コンタックス

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コンタックス(CONTAX)RTS II

コンタックスContax )とは、元来ドイツツァイス・イコン製のレンジファインダーカメラのブランドであり、この用法では頭文字以外小文字で表記される。戦後ドイツ分割に伴いツァイス・イコンも分割され、コンタックス銘で西側のツァイスはレンジファインダーカメラを引き続き製造し、東側のツァイス・イコンはM42マウントの一眼レフカメラを製造した。

東西ツァイス間のブランド使用権を巡る訴訟を経て従来からの商標につき東のツァイスは東側のみ、西のツァイスは西側のみでしか使用しないことで妥結した結果、東側のツァイス・イコンが製造したコンタックスは西側世界で販売される分につきペンタコンブランドに変更され、さらには全てプラクチカに変更された。西側のツァイス・イコンが製造したコンタックスは最終型であるコンタックスIIIa1961年に製造中止になった後、ツァイス・イコンのフラッグシップは一眼レフカメラのコンタレックスシリーズに引き継がれ1961年に製造中止し、コンタックスは一時休眠ブランドとなった。

西側のツァイス・イコンが1971年にカメラ事業を中止した後カール・ツァイスは日本のカメラメーカーヤシカとブランド等に関するライセンス契約を締結し、以後コンタックス(CONTAX )はヤシカが製造・販売するカメラのうちカール・ツァイスブランドのレンズを採用した高級機種に付けられるブランド名となって復活した。この用法では全て大文字で表記される。ヤシカは1983年(昭和58年)に京セラに吸収合併され、コンタックスブランドも引き継がれた。

京セラは2004年(平成16年)、併用していた「京セラ」ブランドのデジタルカメラを事業縮小し「コンタックス(CONTAX )」に統一することを発表、2005年(平成17年)にマニュアルフォーカス一眼レフカメラ・レンズの生産終了とデジタルカメラ事業からの撤退を相次いで発表、4月11日には同年9月のコンタックス事業終了が発表され、再び休眠ブランドとなっている。

目次

[編集] ツァイス・イコン社の製品

[編集] レンジファインダーのコンタックスシリーズ

ライカ判レンジファインダーカメラ。外装デザインは角型を基調とする。連綿と製造改良を続け、カメラのトップブランドの一つとしてライカに比肩するシステムを持つようになった。

[編集] レンジファインダーコンタックスボディー

当時の新素材であるジルミン系アルミ合金ダイカストを採用し、レンズマウントを取り付けてから基準面に合わせてフィルムレールを研削してディプスを出す最新の工法が採用され、ゾナー5cmF1.5のような大口径レンズであっても必要十分な精度が保証されていた。シャッターは当初最高速1/1000秒、後に1/1250秒を誇る縦走り金属製フォーカルプレーン式で、シャッター幕上に強い光線が焦点を結んでも焼けて穴が開く心配がない。シャッター作動時にもシャッターダイヤルが回転しないためカメラマンが触っていて設定よりスローシャッターになってしまう事故が起こらない。レンズマウントは標準レンズ用の内バヨネットとその他のレンズ用の外バヨネットの二重バヨネットであり、迅速なレンズ交換が可能である。裏蓋下側両端にあるノブを起こして回転させると裏蓋を外すことが出来、フィルム装填が容易。巻上スプールは最後までボディーに固定されなかったので紛失に注意が必要である[1]

I型
  • コンタックスI型Contax I1932年3月発売) - ハインツ・キュッペンベンダー博士を中心にフラッグシップ機として設計された。長大な基線長の高精度な連動距離計を持ち、テッサー2.8cmF8を除きすべての交換レンズに連動する。その外装色からブラック・コンタックスと俗称された。コンタックスはその設計コンセプトが「作画意図の高忠実再現」であり、ツァイス・イコン社が持てる技術力を投入して開発し、そのため撮影結果は当時の35mm判カメラの中で最高であったが、非常に高価であった。初期型以降改良を重ね、研究者にも数えきれない程多数のバージョン違いがあるが、小林孝久は以下のI-1~I-7に分類している。
    • I-1型 - シャッタースピードはZ、1/25~1/1000秒。距離計のミラーは銀メッキ。
    • I-2型(1932年10月) - 距離計ミラーが金メッキとなった。
    • I-3型(1933年中期) - 1/2秒までのスローシャッターが追加された。
    • I-4型(1933年後期) - 三脚取り付け金具がコンタックスII型と同様の折り畳み式となった。
    • I-5型(1934年中期) - ZをBと表示するようになった。ライツ社特許への抵触を避けるため「距離計外側ファインダー内側」を「距離計内側ファインダ−外側」に変更し基線長が103mmから93mmになった。距離計がドレーカイル式となり、それに伴いダイキャストが変更されている。
    • I-6型(1935年初期) -
    • I-7型(1935年後期) - シャッター最高速が1/1250秒となった。

これだけでも製造期間を考えると半年に一度は改良されていたことになり、販売部門から開発部門に苦情が殺到したと言われ[誰?]、あるカメラ研究家は「開発の子宮から無理に引っぱり出されたような」カメラであると評している。 短所は巻上げノブがボディ前面にあるため速写性に欠けて回しにくいこと、巻き上げ・巻き戻しがライカと比べ重いこと、またシャッター速度設定時に誤ると故障の原因になるので注意が必要である。1936年まで製造され1938年まで販売された。総生産台数36,700台。

