クロミンククジラ
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| クロミンククジラ | ||||||||||||||||||||||||||||||
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![]() ロス海で撮影されたクロミンククジラ |
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| 保全状態評価[1] | ||||||||||||||||||||||||||||||
| DATA DEFICIENT(IUCN Red List) | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 分類 | ||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Balaenoptera bonaerensis Burmeister, 1867 |
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| 和名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| クロコイワシクジラ | ||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| Antarctic Minke Whale |
クロミンククジラ(くろみんく鯨・学名Balaenoptera bonaerensis)とはヒゲクジラ亜目の一種である。ナガスクジラ科ナガスクジラ属に属する。クロコイワシクジラ(黒小鰯鯨)とも呼ばれる。
目次 |
[編集] 分類
この鯨種はかつてはミンククジラと単一の種 Balaenoptera acutorostrata とされたうえで、南半球の南極海-南半球水域群などに分けられていた。現在ではこれらは別種とされ、南半球の通常型には新学名B. bonaerensisが与えられた。B. bonaerensis は英名で Southern Minke Whale(ミナミミンククジラ)、和名ではクロミンククジラとも呼ばれる。
また和名ではクロコイワシクジラともされるが、イワシクジラと特に近縁という訳ではない。
[編集] 形態・生態
クロミンククジラは調査捕鯨の結果から日本鯨類研究所は成熟雌の90%以上が毎年妊娠するとしており繁殖力は非常に強いとされるが、同じ調査捕鯨の結果によると、南極海のミンククジラは商業捕鯨の末期に日本とソ連が集中的に捕獲を開始した1970年頃を境に捕鯨禁止を経て現在に至るまで、生息数の増加の停止が観察されている。捕鯨禁止により殆ど総ての鯨種が増加傾向にある中でこれは特異な現象である。これについて同研究所はザトウクジラとクロミンククジラとの間に起こった優先種の交代と見ているが、これにより総てが説明されるものではない。
ミンククジラ2種は、近年、日本による調査捕鯨で確認されるまで、同一の種とされたほどで、極端な違いはみられない。(ナミ)ミンククジラの手鰭には白い模様があるが、クロミンククジラの手鰭に模様はなく、それが顕著な外観の違いである。成体での体長は8.5 - 9.0mほどであり、ミンククジラよりやや大きい程度である[2]。
クロミンククジラはその餌として南極海に多く生息するオキアミやプランクトンのみに依存している[3]。ただし、ロス海では魚類の捕食が確認されており、もともとは魚なども捕食する雑食性であったものが、捕鯨によって減少した大型鯨類が捕食する筈であったオキアミ資源に余剰が生じた為[4]とする説もある。
クロミンククジラは他のヒゲ鯨同様、高緯度海域の摂食域と低緯度海域の繁殖域の間で大回遊を行う。夏場は摂食域である南極海で採餌し、秋から冬にかけた九月からの三ヶ月間は温暖な低緯度海域(南太平洋西側海域など)の繁殖域で繁殖するとされる。繁殖域ではほとんど捕食しないとされ、移動途中や繁殖域での捕食は確認されていないが、他の鯨と比較して小型であり(つまり脂肪の蓄積も少ない)、摂食域にいる期間も短い事実から、なんらかの摂食が行われているだろうという指摘[5]もある。クロミンククジラは赤道近くまでは回遊するものの、赤道を越える事はない。
[編集] 生息数
クロミンククジラの生息数については諸説ある。かつては南極海-南半球水域群が76万頭も生息しているのではないかという推計もあったが、近年に出された暫定報告ではこの数字は大幅に下方修正されており、現在、国際捕鯨委員会(IWC)の科学委員会で検討が行われているが、2008年の時点で生息数に関する合意は得られていない[6]。
クロミンククジラの商業捕鯨モラトリアム以前の生息数は、ミンククジラの商業捕鯨が比較的最近に始まったこともあって定かでないが、1970年代に初期生息数は20万頭程度と報告されたことがある[7]。
それ以外の群については、IWCの公式ウェブサイトによると、北大西洋については1996-2001年の調査においては推測値が174,000頭で、95パーセントの確率でこの個体群の実数は125,000頭から245,000頭までの範囲の中に含まれるであろうとされている。次に西グリーンランド海域については2005年の調査で推測値が10,800頭(95パーセントの確率で実数は3,600 - 32,400頭の範囲内)とされる。[8]。
[編集] 画像
[編集] 参考文献・脚注
- ^ Reilly, S.B., Bannister, J.L., Best, P.B., Brown, M., Brownell Jr., R.L., Butterworth, D.S., Clapham, P.J., Cooke, J., Donovan, G.P., Urbán, J. & Zerbini, A.N. 2008. Balaenoptera bonaerensis. In: IUCN 2009. 2009 IUCN Red List of Threatened Species. Version 2009.1. <www.iucnredlist.org>. Downloaded on 4 September 2009.
- ^ 『鯨類学』 図鑑/世界の鯨類6
- ^ 大隅清治『クジラは昔 陸を歩いていた』(PHP研究所、1997、86-90ページ ※分類以前の資料であり南半球のミンククジラと表記されている
- ^ 村山司、笠松不二男『ここまでわかったクジラとイルカ』(講談社、1996、155-156ページ ※分類以前の資料だが「南ミンククジラ」表記で亜種扱いされている。)
- ^ 村山司、笠松不二男『ここまでわかったクジラとイルカ』(講談社、1996、150ページ)
- ^ 対立する議題の提案はせず IWC、静かな出だし
- ^ R. M. Laws, Seals and whales of the Southern Ocean, Phil. Trans. R. Soc. London B. 279(1977), 81--96.
- ^ IWC pupularion estimates
- 村山司 『鯨類学』 東海大学出版会〈東海大学自然科学叢書〉、2008年、図鑑/世界の鯨類6。ISBN 978-4-486-01733-2。
最終更新 2009年10月2日 (金) 01:04 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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