ゴリラ
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| ゴリラ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 分類 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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| 学名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| genus Gorilla I. Geoffroy, 1852 |
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| タイプ種 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| Gorilla gorilla (Savage et Wyman, 1847) |
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| 和名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| ゴリラ | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| 英名 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| Gorilla | |||||||||||||||||||||||||||||||||
| 下位分類群(種・亜種) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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ゴリラ(学名:Gorilla、別名:オオショウジョウ[大猩猩])は、サル目- ヒト科- ゴリラ属に分類される類人猿の総称。アフリカ大陸の赤道直下の樹林に生息している。特定動物。
目次 |
[編集] 分布
生息域は東西に2分されており、西側の生息域であるコンゴ、ガボン、カメルーン、中央アフリカ共和国、赤道ギニア、ナイジェリアには、ニシローランドゴリラが生息している。東側の生息域であるコンゴ民主共和国東部、ウガンダ、ルワンダ、コンゴ民主共和国には、ヒガシローランドゴリラと、マウンテンゴリラが生息している。
[編集] 形態
オスは、若いうちは背中も含めた全身の毛が黒いのでブラックバックと呼ばれるが、成獣になると背中の毛が白銀色になりシルバーバックと呼ばれる[要出典]。大型の個体で身長1.8m、体重は200kgを越える。群れは1頭のシルバーバックを中心に、数頭のメスと子供達で構成されている。平均寿命は40歳前後といわれているが、よく解っていない。
[編集] 生態
基本的には四足歩行で、拳で地面を突くナックルウォーキングと呼ばれる歩き方をする。
発見以来長年に渡って凶暴な動物であると誤解されてきたが、[1]近年になって研究が進み、交尾の時期を除けば実は温和で繊細な性質を持っていることが明らかになってきた。海外の動物園のゴリラの檻に誤って小さな子供が落ちた際、泣き叫ぶ子供の側でメスのゴリラが他のオスのゴリラを近づけないように見守る姿がテレビで紹介されたこともある。自分から攻撃を仕掛けることはほとんど無いとされ、人間の姿を見て興奮した群れのオスゴリラをシルバーバックが諌めるという行動も確認されている[2]。
また、群れの間で会話や餌を食べる時などに鼻歌を歌うことが確認されている。
ゴリラは警戒心が強く、神経性の下痢にかかりやすい、心臓に負担から死にいたるなど、ストレスに非常に弱いことも明らかになっている。とくに交尾の時期には、オスがメスを殺害することがあり、動物園での繁殖には細心の注意が必要とされる。[3]
成体のオスが一頭、メスが複数という群れを形成することが多いが、息子が成長しても群れに残って複雄群となることもある。群れ同士は敵対的だが、なわばりを持たずにお互い避け合うことが知られている。交尾は一年を通じておこなわれ、「交尾の季節」は存在しない。ゴリラのメスには、チンパンジーに見られるような性皮の腫脹がないため、外見では発情しているかどうかわからない。
外敵を威嚇する際には、両手で胸をたたき、ポコポコポコと高く響く音を立てるドラミングと呼ばれる行動[4]をとる。落ちている枝を折って見せるのも威嚇の一種だと考えられている。自然界での脅威は人間やヒョウなどで、ゴリラの研究者として有名なシャラーは、シルバーバックを含む(その他のゴリラは全て雌と子供)ゴリラがヒョウに捕食された実例を報告している。一方、ゴリラを襲おうとしたヒョウが逆に殺された、という現地人による観察例がガギスバーグによって報告されている。
消化器官は木の葉や草の髄、樹皮などの繊維性食物に適し、地上性草本類や新葉などを主食とするが、果実や昆虫も食べる。特にニシローランドゴリラは多くの果実、昆虫を食物として利用することが知られており、季節によっては採食時間の大部分を果実食に費すこともある。
[編集] 分類
- ITIS(統合分類学情報システム)データベース - Gorilla I. Geoffroy Saint-Hilaire, 1852
[編集] 下位分類