II型
  • コンタックスII型Contax II1936年発売) - フーベルト・ネルヴィンが主になって設計した。その外装色からクローム・コンタックスと俗称される。基線長38mmのライカに比して格段に精度の高い基線長98mmの連動距離計を組み込んだファインダー(ドイツ語;Meβsucher )を採用し速写性に優れる。セルフタイマーを装備、シャッター速度もB、1/2~1/1250秒まで全域が一つのダイヤルで調整可能となり、シャッターチャージ前後を問わずシャッター速度の変更可能。第二次大戦までの間に59,500台が生産された。コンタックスI型時代のレンズ群はクロームメッキ仕上げにリニューアルされ、一部のレンズは同仕様のまま設計変更も行われている。ベルリン・オリンピックに合わせて発売されたゾナー18cmF2.8とゾナー30cmF4は特に有名であり、いずれもオリンピア・ゾナーと通称された。ゾナー18cmF2.8は当初直接マウントであったが後にはレフボックス仕様となっている。また明るく周辺まで画質が優れているビオゴン3.5cmF2.8はカール・ツァイスらしい高性能レンズである。
  • コンタックスIII型Contax III1936年発売) - コンタックスII型にセレン光電池式電気露出計を搭載したモデルでその他はII型と同一仕様。その万能性からユニバーサル・コンタックスと呼ばれる(電気露出計内蔵カメラとして戦前の二眼レフコンタフレックスに続きわずか1年遅れ、世界で2番目の採用であったことに留意)。露出計の使用法は、まずフィルム感度を合わせ、露光計の蓋を閉めたまま巻き戻しノブの下のダイヤルを反時計方向に回しきり、目盛が▲に合っているかを確認して露光計の蓋をあけ、巻き戻しノブの基部にあるリングを回して上面のメーターの針を定点に合わせ、その時調節リングが示す絞りとシャッターを読み取ることにより測光する。III型の生産台数は38,000台と言われている[誰?]
  • コンタックスIIa型Contax IIa1950年発売) - 新生ツァイス・イコン社の本拠地、西ドイツのシュトゥットガルトで製造したモデルで、戦前のコンタックスIIが機能はほぼそのままに小型化され、手を触れると不安定であった駒数計、中指で塞ぎやすいかった連動距離計窓を移動する等改良がされている。シャッターダイヤルの数字が前期型ではすべて黒文字で記されていたためブラックダイヤル1954年から発売された後期型ではシャッター速度の1/50がX接点を示すイエロー、それより高速スピードがレッドに色分けされたためカラーダイヤルと称される。前期型では発光器との同調のために専用アクセサリーケーブルが必要[2]であるが、後期型では一般的なDIN規格となった。シンクロ接点は軍艦部背面にある。1960年まで製造・販売された。当初は西ドイツカール・ツァイスのレンズ製造能力が充分でなく、東ドイツのツァイスからトポゴン25mmF4、ビオメター35mmF2.8、ビオター75mmF1.5の3種類のレンズが供給された。
  • コンタックスIIIa型Contax IIIa1951年発売) - コンタックスIIa型に連動露出計を搭載したモデルで、その他は同一仕様。1961年まで製造・販売された最後のツァイス・イコン社製「コンタックス」である。
  • ノーネームコンタックスNo Name Contax ) - 以前は「コンタックスII型を製造していたイエナの工場にて戦後ソビエト連邦占領下で製造され、コンタックスとキエフの過渡的存在」とされていたが、現在は旧ソビエト連邦で1963年頃アメリカ向けに出荷された製品であることが判明しノーネームキエフと呼ばれている。機種表示がない他はキエフ4aそのもの。

[編集] レンジファインダーコンタックス用純正レンズ

戦前・戦後を通じて非常に多くの卓越した交換レンズが供給された。戦前はイエナのカール・ツアイス製、戦後は東ドイツのツァイス社から供給されたいくつかを除き西ドイツのオーバーコッヘン工場製である。戦前型と戦後型でマウント互換性はあるが、戦後型ボディーでは距離計の基線長が72mmに短くなったため18cmの直接マウント式レンズはピント精度が足らず使用できず、またシャッターユニット小型化のためレンズ尾部の大きい旧ビオゴン3.5cmF2.8は干渉し装着できない。また戦前型ボディーと戦後型ボディーでは距離計の焦点調節ギアの回転方向が逆になり、右へ回すと無限遠に移動するように変更され二重像の見かけの移動も逆になった。アタッチメントはφ40.5mmねじ込みが基本サイズである。

コンタックスI型時代はニッケル仕上げで「カール・ツァイス・イエナ」銘。コンタックスII型時代以降はクローム仕上げで「カール・ツァイス・イエナ」銘、コートされたものは「カール・ツァイス・イエナT」銘。戦後東ドイツで「カール・ツァイス・イエナ」銘で生産されたものがある。西ドイツでは「ツァイス・オプトンT」銘で、コートが当然になったのか後には「ツァイス・オプトン」銘となった。さらに後には「カール・ツァイス」銘で生産された。

  • ビオゴン21mmF4.5(1954年発売) - 戦後西ドイツのカール・ツァイスから発売。アタッチメントφ40.5mmねじ込み。
  • トポゴン25mmF4(1950年発売) - 東ドイツのカール・ツァイス製。このレンズに合わせ西ドイツのツァイスはビオゴン21mmF4.5を出すまでそのファインダーターレットに25mmを入れていた。距離計非連動。
  • テッサー2.8cmF8(1933年発売) - 戦前のみの生産。距離計非連動。
  • ビオゴン3.5cmF2.8(1936年発売) - 戦前発売されたビオゴンはビオゴン銘ではあるがレンズ構成はいわゆるビオゴン型ではなくゾナー型。後玉が大きくコンタックスIIa/コンタックスIIIaには使用できない。後にデッドコピーとして旧ソビエト連邦製ジュピター12Jupiter-12 )が多数製造された。アタッチメントφ40.5mmねじ込み。
  • ビオメター35mmF2.8(1950年発売) - 戦後東ドイツで生産された。コンタックスIIa/コンタックスIIIaにも使用できる。アタッチメントφ40.5mmねじ込み。
  • ビオゴン35mmF2.8(1950年発売) - 戦後西ドイツで生産された。いわゆるビオゴン型のレンズ構成。アタッチメントφ40.5mmねじ込み。
  • ヘラー3.5cmF3.5(1938年発売) - 試作のみとも500-1000本の生産とも言われる珍品。2群5枚。アタッチメントφ40.5mmねじ込み。
  • プラナー35mmF3.5(1954年発売) - 当時はビオゴン35mmF2.8の普及版という設定であったが性能は互角である。アタッチメントφ40.5mmねじ込み。
  • ステレオターC35mmF3.5(1952年発売) - 戦後に生産されたステレオ写真用レンズ。
  • ステレオターC3.5cmF4(1940年発売) - 戦前に生産されたステレオ写真用レンズ。
  • オルソメター3.5cmF4.5(1937年発売)
  • ビオター4cmF2(1933年発売) - コンタックスI時代の生産。実焦点距離42.5mm。「4 1/4cm」標記の製品もある。
  • ゾナー5cmF1.5/50mmF1.5(1932年発売) - 全時代に渡って生産され多数のバリエーションがある。当時世界最高速であり、ライバルであったライツが同スペックのズマリット50mmF1.5を出すのは10年以上後になった。後にデッドコピーとして旧ソビエト連邦製ジュピター3Jupiter-3 )が多数製造された。初期のニッコール5cmF1.5も同様のデッドコピーである。アタッチメントφ40.5mmねじ込み。
  • ゾナー5cmF2/50mmF2(1932年発売) - 全時代に渡って生産され多数のバリエーションがある。コンタックスII型時代の製品は沈胴式。後にデッドコピーとして旧ソビエト連邦製ジュピター8Jupiter-8 )が多数製造された。アタッチメントφ40.5mmねじ込み。
  • テッサー5cmF2.8(1932年発売) - 戦前のみの生産。沈胴式。
  • テッサー5cmF3.5/50mmF3.5(1932年発売) - 全時代に渡って生産された。戦後西ドイツでの生産分のみ非沈胴式。
  • ビオター75mmF1.5(1951年発売) - 東ドイツのツァイス製。
  • ゾナー8.5cmF2/85mmF2(1933年発売) - 全時代に渡って生産され多数のバリエーションがある。その大きさ太さから当時「樽」と俗称された。後にデッドコピーとして旧ソビエト連邦製ジュピター9Jupiter-9 )が多数製造された。アタッチメントφ49mmねじ込み。
  • トリオター8.5cmF4/85mmF4(1932年発売) - 全時代に渡って生産され多数のバリエーションがある。アタッチメントφ40.5mmねじ込み。
  • ゾナー13.5cmF4/135mmF4(1932年発売) - 全時代に渡って生産され多数のバリエーションがある。戦前製は凄まじく重量があるが次第に軽量化された。後にデッドコピーとして旧ソビエト連邦製ジュピター11Jupiter-11 )が多数製造された。アタッチメントφ40.5mmねじ込み。
  • ゾナー18cmF2.8/180mmF2.8(1936年発売) - コンタックスII型とともにベルリンオリンピックに合わせて開発されたと言われ[誰?]、オリンピア・ゾナーと俗称される。ベルリンオリンピックの記録映画「美の祭典」を撮影したレニ・リーフェンシュタールは後に「ツァイスが開発した新型レンズが強力な武器になった」と語っている。最初期型はボディーに直接マウントされ距離計連動式であったが、後にフレクトスコープ併用で一眼レフカメラとして使用する形式になった。
  • テレテッサーK18cmF6.3(1933年発売) - コンタックスI型からコンタックスII型時代用に直接マウント方式で生産された。
  • ゾナー30cmF4(1939年発売) - フレクトスコープを介して使用する。
  • テレテッサーK30cmF8(1934年発売)
  • フェルンオブジェクティブ50cmF8(1934年発売) - フレクトスコープ併用の超望遠レンズ。

