クラインの壺 (小説)
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『クラインの壺』(クラインのつぼ)は、岡嶋二人の小説である。1989年に新潮社より刊行され、1993年新潮文庫刊行、2005年には講談社文庫から刊行された。
目次 |
[編集] 概要
ミステリー要素とSFをふんだんに取り入れ、当時まだ珍しかったバーチャルリアリティを斬新に取り入れた話が話題になる。表題はこの装置の名前として登場し表と裏の区別がない立体クラインの壺に由来する。物語が進むに従い現実世界(表)と仮想世界(裏)が曖昧になっていく様子が描かれる。
尚、岡嶋二人は徳山諄一と井上夢人のコンビであったが、本作を境にコンビは解消された。本作の大部分は井上の手によるとされる。
[編集] ストーリー
バーチャルリアリティシステム「クライン2」による最新鋭ゲーム、そのゲームストーリー原作者としてテストプレーヤーになった青年が、もう一人のテストプレーヤーの失踪を機に「クライン2」の裏事情を探っていく。
[編集] 登場人物
- 上杉彰彦
- ゲームブックの原作をイプシロン・プロジェクトに売る契約を交わし、クライン2を用いたゲームのテストプレーヤーとなる。
- 高石梨紗
- 原作のストーリーを知らない視点からのテストプレーヤーとして雇われたアルバイト。後に失踪。
- 真壁七美
- 梨紗の友人。上杉とともに、失踪した梨紗を探す。
- 梶谷孝行
- イプシロン・プロジェクト営業企画部長。
- 笹森貴美子
- イプシロン・プロジェクト社長。
- ケネス・バトラー
- イプシロン・プロジェクト研究所の技術者。ゲームコントロールを担当。
- 百瀬伸夫
- イプシロン・プロジェクト研究所の技術者。ゲーム内で上杉に「戻れ」との警告を与える。
[編集] テレビドラマ
[編集] 概要
1996年3月18日から3月29日まで(全10話) 、NHK教育テレビでジュニアドラマとしてドラマ化。ジュニアドラマ自体は少年ドラマシリーズ復活という意向であったが、結局本作一作のみ製作されている(こういう事情から、少年ドラマシリーズと一緒に扱われる機会が多い)。同年のゴールデンウィークに全二回の総集編も放送している。実質上の作者、井上夢人自ら脚本を書いているが、ジュニアドラマという位置付けを意識してか、主人公の年齢が高校生に引き下げられていたり、テストプレイヤーとなった経緯がゲーム大会(電脳戦機バーチャロン)で優勝したことによるものになっていたりと、原作から若干の設定変更が見られる。音楽は川井憲次。
なお、このドラマには少女時代の佐藤藍子などが出演している。
[編集] スタッフ
- 脚本:井上夢人、川上英幸
[編集] キャスト
最終更新 2009年10月6日 (火) 11:20 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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