シカト
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シカトとは、集団で特定の対象を無視する、または共同絶交をすることを指す俗語。
[編集] 概説
主な動機はいじめ同様であるが、「異分子排除」という意味合いが濃い模様である。被害者側が、下校時「一緒に帰ろう」と誘っても、他のメンバーだけが固まってしまい、自分だけが中に入れず、他のメンバーから「さっさと帰れ」と言われる。或いは、自分が来ると他のメンバーがさっと席を外してしまう事や、話し掛けられても特定の人だけ相手にしない(無視する)。これがシカトの始まりである。その後は、積極的な攻撃もない代わりに、一切のコミュニケーションもない、疎外された状態になる。また嘲笑と陰口の対象となり、陰湿なものに繋がりやすい(その人物について話題にすらならないことも少なくない)。全く話しかけたり話しを聞いたりしないものとは限らず、必要に応じて暴言、非難、誹謗中傷、八つ当たりなども行い、時には無言で暴力を振るうこともある。
同級生に親近感がなければ、それでもよい可能性もあるが、「修学旅行や運動会のグルーピングから外される」「卒業式や成人式の二次会に誘われない」といった陰険な扱いを苦痛に感じる彼らにとって、シカトは学校生活を非常につまらないものにし得る。いじめと重なった場合は酷い事態になる可能性があり、場合によっては加害している側に「社会技能を習得させるべきだ」という意見もある。
加害者側は「被害者の言動に問題がある」などと主張するが、被害者と関係のない第三者とつるんでいることが多い。
藤子・F・不二雄は「ドラえもん」の作中にてこうしたいじめを「ひきょうで、ざんこくで、いんけんないじめ」、「そんなことをするやつは人間のくず」と形容しており、いかに軽蔑していたかが伺える。
[編集] 語源
「シカト」という言葉自体の語源は博徒の隠語に由来する。花札で10月(紅葉)の10点札が、そっぽを向いた鹿の絵柄であることから「鹿十」(しかとお)が(単に何かを)無視することを意味した。(花札#絵柄を参照)
やがて、この言葉が不良少年用語から一般の若者の間での俗語として伝播するうちに、専ら前述の意味で用いられるようになったと考えられる。