[編集] レンジファインダーコンタックス用非純正レンズ

ここに挙げた他、広角レンズに関しては被写界深度が深いためニコンSマウント用を流用できる。ニコンSマウントレンズの一覧フォクトレンダー#SC&Sレンズ参照のこと。

  • キヤノン28mmF3.5 - キヤノン製。アタッチメントφ40mmねじ込み。
  • タイプX13.5cmF2.5 - アンジェニュー製。3群4枚。アタッチメントφ40.5mmねじ込み。最短撮影距離1m。
  • マクロプラズマート35mmF2.7(1934年発売) - メイヤー製。
  • ソリゴール35mmF2.8
  • ミノール3.5mF3.5 - オールドデルフト製。
  • ズノー5cmF1.1(1953年発売) - ズノー光学工業製。
  • フジノン5cmF1.2(1954年発売) - ズノー光学工業製。
  • ノクトン50mmF1.5(1951年発売) - フォクトレンダー製。
  • プリモプラン5cmF1.5 - メイヤー製。
  • プリモプラン5cmF1.9(1935年発売) - メイヤー製。
  • ヘリゴン50mmF2 - ローデンシュトック製。
  • ウルトロン50mmF2(1950年発売) - フォクトレンダー製。
  • メオプタ53mmF1.8 - メオプタ製。
  • キノ・プラズマート75mmF1.5(1934年発売) - メイヤー製。
  • コムラー80mmF1.8(1957年発売) - 三協光機製。
  • ニッコールP8.5cmF2 - 日本光学工業(現ニコン)製。ゾナー型3群5枚。アタッチメントφ48mmねじ込み。ピントリングに「C」のマークが入っていることでニコンSマウントと区別されている。
  • デフィネクス89mmF3.5 - ロス製。
  • タイプY190mmF2.5 - アンジェニュー製。
  • フロール90mmF3.5
  • ニッコールP10.5cmF2.5 - 日本光学工業(現ニコン)製。ゾナー型3群5枚。アタッチメントφ52mmねじ込み。ピントリングに「C」のマークが入っていることでニコンSマウントと区別されている。
  • トリオプラン105mmF2.8 - メイヤー製。
  • パン・タッカー125mmF2.3 - アストロ・ベルリン製。
  • ニッコールQ13.5cmF3.5 - 日本光学工業(現ニコン)製。ゾナー型3群4枚。アタッチメントφ43mmねじ込み。ピントリングに「C」のマークが入っていることでニコンSマウントと区別されている。
  • オイリゴン13.5cmF3.5 - ローデンシュトック製。
  • テレタナー135mmF3.5 - 田中光学製。
  • ピエスケール135mmF4 - アストロ・ベルリン製。
  • テレ・オブジェクティフ145mmF4.5 - メイヤー製。
  • テレ・メゴール150mmF5.5 - メイヤー製。
  • ドグマー18cmF4.5 - ゲルツ製。
  • テレ・クセナー180mmF5.5 - シュナイダー・クロイツナッハ製。
  • デルファー400mmF5.6 - オールドデルフト製ミラーレンズ。

[編集] 一眼レフカメラのコンタックス/ペンタコンシリーズ

東ドイツのツァイスイコンが発売した、135フィルムを使用する24×36mm(ライカ)判一眼レフカメラ。東西ツァイス間の訴訟を経て、従来からの商標につき東のツァイスは東側のみ、西のツァイスは西側のみでしか使用しないことで妥結し、この結果として東側のツァイス・イコンが製造したコンタックスは西側世界で販売される分につきペンタコンブランドを使用することとなり、さらにコンタックスFBより後はプラクチカ(PRAKTICA )と名称を変更し、東西ドイツ併合後はシュナイダー・クロイツナッハが販売を引き継いだ。

