 小川乕三
第19回 1971年9月19日 ポピーオンワード 牝3 2:03.2 大和田稔 二本柳俊夫 樫山ハル
第20回 1972年9月17日 タカイホーマ 牝3 2:03.5 樋口弘 仲住達弥 高井嘉輔
第21回 1973年9月15日 ヒダコガネ 牝3 2:03.2 沢峰次 松山吉三郎 下出源七
第22回 1974年9月15日 トウコウエルザ 牝3 2:01.0 嶋田功 仲住達弥 渡辺喜八郎
第23回 1975年9月14日 アンセルモ 牝3 2:03.1 坂井千明 諏訪富三 石川秀明
第24回 1976年9月19日 ニッショウダイヤ 牝3 2:01.4 岡部幸雄 鈴木清 勝又豊次郎
第25回 1977年9月18日 プリティーアカツキ 牝3 2:01.3 増沢末夫 勝又忠 中内佐光
第26回 1978年9月17日 バンパサー 牝3 2:01.4 蛯沢誠治 野平富久 (株)東牧場
第27回 1979年9月16日 ハザマファースト 牝3 2:00.8 大崎昭一 尾形藤吉 内山平蔵
第28回 1980年9月14日 タケノハッピー 牝3 2:00.8 大崎昭一 尾形藤吉 大沢良丈
第29回 1981年9月13日 スーパーファスト 牝3 2:02.4 中野栄治 久保田彦之 長島一民
第30回 1982年9月19日 ビクトリアクラウン 牝3 2:02.0 嶋田功 稲葉幸夫 飯田正
第31回 1983年9月18日 スイートブレスト 牝3 2:04.8 佐藤照雄 田中和夫 渡辺君江
第32回 1984年9月16日 ハッピーオールトン 牝3 2:01.6 中島敏文 藤本晋 小畑正雄
第33回 1985年9月15日 アサクサスケール 牝3 2:00.8 増沢末夫 佐藤征助 田原源一郎
第34回 1986年9月14日 ロイヤルシルキー 牝3 2:03.2 蛯沢誠治 中尾銑治 (有)シルク
第35回 1987年10月4日 ストロングレディー 牝3 2:01.9 的場均 内藤一雄 熊坂富寿雄
第36回 1988年10月2日 フリートーク 牝3 2:04.0 増沢末夫 鈴木康弘 (有)社台レースホース
第37回 1989年10月1日 メジロモントレー 牝3 2:00.8 柴田政人 奥平真治 (有)メジロ牧場
第38回 1990年9月30日 ウィナーズゴールド 牝3 2:07.6 坂本勝美 伊藤正徳 (有)坂東牧場
第39回 1991年9月29日 イナズマクロス 牝3 2:01.5 横山典弘 稗田研二 小泉賢悟
第40回 1992年10月4日 シンコウラブリイ 牝3 2:00.7 岡部幸雄 藤沢和雄 安田修
第41回 1993年10月3日 ユキノビジン 牝3 2:02.3 安田富男 久保田敏夫 荒井幸勝
第42回 1994年10月2日 ヒシアマゾン 牝3 2:02.9 中舘英二 中野隆良 阿部雅一郎
第43回 1995年10月1日 サクラキャンドル 牝3 2:01.8 小島太 境勝太郎 (株)さくらコマース
第44回 1996年9月29日 レインボークイーン 牝3 1:50.6 本田優 星川薫 (有)イーデン産業
第45回 1997年9月28日 プロモーション 牝3 1:50.0 蛯名正義 和田正道 (有)社台レースホース
第46回 1998年10月4日 エアデジャヴー 牝3 1:48.6 横山典弘 伊藤正徳 (株)ラッキーフィールド
第47回 1999年10月3日 エアザイオン 牝3 1:48.2 岡部幸雄 藤沢和雄 (株)ラッキーフィールド
第48回 2000年8月13日 トゥザヴィクトリー 牝4 1:46.8 藤田伸二 池江泰郎 金子真人
第49回 2001年8月12日 ヤマカツスズラン 牝4 1:47.4 池添謙一 池添兼雄 山田博康
第50回 2002年8月11日 ミツワトップレディ 牝5 1:48.1 千田輝彦 渡辺栄 (株)高昌
第51回 2003年8月17日 オースミハルカ 牝3 1:47.7 川島信二 安藤正敏 山路秀則
第52回 2004年8月15日 オースミハルカ 牝4 1:47.5 川島信二 安藤正敏 山路秀則
第53回 2005年8月14日 レクレドール 牝4 1:46.7 蛯名正義 池江泰郎 (有)サンデーレーシング
第54回 2006年8月13日 デアリングハート 牝4 1:46.7 藤田伸二 藤原英昭 (有)社台レースホース
第55回 2007年8月12日 アサヒライジング 牝4 1:46.7 柴田善臣 古賀慎明 寺内正光
第56回 2008年8月17日 ヤマニンメルベイユ 牝6 1:48.1 柴山雄一 栗田博憲 土井肇
第57回 2009年8月16日 ピエナビーナス 牝5 1:48.2 古川吉洋 南井克巳 本谷兼三

[編集] 本競走からのビクトリアカップ優勝馬

1970年から1975年までビクトリアカップの前哨戦として施行されていたが1頭が同年のビクトリアカップを制覇している。

回数 施行日 馬名 性齢 着順
第22回 1974年9月15日 トウコウエルザ 牝3 1着

[編集] 本競走からのエリザベス女王杯優勝馬

1976年から1995年までエリザベス女王杯の前哨戦として施行されていたが7頭が同年のエリザベス女王杯を制覇している。

回数 施行日 馬名 性齢 着順
第24回 1976年9月19日 ディアマンテ 牝3 3着
第30回 1982年9月19日 ビクトリアクラウン 牝3 1着
第35回 1987年10月4日 タレンティドガール 牝3 3着
第38回 1990年9月30日 キョウエイタップ 牝3 6着
第41回 1993年10月3日 ホクトベガ 牝3 2着
第42回 1994年10月2日 ヒシアマゾン 牝3 1着
第43回 1995年10月1日 サクラキャンドル 牝3 1着

[編集] 関連項目

最終更新 2009年10月14日 (水) 09:44 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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