ゴング格闘技

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ゴング格闘技(ごんぐ かくとうぎ)は、イースト・プレス社より発行される格闘技専門誌である。月刊誌で毎月23日に発売される。略してゴン格とも。

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[編集] 概略

ゴング格闘技」は、格闘技ブームに先駆け、1986年日本スポーツ出版社の「月刊ゴング」が紙面を大幅に一新する形で誕生した。そのため創刊号というものはない(ちなみに、週刊ゴングは別冊ゴングがリニューアルしたもの)。

「ゴング格闘技」となっての第一号は1986年12月号(表紙は前田日明)で、ここからプロレス中心の雑誌から格闘技全般を扱う雑誌へと生まれ変わった。当初は極真空手と当時人気絶頂だったUWFが誌面の中心で、キックボクシングムエタイマーシャルアーツ全米プロ空手)、シュートボクシング、相撲などの他にボクシングとプロレスも掲載していた。

1990年代にはK-1PRIDEなどの格闘技情報を掲載し、格闘技雑誌として一定の地位を得た。1993年12月号では第1回UFCの開催の2か月前にグレイシー柔術をいち早く紹介している。

しかし発行元の日本スポーツ出版社の社長の不祥事に巻き込まれてしまい、裏組織に乗っ取られ同社はその傘下企業となり、2007年2月23日発売号を以って休刊。同年4月23日、「GONKAKU」と改め、スタッフはイースト・プレス社に移り「復刊」となる。

2008年5月23日発売の7月号で、創刊22周年を記念して再び誌名を「ゴング格闘技」に戻した。

[編集] 誌面

当初は極真空手やUWFなどが誌面の中心を飾っていたが、現編集長の松山郷体制になってからは誌面の大幅刷新がはかられ、MMA(総合格闘技)中心にほぼ特化している。その記事のクオリティの高さ、誌面レイアウトの美しさは『Sports Graphic Number』(文藝春秋)並みで、ライバル誌の追随を許さず、部数をじわじわと伸ばしている[要出典]

巻頭のカラーページでは、「MMAPLANET」と提携、そのメインライターを務める高島学氏を登用し、海外のMMAシーンの最前線を掲載しているほか、国内の大規模イベントについては高阪剛中井祐樹高瀬大樹吉鷹弘らが座談会形式で議論を交わす「MMA委員会」・「立技委員会」が人気を博している。

毎号、挑戦的な誌面作りをしており、たとえば2008年10月号ではジョシュ・バーネット×板垣恵介(『刃牙』『餓狼伝』)、岡見勇信×森恒二(『ホーリーランド』)、2009年1月号では魔裟斗×井上雄彦(『スラムダンク』『バカボンド』『リアル』)という、漫画家格闘家による対談を実現している。この2009年1月号は「格闘技を読む」という特別特集を組んでおり、前記の対談のほか前田日明の読書論、須藤元気×ロバート・ハリスの対談、大槻ケンヂの書評なども載せた。

連載では「新★書評の星座」の吉田豪、「教えて、教授!」の松原隆一郎東大教授、東大柔道部長、大道塾ビジネスマンクラス師範代)、「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」の増田俊也(作家、七帝柔道出身)など、多彩な人材を起用しているのも他の格闘技誌との大きな違いである。

また、柔道サンボレスリングなど、他のアマチュア格闘競技の問題も積極的に載せ、話題を呼んでいる。特に柔道に力を入れ、専属柔道評論家の柏崎克彦(1975年ウィーン世界選手権63kg級準優勝、1981年マーストリヒト世界選手権65kg級優勝)の鋭い切り口、磯部晃人の深い取材が柔道界でも人気を集めている。

北京オリンピックの日本柔道敗北については、柏崎克彦が「日本人が負けたのはルールの問題じゃない。謙虚に外国の柔道を認めよ。だって昔はタックル(双手刈)する選手がいなかったの?たくさんいたわけだよね」、松原隆一郎が「日本は一本を取る柔道、世界はポイントを取るJUDOなんて、まったくの嘘である。日本人はみんな一本取られているじゃないか。横文字のJUDOは駄目だとか、日本的な柔道以外の戦略を取るなとか本気で言うのなら、オープン化したこと自体が間違い。スポーツが国際化したら、それぞれ別の戦略を取るのは当たり前です」と、柔道専門誌では書けない角度からの論評を行っている。

石井慧のプロ転向騒動では山口香全日本柔道連盟女子強化委員)も登場し、「石井は柔道家として三流です。強いだけならゴリラを調教すればいい」と過激な発言を載せ、一方で増田俊也の「本当に総合に行く気なら(大学を)中退して早く総合用の技術を身に着けたほうがいい」という擁護論、松原隆一郎の「石井ほど総合について理解している現役の柔道選手はいないと思うんです。柔術に出稽古を重ね日本柔道の寝技との違いも分かっていて、それなりに総合の試合も見ているでしょう。柔術や柔道出身者の試合を通して、自分がやればどうなるかもわかっているはず。それなのに日本柔道界でもっともクレバーな石井がなぜそんなに(転向を)焦るのか」という懐疑論と、いろいろな角度からバランスある論評をしている。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月19日 (木) 12:08 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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