コンパートメント席

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コンパートメント席

コンパートメント席(こんぱーとめんとせき)とは、単に「個室」(こしつ)ともいい、鉄道車両等では車両の一部ないしは全てを仕切板などで区切り、その区画を一つの単位として発売されるものを指す。また、この席を利用する際に発行されるものをコンパートメント券という。日本では数少ないが、ヨーロッパの鉄道車両では比較的多く見られるものであった。

以下、2008年現在の日本におけるコンパートメント席を持つ車両・列車について解説する。

過去には戦前の一等車や戦後の国鉄151系電車のパーラーカー(クロ151形)、新幹線100系電車などにもコンパートメント席が存在した。また、個室寝台車については寝台車の項目を参照。

目次

[編集] コンパートメント席を持つ車両・列車

[編集] JR

[編集] グリーン車

[編集] JR以外

富士急行2000形の6人用個室
  • 東武100系電車「けごん」・「きぬ」・「スペーシアきぬがわ」・「スペーシア日光」、定員4名)
    浅草駅寄り先頭車両(6号車)に定員4名で6室設定されている。「スペーシアきぬがわ・日光」として運行している時はJR線内でグリーン車扱いを受ける。
  • 小田急50000形電車VSE、定員4名)
    小田原駅より3号車に「サルーン席」と称した4人用区画を3室設けている。基本的には使用する際は「特別急行券」の代わりに定員である4人分の特別急行券と同額の「サルーン特急券」を購入する。
  • 富士急行2000形電車(「フジサン特急」、定員4名)
    2号車に6人用区画を1室設けている。使用する際は特急料金の他に個室料金が必要。
  • 近鉄23000系電車伊勢志摩ライナー、定員2名・4名)
    5号車に、2人用と4人用の区画がそれぞれ6つずつ設けられている。2人用の区画を「ツインシート」、4人用の区画を「サロンシート」と呼ぶ。基本的に、使用する際は「特別急行券」の代わりにそれと同額の「サロン券」を購入する必要がある。但し区画単位で販売されるので、奇数人数の場合は1人分の料金を余計に払う必要がある。また、使用料金は大人子供ともに同額である。
  • 智頭急行HOT7000系気動車
    貫通先頭車(HOT7020形)のみに設けている。

[編集] セミコンパートメント席を持つ車両・列車

4人向かい合わせの席を、他の席と離れた場所に設けたり、他者の視線をさえぎるよう仕切りを高くするなどして、個室のような雰囲気を持たせた席がある。これは、「セミコンパートメント」と呼ばれる。

[編集] JR

  • JR東海373系電車
    この座席は車端部にあり、4人向かい合わせの座席の中央にテーブルがある。乗降口とは半透明の黒いついたてで仕切られ、他の客席からも離れている。2・3(・5・6・8・9)号車にあり特急「ふじかわ」や「伊那路」では、同じ車両の他の座席が自由席であっても、この区画のみ指定席である。このため号車を表示する方向幕には「自由席」の表記の下に「(一部指定席)」の表記がある。但し、「東海」にはセミコンパートメントの自由席があった。
  • JR東海313系電車8000番台
    373系と同様に車端部にあり、乗降口とは半透明の黒いついたてで仕切られている。4人向かい合わせの座席の中央にテーブルがあるが、373系のよりは小さい。1~3(4~6)号車にあるが、1(4)号車は車椅子スペースを設けているため3人掛けとなっている。セントラルライナーは完全自動発券制となっており、この区画は3人以上のグループ客向けの調整席となっている事が多い。
  • JR九州787系電車(普通車)(「リレーつばめ」・「有明」・「きらめき」・「かいおう」)
    この座席は4号車(「リレーつばめ」)または3号車(「有明」・「きらめき」・「かいおう」)にあり、4人向かい合わせの座席の中央にテーブルがある。ボックスとボックスの間には仕切りがあるが、通路側は開放されている。車輌の上り方半分がこの区画(残り半分…元ビュッフェの区画…は開放型客室)で、定員4名のボックスが中央の通路を挟んで左右に3つずつ、計6室設置されている。なお、「リレーつばめ」では指定席だが、それ以外の列車では自由席となっている。
  • JR西日本新幹線700系電車7000番台
    8号車の新大阪寄りに、簡易仕切り壁を設けた4人用個室が4室ある。交流電源が1つあり、旅客機のように照明の明るさが調整できる。運賃・指定席特急料金で利用することが可能だが、3人以上の利用に限定されている。一部のものを除いて特別企画乗車券(トクトクきっぷ)の類は使えない。なお、小倉 - 博多間のこだま856号と863号、および博多南線での運用時のみ自由席となっている。

[編集] 私鉄

小田急電鉄20000形(小田急ロマンスカーRSE)のセミコンパートメント座席(2006年9月2日撮影)
  • 小田急20000形電車RSE、4人掛け)
    小田原駅沼津駅より4号車ダブルデッカーの1階部分にJRでは普通車に相当する座席区分に「セミコンパートメント席」が3区画設置されている。これは、座席発行に際してこの座席区分を指定するとその席で発券されるもので、使用する際は人数分の「特別急行券」のみで発行される。但し空席がある場合、端数分の座席に予約が入る場合もある。

[編集] 現役を引退した車両

  • 名鉄8800系電車パノラマDX、既に引退)
    1・3号車に、4人用・2人用区画がそれぞれ3区画ずつ設けられていた。4人区画は、大きくゆったりしたソファーが用いられていた。一部は2人用区画の部分が、ハイバックのシートになっているのみで、セミコンパートメントとなっていない編成(8805編成・8807編成)であった。4人区画は8番~10番のA~D席、2人区画は5~7番のA・B席。また、8807編成には普通のコンパートメント席も設置されていた。2005年1月28日を最後に引退した。

[編集] 写真集

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月20日 (金) 09:58 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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