シトロエン・メアリ
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| シトロエン・メアリ | |
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標準的ピックアップタイプ.前期型.
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| 乗車定員 | 2 (+ 2) |
| エンジン | 空冷水平対向2気筒 OHV(602cc) |
| 変速機 | 4速MT |
| 駆動方式 | 前輪駆動、メアリ4x4(4輪駆動) |
| サスペンション | 前輪リーディングアーム、後輪トレーリングアーム、4 輪独立、(横置-コイルスプリングによる前後関連懸架) |
| 全長 | 3.52 m |
| 全幅 | 1.53 m |
| 全高 | 1.635 m |
| ホイールベース | 2.37 m |
| 車両重量 | 525 kg |
| 積載重量 | 400 kg |
| タイヤ | 135 X 380 XM - S |
| -このスペック表は試行運用中です- | |
シトロエン・メアリはフランスの自動車会社シトロエンがかつて製造、販売していたオフロードカーである。 世界で初めてABS樹脂製のボディパネルを架装した大量生産車として有名である。1968年から1988年までの総生産台数は 144572台と記載されている。
姉妹車として4輪駆動車メアリ4 x 4 が1980年から1983年まで生産されたが、高価であったので1200台程にとどまった。
目次 |
[編集] 概要
メアリ(Méhari)は、1968年5月16日、ドーヴィル(Deauville)に登場する。
車名は 、ヒトコブラクダのうちメアリと呼ばれる早駆け用のラクダに由来しており、その名称の通りどんな道でも使用できる小型多用途車である。 この小さなピックアップは、若者のレジャー用から錆に強いボディ材質を活かして漁業用作業にまで幅広い用途に活用された。
そのボディ構造から汚れた車は水をかけて洗い流すだけでよく、ワックスをかける必要もなく、少々の「擦り傷」程度はサンドペーパーなどで修復すれば良いので手間が掛からない車である。これまで2CVが持っていた道具のような扱い方が可能な車体であり、シトロエンが2CVに交代するモデルとして送り出した「都会的な」モデルのシトロエン・ディアーヌにない部分を補うモデルである。
メーカーとしては、2CVに交代する車として2CVの持つ性格を二分割してディアーヌとメアリにする意図を持っていたと考えられる。価格は1969 年の2CVが 5,984フランに対してディアーヌ 6が 7,655フラン、メアリが 7,800フランであり、意外にもメアリの価格が一番高くなっている。
生産台数もディアーヌとメアリの合計生産台数が2CVの生産台数を一時追い抜いたことがあったが、数年の内に再逆転されてしまった。この間、2CV AZU、AKの生産数は殆んど変化していない。
最初期のカタログやシトロエンの広報誌「ル・ドゥブル・シュヴロン(Le Double Chevron)」の中では車名は全て「Dyane 6 Méhari」と表記されている。また、1986年、製造が終了した車種を解説する L'ANTIQUAIRE にも「同じ名称」で記載されており、正式名称は「ディアーヌ 6 メアリ」であったと思われる。この意味は4輪駆動車、メアリ 4 x 4 と区別する為であろう。
[編集] ボディ
[編集] ボディ構造
ディアーヌ6のプラットフォームシャシの上に鋼管フレームが組まれ、それに熱成型されたABS樹脂製の13のボディパネルがボルト留めされるという構造である。破損したボディの補修は、その部位のパネルを外して交換するだけで容易であり且つ安価である。 このABS樹脂は商品名を「サイコラック(Cycolac)」といい Marbon-France 社より S.E.A.B. 社に供給され、ここで熱成型されてボディパネルとなる。 前部座席は左右で独立しており、ボディ側壁は乗降用に深くえぐられ、そこには安全確保の為のチェーンが付いているだけであったが、後年ドアがつけられた。フロントのウインドスクリーンは可倒式。荷室後部のパネルは床の高さから開き作業のし易さが考慮されている。スペアタイヤは右側荷室の最前部に縦に収納される。
[編集] ボディー・カラー
ABS樹脂は、半分はプラスチック、半分は合成ゴムのような特殊な性質を持っている。このABS樹脂は塗装をしなくても、ABS顆粒に着色色素を入れて熱処理して成型することにより着色パネルが造られる。また好みの色に塗装することも容易ではあるが、ABS自体が持っている色のほうが丈夫である。オリジナル着色済みカラーには、カラハリオーク、ホッピーレッド、モンタナグリーンが用意されている。
