コマンド&コンカー

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コマンド&コンカー: Command & Conquer)は1995年アメリカのWestwood Studios社が制作したリアルタイムストラテジーゲーム。略してC&Cともいう。発売以来さまざまなシリーズが作られ、拡張パックを含めると10以上ものタイトルになる。シリーズトータルでの全世界での売り上げは3500万セットを超える。世界ではエイジ オブ エンパイア シリーズウォークラフトとともに絶大な人気を誇るが、日本ではセンセーションを起こせなかった。Westwood社は後にエレクトロニック・アーツ社に吸収合併される。コマンド&コンカーブランドは以後エレクトロニック・アーツ社に引き継がれることになる。

ゲームの舞台は20世紀や近未来などシリーズによって異なる。登場するユニットは架空のものが多い。また各勢力にひとり、強力で特殊な能力を有するヒーローユニットが存在するのも特徴である。

コマンド&コンカーのシリーズはストーリーから大きく3つに分けることができる。

  • タイベリアンシリーズ
    • 初代コマンド&コンカー、ソロ・サバイバー、タイベリアン・サン、レネゲード、ティベリウム・ウォーズ
  • レッドアラートシリーズ
    • レッドアラート、レッドアラート2、レッドアラート3
  • ジェネラルズシリーズ
    • ジェネラルズ

目次

[編集] 関連製品

初代コマンド&コンカー
1995年発売。世界連合軍のGDI軍と秘密組織NOD軍との全面戦争を描いたコマンド&コンカー初代作。Tiberian Dawn(タイベリアンの暁)とも言う。
C&C: THE COVERT OPERATIONS
初代C&Cの拡張パック。
初代C&C及びC&C: THE COVERT OPERATIONS(秘密作戦)はプレイステーションに移植された。
レッドアラート (赤き警報)(Red Alert)
1996年発売。前作の近未来から一転して舞台は20世紀になる。Chronosphere(タイムマシンのようなもの)によってヒットラーの存在が消されてしまうが、ナチスの代わりにソ連が欧州を侵略し始める。プレイヤーは連合軍かソ連軍の指揮官に扮し戦闘を勝利に導く。
C&C: レッドアラート COUNTERSTRIKE
1997年3月発売。16の新たなミッションと106枚の地図が加えられた拡張パック。
C&C: レッドアラート THE AFTERMATH
1997年9月発売。18の新たなミッションと100枚の地図が加えられた拡張パック。
ソール・サバイバー (たった一人の生存者)(Sole Survivor)
1997年発売。
タイベリアン・サン (Tiberian Sun(タイベリウムの陽))
1999年8月発売。多額の予算を使って作成されたが、ユニットの特徴がはっきりせずよい評判は得られなかった。C&C2とも言う。背景は再びGDI軍とNOD軍との戦いである。
拡張パックに2000年2月に発売されたC&C: Firestorm(火の嵐)がある。
レッド・アラート2 (Red Alert 2)
2000年10月発売。描画エンジンにはタイベリアン・サンのものが使われた。ストーリーは前作のレッド・アラートを引き継いでいる。これも前作と同様人気を博した。: 拡張パックにC&C: レッドアラート YURI'S REVENGE(赤い警報:ユーリーの復讐)があるが、こちらの方は勢力同士のバランスが悪く、ヒットには至らなかった。
レネゲード (Renegade)
2002年2月発売。RTSだった今までの作品に対し、この作品はFPSという異色を放った作品。コマンド&コンカシリーズ初のフル3D作品でもある。RTSでの続編を望むファンを失望させたが、マルチプレイでのゲーム性が良く新たなファンを獲得した。続編を望む声も多い。シングルプレイではプレーヤーはGDI軍のベテラン・コマンドー、ニック・パーカー大尉を操り、NOD軍の基地に潜入し破壊活動を行う。
ジェネラルズ (Generals(司令官))
2003年2月発売。これまでC&Cの開発、販売を行ってきたWestwood社はエレクトロニック・アーツ社に吸収された。ジェネラルズはエレクトロニック・アーツ社第一弾のコマンド&コンカーシリーズである。レッド・アラートやタイベリア・サンとは異なり新たなストーリーが作られた。また新しい描画エンジン-SAGE ENGINEを搭載。フル3Dが実現した。舞台は2023年。登場する勢力は、アメリカ、中国、そしてGLA―Global Liberation Army(世界解放軍)と呼ばれるゲリラ組織の3つになった。それまでの作品を超すグラフィックや兵器などのリアリティーが大ヒットし、レッド・アラート2に次ぐコマンド&コンカーシリーズの代表作となる。
  • 米国 - 充実した装備と高い練度を誇る兵士、最新鋭の兵器を擁する。また空軍のユニットの種類も豊富。しかし生産に多くのコストがかかる。ヒーローユニットはバートン大佐。破壊活動に優れる。
  • 中国 - 多人数の兵士による攻撃は圧倒的。それぞれのユニットの攻撃力も高い。スーパーウェポンとして核兵器を持つ。ヒーローユニットはブラック・ロータス。敵の建物の占領を短時間で行える。
  • GLA(国際解放軍) - GLAの最大の武器は自己犠牲。自らの命と引き換えに敵に多大な被害を与える。またトンネルネットワークを駆使した奇襲攻撃も十八番。ただユニットの性能は他の勢力に比べ劣っており、また空軍がない。スカッドミサイルを装備する。ヒーローユニットはヤルメン・ケル。敵のドライバーの狙撃が可能。
C&C: ジェネラルズ Zero Hour
2003年9月に発売されたジェネラルズの拡張パック。新しくユニットやミッションが追加された。日本未発売。
ザ・ファースト・デケード (始めの10年)(The First Decade)
2006年02月07日発売。コマンド&コンカーの10周年を祝う記念パッケージ。これまでに発売された全12作を1枚のDVDに収めたコレクターズエディション。またこれとは別に開発者のコメントを収録したDVDが付属する。日本未発売。
タイベリウム・ウォーズ (タイベリウム戦争)(Tiberium Wars)
Westwood社がエレクトロニック・アーツ社に吸収される前に発売を計画していたコマンド&コンカーシリーズ。C&C3とも呼ばれる。エレクトリック・アーツが他の作品の製作に力を入れていたため、Westwoodのスタッフは不満を感じWestwoodを解散させた。またエレクトリック・アーツの商業的なスタイルは多くのWestwoodのスタッフを離職させることとなった。ティベリウム・ウォーズはエレクトリック・アーツLAと12名にも満たない前Westwoodのスタッフが参加する形で製作された。ストーリーはC&C: Tiberian Sun を引き次ぐ。日本未発売。
陣営はGDIとNOD以外に、人類の住む太陽系で幾世紀も眠り続けていた宇宙生命体の勢力、Scrinが参戦している。
2047年、GDIのフィラデルフィア宇宙ステーションがNODの地上から発射した核弾頭の攻撃を受けて戦争の火蓋が切られる。
グラフィックには前作のジェネラルズの描画エンジンをさらに強化したものが使われている。Windows版は2007年3月28日にリリースされた。その後Xbox 360版もリリースされた。
ケインズ・ラース(ケインの怒り)Kane's Wrath
2008年3月に発売されたタイベリウム・ウォーズの拡張パック。新しくユニットやミッションが追加された。日本未発売。
タイベリウム(仮)(TIBERIUM)
タイベリウムシリーズの世界観を持ったFPSとなる予定だったが、「品質基準に達していない」という理由で2008年9月にプロジェクトがキャンセルされた。[1]
レッド・アラート3(赤き警報3)(Red Alert 3)
2008年10月発売(windowsPC版)。同年11月にはXbox360版を販売。2009年3月にPlayStation3版をUltimate Editionとして発売。ソ連が冷戦後の一人勝ちを実現するために秘密裏に開発したタイムマシンを使ってアインシュタインを暗殺したことによって、日本をモデルとした新勢力“エンパイア・オブ・ライジングサン(日いづる帝国,英:Empire of the Rising Sun,中訳:昇陽帝国)”が台頭し、新たな戦いが始まる。なおこの新勢力には、巨大ロボットや人型に変形する戦闘機、さらには学生服を着た超能力(エスパー)少女など、日本のアニメや特撮を意識したと思われるユニットが多数登場する。日本では日本語のマニュアルが付属した英語版が発売される予定である。なお、公式リミックスではAll your base are belong to usのフレーズが使われた。
アップライジング (Uprising)
レッド・アラート3の拡張パック。2009年4月現在ではWindows版のダウンロード専売。Enpire of Rising Sun勢力の追加兵器として薙刀を持った巨大ロボや女弓兵・顔面だけの巨大移動要塞などが加えられ、超能力を持つヒーローユニット「オメガ・ユリコ」のシナリオが追加された。

