ゴールデンラズベリー賞

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ゴールデンラズベリー賞

第29回ゴールデンラズベリー賞でのジョン・ウィルソン
受賞対象 最低の映画
主催者 ゴールデンラズベリー賞財団
アメリカ合衆国
初回 1981年
公式サイト

ゴールデンラズベリー賞: Golden Raspberry Awards)は、アメリカ映画賞である。毎年アカデミー賞授賞式の前夜に「最低」の映画を選んで表彰する。正式名はラジー・アウォード (Razzie Award) であり、ラジー賞(Razzies)とも呼ばれる。

目次

[編集] 歴史

UCLAから映像製作・映画宣伝の道に進んだジョン・ウィルソン(John Wilson)により1981年に創設された。

初期は正真正銘のB級映画が各部門受賞を独占することが多かったが、近年は輝かしい実績があるにも関わらず何の間違いかどうしようもない役柄を演じてしまった俳優や、前評判と実際の出来のギャップが著しく激しい大作などが受賞する傾向にある。

また、受賞した作品が「一般受け」はしないが、マニアからは「カルト映画」と評価される作品の場合もある(「フォード・フェアレーンの冒険」「ハドソン・ホーク」「ショーガール」など)。

[編集] 名称

「ヤジ」を意味する「Razz」から命名された「Razzie Award」が正式な賞名だが、「Razz」のもうひとつの意味である「Raspberry」(ラズベリー:木イチゴ)の実を模したトロフィーのデザインにより「Golden Raspberry Award」とも呼ばれる。

ラズベリーには、ブーイングの音、という意味がある。英語の「ラズベリータルト(raspberry tart)」が「fart(おなら)」 と韻を踏んでいるため、おならをまねた音を指すようになった。

トロフィーは、装飾玉で覆われたゴルフボール8mmフィルム巻に貼り付け金色の塗料でスプレーした後、木目の入った台所用壁紙を巻いてタイトルを貼り付けただけの(もちろんシャレの意味で)簡素で貧乏臭いデザイン。制作価格はわずか4ドル79セントほどと言われるが、近年は8mmフィルムが市場から姿を消しつつあるため手に入りにくく、価格は上昇傾向にある。 

[編集] 選考

ラジー賞は米映画アカデミーの会員による投票・審査で受賞が決定されるアカデミー賞と同じく、「ゴールデンラズベリー賞財団」の会員による投票で受賞作品を決定する。ただし実績ある映画業界人によるアカデミーと違い、ラジー賞選考には一般の映画ファンが小額の会費(25ドル)を払うだけで投票の権利を有することもできる。

主要部門は毎年変わらないが、その年だけの部門が作られているのも、ラジー賞の特徴である。「興行的に失敗しラジーの候補にさえなれない作品こそが本当の駄作」とする意見もある。

[編集] 授賞式

賞の意味合いからトロフィーを受け取りにくる者はほとんどいないが、第8回でラジー史上初めてトロフィーが受賞者の手に渡っている。当年、『ビル・コスビーのそれ行けレオナルド』で3部門受賞したビル・コスビーは、授賞式に出席はしなかったが作品の失敗を自ら認めており、のちに出演したテレビ番組の中でそのトロフィーを受け取った。

授賞式でのトロフィー授与が初めて実現したのは第16回授賞式で、最低作品賞・監督賞など7部門を受賞した『ショーガール』のポール・バーホーベン監督が出席。以降、第22回の授賞式には最低作品賞・監督賞など5部門を受賞した『フレディのワイセツな関係』の監督・主演のトム・グリーンが、第25回の授賞式には『キャットウーマン』(最低作品賞・監督賞など4部門受賞)で最低主演女優賞を受賞したハル・ベリーらが出席している。その懐の深さに授賞式参加者は満場の喝采を贈った。

特にハル・ベリーは『チョコレート』で受賞したオスカー像を持参して左手に持ち、右手にはラジー像を抱えてアカデミー賞主演女優賞を受賞した際のスピーチパロディーを演じ切り、涙まで流して見せたことで聴衆から大喝采を得た。子供のころに母親から「胸を張って負け犬になれない者は、勝者にもなれない」と言われたことが、出席した理由だと語った。