S型
  • コンタックスS型Contax S1949年発売) - コンタックスブランド初の一眼レフカメラ。ペンタプリズムを採用した一眼レフカメラとして世界初。正立正像のアイレベルファインダーを装備した一眼レフカメラとしてはデュフレックスに続き2番目だが、開発自体は先行していた。レンズマウントにM42マウント採用、横走り布幕シャッター。プロトタイプはバヨネットマウント、露出計を装備、金属幕シャッターと最新鋭の技術を盛り込んだ製品だったと言われている[誰?]
  • コンタックスD型Contax D1952年発売)/ペンタコンD型Pentacon D1952年発売) - コンタックスS型の後継機。東西のツアイスが商標権で争い、結果として西側に販売される分についてはペンタコンを名乗ることになったが内容は同一。
  • コンタックスF型Contax F1952年発売)/ペンタコンF型Pentacon F1952年発売) - コンタックスD型の後継機。
  • コンタックスFB型Contax FB )/ペンタコンFB型Pentacon FB ) - コンタックスF型に露出計を装備した派生型。

[編集] ヤシカ・京セラの製品

1972年コンタレックスシリーズのスーパーエレクトリックを最後にツァイス・イコン社がカメラ生産を打ち切った後、レンズを供給していたカール・ツァイス社は新しい供給先を探し、1974年(昭和49年)日本のヤシカと提携、電子回路に弱かった欠点を補ってコンタックスRTSを発売し、コンタックスは復活した。なお提携はカール・ツァイス側からの打診があったとされる。正式名称は単にコンタックス(CONTAX )だがツアイス・イコン社のコンタックス(Contax )と区別するためヤシカ・コンタックスと通称され、さらにしばしばヤシコンY/Cと略称される。1983年(昭和58年)ヤシカは京セラの傘下となり、マニュアルフォーカス・オートフォーカス一眼レフカメラやオートフォーカスレンジファインダーカメラを製造し京セラ・コンタックスと通称される。

市場の変化について行けなくなり2005年(平成17年)京セラはコンタックス事業の終了を発表、再びコンタックスは 休眠ブランドになっている。

[編集] コンタックスRTSシリーズ

計画当初では眼鏡レンズでの提携先であった旭光学工業(現ペンタックス)と提携契約成立寸前まで行ったとされ、ペンタックスKマウントはこの時の幻のペンタックス・コンタックスマウントと言われタクマー15mmF3.5はディスタゴン15mmF3.5から派生したと言われている[誰?]

