ゲル
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こんにゃく。ゲルの例。
ゲル (ドイツ語 Gel) またはジェル (英語 gel) は、分散系の一種で、ゾルのような液体分散媒のコロイドだが、分散質のネットワークにより高い粘性を持ち流動性を失い、系全体としては固体状になったもの。
広義には固体分散媒のコロイドであるソリッドゾルを含むが、ここでは狭義のゲルを扱う。
[編集] ゲルの種類
ゾルがゲルになるときに、分散質が繋がってネットワークを作る現象を架橋と言う。ゲルは架橋の方法により、
に分かれる。物理ゲルの結合は弱く可逆的で、温度変化や応力などでゾルに戻る。化学ゲルの共有結合は安定している。
分散質が高分子で、架橋により網目構造となったゲルを高分子ゲルという。
分散媒が水のゲルをヒドロゲル (hydrogel)、分散媒が有機溶媒のゲルをオルガノゲル (organogel) という。
ヒドロゲルのうち、水を大量に含み、一様な構造をとるものをジェリー (jelly)、水分をほとんど失い、空隙を持つ網目構造となったものをキセロゲル (xerogel) という。キセロゲルの代表はシリカゲルで、高い吸湿性を持つ。
[編集] ゲルの例
- ゼリー
- 豆腐 - 大豆タンパク質のゲル。
- コンニャク - マンナン(D-マンノースを成分とする多糖)のゲル。
- シリカゲル - 水ガラス(ケイ酸ナトリウム)のゲルを脱水乾燥させたもの。
- ナパーム - ガソリンと界面活性剤から構成されるゲル。
[編集] チキソトロピー
チキソトロピー (thixotropy) は、分散系溶液の状態が応力に対してゾルとゲルとの間で入れ替わることで表れる現象で、ゲル化しやすい分散系溶液に見られる現象である。応力の無い状態においてはゲルの状態にあり流動性を示さない。
しかし、外力が加わるとゲル構造の分子間力の一部あるいは全部が破壊されるため、ゾル状態となるため流動性を復元する。また、外力が作用しなくなると再びゲル構造が再生され再び流動性を失う。
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