[編集] コマンド&コンカーに類似したゲーム

[編集] 検閲・販売禁止の例

社会主義国家ではレッドアラートをはじめ、反社会主義的な性質をもっているコマンド&コンカーシリーズの販売は禁止とされているところが多い。1995年にシリーズ最初であったコマンド&コンカーが中国にも販売されたものの、そのあとの作品はほとんどで発行されないようになった。理由は、1996年10月にリリースされたレッドアラートにおいて。社会主義国家のソビエトを邪悪な侵略者に位置づけたり、中国では尊敬されるべき社会主義のリーダーとされるスターリンを悪役にし、女性秘書と不倫などスキャンダラスな私生活を描いており中国政府による猛反発を招いた事にある。しかし、海賊版ソフトが盛んであった中国では一般販売禁止のような手段では一般市民がゲームを手にする事を阻めず、ユーザーは海賊版の購入あるいはP2Pなどを通じて手に入れ、今なお人気を博しており、現在に至るまで中国のインターネットカフェでは必須のゲームの一つとなっている。

2003年に発売されたジェネラルズは、中国そのものが勢力の一つとして加えられている他、中国軍ミッションのムービーの一つに天安門広場が核爆弾を積んだ爆弾トラックの自爆テロで廃墟と化するシーンがあることから、中国の政府関係者の猛反発を買った。また、ドイツでは、GLAにテロリストと呼ばれる自爆兵がいることや、アメリカ軍の最初のミッションの舞台がバグダードであることなどから、若年層への悪影響を防ぐためにいくつかの措置が取られている:

  • すべてのユニットはサイボーグ化されており、ロボット同士の戦争という前提になっている。
  • GLAの自爆兵は、自動で動く爆弾に改められている。
  • 「バクダード(Baghdad)」は、「ツイン・ソード・シティー(Twin Sword City)」という名前に変えられている。
  • バクダードでのミッション名は、「オペレーション:最後の正義」から、「オペレーション:機械の殺戮」という名前に変えられている。

[編集] 外部リンク

[編集] 脚注

最終更新 2009年11月24日 (火) 20:34 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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