[編集] RTSシリーズボディー

コンタックスRTSと共通の、いわゆるコンタックスマウントを採用したライカ判マニュアルフォーカス一眼レフカメラをここに分類する。

  • コンタックスRTSCONTAX RTS1975年(昭和50年)発売) - 新生コンタックス初の一眼レフカメラでフラグシップ機。初代RTSはボディをヤシカが、レンズをヤシカとカール・ツァイスが、ボディデザインをポルシェデザインの三社がそれぞれ担当していた。RTSとは"Real Time System"の略で、電源スイッチを持たずシャッターを押せば即座にシャッターが切れる造り[3]で「フェザータッチ」と称され、賛否両論をもたらした。ツァイスレンズは高い評価を受けた一方、内部の複雑な電子機構は稼動の不安定要因となり脆弱との評もある。ポルシェデザインの端正なフォルムは当時の国産一眼レフカメラとは全く異なった趣で、バウハウス以来のドイツ工業デザインの美しさがある。先幕後幕同位置スタート方式という横走行布幕フォーカルプレーンシャッター故にフラッシュ同調1/60秒に留まる。ワインダーにより高速連写可能。コンタックスRTS IIクォーツ発売後はコンタックスRTS Iと通称された。秒速5コマのモータードライブPMD、秒速2コマのワインダーRTW、グリップ型フラッシュのRTF540、クリップオンフラッシュのTLA30TLA20、250枚撮りフィルムバック等のオプションが用意された。
139
  • コンタックス139クォーツCONTAX 139 Quartz1979年(昭和54年)発売) - コンタックスRTSに続き発売された。コンタックス139と略称される。シャッター速度1/1000秒とRTSに比べスペックダウンされているが、シャッター速度とタイマー動作がクォーツ制御化され精度が上がっている[4]ほか、AEロック、電子セルフタイマーが装備された。またシャッター速度に無理がないのか耐久性は高く、携行性の良さから人気が高い。
  • コンタックス137MDクォーツCONTAX 137MD Quartz1980年(昭和55年)発売) - コンタックスRTSと変わらない大きさのボディーに秒速2コマのワインダーが組み込まれ、巻き上げの自動化が行われた。絞り優先AE専用機。コンタックス137MDと略称される。
  • コンタックスプレビュー1982年(昭和57年)発売) - コンタックスRTSと共通マウントのポラロイドカメラ。一眼レフカメラを使うのとほぼ同一条件で試写ができる[5]
RTS II
  • コンタックスRTS IIクォーツCONTAX RTS II Quartz1982年(昭和57年)発売) - 性能・外観をコンタックスRTSから引継ぎながら精度・信頼性向上のため電気部分をフレキシブル基板化し、シャッター素材を布からチタン幕に変更しコンタックス139クォーツ同様にクォーツ制御を導入した。横走行式シャッター故にフラッシュ同調1/60秒に留まる。電源スイッチ、アイピースシャッターが付き、AEロックも139に引き続き装備されセルフタイマーは電子化された[6]。ワインダーにより高速連写可能。ファインダーについては歴代トップクラスであり、愛好家は現在も絶えない。現在補修パーツ払底により稼動機体は減少の一途である。太宰治川端康成のポートレートで知られる林忠彦は、晩年不自由な体を車椅子に預けコンタックスRTS IIコンタックス167MTを使い写真集「東海道」を撮影した。使用された機材は現在郷里の山口県周南市市立美術館に常設展示されている。コンタックスRTS IIと略称される。
137MA
  • コンタックス137MAクォーツCONTAX 137MA Quartz1982年(昭和57年)発売) - コンタックス137MDに対しマニュアル露出を求める声があり追加販売された。単にマニュアル露出を加えただけでなくボディーのみ665g→610gに軽量化されモーターも秒3コマにスピードアップしている。コンタックス139クォーツ程ではないが携行性は良く同機を好むユーザーは多い。後にコンタックス137系をベースにオートフォーカス機が試作されている。
159MM
  • コンタックス159MMCONTAX 159MM1985年(昭和60年)発売) - コンタックス137系は自動巻上げだったが、このモデルでは手動巻上げ。コンタックス159と略称される。対応するMMレンズを使用するとプログラム、シャッタースピード優先AEが可能になるマルチモード機。旧来のAEレンズを使用した場合は絞り優先AE、マニュアル露出のみとなる。ワインダーが用意されている。
  • コンタックス167MTCONTAX 167MT1987年(昭和62年)発売) - コンタックスRTS II製造終了からコンタックスRTS III製造開始まで唯一のコンタックスとして存在した。コンタックス167と略称される。世界で初めて自動多段階露出機能(Automatic Bracketing Control 、略称ABC機構)を搭載し、性能は以後のコンタックスの中堅機と比肩できるモデル。シャッター速度調整はスライドスイッチである。ファインダー視野率は95%。太宰治川端康成のポートレートで知られる林忠彦は、晩年不自由な体を車椅子に預けコンタックスRTS IIコンタックス167MTを使い写真集「東海道」を撮影した。使用された機材は現在郷里の山口県周南市市立美術館に常設展示されている。
  • コンタックスRTS IIICONTAX RTS III1990年(平成2年)発売) - 秒間5コマ連写のモータードライブを一体化、フィルムを圧板に吸着させるRTVシステム、プレフラッシュTTLスポット測光、コマ間デート表示など各種の最新技術を導入した新設計でコンタックスRTS I/コンタックスRTS IIと機構やサイズなど大きく異なり、視野率も92%から100%に、最高速シャッター速度も1/2000から1/8000に引き上げられた。歴代機で最も堅牢な機体。
ST
  • コンタックスSTCONTAX ST1992年(平成4年)発売) - フラッグシップ機であったコンタックスRTS IIIがあまりに重厚長大だったため普通に使えるコンパクトな高級機として重宝された。暗いところで液晶部分が点灯するイルミネーション機能を有している。外付けの縦位置レリーズ付きバッテリーケースもラインナップされていた。コンタックス167MTから引き継いだ機構も多くシャッター音は大きめである[7]。シャッター最高速度1/6000秒。
RX
  • コンタックスRXCONTAX RX1994年(平成6年)発売) - 機能的にはコンタックスSTにフォーカスエイド機構を加えたもの。オートフォーカス移行への実験機的性格が強い。このモデルを基本にコンタックスAXが設計された。シャッター最高速1/4000秒。信頼性が上がったもののコンタックスSTほどの好評は得られなかった。
  • コンタックスRX IICONTAX RX II2002年(平成14年)発売) - 部品の払底を理由にコンタックスRXはフォーカスエイド機構を持たない本機種に移行した。結果としてファインダーが明るくなったが新しい機能や性能向上はなされなかった。
  • コンタックスS2CONTAX S21992年(平成4年)発売) - 機械式縦走りシャッターを搭載したマニュアル露出制御専用カメラ。名称は旧シリーズコンタックスS型に由来するが、「機械式シャッター」「135フィルムを使用し24×36mm(ライカ)判」「一眼レフカメラ」以外にほとんど共通点はない。このシリーズの他のカメラと異なり、他社の多くのカメラのようにシャッター速度設定ダイアルが右手側に設置されている。チタン外装を採用、外装がチタンカラーでスポット測光。シャッターはコパルの縦走り式でそれまでのこのシリーズのイメージとは程遠いシャッター音、シャッターショックを発する。ワインダーの設定はない。純正で中央部重点平均測光に改造された個体がある。
  • コンタックスS2bCONTAX S2b1993年(平成5年)発売) - コンタックスS2の外装がブラック、中央部重点平均測光になったバージョン。他の仕様は同様。
AX
  • コンタックスAXCONTAX AX1996年(平成8年)発売) - オートフォーカス一眼レフカメラ。一般にシステム一眼レフカメラでオートフォーカスを実現するには、レンズにフォーカシングモーターを搭載するか、ボディー内モーターの駆動を伝えるカプラーをマウントに設置するが、本機種ではレンズではなくフィルムを移動してピント合わせをするため、従来のレンズをそのままにオートフォーカスを実現した。フィルムを動かしてピント合わせをするのは大型ビューカメラでは普通のことであるが、一般のカメラでは旧マミヤシックス等に少数見られるだけである。二重構造故か駆動は静粛。メーカーの思惑とは別に、マウントアダプターを介しM42マウントレンズ等でもオートフォーカスが可能となるため一部の評価は高いが、「辞書のようだ」と評された極端なボディの厚みが難点である。ちなみにAXはヤシカ時代のオートフォーカス一眼レフカメラの開発コードが由来で、ヤシカAXは後に京セラ230AFに姿を変えて発売された。
  • コンタックスアリアCONTAX Aria1998年(平成10年)発売) - 入門機的存在でヤシカ・コンタックスシリーズの最終機種。誰もが使いやすいようにマルチモードAEを採用し、絞り値、シャッタースピードなどの撮影データを記録することが出来るデータバックをオプションで用意していた。コンタックス167MTの操作レイアウトを改善し多重露出を加えコンタックスマニュアルフォーカス機としては唯一評価測光を採用している。軽量を重視してメインフレームすら非金属化された。このため扱いやすい反面、重量の嵩むレンズを装着すると重心が偏り、本機販売に際して軽量レンズ2本が同時発売された。

