シルバーバーチ

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シルバーバーチ (Silver Birch) は、1920年にイギリスにおいてイギリス人青年モーリス・バーバネル (1902-1981) (当時18歳)に憑依して語った霊とされているものの名である。英語でシラカンバの意味。

1924年、モーリス・バーバネルはイギリス人ジャーナリストハンネン・スワッファーと出会い、以後イギリスのロンドンにある彼の自宅で霊交会を行うようになる。この霊交会をハンネン・スワッファー・ホームサークルと名づけ、モーリス・バーバネルに憑依するシルバーバーチはこの霊交会において指導霊としての地位を築き、以後60年間に渡って近代心霊主義的教訓を説いた。

目次

[編集] シルバーバーチのものとされている文章の内容

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[編集] 思想

シルバーバーチのものとされている主な思想を、以下に紹介する。

目的
シルバーバーチは、人間も神の所有としての霊であるという単純な認識をもたらさんがために神の道具として出現した。霊的真理を知ることでこんなにも幸福になれるのだという発見を人々に得させ、神の摂理を説くことで人間の無知が減り、その結果として悲しい出来事が減ることを期待する。
派遣された理由
シルバーバーチは自身の所属する霊団から代弁者として地上へ派遣された。その霊団は父なる神から依頼され、シルバーバーチは間接的に父なる神から依頼されたことになる。自分から望んできたというよりも、依頼されて仕事で来たのであるが、そのように真理を説くための道具として使われていることに喜びを感じており、個人的な名利を求める趣味はない。
使命
霊的摂理と物的法則は密接に関わり合っており、物質界も大霊の支配下たる全大宇宙の一部であるから、霊界ではないからといって軽んじることはできず、ましてや無知から絶望の淵にあえぐ地上人類の苦悩に無関心でいることはできない。
正体
真理そのものよりもそれを伝える道具つまり通信霊の正体の詮索の方が大事だと思っている人が大勢いるが、たとえ正体が何者であろうと、その語る内容が純粋の真理でありさえすれば、そんなことはどうでもよいことではないだろうか。
預言
いずれは地上世界にはびこる利己主義と無知は霊団によって征服され、地上世界は見違えるほど気高く美しく立派になる。しかしそれまでの過程に大変な苦悩がある。あとは時間の問題で、到来を早めるも遅らせるも人類の自覚ひとつである。人間たちがやはり神の摂理に乗っ取った生き方をしなければならないのだと自覚するまでは、混沌と破綻と悲劇と崩壊の時代が繰り返すだろう。
人間
人間は死ぬまでは本当の意味で生きているとは言えないほど、霊が制限された存在形態である。人間は身体と精神と霊の三つの要素が一体となったものだが、常に霊の要素が優先する。物理的身体は乗り物にすぎず、霊こそが人間の本質である。人間は成就すべき霊的宿命を持った霊的存在であり、物質的な条件に惑わされるべきではない。なぜなら、死後に待ち受けるより霊的で大きな生命活動に備えるためにこの地上に来ているからである。
睡眠
全ての人間が睡眠中に霊界へ来ており、霊界の霊たちと交流を深めている。これは死後の環境に慣れさせておくための神の配慮であり、その体験を夢として断片的に思い出す場合もある。
自我
本来の個人意識は例えば霊界に存在する発光する白い光であり、肉体を色つきフィルムに例えた場合に、色つきの光が地上で顕現している自我というにすぎない。人間個人の自我は本来の自我が限定的に現れた形態にすぎず、氷山の一角のようなものである。それら自我は大霊から分かれた霊であり、大霊の子である。
誕生
地上に生まれてくる目的は霊によってさまざまであるが、大抵は欠けた部分を手に入れる経験をするため、前世での罪を償うための二つに大別される。
物的身体が活動を停止するにすぎず、霊的には記憶や人格はそのまま存在し続ける。火葬の炎さえその霊を滅ぼすことはできず、死後にも霊的な生命が存続する。肉体から解放された霊には新たな感覚器官が備わり、活動範囲も飛躍的に広がる。いわゆる”故人”も相変わらずこの宇宙で生き続けており、地上圏に戻ろうと思えば戻れるし、現に戻っている霊もいる。人間の可視光線の範囲外、可聴域の範囲外、知覚の範囲外で生活するようになるというに過ぎない。それゆえ座標が同じであることもある。地上にあるときからすでに霊的存在なのであり、死んでから霊的存在になるわけではない。霊的身体は死んでから与えられるのではなく、死は肉体の牢獄から霊を解放するだけである。人間は死を恐れ、遺族は死を悲しむが、霊界の者にとっては霊が肉体から解放されたとして喜ぶべき出来事であり、いつも新たな仲間を歓迎している。しかし自殺や他殺や事故によって死亡した場合は例外であり、この場合の霊は強いショックを受けて立ち直るまでに非常に長く苦しい時間を要する。