近年新しい分類法が発表された。この分類はIUCNに採用されているほか、最近の書籍ではこれに従ったものが多い。
- 既存分類
- ニシローランドゴリラとヒガシローランドゴリラをまとめてローランドゴリラにすることもある。
- ゴリラ属 Gorilla
- ゴリラ Gorilla gorilla
- ニシローランドゴリラ G. g. gorilla
- ヒガシローランドゴリラ G. g. graueri
- マウンテンゴリラ G. g. beringei
- ゴリラ Gorilla gorilla
- 新分類
- ニシローランドゴリラ亜種→ニシゴリラ種
- ヒガシローランドゴリラ亜種→ヒガシゴリラ種、グラウアーゴリラ亜種
- マウンテンゴリラ亜種→ヒガシゴリラ種、マウンテンゴリラ亜種+ブウィンディ亜種
- ゴリラ属 Gorilla
- ニシゴリラ Gorilla gorilla
- ニシローランドゴリラ Gorilla gorilla gorilla
- クロスリバーゴリラ Gorilla gorilla diehli
- ヒガシゴリラ Gorilla beringei
- マウンテンゴリラ Gorilla beringei beringei
- グラウアーゴリラ Gorilla beringei graueri
- ブウィンディゴリラ Gorilla beringei ssp.(まだ学名なし)
- ニシゴリラ Gorilla gorilla
[編集] 人間との関わり
カルタゴの航海者ハンノは紀元前525年に西アフリカへ遠征した際、ある島の湖の中にある島で、毛深く、女ばかりで、通訳のリクシット人から「ゴリライ(ギリシャ語訳は女性複数形のγοριλλας)」と呼ばれている部族と接触した。ハンノ一行が部族を捕らえようとすると、男達は茂みに逃げたが女達は踏み止まっていた。3人の女を捕まえたところ、かみついたりひっかいたりして抵抗してきたので殺して皮をはぎ、死体をカルタゴに持って帰った。 この冒険談はカルタゴ語で記録された後、カルタゴを侵略したローマのスキピオ・アエミリアヌスによってギリシャ語とラテン語に訳され、カルタゴ語版とラテン語訳が失われた結果、ギリシャ語訳で世の中に広まった[5]。
ハンノ一行がゴリライに接触してから約2300年後の1836年、アメリカ合衆国の植民地リベリア連邦で、宣教目的で赴いていたアメリカ人の医者兼宣教師のThomas Staughton Savageが未知の類人猿の物と思われる頭蓋骨といくつかの骨を発見。1847年8月18日、博物学者兼解剖学者のJeffries Wymanが新種の生物だと確認したニシローランドゴリラに対し、ハンノの逸話にちなんで「Troglodytes gorilla(穴に住む+「gorillai」の単数形)」という学名をつける。これによってゴリラの存在が科学的に認知された。
欧米では、19世紀半ばに発見されるまでゴリラはチンパンジーと同一種とされていたか、あるいは情報が乏しく知られていない動物だった。頭骨標本がヨーロッパに送られて以降も、生息地が欧米の研究者が入って行きにくい密林の奥深くであったため、なかなか正確な生態は分からず、なりふりかまわず人間を襲う凶暴な動物だと思われていた。
過去には、頭部は壁に飾るため、手は灰皿として使うためにも狩られた。食糧難から、肉の商取引を目的とした狩猟が後を絶たず、先進諸国で消費される木材の伐採や地下資源開発、内戦による生息地の破壊なども、個体数の減少に繋がっているとされる。世界自然保護基金(WWF)によると、マウンテンゴリラの生息数は380頭ほどであるという。2002年、ガボンにおいてエボラ出血熱のゴリラへの感染が確認された。同年、隣国のコンゴで流行した際には、全個体の2/3が被害を受けたと同国政府が発表。ゴリラの出産は4~5年に一度であり、一度個体数が減少すると回復するまでに長い時間がかかるため、個体数の激減が危惧されている。
日本国内で見られる本種は全てニシローランドゴリラ Gorilla gorilla gorilla である。全体的に高齢化が見られ、飼育個体数の減少が続いている。二頭一組の飼育がほとんどだったため、繁殖例は9例。2007年現在、生きている繁殖個体は4頭。
[編集] 脚注
- ^ 宴会芸用の玩具として販売されているビニール製のゴリラのマスクなどでは牙が強調されていることもある。食物としてバナナを特に好むという性質はこの当時から描写されているが、これは事実に即した表現といえる。
- ^ NHKbshi「ゴリラ先生・ルワンダの森を行く」より。
- ^ 「素敵な宇宙船地球号」 テレビ朝日、2006年11月19日。
- ^ これがゴリラの象徴として取り上げられることが多く、漫画などでは力を誇示するゴリラはたいていこの行動を行っている。本物以外にも、ゴリラをモチーフとするキャラクターを使用しているプロレスラーなどが真似することも多く描かれた。人間がゴリラに襲われるシーンの直前に、ドラミングをするシーンが描かれること例もある。
- ^ 周辺世界からの観察・訪問・記録 野蛮人のほとんどは女で、体は毛に覆われており、通訳はゴリラと呼んでいた。
エイリアン論 第2章 入れ子の島の女たちが、ハノニスらの水先案内をつとめていたリクシット人に「ゴリラ」と呼ばれていたことから
ゴリラはギリシア語? 通訳たちは彼女たちを「ゴリラ」と呼んでいた。
キングコング2 - Monkey-ATAX ゴリラの語源はカルタゴの「ひっかく人」という意味のゴレルの女性形からきているとの説がある。


