シミ目

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シミ目/総尾目 Thysanura

セイヨウシミ Lepisma saccharina
尾部に尾毛と尾糸がはっきり写っている
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
: 昆虫綱 Insecta
: シミ目 Thysanura
  • シミ科 Lepismatidae
  • ムカシシミ科 Lepidotrichidae
  • メナシシミ科 Nicoletiidae
  • Maindroniidae

シミ目総尾目、Thysanura)は、昆虫綱無翅類の1であり、シミ衣魚紙魚)と総称される。人家に生息するものがを食害すると思われていたため「紙魚」と書かれる。英語でも bookworm という。

比較的原始的な昆虫である。かつては、現在のコムシ目イシノミ目を含むこともあったが、これらは現在ではシミ目より原始的な目として分けられている。

[編集] 特長

シミ目は無変態の昆虫としてよく知られる。卵から孵化した幼虫は成虫とほぼ同じ形で、蛹などの段階を経ずに、そのまま脱皮を繰り返し成虫となる。脱皮によって変化するのは大きさだけで、形態の変化はほとんど見られない。但し、無変態と言っても、成虫にならなければ生殖はできないので、生殖器など体内器官の変化はある。しかも、成虫になっても絶えず成長し続けるので、一生脱皮し続ける。

体はやや偏平で、細長い涙滴形をしている。頭には長い触角が伸びている。胸部から腹部にかけては、滑らかにつながっている。腹部には各体節に1対の腹毛がある。これは腹部体節の付属肢の痕跡と考えられており、この類の原始的特徴と見られる。腹部の末端には一対の尾毛と、一本の尾糸という細長い突起がある。体表面には鱗片が一面に並んでいる。この鱗粉は翅が進化する以前の形態をとどめていると言える(実際に、シミ目の昆虫は総て翅を有していない)。

動きが速く、くねるように走るため「」の字を充てられている。

7-8年生き、昆虫としては寿命が長いほうである。

屋内で紙や乾物を食うのが有名であるが、野外でも樹皮下などに生息するものや、アリの巣に入るものもいる。

人家に生息するものは、障子や本(和紙)の表面を舐めるように食害する。ただし、書物の中を縦横に食い荒らす細長いトンネルは、シミとよく誤解されるが、シバンムシによる食害である。古くから身近な昆虫である。

[編集] 分類

  • シミ科 Lepismatidae
    • ヤマトシミ属 Ctenolepisma
      • ヤマトシミ Ctenolepisma villosa:やや褐色、日本在来の室内種
    • セイヨウシミ属 Lepisma
    • Thermobia属
      • マダラシミ Thermobia domestica:近年日本でも、餌として飼育されている
  • ムカシシミ科 Lepidotrichidae
  • メナシシミ科 Nicoletiidae
  • Maindroniidae

[編集] シミを扱った文学作品

紙魚は季語

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年9月14日 (月) 15:54 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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