死後
地上生活によって形成した人格をそっくりたずさえて行く。そしてその人格的資質がどれくらい大霊の意に添っているかということが、その霊にとって永遠不滅の財産になる。そしてその財産の波長によって、感知できるものの性質が制限されてくる。霊界へ来て何年になるとか、地上で何歳のときに死んだといったことは何の関係もなく、すべては霊性の発達程度によって決まる。地上生活では皆が同じ平面上で生活し、精神的にまったく異なる人々とも交わるし、自分より格の高い人とも交際するが、霊界へ来ると交際する相手は霊的に自分と同等の人ばかりになる。生活の範囲がほぼ同等の霊格の者に限られる。そこには親和力の法則という絶対に狂うことのない法則が働いている。
死亡直後
突然死したような場合には、霊的環境にとまどいを感じる。そこで当然の成り行きとして地上的な引力に引きずられて生前の懐かしい生活場所-生家、仕事場など-に戻ってくる。自分が死者であることを自覚しておらず、そこにいる人たちが自分の存在に気づいてくれないこと、物体に触っても何の感触もないことに戸惑い、訳が分からなくなる。しかしそれも当分の間で、やがて自覚の芽生えと共に別の意識の世界にいるのだということを理解する。やがて他の霊が自分を迎えに来てくれて、そのまますぐに新たな霊界生活が始まる。魂に意識がない場合は看護に来た霊にたすけられて、病院や休憩所に連れて行かれ、そこで新しい生活に慣れるまで看護される。
死後を明らかにする理由
死と死後を明確にすることによって、人々の生活の質が高まり、宗教にも科学にも政治にも経済にも芸術にも国際関係にも良い影響を及ぼすからである。しかし一人一人の人間が実生活と死の向こう側にある霊界との関係をよく考えて理解する必要がある。
運命
運命づけられた一定の枠の中で自由意思が許されており、それらの影響の中で事故などが発生して死者が出ることもある。しかし宇宙は愛と公平によって支配されているので、かならずやり直すチャンスがある。
輪廻
輪廻転生は存在する。が、何百回も転生することはなく、多くてもせいぜい四回程度である。例外的に、向上心の全くない原始的な人間が何度も転生を繰り返すことはあるかもしれない。再生の原理は複雑で人間には理解しがたい。再生する場所や形態は、目指している目的を達成するのに最も適切だと思われるところ、タイミングで国、民族、性別を選んで再生する。なにか再生を司る機関があって、そこに命じられて再生するようなものではなく、すべて各々の魂が自分で決める。
霊界
霊界ではの偉大さ、霊性の高さ、つまり奉仕的精神の強さが重んじられ、霊界での地位は地上時代の魂の成長度によって決まる。地上で同じ事をしたとしても、それを利己的な目的で行ったか利他的な目的で行ったかで評価が逆転する。地上での偉人が必ずしも霊界でも偉いとはかぎらない。霊界における罪とは利己主義のことで、醜い心を抱くと、それがそのまま全体の容貌にあらわれて、自動的に霊格が下がる。霊格が下がると交流範囲、能力、行動範囲など全てにおいて制限が発生する。シルバーバーチよりも高級な霊団が存在しており、その霊団の話によればさらに上位の霊団が控えている。また、霊団をとりまとめている霊は、地上時代にイエス(ナザレのイエス)と呼ばれた霊である。霊界は一つだがその顕現形態は無限で、地球以外の天体にもそれぞれに霊界があり、物的表現の裏側にはかならず霊的表現が存在し、その無限の霊的世界が二十三重に入り組みながら全体として一つにまとまっているのが宇宙である。
地上
地上は生まれたばかりの未熟な霊たちが苦しみを体験して、肉体の死後に始まる霊界での生活に耐えられるだけの霊力を身につけるための場所で、いわば幼児の学校であり、霊界は大人の学校である。地上では神から授かっている霊的資質を少しでも多く発揮するように、精神を修養し霊性を鍛錬して他人のために役立つことをする練習をしている。神たる霊的な素質をどれだけ発揮できるかにかかっており、失敗しては後悔から学ぶ、そのために地上に来ているのであり、初めから全く失敗しないほどの人格者ならば地上に産まれてはいない。間違いを恐れず、刻一刻と霊的に成長していくことが進化の一環であり、この失敗と成長のサイクルは無限に続く。進化は完全を目指すが、完全なのは大霊だけであり、完全は永遠に成就しない。人間は永遠や無限というものを本質的に理解できないので、宇宙を理解することは不可能である。

