サマーウォーズ

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サマーウォーズ
監督 細田守
製作総指揮 奥田誠治
製作 高橋望
伊藤卓哉
渡辺隆史
齋藤優一郎
脚本 奥寺佐渡子
出演者 神木隆之介
音楽 松本晃彦
配給 ワーナー・ブラザーズ
公開 日本の旗2009年8月1日
韓国の旗2009年8月13日
上映時間 114分
製作国 日本
言語 日本語
  

サマーウォーズ』(SUMMER WARS)は、2009年8月1日公開の日本のアニメ映画

目次

[編集] 概要

時をかける少女』で一躍時の人となった細田守の初の長編オリジナル作品である。細田守の他にも、脚本の奥寺佐渡子、キャラクターデザインの貞本義行など、『時をかける少女』のスタッフが集まっている。 舞台となっているのは長野県上田市。城下町の町並みから電車といった細部に至るまでがほぼ実景に沿って描かれている。上田市には細田の妻の実家があり、訪れた際に抱いた「日本の原風景」のイメージを投影することを思い至ったという。

第24回デジタルコンテンツグランプリで最高賞となる経済産業大臣賞を、映画作品として初めて受賞した。

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[編集] ストーリー

世界中の人々が集うインターネット上の仮想世界、OZ(オズ)。そのメンテナンスのアルバイトをしている高校生の健二は、憧れの夏希先輩から田舎に行くというアルバイトを頼まれる。気楽に応じた健二だったが、実は夏希の本家とは武家の血筋を受け継ぐ旧家、陣内家であり、曾祖母である烈女・栄のために夏希のフィアンセのふりをするというアルバイトだったのだ。

さいわい栄は健二を認め、芝居は平穏のうちに終わるかに見えたが、その夜健二はケータイに届いた謎の数式を、数学の問題と考えて解いてしまう。しかしそれは、OZ世界を崩壊させ、現実世界をも混乱させる大事件の幕開けだった。

