サブリミナル (世にも奇妙な物語)

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サブリミナル」とは、1992年12月30日フジテレビの『世にも奇妙な物語』で放送されたテレビドラマ。主演は東幹久


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


[編集] ストーリー

大手新聞社に記者として勤める主人公(東)は、ある日社会部に異動となり、そこでベテラン記者の陣(森本レオ)と組むことになる。早速二人は、ここ数ヶ月で頻発している老人の自殺について調べることに。しかし、全く糸口が見つからないまま、またもや老人の自殺の一報が複数同時に入る。

そんな悩んでいる二人の元に一本の電話が。相手は「大学教授をやっていて、心理学を教えている」と言う男性。彼曰く、「最近頻発している老人自殺の原因がわかった。電話ではなんだから、直接会って話したい」。しかし、指定された待ち合わせ場所には誰もおらず、主人公が「ガセか」と言うと、陣が「近くの電話BOXの受話器が外れたままになっていた。自分達に電話していたことは間違いない」と確証、その教授が勤める大学の研究室に向かう。しかし、助手に教室の前で「勝手に教えることはできない」と冷たくあしらわれる。途方に暮れる主人公に陣は「本丸に攻め込むか…」。

大学関係者を諦め、彼の妻に尋ねたのだ。夫が突然行方不明になった事に戸惑う彼女に大学での研究内容を尋ねると、「家には仕事は持ち帰らない人だったから分からない」と言われる。二人が諦めて帰ろうとすると、何かを思い出したように、「もしあの人が何かを掴んだとするなら、それは自分の研究分野からじゃないか」と話す。二人がその研究分野を尋ねると、「サブリミナル」。

二人がサブリミナルについて調べた結果、「何者かが何らかの方法で老人にサブリミナルを仕掛け、自殺するように仕向けた」という仮説が成り立つ。しかしサブリミナルをかけるには、何か共通の映像を見せる必要がある。すると、主人公があることに気づく。老人自殺が始まった時期と同時に、あるCMが頻繁に流れ始めていたのだ。セクシーな南米風の美女が明るい曲調でサンバを踊り、一頻り踊ったら、女性がガムを噛み、明るく「パラダイス・ガ・ム!!」。

このパラダイスガムのCMにサブリミナルが仕掛けられていると感じ、二人はCMの映像を解析、コマ送りで再生する。すると、その内の一コマに、「バイバイ65 65歳以上は自ら死を選べ」それと同時に、政府が「ハッピー65」という、「65歳以上の老人には無条件で年金以外にお金を支給する」という制度を提案していたのを二人は思い出す。そう、この老人自殺は、支持率を獲得したいがためにハッピー65制度を提案、しかし、その様な金は税金では賄えない為、ハッピー65制度で支持率を上げてから65歳以上の人口を減らすという、政府の陰謀による物だったのだ。

この大スクープを掴んだ陣は早速編集長に電話する。しかし、「確たる証拠がない上に、明日の朝刊の一面はもう決まっている」と一蹴されてしまう。地団駄を踏む二人だが、この国による殺人を止めるためにも、絶対に公にしなければならないと使命感に燃える。そこで、ライバル社にこのネタをリークしようと考え、二人でライバル社に向かう。

しかし、その途中、突然乗用車が二人の元に突っ込んでくる。陣の咄嗟の判断で助けられた主人公だったが、その代わりに陣が車に撥ねられてしまい、車には逃げられてしまう。周囲の人間にすぐに救急車を呼ぶ様頼む主人公だが、誰も相手にしてくれない。すると、それからすぐに救急車が到着、陣は乗せられる。しかし、主人公が同乗しようとすると、後ろから警察官に「現場検証したいから」と止められる。警察官を振り切り、救急隊員を見ると、「クチャクチャクチャ、クチャクチャクチャ…」。パラダイスガムを噛んでいた。見ると、警察官も。その場にいた人間は全員グルだったのだ。それに気づいたときには、既に陣はニセの救急車によって連れ去られてしまう。それと同時に先ほどの警察官が追ってきたため、思わず、逃げる。

どうにか振り切り、途中で見つけた電話BOXで編集長に事のあらましを伝えようとする。すると、電話の向こうから、「クチャクチャクチャ、クチャクチャクチャ…」。編集長も抱きこまれていた。更に、「今どこにいる?」と尋ねてくる。

誰も信じられなくなった主人公は、町へさ迷い出る。すると、生放送の街頭インタビューが行われていた。それにすがる様に、インタビュー途中に乱入、自分が掴んだ真実を伝えようとする。しかし、すぐに「しばらくお待ちください」と放送を打ち切られてしまう。途方に暮れる主人公の元に、通りがかりの男性の手が。思わず顔を上げる。その刹那、その男性は主人公に襲い掛かってきた。驚愕する主人公の元に、それを皮切りに次々と町の人間が襲い掛かってくる。「お前らがやるのは俺じゃない!!国なんだよ!!」と絶叫する主人公に次々と襲い掛かる人々…。

すると、町の電気屋のテレビから、パラダイスガムのCMが流れてくる。画面がそのパラダイスガムのCMに近寄り、コマ送りされると、主人公の顔写真と共に、「この男を抹殺せよ」…。画面の最後に、「サブリミナル効果は人間の心理を刺激する方法として、直接的過ぎるため、世界広告機構によって、現在ではCMへの利用を禁じられている…」の文字。それが表示されたと同時に、コマ送りの重低音で、「パラダイス…・ガ…・ム…」

最終更新 2009年9月27日 (日) 03:49 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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