サ行変格活用
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| 日本語動詞の活用の種類 | |
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サ行変格活用(さぎょうへんかくかつよう)とは、日本語の口語文法および文語文法における動詞の活用のひとつである。
目次 |
[編集] 概要
活用語尾が、五十音図のサ行の音をもとにして、変則的な変化をする。縮めて「サ変(活用)」とも呼ぶ。「する」(文語では「す」)とその複合動詞、「おはす」がこの活用をする。
歴史的には、形容詞連用形と合した「重くす」「全くす」なども見られたが、現在では語形の変化した「全うする」などを除いては用いない。また、上に付く語が名詞の場合、古くは専ら動作性の名詞だけが付いたが、昭和末期以降、「煙草する」といった物名詞の付いた形も用いられるようになってきている(規範的な言い方として認められるところまではいっておらず、揺れている用法といっていいだろう)。
多くは漢語の名詞が上に付くが、「早起きする」のように和語の名詞が上に付くこともある。「早起きをする」は「早起き」と「を」と「する」の3語からなるが、「早起きする」は1単語である。
さらに、「のんびりする」「ゆっくりする」「どきどきする」といった、状態の副詞が付いたサ変動詞も多く用いられるが、この形の場合、上に付いた部分をサ変動詞の語幹ととるか、連用修飾語(副詞)ととるかは文中における働きによってかわってくる。 「風呂に入ってのんびりする」の場合は、二語に分けられないので一語のサ変動詞(自動詞)と考える。一方「読書をのんびりする」のような場合は「のんびり読書をする」と言い換えられ(二語に分けられ)、「する」が単独で他動詞として使われていることから、「のんびり」は副詞と考えられる。 なお、サ変動詞「のんびりする」は、「のんびり(と)する」というように、格助詞「と」を間にはさんでも意味・用法がさほどかわらないが、この場合は「のんびりと」と「する」の二単語に分けられる(「のんびりと」は、一語の副詞と考えるのが口語文法では主流である)。
また、「キャッチする」のように外来語が語幹になることも多いが、これはむしろ外来語が動詞として使われることを示すために「する」を付けた形と見ることもできる。この形の外来語(英語)が、ほとんどの場合、名詞・動詞両系であるのは、そのことを物語っている。(そこから考えると、「キャッチする」などは、動詞部分(する)が重なっているいわゆる重言(重複表現)になるが、そのことを非難されることはまずないと言っていい。)
また、「論ずる」のように、濁音で活用するものでもサ行変格活用である。なお「論じる」は、ザ行上一段活用である。
この活用は他の活用と異なり、動詞全般にわたる規則を説明するものではなく、「する」という語自体に見られる不規則性を記述したものである。「する」が不規則になるのは日常的によく使われる語だからである。日常的によく使われる語は歴史的に文法や音韻規則が変化していっても、それに従って形態を変えることが嫌われ、長く古形を残すことが多い。英語であっても「する」に相当する "do"は他の動詞と異なり、不規則な活用をしている。
コンピュータの漢字変換ソフトウェアでは、後ろに「する」を続けることができる動作性の名詞を「サ変名詞」「ザ変名詞」などに分類し、ユーザによる辞書登録時もこれらを指定できるものもある。
[編集] サ行変格活用動詞の活用
[編集] する(口語)
[編集] 論ずる(口語)
語幹:論(ろん)
- 未然形-じ、ぜ
- 連用形-じ
- 終止形-ずる
- 連体形-ずる
- 仮定形-ずれ
- 命令形-じろ、ぜよ
[編集] す(文語)
- 未然形-せ
- 連用形-し
- 終止形-す
- 連体形-する
- 已然形-すれ
- 命令形-せよ
[編集] 変化の傾向
「感ずる」・「信ずる」など、これらの活用(口語)も文語の上二段活用に似ていて、上二段活用のように上一段活用になる傾向(「感じる」・「信じる」など)にある。また「愛する」・「解する」など、五段活用(「愛す」・「解す」など)になる傾向にあるものもある。
最終更新 2009年11月22日 (日) 15:24 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【サ行変格活用】変更履歴

