サムソンとデリラ (オペラ)
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『サムソンとデリラ』(Samson et Dalila )は、カミーユ・サン=サーンスが作曲した13曲のオペラのうち、代表作に挙げられる唯一の作品。3幕からなるオペラで、旧約聖書「士師記」第13章から第16章のサムソンの物語に基づく。『サムソンとダリラ』とも表記される。
目次 |
[編集] 作曲および初演の経過
サン=サーンスが『サムソンとデリラ』の作曲に着手したのは1868年であるが、当初はオラトリオとして構想していたという。フランス語のリブレットはサン=サーンスの従兄弟フェルディナン・ルメール(Ferdinand Lemaire)による。1870年にまず第2幕が完成し、ただちに非公開の試演を行ったが、かんばしい評価が得られなかった。作曲開始から6年後の1874年に完成し、再度第2幕の試演が行われた。この時に好意的な評もあったが、オペラ座での上演は拒否された。翌1875年に第1幕のみが演奏会形式で、エドゥアール・コロンヌ指揮のコンセール・コロンヌにより行われた。
オペラの全曲初演は1877年12月2日、ヴァイマルの宮廷歌劇場においてドイツ語で行われた。指揮は歌劇場の音楽監督エドゥアール・ラッサン(Edouard Lassan)であるが、この上演はラッサンの前任者であるフランツ・リストの強い希望によって実現した。リストはこのオペラが完成する以前から興味を持っていたのである。フランス初演は1890年3月3日にルーアンで行われ、同年10月31日にパリ初演も行われたが、オペラ座での上演は1892年11月23日のことであった(指揮はコロンヌ)。
[編集] 楽器編成
フルート2、ピッコロ、オーボエ2、コーラングレ、クラリネット、バス・クラリネット、ファゴット2、コントラファゴット、ホルン4、トランペット2、コルネット2、トロンボーン3、チューバ、オフィクレイド2、ハープ2、ティンパニ、大太鼓、シンバル、トライアングル、グロッケンシュピール、ラチェット、カスタネット、タンブリン、タムタム、弦五部
[編集] 登場人物
- デリラ(メゾソプラノ)
- サムソン(テノール)
- ダゴンの大神官(バリトン)
- ガザの太守アビメレク(バス)
- ヘブライの長老(バス)
- ペリシテの使者(テノール)
- 第1のペリシテ人(テノール)
- 第2のペリシテ人(バス)
- ヘブライの民衆(合唱)
- ペリシテの民衆(合唱)
[編集] 演奏時間
第1幕:40分、第2幕:40分、第3幕:30分、合計約1時間50分。
[編集] あらすじ
[編集] 時と場所
[編集] 第1幕
- 前奏と開幕前の合唱
- 第1場
- 第2場
- 第3場
- 第4場
- 第5場
- 第6場
[編集] 第2幕
- 第1場
- 第2場
- 第3場
[編集] 第3幕
- 第1場
- 第2場
- 第3場
[編集] 備考
- 当時のグランド・オペラの様式に沿って書かれているが、そこから逸脱した部分もある。例えばト書きが当時のオペラとしては非常に少なく、この作品がオラトリオとして構想されたことを反映している。
- メゾソプラノを主役にした数少ないオペラの一つである(ロッシーニなどにもメゾソプラノを主役にしたものはあるが、当時はソプラノとの明確な区別がなかった)。
- 第3幕第2場のバレエ音楽「バッカナール」、第2幕第3場の二重唱「私の心はあなたの声に開く」などがとりわけ有名である。
[編集] 参考文献
最終更新 2009年10月19日 (月) 17:10 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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