サド侯爵夫人
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『サド侯爵夫人』(サドこうしゃくふじん)は、三島由紀夫の戯曲。三幕物で、登場人物は女性6人のみ(主人公、母・妹、母の知人2人、召使)でサド本人は登場しない。初版は1965年(昭和40年)11月に河出書房、のち旧字旧かなの新潮社版が刊行、現在は新潮文庫『サド侯爵夫人、わが友ヒットラー』と河出文庫『サド侯爵夫人、朱雀家の滅亡』がある。
三島は跋文で、澁澤龍彦『サド侯爵の生涯』(現在は中公文庫、また全集は河出にある)を読み、老年になった侯爵と夫人との離別に最も触発され、生まれた作品と述べている。日本国外、特にフランスでも人気があり、しばしば上演される。フランス語訳は作家マンディアルグがしている。他に三島の友人ドナルド・キーンの英訳版はじめ多数の外国語訳がある。なお「007シリーズ」の主人公ボンドの上司「M」役で知られるイギリスの女優ジュディ・デンチも演じたことがある。
日本でも様々なキャストで上演されている。初演で主人公「侯爵夫人ルネ」を演じたのは丹阿弥谷津子(俳優金子信雄夫人)で紀伊国屋ホールで公演された。丹阿弥本人も演劇人生でもっとも想い出深い作品と回想している。他の女優陣は南美江、村松英子、賀原夏子、宮内順子、真咲美岐であった。2008年(平成20年)秋にはアトリエ・ダンカンにより、篠井英介・加納幸和・天宮良・石井正則・小林高鹿・山本芳樹が女装し男性陣のみで舞台公演された。
[編集] あらすじ
サド侯爵夫人の母のところに、悪女とカマトトぶった女が訪れる。SM変態行為が発覚し、追われる身になったサドのことについて相談に乗るために、彼女たちは来たのだ。するといつもは、この事件のショックで城に引き篭もっていた夫人が現れる。夫人が去った後、行方不明だった彼女の妹も現れ、サドと同行、姉も承知していた、ということを母に継げる。そして事態は思わぬ方向に……。
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最終更新 2009年11月23日 (月) 15:54 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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