[編集] 受賞作品(主要部門)

[編集] 1980年(第1回

[編集] 1981年(第2回

[編集] 1982年(第3回

  • 最低作品賞:インチョン!
  • 最低監督賞:テレンス・ヤング(インチョン!)、ケン・アナキン(パイレーツ・ムービー/恋のしおかぜ)
  • 最低主演男優賞:ローレンス・オリヴィエ(インチョン!)
  • 最低主演女優賞:ピア・ザドラButterfly
  • 最低助演男優賞:エド・マクマホンButterfly
  • 最低助演女優賞:アイリーン・クインアニー
  • 最低新人俳優賞:ピア・ザドラ (Butterfly
  • 最低脚本賞:ロビン・ムーア、レアード・コーニグ(インチョン!)
  • 最低音楽賞:キット・ヘイン(パイレーツ・ムービー/恋のしおかぜ)
  • 最低主題歌賞:Pumpin' and Blowin'(パイレーツ・ムービー/恋のしおかぜ)

[編集] 1983年(第4回

[編集] 1984年(第5回

[編集] 1985年(第6回

[編集] 1986年(第7回

  • 最低作品賞:ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀、プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン
  • 最低監督賞:プリンス (プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン)
  • 最低主演男優賞:プリンス(プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン)
  • 最低主演女優賞:マドンナ(上海サプライズ)
  • 最低助演男優賞:ジェローム・ベントン(プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン)
  • 最低助演女優賞:ドム・デルイーズ(呪われたハネムーン)
  • 最低新人俳優賞:アヒルの着ぐるみを着て奮闘した6人の諸君(ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀)
  • 最低脚本賞:ウィラード・ハイク、グロリア・カッツ (ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀)
  • 最低主題歌賞:プリンス・アンド・ザ・レボリューションLove or Money(プリンス/アンダー・ザ・チェリー・ムーン)
  • 最低視覚効果賞:ILM(ハワード・ザ・ダック/暗黒魔王の陰謀)

[編集] 1987年(第8回

  • 最低作品賞:ビル・コスビーのそれ行けレオナルド
  • 最低監督賞:ノーマン・メイラー(タフガイは踊らない)、エレイン・メイ(イシュタール
  • 最低主演男優賞:ビル・コスビー(ビル・コスビーのそれ行けレオナルド)
  • 最低主演女優賞:マドンナ(フーズ・ザット・ガール
  • 最低助演男優賞:デヴィッド・メンデンホール(オーバー・ザ・トップ
  • 最低助演女優賞:ダリル・ハンナ (ウォール街
  • 最低新人俳優賞:デヴィッド・メンデンホール (オーバー・ザ・トップ)
  • 最低脚本賞:ビル・コスビー、ジョナサン・レイノルズ(ビル・コスビーのそれ行けレオナルド)
  • 最低主題歌賞:ジョージ・マイケルI Want Your Sex(ビバリーヒルズ・コップ2)
  • 最低視覚効果賞:ヘンリー・ミラー(ジョーズ'87/復讐篇)

[編集] 1988年(第9回

[編集] 1989年(第10回

10周年特別賞
  • 10年間の最低作品賞:愛と憎しみの伝説
  • 10年間の最低男優賞:シルヴェスター・スタローン
  • 10年間の最低女優賞:ボー・デレク
  • 10年間の最低新人賞:ピア・ザトラ

[編集] 1990年(第11回

  • 最低作品賞:フォード・フェアレーンの冒険、ゴースト・ラブ
  • 最低監督賞:ジョン・デレク(ゴースト・ラブ)
  • 最低主演男優賞:アンドリュー・ダイス・クレイ(フォード・フェアレーンの冒険)
  • 最低主演女優賞:ボー・デレク(ゴースト・ラブ)
  • 最低助演男優賞:ドナルド・トランプ(ゴースト・ラブ)
  • 最低助演女優賞:ソフィア・コッポラゴッドファーザーPARTIII
  • 最低脚本賞:ダニエル・ウォーターズ、ジェームズ・カップ、デヴィッド・アーノット(フォード・フェアレーンの冒険)
  • 最低主題歌賞:He's Comin' Back (The Devil!)裸の十字架を持つ男/エクソシストフォーエバー