[編集] ボディ型式
2 型式に分類される。
- 作業用2座席ベーシックモデル
- ウインドスクリーンは可倒式。ドアには安全用のチェーンが付いているのみのベーシックモデルである。荷室は平面フロアーであり、側面をABSで覆ったロールバー式の中央フレームがある。
- オプション - 1
- 運転席と荷室を覆うピックアップカバーが付く。下半分がABS製のドア(上半部分はビニールとカンバス製。)が安全性のため装備される。
- ENAC オプション
- 布製またはABS製ドア付き、黒コットン製折りたたみ式フードとABSドア付きハードトップ。スライディングドアー付。2座席モデルではサイドウインドウはやや小型である。
- オプション - 1
- 2 + 2 タイプ(ベーシックタイプ)
- ウインドスクリーンは可倒式。ドアに安全用のチェーン付き。折りたたみ式の黒色コットン製車室フードを装着するために側面をABSで覆ったロールバー的な中央フレームがつき、鉄製パイプによる四角く簡単な支柱が組み立てられる。着脱自在のリアベンチシートはフロント・シート直後のフロアーを起こす方式で簡単な背当てのみである。
- オプション - 1.
- キャビンを完全の覆うソフトトップと下半分がABS製のドア ( 上半部分はビニールとカンバス製 )が付く。
- ENAC オプション
- 黒色コットン製の覆い付きで、布またはABS製ドアが付く。ステアリング・コラムに盗難防止装置がつく。ABS製ドア付きハードトップも選択出来る。
[編集] 走行性能
エンジンは 602cc、28HP/5,400 rpmを搭載し、最高速度は100km/h。
車重は525kgと軽量だが400kgの積載量がある。
遠心クラッチ付きモデルも選択出来たのも2CVと同様である。タイヤ : 135 X 380 XM - S.
[編集] サスペンション / ダンパー
2CVと同様に、前輪がリーディング・アーム、後輪がトレーリング・アームによる4輪独立。前後のサスペンション・アームからのロッドがサスペンション・シリンダー内の横置コイルスプリングを圧縮する。従って、この力は前後でサスペンション・シリンダーを引き合っている。 このサスペンション・シリンダーはシャシに横置きに半浮動固定されているので、前輪と後輪の動きは互いに影響し合う前後関連懸架である。
この関連する動きにより、サスペンション・バネは単純に考えても2倍に柔らかくなり、軽車重量の車に適しているが、平坦な道路の連続走行にて前後のバネが同時に伸縮を繰り返し車体が上下に連続運動をする (バウンシング) と呼ばれる欠点を持っている。
- 4輪に慣性ダンパーを装備し、前輪には摩擦ダンパーを、後輪にテレスコピック・油圧ダンパーを装備している。
[編集] モデルの変遷
- 1969年、エンジンが33HP/5,750rpm.に強化され、最高速度は110km/hになる。これは 2CV-6、ディアーヌ6と同様である。
- 1970年、ENAC社によりABS樹脂製のハードトップモデルが造られ、完全なクローズドボディになり鍵による車室の施錠が可能になる。
- 1973年、軍用試験にも合格した "Military-Mehari" が有名で、1,000 台が陸軍に、250 台が空軍に採用された。(from: Le Double Chevron: No.30. 1972 )
- 1978年、ラジエターグリルが横線の強調されたものになり、ドアが付くようになる。
[編集] メアリ 4 X 4
- 1979年、「メアリ 4X4」が造られる。エンジンは同一だが、レバー操作により後輪も駆動できる点は前後にドライブトレーンを搭載した2CV Sahara とは異なる仕様である。
- 副変速機で2.6倍に減速されることにより1輪当たりの駆動トルクは非常に大きくなる。またディファレンシャルギアをロックすることで後輪の空転を防げるので 1 : 1(45度)以上の斜度を登坂することが出来るフランス製のジープとも呼べるモデルである。
- 他の2CV派生車種とは異なり、このモデルのサスペンションには前後関連懸架は無い。サスペンション・シリンダーはシャシに固定されており、油圧ダンパー/ショックアブソーバーを前後に装備している。
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- 4輪ディスクブレーキを装備。
- 後輪駆動の為のプロペラシャフト用に床にトンネルを設けたためプラットフォームシャシを強化。
