ジオ・メトロ

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メトロMetro)はかつてゼネラルモーターズ・カナダスズキの合弁企業「CAMIオートモーティブ」が製造し、「ジオ」、「シボレー」ブランドで販売していた乗用車である。初代については同社の製造していたカルタスと姉妹車にあたる。

目次

[編集] 概要

メトロはゼネラルモーターズの小型車ブランド「ジオ」立ち上げに際して、当時スズキからシボレーブランドへOEM供給されていた「スプリント」のバッジを変更して誕生した。ベースとなったスプリント自体が実用性重視の簡素な造りであったため、GM最廉価ブランドであるジオを象徴するかのようにメトロの価格設定は非常に低く抑えられていた。しかしスズキ製の小型車はゼネラルモーターズのラインアップの中では際立って燃費がよく、また日本車と同等の品質を持ちながら日本車に比して販売価格が非常に抑えられていたこともあり、メトロはジオの序盤を支える大黒柱といえるほどのヒットを飛ばした。特に1992年には年間10万台以上を売り上げるなど、サブコンパクトクラスでは北米市場隋一の売り上げを誇っていた。

[編集] 歴史

[編集] 初代

ジオ・メトロ(初代)
ハッチバック
乗車定員 5名
ボディタイプ 3ドア/5ドア ハッチバック
4ドア セダン
2ドアカブリオレ
エンジン G10型 直3SOHC 1.0L 50hp/6,000rpm 8.0kg-m/3,500rpm
G13A型 直4SOHC 1.3L 70hp/6,500rpm 10.6kg-m/4,000rpm(カブリオレ)
変速機 5MT/3AT
駆動方式 FF
サスペンション ストラット式
全長 3,745mm
全幅 1,590mm
全高 1,350mm
ホイールベース 2,265mm
車両重量 760kg
-このスペック表は試行運用中です-

初代メトロはスズキが生産してGMで販売していた「シボレー・スプリント」をリバッジしたモデルとして誕生した。スプリント自体はスズキが北米進出する際に初めて生産したモデルで、当時北米市場では数少ないサブコンパクトカーであった。ラインナップは3ドア、5ドアハッチバックで後にカブリオレが追加される。4ドアセダンはカナダでのみ販売されていた。搭載されていた3気筒エンジンの排気量は1L、出力は50馬力と北米の自動車の中では非常に貧弱ではあったが燃費は当時のアメリカ車の中ではずば抜けてよく、また装備も必要最低限のものしかなく割り切られて作られていたため販売価格は非常に安価であった。インテリアは同時期に発売されていたジオ・ストームと同様にインパネ周りにサテライトスイッチを装備していた。当時はガソリン価格が上昇していた時期であり、また故障率も低かったことから主婦や学生の日常の足車としてヒットしジオブランドの序盤の成功を築いた。当初ラインナップは5速マニュアルの「XSi」のみであったが、翌1990年にAT、エアコン、ステレオを装備した「LSi」が追加され、その後もマイナーチェンジが行われるたびに快適装備が追加されていきモデルとしても成熟を重ねていった。また特筆すべき点として、1991年に受注生産が開始されたカブリオレはこのクラスでは珍しく2万台以上を売り上げ、大きく好評を博していた。これにより当時北米市場で知名度の低かったスズキ製モデルの認知に貢献することとなった。1994年までの5年間製造され、その後2代目へとモデルチェンジしている。

1989年当初はカナダではジオブランドは展開されておらず、同国においてはスプリントは引き続きシボレー名義で販売されていたが、1992年にはカナダでもジオブランドでの販売がスタート、同年よりハッチバック、セダンともに「メトロ」を名乗っている。 なおメトロの生産はハッチバック、カブリオレは当初はスプリント同様に日本で行われていたが、後の1990年よりGMと共同設立したCAMIオートモーティブに拠点を移動させ、セダンのみ日本で製造が継続された(セダンは日本のカルタス・エスティームのリバッジであった)。


[編集] 2代目

ジオ・メトロ(2代目)
ハッチバック
乗車定員 5名
ボディタイプ 3ドアハッチバック
4ドア セダン
エンジン G10型 直3SOHC 1.0L 55hp/6,000rpm 8.0kg-m/3,500rpm
G13BA型 直4SOHC 1.3L 70hp/6,500rpm 10.6kg-m/4,000rpm
変速機 5MT/3AT
駆動方式 FF
サスペンション ストラット式
全長 3,795mm
全幅 1,590mm
全高 1,389mm
ホイールベース 2,365mm
車両重量 831kg
-このスペック表は試行運用中です-

メトロは1995年に2代目へとモデルチェンジする。モデルチェンジに際してはキープコンセプトであったが、ラインナップは整理され北米では3ドアハッチバックのみとなった(カナダでは引き続いて4ドアセダンがラインナップされた)。モデルチェンジに際して、日本で販売されていたモデルと共通だった先代とは異なり、意匠は先代の面影を引きつつも日本モデルと共通点のない、海外向けの専売車種となった(同時に海外の地域でも国内のカルタスとは独立したモデルで「スイフト」として販売された)。車体は国内のクレセントとは異なり、先代から多くのコンポーネントを流用している。エンジンは同形式ながら新設計のものが用意され、ベースモデル、「LSi」ともにわずかながら出力が向上している。衝突安全性も1997年基準のものが採用されており、ボディ剛性が3割増しになっているほか、デュアルエアバッグも装備した。またGMのラインナップとしては法規改正後初めてデイライトを標準装備したモデルでもあった。


[編集] シボレー・メトロ

シボレー・メトロ
ハッチバック
乗車定員 5名
ボディタイプ 3ドアハッチバック
4ドア セダン
エンジン G10型 直3SOHC 1.0L 55hp/6,000rpm 8.0kg-m/3,500rpm
G13BA型 直4SOHC 1.3L 70hp/6,500rpm 10.6kg-m/4,000rpm
変速機 5MT/3AT
駆動方式 FF
サスペンション ストラット式
全長 3,795mm
全幅 1,590mm
全高 1,389mm
ホイールベース 2,365mm
車両重量 831kg
先代 ジオ・メトロ
後継 シボレー・アヴェオ
-このスペック表は試行運用中です-

1998年のジオブランドの終了に伴い、メトロは翌年よりシボレーブランドで販売される。同じジオからの引継ぎでも同時期にモデルチェンジした「プリズム」、「トラッカー」と異なり、メトロはモデルチェンジして日が浅かったこともあってか2代目のままバッジのみを変更する形で販売が継続された。地道に販売し続けるも2001年で生産終了。モデルチェンジは行われず、同クラスの代替車両としてGM大宇製の「アヴェオ」に引き継がれた。


[編集] 関連項目

最終更新 2009年6月18日 (木) 19:20 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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