[編集] 1991年(第12回

[編集] 1992年(第13回

  • 最低作品賞:嵐の中で輝いて
  • 最低監督賞:デヴィッド・セルツァー(嵐の中で輝いて)
  • 最低主演男優賞:シルヴェスター・スタローン(刑事ジョー/ママにお手あげ)
  • 最低主演女優賞:メラニー・グリフィス(嵐の中で輝いて、刑事エデン/追跡者)
  • 最低助演男優賞:トム・セレック(コロンブス)
  • 最低助演女優賞:エステル・ゲティ(刑事ジョー/ママにお手あげ)
  • 最低新人俳優賞:ポーリー・ショア(原始のマン)
  • 最低脚本賞:ブレイク・スナイダー、ウィリアム・オズボーン、ウィリアム・デイヴィス(刑事ジョー/ママにお手あげ)
  • 最低主題歌賞:High Times, Hard Times(ニュースボーイズ/ぼくたちのわんぱく革命)

[編集] 1993年(第14回

  • 最低作品賞:幸福の条件
  • 最低監督賞:ジェニファー・チェンバース・リンチ(ボクシング・ヘレナ)
  • 最低主演男優賞:バート・レイノルズ(コップ・アンド・ハーフ)
  • 最低主演女優賞:マドンナ(BODY/ボディ
  • 最低助演男優賞:ウディ・ハレルソン(幸福の条件)
  • 最低助演女優賞:フェイ・ダナウェイ(派遣秘書)
  • 最低新人俳優賞:ジャネット・ジャクソン(ポエティック・ジャスティス/愛するということ)
  • 最低脚本賞:エイミー・ホールデン・ジョーンズ(幸福の条件)
  • 最低主題歌賞:Addams Family (WHOOMP!)(アダムス・ファミリー2)

[編集] 1994年(第15回

[編集] 1995年(第16回

[編集] 1996年(第17回

[編集] 1997年(第18回

[編集] 1998年(第19回

[編集] 1999年(第20回

特別大賞(第20回で発表)

  • 20世紀最低主演男優賞:シルヴェスター・スタローン(彼が行った全ての事の99.5%に対して)
  • 20世紀最低主演女優賞: マドンナ
    20世紀」としているが2000年発表作品は含まれていない
  • 1990年代最低作品賞:ショーガール
  • 1990年代最低新人俳優賞:ポーリー・ショア

[編集] 2000年(第21回

  • 最低作品賞:バトルフィールド・アース
  • 最低続編賞:ブレアウィッチ2
  • 最低監督賞:ロジャー・クリスチャン(バトルフィールド・アース)
  • 最低主演男優賞: ジョン・トラボルタ(バトルフィールド・アース、ラッキー・ナンバー)
  • 最低主演女優賞:マドンナ(2番目に幸せなこと
  • 最低助演男優賞:バリー・ペッパー(バトルフィールド・アース)
  • 最低助演女優賞:ケリー・プレストン(バトルフィールド・アース)
  • 最低スクリーンカップル賞:ジョン・トラボルタ&「バトルフィールド・アース」で一緒にスクリーンに映ってしまった人全部
  • 最低脚本賞:コリー・マンデル、J・デヴィッド・シャピロ(バトルフィールド・アース)

[編集] 2001年(第22回

[編集] 2002年(第23回

[編集] 2003年(第24回

[編集] 2004年(第25回

ラジー賞創設25周年特別大賞(第25回で発表)

  • 歴代最低ミュージカル作品賞:From Justin To Kelly
  • 歴代最低コメディー作品賞:ジーリ
  • 歴代最低ドラマ作品賞:バトルフィールド・アース
  • 歴代最低ノミネート賞:アーノルド・シュワルツェネッガー(過去通算8つの賞にノミネートされるも1つも獲れず)

[編集] 2005年(第26回

[編集] 2006年(第27回

[編集] 2007年(第28回

[編集] 2008年(第29回

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月26日 (木) 05:52 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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