クリストファー・リー

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クリストファー・リー
Christopher Lee
2007年、撮影の合間に
2007年、撮影の合間に
本名 Christopher Frank Carandini Lee
生年月日 1922年5月27日(87歳)
出生地 イングランドの旗 イングランド ロンドン・ベルグレイヴィア
職業 俳優
配偶者 Birgit Kroencke(1961 – )
公式サイト http://www.christopherleeweb.com/
主な作品
吸血鬼ドラキュラ
ロード・オブ・ザ・リング
備考
大英帝国勲章(CBE)

クリストファー・フランク・カランディーニ・リー CBEChristopher Frank Carandini Lee CBE1922年5月27日- )は、イギリスロンドン出身の映画俳優。怪奇映画の大スターとして名を馳せ、80歳を超えた今なお現役で活躍する名優である。

出演作は250本にも上り、世界で最も多くの映画に出演した俳優としてギネスブックに記載されている。ドラキュラ伯爵役が最も有名であり、そのほか『白夜の陰獣』のラスプーチン、『007 黄金銃を持つ男』のスカラマンガ、『三銃士』のロシュフォールなど、特に悪役でその魅力が際だっている。193センチの長身は老いてますます威厳があり、その威容を『ロード・オブ・ザ・リング』や『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』等の大作で遺憾なく発揮している。

ピーター・カッシングヴィンセント・プライスと並んで戦後のホラー映画黄金期を築いた。特にピーター・カッシングとは多くの作品で共演し、ホラー映画の名コンビとして知られている。

目次

[編集] 来歴

フルネームはクリストファー・フランク・カランディーニ・リー(Christopher Frank Carandini Lee)。母方のカランディーニ家はイタリアの歴史ある貴族の一門であり、父はロイヤル銃撃隊の士官であった。語学能力に長け、英語以外に七カ国語(フランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語、スウェーデン語、ロシア語及びギリシャ語)を自在に話すことができると言われており、実際に英語のほか、ドイツ語、フランス語での出演も多い。

若い頃は196cmという長身のためスタントマンや脇役が中心だった。ハマー・フィルム怪奇映画フランケンシュタインの逆襲』では、フランケンシュタイン男爵に創造される怪物を演じたが、この時は奇怪なメイクで素顔は見せず、また台詞も無かった。そのグロテスクなメーキャップに、当時のマスコミには、「リーは事故をして整形手術に失敗したらしい」などと揶揄される始末だった。が、『フランケンシュタインの逆襲』が大ヒットすると、ハマー・フィルムは続いて『吸血鬼ドラキュラ』を制作、ここでリーはドラキュラ伯爵役を得、『吸血鬼ドラキュラ』もまた大ヒットしたことから、一躍スターとなった。この時、『フランケンシュタインの逆襲』でフランケンシュタイン男爵を、『吸血鬼ドラキュラ』でヴァン・ヘルシングを演じたのが、ハマー・フィルムのもうひとりの看板名優、ピーター・カッシングである。

ピーター・カッシングとは22本の映画で共演したが、『吸血鬼ドラキュラ』を含め、リーがドラキュラを演じ、カッシングがヴァン・ヘルシングを演じる作品は3本ある。今尚、このリーのドラキュラ、カッシングのヴァン・ヘルシングを超える組合せは無い、とするホラーファンも多い。また、二人は親友であり、その友情は変わることがなかった(カッシングは1994年に没した。なお、共演こそしていないがカッシングはリーが出演する以前に、スター・ウォーズ エピソード4ターキン総督役で出演している)。

リーの最大の当たり役はドラキュラであり、ハマー・フィルムでは合計8本の作品にドラキュラ役として出演したが、本人はドラキュラでイメージが固定されることを嫌い、ハマー・フィルムの衰退した1970年代以降はアメリカ移住し、ドラキュラのイメージを払拭するべく、数多くの映画に出演した(後、1985年にイギリスに帰国)。

小説『シャーロック・ホームズシリーズ』を基にした映画にも出演した。リーはマイクロフト・ホームズシャーロック・ホームズの兄弟双方を演じた史上唯一の俳優でもある。また、ハマー・フィルム制作の『バスカヴィル家の犬』では、ヘンリー・バスカヴィル卿を演じている(この時ホームズを演じたのはピーター・カッシングである)。

若い頃から剣術、馬術に優れており、無名の頃にはスタントマンとしてその技量を発揮したが、後年オリヴァー・リード主演の『三銃士』にロシュフォール役で出演した際にも、見事なアクションを披露した。なお、スター・ウォーズシリーズでは80歳を過ぎていたため、アクションシーンは代役(あるいはコンピュータ・グラフィックスや映像加工によって、頭の部分だけ代役と挿げ替えている)である。

俳優としての活動のほか、その深く重々しい美声を生かした朗読、歌唱も多い。トールキン・アンサンブルとのコラボレーションCDや、エドガー・アラン・ポー作品の朗読が有名。また、コメディ映画『キャプテン・ザ・ヒーロー』では、悪の首魁ミスター・ミッドナイトを演じるに際し、その歌声と妙にノリノリのダンスを披露している。

近年では、イタリアのメタル・バンドラプソディー・オブ・ファイアの要請を受け、アルバム『Symphony Of Enchanted Lands II-The Dark Secret』にナレーションで参加。また『The Magic Of The Wizard's Dream』では歌唱で参加している。声優としての仕事もこなし、ストップ・モーション映画『コープスブライド』に出演している他、ゲームソフト『キングダム ハーツII』の英語版では重要キャラであるディズを演じている。

[編集] 戦争

1939年ソ連フィンランドに侵攻して勃発した冬戦争において、リーはフィンランド側の義勇兵として参戦した。

第二次世界大戦中、リーはイギリス空軍に所属していた。南アフリカでパイロットとして訓練を受けたものの、視力不足でパイロットへの道は断念せざるを得なかった。その後、第260飛行隊の情報士官としてシチリアイタリアで転戦し、北アフリカで終戦を迎えた。戦後、退役したリーの階級は大尉であった。

[編集] 私生活

妻はデンマーク人のモデルにして画家のGitte Kroencke。従兄弟に『007シリーズ』の原作者イアン・フレミング、姪にハリエット・ウォルターがいる。

このイアン・フレミングとの親戚関係もあって、『007シリーズ』第1作『007 ドクター・ノオ』の映画化に際してフレミング自身がリーに敵方のノオ博士役を望んでいたが実現せず、結果としてジョセフ・ワイズマンがこの役を得た。

後に、『007シリーズ』第9作『007 黄金銃を持つ男』(原作はイアン・フレミングの遺作)で、宿敵フランシスコ・スカラマンガとしてシリーズへの出演を果たした。

ロード・オブ・ザ・リング』の出演者の中で、唯一原作者のJ・R・R・トールキンと面識があり、指輪物語の世界観のみならず、トールキンの創造したエルフ語への造詣が深い。また『ゴーメンガースト』の原作者マーヴィン・ピークとも面識がある。

[編集] 主な出演作

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月29日 (日) 00:47 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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