[編集] 存在

霊媒であるバーバネルの所属するハンネンスワッハー・ホームサークルの守護霊。神界と物質界の中間階層に存在する、3000年位前の古霊(元人間)。現世に直接影響できない為に、地上で生活していたアメリカ・インディアンの霊を仲介してバーバネルより大霊(神仏等)のメッセージを人間界に伝えさせる。使命を帯びて地上に戻ってきたと語るが、地上時代の本名や職業については言及を避ける。しかし、本名を明かすことなく真理を説くことによって神の使徒たることを立証してみせると言う。

バーバネルが本当に入神しているかどうか証明するために、バーバネルの手に針を刺して血を流して見せたあと、入神から覚めたバーバネルに記憶がなく、血の流れた痕跡も無くなっていることを披露した。

バーバネルの潜在意識の仕業でないことを証明するために、バーバネルは輪廻転生の否定論者である一方、シルバーバーチは肯定論者であるという思想的対立を指摘してみせた[要出典]

[編集] 矛盾

霊能者でありながら病気治療を行わず、自分が何者であるかも明言しないことについては、シルバーバーチの使命は霊的教訓を説くことに限定されているため行いたくても行えないのだと説明する。[要出典]

[編集] 後の人々の解釈

[編集] 思想

当初は3000年前に地上で生活していたアメリカ・インディアンであったと自称しているように(その後自身はインディアンではないことを告げ、マイケル・ポンセの霊視画でよく紹介されているインディアンは霊界での中継役で霊界側の霊媒であることを明かした。が、コンタクト当初にそのインディアンが窓口となり霊言を送っていたかは否定しない。即ち「シルバーバーチ」という名も本体の名であるかは確定していない)、インディアンの伝統的な思想を基軸とするが、キリスト教の聖書から引用して博愛を強調した話をする場合も多く、全体としてはインディアンの伝承やキリスト教の教義といった異なる性質のものが入り交じった内容となっている[要出典]。インディアンの伝承どおりに肉体を失っても存在し続ける霊体の存在や死後の世界として霊界の存在を説くが、シルバーバーチはさらに霊界に生活する霊たちの交流の様子や生活の仕組みなどを説明する[要出典]

[編集] 存在

霊界という世界が存在し、その住人である霊がバーバネルに憑依して語らせたという話が事実か虚偽であるかは、霊媒となった本人にしかわからない性質のものである[要出典]


[編集] シルバーバーチの霊訓

1-12巻が潮文社より出版されている。

[編集] 参考文献

  • スピリチュアリズム・ブックスにおいてシルバーバーチをはじめとしたスピリチュアリズムの名著(世界三大霊訓他)の一部の翻訳版が全文掲載されており、無償で閲覧できる。

[編集] 出典・脚注

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年10月30日 (金) 07:56 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【シルバーバーチ】変更履歴

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