コバルト青
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コバルト青(英: cobalt blue)は、青色の無機顔料である。本項目ではセラミック顔料の海碧についても記述する。
[編集] コバルト青(一般の無機顔料のコバルトブルー)
コバルト青はコバルトブルーとも呼ばれるが、セラミック顔料の海碧(この顔料もセラミックスの分野では「コバルトブルー」と呼ばれる[1]。)とは全く別の顔料である。耐光性・耐候性・耐酸性・耐アルカリ性のいずれも優れた非常に安定した顔料として知られている。Colour Index Generic NameはPigment Blue 28である。
組成式はCoAl2O4(アルミン酸コバルト)或いはCoO・Al2O3(酸化コバルトと酸化アルミニウムのスピネル)で表される。製法はいくつかあり、
- 水酸化コバルトと水酸化アルミニウムのを共沈させる
- 酸化コバルトと水酸化アルミニウムを配合し、900~1000℃で焼成する
- 水酸化アルミウムとリン酸コバルトを1200℃位の高温で焼成する
等の方法で製造される。
鮮やかな青い色を呈し、コバルトの割合が高い程濃色、アルミニウムの割合が高い程淡色となる。絵具やプラスチックの着色や塗料にも使用される。欠点は高価なことであり、絵具においてはウルトラマリン青とフタロシアニン青、場合によってはさらに白色顔料を配合して安価な代替品(コバルトブルーチント、コバルトブルーヒュー)がつくられている。
[編集] 海碧(セラミック顔料のコバルトブルー)
海碧(かいへき)はマットブルーとも呼ばれる。一般的なコバルトブルーとは成分が異なる。組成式はCoO・ZnO・Al2O3(酸化コバルトと酸化亜鉛、酸化アルミニウムのスピネル)で表される。コバルトブルーとの違いは、酸化亜鉛を成分に含む事である。酸化コバルトに酸化亜鉛、酸化アルミニウムを配合して1200℃で焼成してつくられる。コバルトブルーの色は単にCoOを釉薬に入れても出すことが出来るが、CoOには不純物として釉薬の発泡の原因となる3価のコバルトを含むCo3O4が混じっているため、コバルトを全て2価の状態にしておくためにも意義のある顔料であるといえる。高火度の釉薬には使いにくいが、上絵用として重要な顔料である。
[編集] 脚注
最終更新 2009年9月29日 (火) 07:52 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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