- 荒地走行に対応するためボディ下面を平滑に成形。
- 4輪駆動に対応したドグタイプ・クラッチ、ディファレンシャルギアを装備。
- スペア・タイヤはサハラ同様にボンネット上に載せて収納。
[編集] 軍用承認車(シトロエン A 4 X 4)
メアリ4x4より5000台規模の4輪駆動、軽クロスカントリー車がフランス軍の公式承認を獲得した。全製造台数から考えると「正にジープ」だ。
この車両はメアリ同様の4輪駆動車であるが、ボディーはABS製ではなく「鉄板製」である。 この為、写真外観からはPONYやFAFに似ている。ルーフとボディー上半部はカンバス製のようで、勿論緑系の迷彩色である。
車両が民生のメアリ4x4と同等以上の障害物を乗り越える能力を持っていることを証明する「テスト」は、1979年5月から1980年10月まで軍用技術試験場で行われた。 この20ヶ月の期間、270000kmのトラックとクロスカントリーに於いて、車両の頑丈さと信頼性がテストされた。
使用された車両は10台の"A 4 x 4"プロトタイプであった。
車両仕様
- エンジンは、VISA 用の空冷水平対向2気筒652cc、電子点火システム採用、34HP(5750rpm)。
- ギヤボックス、前進7速、後退、に3段の減速変速機と、後輪へのプロペラシャフトにドッグクラッチを持つ。
この組み合わせで、6モードの推進方式が可能である。
- 4x2の普通走行、FFで減速変速機使用、4x4で減速変速機の有り無し、ディファレンシャル・ロックの有り無し、の6種類である。
しかしながら、普通の地面では4x2の減速変速機及びディファレンシャル・ロックなし、が推薦された。 速度110km/h。燃費は100kmあたり9L。
- 走行状態重量 : 840kg, フル装備重量 : 1240kg。
- スタンダード仕様で、保護金網付、前倒式ウィンドスクリーン装備、12-24Vコンバーター付ラジオ装備である。(from:Le Double Chevron. No.63. 1981)
[編集] 再生産
フランスのメアリクラブではエンジン、シャシフレーム、鋼管フレーム、ボディパネル等全ての構成部品を製作販売している。また、古い廃車の車体ナンバープレートから、新車のメアリを多数再生産している。この様にメアリの再生産は特に容易である。
[編集] 輸入実績
1982年9月に三越百貨店と麻布自動車により、少数の2CVとメアリの輸入がされたが、丁度、フランス祭に当たって2CV France-3 が(ヨットレースで有名)写真付き購入募集案内書を配布した。メアリは「アズール」であった。三越事件による三越百貨店社長の突然の解任により中止になった。麻布自動車により予約分が販売された。
メアリ4 X 4 は西武自動車販売により数台がサンプル輸入されてCAR GRAPHIC誌でテストされた記事がある。
[編集] 外部リンク
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| タイプ | 1980年代 | 1990年代 | 2000年代 | |||||||||||||||||||||||||||
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| ハッチバック | 2CV | |||||||||||||||||||||||||||||
| LN / LNA | AX | C1 | ||||||||||||||||||||||||||||
| ヴィザ | サクソ | C2 | ||||||||||||||||||||||||||||
| C3 | ||||||||||||||||||||||||||||||
| GSA | ZX | クサラ | C4 | |||||||||||||||||||||||||||
| セダン | BX | エグザンティア | C5 | |||||||||||||||||||||||||||
| CX | XM | C6 | ||||||||||||||||||||||||||||
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| クロスオーバー・SUV | Cクロッサー | |||||||||||||||||||||||||||||
最終更新 2009年10月19日 (月) 12:50 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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