コウモリダコ

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コウモリダコ

Vampyroteuthis infernalis
記載者であるドイツ人生物学者カール・クーン
Carl Chun〉による生態再現図[1]
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Mollusca
: 頭足綱 Cephalopoda
上目 : ?八腕形上目 Octopodiformes
: コウモリダコ目 Vampyromorphida
: コウモリダコ科 Vampyroteuthidae
: コウモリダコ属
Vampyroteuthis Chun, 1903
: コウモリダコ
V. infernalis Chun, 1903
学名
Vampyroteuthis infernalis
Chun, 1903
シノニム
本文参照
和名
コウモリダコ
英名
Vampire Squid
生体の写真

コウモリダコ(蝙蝠蛸、蝙蝠鮹、Vampyroteuthis)は、コウモリダコ目(en)- コウモリダコ科(en)に属する、上位分類の定めがたい頭足類。 現生するのは V. infernalis (ヴァンピロテウティス・インフェルナリス)の1のみである。

熱帯・温帯地域の約600から900mにかけての深海に生息する[2]。 体長は約30cm。 (ひれ)の付け根には青白い光を発する発光器を4つ具えている。

目次

[編集] 呼称

学名は「ヴァンパイアの頭足類」を意味する属名 Vampyroteuthis と、「地獄のもの」の意味する種小名 infernalis からなり、全体で「地獄の吸血鬼ヴァンパイアのごとき頭足類」との意味合いがある。 このことから、日本語では「地獄の吸血イカ」の名で紹介される場合が多い。

すなわちこの動物は、学名では「頭足類」とされ、標準和名では「タコ」、学名の日本語による翻訳名(その普及形)では「イカ」、英語では「イカ」と訳されている。

膜状の鰭が張られた足の裏側にはトゲが生えており、外敵に襲われると膜を裏返しにして全身をトゲで包み込み防御する習性を持つ。その光景が、傘布と骨が裏返った状態の(こうもり傘)に似ていることが「コウモリ」の由来である。

[編集] 系統分類

この動物は、実際にはイカでもタコでもなく、それらが種として分化する以前に存在した祖形を継承している現生種であると考えられている。 ゆえに、呼称に一貫性が無いのも当然と言えよう。

分類上も、八腕形上目、十腕形上目、そして、独立のコウモリダコ上目と、本種が属すべき分類区分を巡っては諸説あって定まらない。

近縁のものは中生代ジュラ紀に多く、当時は多様性を持って繁栄していた。

[編集] シノニム

  • Cirroteuthis macrope Berry, 1911
  • Vampyroteuthis macrope (Berry, 1911)
  • Melanoteuthis lucens Joubin, 1912
  • Watasella nigra Sasaki, 1920
  • Danateuthis schmidti Joubin, 1929
  • Hansenoteuthis lucens Joubin, 1929
  • Melanoteuthis schmidti Joubin, 1929
  • Melanoteuthis beebei Robson, 1929
  • Retroteuthis pacifica Joubin, 1929
  • Melanoteuthis anderseni Joubin, 1931

[編集] 脚注

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  1. ^ 1911年筆の原画(コモンズに画像あり)をリファインしたもの。
  2. ^ この水深は酸素極小層に属し、溶存酸素量が極端に少ない。

最終更新 2009年11月11日 (水) 21:36 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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