[編集] 登場人物

小磯健二(こいそ けんじ)
- 神木隆之介
17歳、東京都内にある久遠寺高校物理部所属の2年生。
父は海外に単身赴任、母は仕事で忙しく、自宅ではほぼ一人の生活をしている。
国際数学オリンピックの日本代表権をおしくも逃すものの、数学に関する解析能力は抜群。
OZ内で使用する正規のアバターは、クマの耳をつけたヒト型で名前は「ケンジ」。
他に早急につくったリス型アバター「仮ケンジ」を使う。
池沢佳主馬(いけざわ かずま)
声 - 谷村美月
13歳、パソコンの格闘ゲームの世界的チャンピオン、ウサギ型アバター「キングカズマ」を操る達人。
OZ経由で陣内万助に少林寺拳法を習っていたため、万助を師匠と呼ぶ。
ゲーム開発の才もあり、ゲームで数々の特許を取得している。
篠原夏希(しのはら なつき)
声 - 桜庭ななみ
18歳、久遠寺高校の3年生で、剣道部に所属する校内のアイドル的少女。
陣内栄の孫娘で花札が得意。初恋の相手は陣内侘助。
アバターは鹿の耳をつけた袴姿のアバター「ナツキ」を使用。
陣内栄(じんのうち さかえ)
声 - 富司純子
夏希の曾祖母。戦国時代から続く陣内家の16代目当主。8月1日に90歳の誕生日を迎える。
アバター「サカエ」は陣内家の雁をあしらった家紋を使用している。
篠原和雄(しのはら かずお)
声 - 佐々木睦
55歳、夏希の父。東京都で水道局員をしている。
篠原雪子(しのはら ゆきこ)
声 - 金沢映子
47歳、陣内家から篠原家に嫁いだ夏希の母。
アバターは蜂のような姿の女の子。
陣内万理子(じんのうち まりこ)
声 - 信澤三惠子
71歳、いわゆる「本家」筋の世話好きな専業主婦。栄の長女。
太陽のようなアバターを使う。
陣内理香(じんのうち りか)
声 - 玉川紗己子
42歳、上田市役所に勤務。独身。万里子の長女。
餃子の顔をしたアバターを使用。
陣内理一(じんのうち りいち)
声 - 桐本琢也
41歳、陸上自衛隊に所属、東京の市ヶ谷駐屯地に勤務する。軽装甲機動車の運転手。
アバターは黄緑色のなぞの生物。インカムをつけている。
陣内万助(じんのうち まんすけ)
声 - 永井一郎
70歳、新潟漁港で水産業経営をしている。栄の次男。
アバターはイカのような忍者。
陣内太助(じんのうち たすけ)
声 - 小林隆
45歳、陣内電気店の店主。万助の長男。
アバターはウナギにカウボーイの服を着せたようなもの。
陣内翔太(じんのうち しょうた)
声 - 清水優
21歳、陣内太助の長男で警察官をしている。夏希に気がある分、健二に手厳しく、少々口うるさい。
サル型のアバターを使う。
三輪直美(みわ なおみ)
声 - 山像かおり
42歳、バツイチの派手な美人。万助の長女。
豹のようなお姉さんのアバターを使う。
池沢聖美(いけざわ きよみ)
声 - 田村たがめ
39歳、名古屋市内で、介護福祉士として働く。万助の次女。
羊のアバターを使用。
陣内万作(じんのうち まんさく)
声 - 中村正
68歳、陣内家の三男で内科医をしている。栄の体調を携帯電話で管理している。
薬のカプセルのようなアバターを使用。
陣内頼彦(じんのうち よりひこ)
声 - 田中要次
45歳、松本市の消防署で救急救命士として救急車に常務。万作の長男。
犬型アバターを使う。
陣内典子(じんのうち のりこ)
声 - 谷川清美
37歳、頼彦の妻。やんちゃな真吾たちに手を焼く日々。
パンダのアバターを使用。
陣内真吾(じんのうち しんご)
声 - 今井悠貴
6歳、頼彦の長男。祐平と仲良し。
ヒマワリのアバターを使用。
陣内真緒(じんのうち まお)
声 - 諸星すみれ
9歳、頼彦の長女。純真で侘助にからかわれる。
新幹線のアバターを使用。
陣内邦彦(じんのうち くにひこ)
声 - 中村橋弥
42歳、諏訪市の消防署で消防士長として消防車に常務。万作の次男。
犬型のアバターを使用。
陣内奈々(じんのうち なな)
声 - 高久ちぐさ
32歳、邦彦の妻、新婚。
邦彦と同じ犬型アバターだが、幼い子の落書きように見える。
陣内加奈(じんのうち かな)
声 - 皆川陽菜乃
2歳、邦彦の長女。真緒の言葉のまねをしている。
アバターはヒトのような植物。
陣内克彦(じんのうち かつひこ)
声 - 板倉光隆
40歳、上田市の消防署に勤務するレスキュー隊員。万作の三男。
犬とクレーンを足したようなアバターを使う。
陣内由美(じんのうち ゆみ)
声 - 仲里依紗
38歳、克彦の妻。長男の了平の高校野球の結果に一喜一憂。
ペンギン型アバターを使う。
陣内了平(じんのうち りょうへい)
声 - 安達直人
17歳、克彦の長男。上田高校のエース投手。
陣内祐平(じんのうち ゆうへい)
声 - 太田力斗
7歳、克彦の次男。真悟と一緒に騒いでいる。
描きなぐったような猫っぽいアバターを使う。
陣内恭平(じんのうち きょうへい)
声 -
0歳、克彦の三男。
哺乳瓶のアバターを使う。
陣内侘助(じんのうち わびすけ)
声 - 斎藤歩
41歳、陣内家の当主だった大おじいちゃんの隠し子。
頭脳優秀だが、過去トラブルを起こし、夏希・栄以外の親戚達から疎まれている。
佐久間敬(さくま たかし)
声 - 横川貴大
17歳、健二の同級生。健二とともに久遠寺高校の物理部に所属。
ドット調のサル型アバターを使う。
ハヤテ
声 -
陣内家で飼われている犬。侘助が渡米する前から飼われている。

