シューゲイザー

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シューゲイザー (Shoegazer, Shoegazing) とは、ロックのスタイルの1つ。フィードバック・ノイズや深く歪ませたギターサウンド、ポップで甘いメロディーを際立たせた浮遊感のあるサウンドなどがシューゲイザーの一般的特徴として挙げられる。

シューゲイザーという名称は、この種のバンドではギタリストが終始うつむいてギターを弾くことが多かったことに由来し、Shoe(靴)をgaze(凝視)する人という意味でshoegazerと呼ばれるようになった(ドイツのシューゲルアインシュタインケリッヒが開発した音響装置に音がにているためシューゲイザーと呼ばれたというジョークもある)。当時は「ハッピー・ヴァレー」または「テムズ・ヴァレー」と呼ばれることもあった。 シューゲイザーには1960年代後半に流行したサイケデリックミュージックのリバイバルまたは新解釈的な面があり、またその内省的な音楽スタイル全般がオルタナティヴ・ミュージックの1ジャンルと捉えられる事も少なくない。

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[編集] 歴史

1980年代中頃、イギリスではコクトー・ツインズスペースメン3ハウス・オブ・ラヴといったサイケデリックミュージックに影響を受けたバンド達が、ネオ・サイケデリックと称され、一定の支持を得ていた。そんな中、1985年にジーザス&メリーチェインの『サイコキャンディー』が発表される。極端にノイジーなギターサウンドとポップなメロディが同居したサウンドは、耳の早いリスナーや批評家たちから大きな支持を得、後継のバンドに大きな刺激を与えた。

そして1990年前後、アラン・マッギー率いるクリエイション・レコーズを中心に、イギリスのインディー・ロックシーンは大きく盛り上がりを見せる。前述のジーザス&メリーチェインや、マイ・ブラッディ・ヴァレンタインに続き、ライド、スワーヴドライヴァー 、スロウダイヴといったバンドが同レーベルからデビュー。また、4ADレコードからもペイル・セインツ、ラッシュ らが登場した。そして、1991年に発表されたマイ・ブラッディ・ヴァレンタインの『ラブレス』は、複雑に構築された何層ものギターノイズによる美しいサウンドでイギリスのみならず世界中に衝撃を与え、今日でもシューゲイザーを一般に浸透させた金字塔的作品として広く認知されている。

「シューゲイザー」という言葉がメディアで初めて使われたのは、1990年初頭に英国音楽紙『Sounds』に掲載された、ムースライブについての批評記事上である。このライブでムースのボーカル、ラッセル・イェーツは、曲の歌詞を憶えられずステージの床に貼り付けた歌詞カードを見ながら歌唱・演奏していた。その光景はまるで靴を見つめているかのようであり、それを見た同音楽紙の記者が前述の記事内でシューゲイザー( = 靴を見つめる人)と表現した。その後、英国音楽紙『NME』がこの表現を取り上げ、当時のインディーズチャートでは既にかなりの成功を収めていたライドラッシュチャプターハウスといったインディーズバンド群の似通ったサウンド、スタイルをカテゴライズし、ジャンル化していった。これらのバンドすべてが、ムースのボーカルのように床の歌詞カードを見ながら歌唱していたわけではないが、皆ほぼ一様にギターペダル(エフェクト)の操作や演奏に没頭するパフォーマンススタイルを持ち、ステージ上で終始うつむき加減であったことは確かである。

シューゲイザーは1990年代初頭に主にイギリスで隆盛を極めたが、メディア主導によるムーヴメントの加熱は、リスナーに一過性のブームという印象を与えてしまい、結局は1990年代半ばに爆発的ブームを起こしたブリット・ポップの陰に隠れ、充分に注目を受けることなくブームは沈静化してしまった。しかし、ブームが過ぎ去った後もシューゲイザーを愛好するファンやアーティストは確実に増え続け、現在に至るまでオルタナティヴ・ロックポストロックのアーティストに少なからぬ影響を与え、またテクノエレクトロニカやクラブ・ミュージックとの交流によりさらなる継承発展を遂げてきた。そして近年ではニューゲイザー (new-gazer, nu-gazer) と呼ばれる新世代の出現によってシューゲイザーは再び注目を集めている。

[編集] 代表的なアーティスト

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[編集] その他

最終更新 2009年11月25日 (水) 22:38 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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