[編集] RTSシリーズ用AEシリーズレンズ

当初からのシリーズである。プログラムAE/シャッタースピード優先AEには対応しない。MMシリーズレンズが主力となってからも特殊レンズに関しては生産が続行された。

  • F-ディスタゴン16mmF2.8 - 対角線魚眼レンズ。7群8枚。最短撮影距離0.3m。フィルターは4種内蔵。
  • ディスタゴン15mmF3.5 - 12群13枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離0.16m。フィルターは4種内蔵。
  • ディスタゴン18mmF4 - 9群10枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離0.3m。アタッチメントは70-86リングを併用しφ86mmねじ込み。
  • ディスタゴン25mmF2.8 - 7群8枚。最短撮影距離0.25m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • ディスタゴン28mmF2 - 8群9枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離0.24m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • ディスタゴン28mmF2.8 - 7群7枚。最短撮影距離0.25m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • ディスタゴン35mmF1.4 - 非球面を含む8群9枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離0.3m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • ディスタゴン35mmF2.8 - 6群6枚。最短撮影距離0.4m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • テッサー45mmF2.8 - 3群4枚。最短撮影距離0.6m。アタッチメントはφ49mmねじ込みまたは49-55リングを併用しφ55mmねじ込み。早々に製造中止されたが後に人気が出てMMシリーズで再生産されるまで高値を呼んだ。
  • プラナー50mmF1.4 - 6群7枚。最短撮影距離0.45m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • プラナー50mmF1.7 - 通常このクラスの普及レンズは6枚構成であるが、このレンズは6群7枚構成で贅沢な設計。最短撮影距離0.6m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • S-プラナー60mmF2.8 - 4群6枚。最短撮影距離0.24m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • マクロプラナー60mmF2.8 - 4群6枚。最短撮影距離0.24m(等倍)。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • プラナー85mmF1.2(1982年(昭和57年)発売) - コンタックス発売50周年の記念で限定販売された。近距離補正機構を備える。アタッチメントはφ77mmねじ込み。
  • プラナー85mmF1.4 - 5群6枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • ゾナー85mmF2.8 - 4群5枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • プラナー100mmF2 - 5群6枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • マクロプラナー100mmF2.8 - 7群7枚。最短撮影距離0.41m(等倍)。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • ゾナー100mmF3.5 - 4群5枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • プラナー135mmF2 - 5群5枚。最短撮影距離1.5m。アタッチメントはφ72mmねじ込み。
  • ゾナー135mmF2.8 - 4群5枚。最短撮影距離1.6m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • ゾナー180mmF2.8 - 5群6枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離1.4m。アタッチメントはφ72mmねじ込み。
  • テレテッサー200mmF3.5 - 5群6枚。最短撮影距離1.8m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • テレアポテッサー300mmF2.8 - 限定販売。7群8枚。最短撮影距離3.5m。フィルターはスライド式。
  • テレテッサー300mmF4 - 5群5枚。最短撮影距離3.5m。アタッチメントはφ82mmねじ込み。
  • バリオゾナー40-80mmF3.5 - 9群13枚。最短撮影距離1.2m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • バリオゾナー70-210mmF3.5 - 12群15枚。最短撮影距離1.8(0.3)m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • ムターI - 2xのリアテレコンバーター。5群6枚。
  • ムターII - 2xのリアテレコンバーター。望遠用。4群7枚。
  • ムターIII - 1.4xのリアテレコンバーター。4群6枚。

[編集] RTSシリーズ用MMシリーズレンズ

プログラムAE/シャッタースピード優先AEに対応した。最小絞り値が緑色に着色されていることで区別できる。

  • ディスタゴン18mmF4 - 9群10枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離0.3m。アタッチメントは70-86リングを併用しφ86mmねじ込み。
  • ディスタゴン21mmF2.8 - 13群15枚。最短撮影距離0.22m。アタッチメントはφ82mmねじ込み。
  • ディスタゴン25mmF2.8 - 7群8枚。最短撮影距離0.25m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • ディスタゴン28mmF2 - 8群9枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離0.24m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • ディスタゴン28mmF2.8 - 7群7枚。最短撮影距離0.25m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • ディスタゴン35mmF1.4 - 非球面を含む8群9枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離0.3m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • ディスタゴン35mmF2.8 - 6群6枚。最短撮影距離0.4m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • テッサー45mmF2.8 - 3群4枚。最短撮影距離0.6m。アタッチメントはφ49mmねじ込みまたは49-55リングを併用しφ55mmねじ込み。AEシリーズのテッサー45mmF2.8が製造中止後人気が出たためMMシリーズで再生産された。
  • プラナー50mmF1.4 - 6群7枚。最短撮影距離0.45m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • プラナー50mmF1.7 - 通常このクラスの普及レンズは6枚構成であるが、このレンズは6群7枚構成で贅沢な設計。最短撮影距離0.6m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • プラナー55mmF1.2(1997年(平成9年)発売) - プラナー発明100周年記念で限定販売された。実焦点距離55.5mm。7群8枚。最短撮影距離0.6m。アタッチメントはφ77mmねじ込み。
  • マクロプラナー60mmF2.8C - 4群6枚。最短撮影距離0.27m(1/2倍)。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • プラナー85mmF1.2(1992年(平成4年)発売) - コンタックス発売60周年の記念で限定販売された。7群8枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離1m。アタッチメントはφ77mmねじ込み。
  • プラナー85mmF1.4 - 5群6枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • ゾナー85mmF2.8 - 4群5枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • プラナー100mmF2 - 5群6枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • ゾナー100mmF3.5 - 4群5枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • プラナー135mmF2 - 5群5枚。最短撮影距離1.5m。アタッチメントはφ72mmねじ込み。
  • ゾナー135mmF2.8 - 4群5枚。最短撮影距離1.6m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • ゾナー180mmF2.8[8] - 5群6枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離1.4m。アタッチメントはφ72mmねじ込み。
  • アポゾナー200mmF2 - 9群11枚。最短撮影距離1.8m。フィルターは専用差し込み式。
  • テレテッサー200mmF4 - 5群6枚。最短撮影距離1.5m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • テレテッサー300mmF4 - 5群5枚。最短撮影距離3.5m。アタッチメントはφ82mmねじ込み。
  • バリオゾナー28-70mmF3.5-4.5 - 8群9枚。最短撮影距離0.3m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • バリオゾナー28-85mmF3.3-4 - 13群16枚。最短撮影距離0.6m。アタッチメントはφ82mmねじ込み。
  • バリオゾナー35-70mmF3.4 - 10群10枚。最短撮影距離0.7(0.25)m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。
  • バリオゾナー35-135mmF3.3-4.5 - 15群16枚。最短撮影距離1.3(0.26)m。アタッチメントはφ82mmねじ込み。
  • バリオゾナー80-200mmF4 - 10群13枚。最短撮影距離1m。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • バリオゾナー100-300mmF4.5-5.6 - 7群12枚。最短撮影距離1.5m。アタッチメントはφ67mmねじ込み。

[編集] RTSシリーズ用その他レンズ

  • PC-ディスタゴン35mmF2.8 - シフト機能を持つ。9群9枚。近距離補正機構を備え最短撮影距離0.3m。アタッチメントは70-86リングを併用しφ86mmねじ込み。
  • S-プラナー100mmF4 - ベローズ用。4群6枚。アタッチメントはφ55mmねじ込み。
  • N-ミロター210mm - イメージインテンシファイアーを内蔵し実効F値0.03。
  • ミロター500mmF4.5 - 反射望遠レンズ。5群5枚。最短撮影距離3.5m。フィルターは専用差し込み式。
  • ミロター500mmF8 - 反射望遠レンズ。4群6枚。最短撮影距離3.5m。アタッチメントはφ82mmねじ込み。
  • ミロター1000mmF5.6 - 反射望遠レンズ。5群5枚。最短撮影距離12m。フィルターは専用差し込み式。