[編集] スタッフ

[編集] 主題歌

主題歌『僕らの夏の夢』
歌:山下達郎

[編集] エピソード

  • 山本弘谷川流乙一村上隆山崎貴鈴木敏夫筒井康隆原恵一宮根誠司内山理名宇多丸伊賀大介から、公式サイトを通して応援メッセージが贈られた。
  • 舞台のモデルになったのは長野県上田市。実際に使われているシーンも上田市内に実際にある名所・風景や公共物(バス停)・施設(上田電鉄)が登場する。なお、上田市観光課(上田観光コンベンション協会)では応援サイトも登場し、実際のシーンとの比較画像もある。
  • 本作を製作した大きなきっかけは、監督自身が結婚した時に地味に結婚式を行っていたが、その後に親戚一同がサプライズで企画していた結婚式に招待され驚いた経験からだという(トップランナー出演時の発言)。
  • 上田電鉄の車両は、劇中では7555号車が上田駅終端側となっているが、実際には、7255号車が上田終端側となる。但し、7555-7255編成は実在する。なお、同編成は不定期運用の為、ロケ地を探訪しても必ず乗車できるとは限らないが、別所線下之郷駅に隣接する車庫内に留置されているのを見ることができる。
  • 上田高校丸子修学館高校佐久長聖高校松商学園高校などの高校が実名で登場している他、実在する多くの企業も実名で登場している。
  • 作中の年代設定は公開から約1年後の2010年7月下旬から8月となっている。
  • 物語の中核をなす陣内家のモデルは、細田監督の妻の親類。栄は細田の祖母とプロデューサーの丸山正雄。また製作のきっかけは、細田監督が結婚する際に出会った妻の親類を見て。「当時既に両親を亡くし自らも一人っ子だったため、妻の親類の家族の繋がりに深い感銘を受けたから」と語っている(NHK名古屋放送局「NHKニュースおはよう東海」8/6特集より)。
  • 劇中で語られる陣内家の歴史のモデルとなっているのは、同じく上田地域を本拠地とした真田氏である。
  • 本作のヒロインの篠原夏希は、アスキーパソコン雑誌週刊アスキー』2009年8月18・25日号の表紙を飾った。
  • ニュース報道や高校野球長野県地区予選大会の実況中継を放送している場面が多いため、アナウンサー役として実際のアナウンサーが14人も声優出演している(全員が日本テレビ所属)。
    • その14人のアナウンサーの中には初日舞台挨拶の司会進行を務めた佐藤良子も含まれている。佐藤は他の13人とは異なり、本作の冒頭でストーリーの中核をなす『OZ』の説明をするナレーションとして出演している。
  • その内容(ネットの片隅で起こった世界をも巻き込む危機・リアルとヴァーチャルを駆使した頭脳戦)から細田の出世作である『劇場版デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』と比較する動きもある。
  • 設定では、ラブマシーンの開発元は米国カーネギーメロン大学ロボティクス研究所となっている。
  • 民主党鳩山由紀夫代表が自身の友愛政治姿勢に関連して松井孝治参議院議員の勧めで、社会民主党国民新党との政権合意の記者会見後に都内の映画館で鑑賞して「一番大事なことは人間の絆だね。連立の合意ができた直後ですから、何よりも楽しませてもらいました」とコメントしている。
  • 舞台挨拶時に、監督である細田守のマイクだけが不具合で使えず、司会進行役の佐藤良子とマイクを共用した。
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[編集] 受賞

[編集] 関連作品

[編集] コミカライズ

[編集] 杉基イクラ版

2009年7月に創刊された「ヤングエース」にてコミカライズ版が連載されている。映画の公開にあわせて第1巻が刊行された[1]

  1. 2009年8月10日発売 ISBN 978-4-04-715296-0 (角川書店/角川コミックス・エース発行)
細田監督が杉基イクラの画を見て一目惚れし、本作のことも絶賛している。「結末が変わってもいいので、好きに描いてほしい」と語っている[2]

[編集] 上田夢人版

上記のほかに「月刊コンプエース」の2009年9月号より、上田夢人によるスピンオフの漫画『サマーウォーズ キング・カズマvsクイーン・オズ』が連載されている。

[編集] ノベライズ

2種類の小説版がともに角川書店から刊行される。

[編集] ガイドブック

[編集] CD

  • 『サマーウォーズ オリジナル・サウンドトラック』 バップ(2009年7月29日発売)

[編集] 脚注

  1. ^ いくら亭 (作者・杉基イクラのブログ)より。
  2. ^ コミックスの巻末メッセージより。

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年11月20日 (金) 02:38 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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