コクゾウムシ

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コクゾウムシ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: コウチュウ目 Coleoptera
亜目 : 多食亜目 Polyphaga
上科 : ゾウムシ上科 Curculionoidea
: オサゾウムシ科 Dryophthoridae
亜科 : オサゾウムシ亜科 hynchophorinae
: コクゾウムシ族 Sitophilini
: コクゾウムシ属 Sitophilus Schönherr, 1838
: コクゾウムシ S. zeamais
学名
Sitophilus zeamais
Motschulsky, 1855
和名
コクゾウムシ(穀象虫)
英名
Maize weevil

コクゾウムシ(穀象虫、学名 Sitophilus zeamais)は、コウチュウ目(鞘翅目)・オサゾウムシ科のゾウムシの一種。世界各地に生息するイネ科穀物の有名な害虫で、和名もそれを表したものである。また、日本では縄文時代後期の土器圧痕からの検出例があるなど穀物栽培の開始と同時に見られ[1]、主食である)を食い荒らす事から「米食い虫」の異名が付けられている。

体長は2.1–3.5mmとゾウムシ上科の中では小さい部類に入る。体は赤褐色や暗褐色で、やや細長い。背面には細かく密な点刻がある。発達した強固な後翅をもち、飛行能力も優れている。体も小さく、穀物の貯蔵庫などに容易に侵入する。

口吻で穀物に穴をあけて産卵し、孵化した幼虫は穀物を食い荒らす。気温が18°C以下であると活動が休止、23°C以上になると活発に活動する。1匹のメスが一生に産むは200個以上とされる。

米びつに紛れ込んだ場合、成虫は黒色なので気がつきやすいが、幼虫は白色なので気づきにくい。ただしどちらも水に浮くので慎重に米研ぎをすれば気づくことがある。もし万が一気づかずに炊いてしまったり、食べてしまっても害はない。

[編集] 近縁種

種として、次のようなものが知られている。

ココクゾウムシ Sitophilus oryzae (Linnaeus, 1763)
やや小型 (2.0–2.8mm) で、日本を含めた世界各地に分布。
グラナリアコクゾウムシ Sitophilus granarius (Linnaeus, 1758)
やや大型 (3.0–4.0mm) で、日本を含めた世界各地に分布。
Sitophilus linearis (Herbst, 1797)
日本からの記録は未だない。
Sitophilus rugicollis (Casey, 1892)
日本からの記録は未だない。

[編集] 脚注

  1. ^ 山梨県都留市の中谷遺跡から出土した縄文晩期前半(清水天王山式期)の土器資料2点から昆虫圧痕が検出されている。長沢宏昌・保坂康夫・中山誠二・野代幸和「山梨県中谷遺跡の縄文時代晩期のコクゾウムシSitophilus zeamais」『山梨県考古学協会誌』(第18号、2008年)

最終更新 2009年4月2日 (木) 15:09 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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