ケントゥム語派
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ケントゥム語派(ケントゥムごは)はインド・ヨーロッパ語族に属する言語の分類のひとつ。印欧祖語における *kʲ (硬口蓋化した軟口蓋破裂音)が硬口蓋破裂音 k と合流したものをケントゥム語派と呼び、一方、*kʲ の部分が口蓋化によって、早い段階で、ʧ -> s などに変化したものがサテム語派である。
これは、インド・ヨーロッパ語族が、「百」を表す語彙がどのよう語であるかによって大きく二つに分かれることに由来している。「百」は祖語の段階では *kʲmtom であったと考えられているが、ケントゥム語派に属するラテン語ではこれが centum /kentum/ となっている(これがケントゥム語派の名前の由来である)。それに対して、サテム語派に属するイランのアヴェスタ語では、satem という形を取る。
ケントゥム語派は印欧祖語に見られた *kʷ と *k の区別を保っていることが多い。例えば、ラテン語ではそれぞれ qu /kw/, c /k/ としてそのまま保存されており、ギリシャ語では /p/ /k/、ゴート語では /hʷ/ /h/ として区別されている。
ケントゥム語派に属するのはイタリック語派、ケルト語派、ゲルマン語派、ギリシャ語、トカラ語派であり、死語であるトカラ語派を除いてインド・ヨーロッパ語族の分布の中で西側に位置している。これに対してトカラ語派は、インド・ヨーロッパ語族の分布の中でもっとも東に位置している。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
- [1]前史時代のインド・ヨーロッパ語族の変遷
最終更新 2009年11月16日 (月) 12:52 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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