[編集] コンタックスNシステム/645

口径を広げ、完全電子制御化した新マウントの採用により従来のいわゆるヤシカ・コンタックスマウントとの互換性は放棄している。コンタックス645用のレンズはアダプターを介してNシステムのカメラに使用することが可能である。また、一部のレンズには超音波モーターが採用されており、静かなオートフォーカス駆動と常時マニュアルフォーカスが可能である。

新マウント化の意義は、デジタル時代に向け最高度の光学性能の追求から35mmフルサイズのデジタル素子を採用し、この素子に垂直に入射光を当てるためのものであった[9]。しかし、そのためレンズは大型化してしまい携行性は大幅に損なわれた。さらに機体の完成度に問題(バッテリーの消耗度、オートフォーカス性能)により、他社に比べ扱い難い機体となってしまった。また、他メーカーのような普及型のデジタル機をついにラインナップできず、ズームレンズ主体のレンズラインナップは旧来のユーザーの失望を買い商業的に失敗に終わり、コンタックスは再び休眠ブランドとなった。

[編集] Nシステム/645ボディー

N1
  • コンタックス N1CONTAX N1 ) - フラッグシップ機。オートフォーカス測距点は5点で作画を重視しファインダーの対角線上に並んでいる。ダイアル操作中心のアナログ的な操作系をしている。最高速1/8000秒のシャッター。秒間最高約3.5コマの連続撮影が可能。合焦位置より前ピン・後ピンの画像も撮影するフォーカスABC機構を搭載。視野率95%。オプションで先頭コマ、およびコマ間に撮影データを記録できるデータバックが用意されていた。
  • コンタックス NXCONTAX NX ) - 普及機。オートフォーカス測距点はN1同様5点。最高速1/4000秒のシャッター。秒間最高2.3コマの連続撮影が可能。視野率93%。フラッシュ内蔵。オプションでデートバックが用意されていた。
  • コンタックス 645CONTAX 645 ) - コンタックスが645判カメラ市場に初めて投入した機種。コンタックス645マウントを採用しており、アダプターを介することでNシステムとの互換性がある。フォーカルプレーンシャッターを採用しており、シャッタースピードは中判カメラ最高速の1/4000秒を誇る。マニュアルフォーカス専用のアポマクロプラナー120mmF4を除きレンズには超音波モーターが採用されており、静かなオートフォーカス駆動と常時マニュアルフォーカスが可能である。また、コンタックスRTS IIIと同じくRTVシステムを搭載しフィルムを圧板に吸着させ平面性を保つことが可能であった[10]

[編集] Nシステム用レンズ

  • プラナー50mmF1.4
  • プラナー85mmF1.4
  • テレアポテッサー400mmF4
  • バリオゾナー17-35mmF2.8
  • バリオゾナー24-85mmF3.5-4.5
  • バリオゾナー28-80mmF3.5-5.6
  • バリオゾナー70-200mmF3.5-4.5
  • バリオゾナー70-300mmF4.5-5.6
  • マクロゾナー100mmF2.8

[編集] 645用レンズ

  • ディスタゴン35mmF3.5
  • ディスタゴン45mmF2.8
  • ディスタゴン55mmF3.5
  • プラナー80mmF2
  • アポマクロプラナー120mmF4 - マニュアルフォーカス専用。
  • ゾナー140mmF2.8
  • ゾナー210mmF4
  • テレアポテッサー350mmF4
  • バリオゾナー45-90mmF4.5
  • ムター1.4x - リアテレコンバーター。

[編集] コンタックスGシリーズ

詳細は「コンタックスG」を参照

レンズ交換式オートフォーカスカメラ。

[編集] Gシリーズボディー

  • コンタックスG1CONTAX G1 ) - チタン外装。最高速1/2000秒のシャッター。露出は絞り優先オート、またはマニュアル。
G2
  • コンタックスG2CONTAX G2 ) - コンタックスG1の後継機・上位機。オートフォーカス精度の向上を図っている。

[編集] Gシリーズレンズ

コンタックスGマウントを採用している。

  • ホロゴン16mmF8 - Gシリーズレンズ唯一のマニュアルフォーカスレンズ。距離計は連動しない。ファインダーは別体。
  • ビオゴン21mmF2.8 - コンタックスG1はROM改造機のみ使用可能。ファインダーは別体。
  • ビオゴン28mmF2.8
  • プラナー35mmF2 - コンタックスG1はROM改造機のみ使用可能。
  • プラナー45mmF2
  • ゾナー90mmF2.8 - 特にコンタックスG1でピントが合わないというユーザーが多い。コンタックスG2では改善されたが全く事故がなくなるわけではない。
  • バリオゾナー35-70mmF3.5-5.6 - コンタックスG2のみ使用可能。

