ザンジュの乱

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ザンジュの乱(ثورة الزنج )とは、869年から883年にかけてメソポタミア南部で起こった黒人奴隷(ザンジュ)の反乱。鎮圧されたものの、アッバース朝の弱体化を露呈させた。

[編集] 概要

アッバース朝時代には、メソポタミア南部(南イラク)において私領地が広がり、商品作物栽培が盛んだった。当時、ムスリム商人の活動はアフリカ東岸にまで広がっており、アフリカ東岸で購入された黒人奴隷(ザンジュ)が、この私領地における土壌改良などの労働力として用いられた。869年、苛酷な労働環境に強い不満を抱いていた彼らを率いて、アラブ人のアリー・ブン・ムハンマドが反乱を起こした。この反乱は各地のザンジュを巻き込み、多くの都市を陥落させ、官僚機構の構築や独自の貨幣鋳造などに見られるように、一時は独立政権の樹立を果たした。しかし、アッバース朝が勢力を挽回し、883年に彼らの最大の拠点となったムフターラを陥落させた。この際にアリー・ブン・ムハンマドは殺害され、反乱は幕を閉じた。

[編集] 参考文献

  • 佐藤次高 『世界の歴史8 イスラーム世界の興隆』 1997年、中央公論社
  • 佐藤次高編 『新版世界各国史8 西アジア史Ⅰ アラブ』 2002年、山川出版社


最終更新 2008年8月17日 (日) 08:19 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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