クチビハール
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クチビハール(Cooch Behar、Koch Bihar)は、インドとバングラデシュとの国境一帯にある地方。
国境よりインド側の地域にバングラデシュの飛び地が点在し、バングラデシュ側の地域にもインドの飛び地がある。ややこしい地域である為、地図にもほとんど載らない。
[編集] 概要
バングラデシュは、現在は独立国であるが、イギリスからの独立当初はパキスタンの飛び地であった。1947年にインドがイギリスから独立した際、イスラム教徒が多い地区として、パキスタンが東パキスタン(現在のバングラデシュ)もいっしょに独立をした。その際、クチビハール一帯に多数の飛び地ができた。その後、東パキスタンと西パキスタンは、民族、言語が違うためにやりきれなくなり、東パキスタンがインドの支援を得て独立戦争を起こし、1971年にパキスタンからバングラデシュとして独立をする。飛び地はバングラデシュに引き継がれ、現在、インドとバングラデシュの間に200ヶ所以上もの飛び地が点在する。
17世紀頃、この辺りを支配していたクチビハール王国と攻め込んできたムガール帝国との取り合いがきっかけで、領主や兵士達がそれぞれ土地を占領し自分の国の主に忠誠を誓う内に、とてもややこしい事になった。この土地には「飛び地の中の飛び地の中の飛び地」という複雑な場所もある上、面積わずか50平方メートルという世界最小の飛び地もある。
飛び地の住民はとても不便で苦労をしている。国外へ出る許可が欲しくても、申請を行う役所が飛び地の中にないし、飛び地なので、電気や水道を引くなど行政サービスが受けられないでいる。いくつかの飛び地と本土をつなぐ通路も造られているが、問題は山積み。インドのクチビハール州との国境地帯で、インド領内にバングラデシュの飛び地が95ヶ所、バングラデシュ領内にインドの飛び地が129ヶ所。そのうち24ヶ所は飛び地の中の飛び地というものがある。政府も飛び地の中までの人数は把握不可能。
1958年に、飛び地を解消しようと両国が検討し、土地の交換を合意した。こうすることで、インド領の中のバングラデシュの飛び地の住民はインド人に、バングラデシュ領内のインドの飛び地のインド人がバングラデシュ人になるというものだが、イスラム人などが飛び地の中で生活しているため、猛反発が出た。そのため、現在においても飛び地のままだという。
[編集] 歴史
- 1947年8月 - イギリス領インドがインドとイスラム派のパキスタンに分離独立。クチビハール一帯は両国の入り乱れた飛地が多数出来る。
- 1971年12月 - バングラデシュがパキスタンから独立し、クチビハール一帯はインドとバングラデシュの飛び地になる。
[編集] 参考
最終更新 2008年9月22日 (月) 13:05 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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