[編集] コンタックスTシリーズ

レンズにゾナーを搭載した単焦点コンパクト機シリーズ。高級コンパクトカメラという分野を築いた。名称は「小型の」を意味するTinyに由来する。

  • コンタックス TCONTAX T ) - Tシリーズ初代機。マニュアルフォーカスコンパクトレンジファインダーのライカ判カメラ。フラットなフロントカバーを前に倒すとレンズが出てくるというギミックが特徴。レンズはゾナー38mmF2.8、最短撮影距離は1m。絞り優先AE式電子シャッター。京セラ、カールツァイス、ポルシェデザインによる共同開発。チタン製ボディが検討されたが、加工技術的に時期尚早として見送られた。専用フラッシュ・T14オートを装着することでフラッシュ撮影可能。
T2
  • コンタックス T2CONTAX T2 ) - Tシリーズ2代目、ライカ判オートフォーカスコンパクトカメラ。高級コンパクトカメラの代表的機種で、1990年代には他社の追随を生んだ。素材・デザイン・機能が有機的に統合された工業製品として長期にわたって好評を博し、コンタックスT3の発売以降も愛用するユーザーは多い。シルバーの他、チタンブラック、60周年記念ゴールドモデルなど、多数のバリエーションが存在する。ボディーの素材にはチタンを、ファインダーカバーガラスにはサファイアガラスを、フィルム圧板には京セラのセラミックを新たに採用。レリーズボタンはTと同じく人工多結晶サファイア。レンズは沈胴式で、電源を入れるとチタンのカバーがスライドしてレンズがせり出す。レンズには絞りリング付き。電源ダイヤルはそのままフォーカスダイヤル(オートフォーカス/マニュアルフォーカス)として機能、また、露出補正には独立したダイヤルを採用するなど、操作性に優れる。レンズはゾナー38mmF2.8、最短撮影距離は0.7mに短縮された。最高シャッタースピード1/500秒。AE絞り優先、及びプログラムモード。当時の定価120,000円(シルバー)。
T3
  • コンタックスT3CONTAX T32001年(平成13年)3月発売) - Tシリーズ3代目。コンタックスコンパクトカメラ最後の機種となった。シリーズの高い描写性能はそのままに、コンタックスT2よりも小型化が図られている。当時の定価98,000円。レンズ画角を38mmからゾナー35mmF2.8に変更、最短撮影距離は0.35mに短縮、またその描写は鮮やかでコントラストが高いと評される。本体はオートフォーカスでの使用感を向上させた一方、露出補正やマニュアルフォーカスの操作はボタンの併用となった分、煩雑となった。最高シャッタースピードは1/1200秒に向上。
Tix
  • コンタックス TixCONTAX Tix ) - シリーズ唯一のAPSカメラ。コンタックスのフィルムカメラでは最小のボディサイズを誇る。最短撮影距離、シャッター機構、大きさ、デザインなどの面でコンタックスT3の前身となった。コンタックスT3コンタックスTVS IIIに搭載されたダブルビトウィーンシャッター機構を初めて採用した機種で、レンズシャッター機では異例の最高速1/1000秒を実現している。ゾナー28mmF2.8を搭載、ライカ判換算で35mmの画角となる。定価120,000円(税別)

[編集] コンタックスTVSシリーズ

バリオゾナーレンズを搭載したズームコンパクト機シリーズ。

  • コンタックスTVSCONTAX TVS ) - バリオゾナー28-56mmF3.5-6.5を搭載したオートフォーカスコンパクトカメラ。チタンボディ、サファイヤガラスのファインダー、セラミックのフィルム圧板等、T2と同様の素材を使っている。ただパララックスを液晶で補正しようとしたためファインダーが異常に黄色く暗かった。専用フィルターや専用フードもオプションで用意されていた。
  • コンタックスTVS IICONTAX TVS II ) - TVSのマイナーチェンジ版。TVSとの違いは液晶を取り去りファインダーを明るくし、ズーム操作はレバー式からレンズ周囲のリングを回す方式に変更、パノラマ機能を廃止、収納時のレンズ保護用バリアーが内蔵された。
  • コンタックスTVS IIICONTAX TVS III ) - 前2機から大幅に仕様が一新された。オートフォーカスは5点のマルチ測距が可能になった。初代Tに倣ったフラットフロントカバーを電動式で開閉する仕様。電動式ズームは30mm・38mm・45mm・50mm・60mmの五段ステップになり、ボタン式の絞り設定やフィルター・フードの装着が不可になる等、前2機より使い勝手が低下した部分もある。搭載レンズはバリオゾナー30-60mmF3.7-6.7。

[編集] デジタルカメラ

コンタックスのデジタルカメラとしては、コンパクトカメラと一眼レフカメラが存在する。一部海外を除きコンタックス事業とともにデジタルカメラ事業からも2005年(平成17年)に撤退した。

[編集] コンタックスNデジタル

Nシステムを採用したデジタル一眼レフカメラで、史上初35mmフルサイズのCCDを採用した。そのためコンタックスN1コンタックスNXと同じ画角で撮影することが可能となっている。しかし高価でありながら機能面で他のプロ機よりも見劣りしていたこともあり、それほどの売れ行きを見せなかった。

[編集] コンパクトデジタルカメラ

  • コンタックスTVSデジタル - コンタックスT3とほぼ同じサイズ、デザインを実現しながらも3倍ズームレンズを搭載したコンパクト機。ツァイスレンズならではのシャープかつハイコントラストな描写を記録できる。カメラの高級感を体感できる「モノ」としても数少ないデジタルカメラでもある。
  • コンタックス SL300RCONTAX SL300R ) - FinecamブランドのSL300Rをベースに、T*レンズ、小型レンズフード、シボ革仕立ての外装を盛り込んだカメラ。単に外装を替えただけでなく、T*レンズを活かすように画像処理エンジンにも改良が加えられている。SL300R同様秒間3コマ連写にも対応可能。
  • コンタックスU4RCONTAX U4R ) - FinecamブランドのSL400Rをベースに外装、レンズ、画像処理エンジンを改めたカメラ。
  • コンタックスi4RCONTAX i4R ) - 香水瓶のような形状、サイズに単焦点レンズを搭載したカメラ。アクセサリーとしても存在感がある。京セラコンタックスとしての最終機種。

[編集] 注釈

  1. ^ もし紛失した場合は、フィルム冒頭部のカットは必要になるが、DPE店で廃棄されている現代パトローネを分解すれば中に存在する巻戻スプールで代用できる(若干の小改造が必要)。
  2. ^ 型番はエレクトロニックフラッシュ用No.1366、フラッシュバルブ用No.1360。
  3. ^ ストロークは0.7mm
  4. ^ QUARTZでシャッタースピードを制御するカメラはこの139が世界初であり、国立科学博物館入りを果たしている
  5. ^ 撮影される画面の大きさは24mm×36mm。
  6. ^ 所定の動作を行うことによって1/60の機械式シャッターが使えるがあくまで緊急用のため多用は厳禁である。
  7. ^ 他の中級機と違い、メタルフォーカルプレーンシャッターを採用しているため。
  8. ^ コンタックスRTSのカタログでのみ「オリンピア・ゾナー」と表記されたことがあるが、この時もレンズリストでは単に「ゾナー」であり、以来「ゾナー」に統一されている。
  9. ^ デジタル素子は斜めからの入射に対応した構造ではなく、斜め入射はそのまま画質低下をもたらす。銀塩からのレンズマウントの場合、撮影素子全面に入射光を垂直に当てる事は難しい。銀塩時代では斜めの入射もさしたる問題ではなく、設計時点でデジタル時代程の考慮はそもそも払われていない。従って銀塩からマウントを引き継ぎデジタル化したシステムは、厳密にはこの問題には対応しきっていないのが現状である(普通に撮影する範囲では目に付く弊害ではなく各社半ば無視した感がある)。フォーサーズ・システムも参照。
  10. ^ RTV専用のフィルムバックを用意する必要がある。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年8月23日 (日) 07:33 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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