ジアスターゼ

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ジアスターゼ (diastase)[1] は別名をアミラーゼとも言う消化酵素のひとつで、デンプングリコーゲンを分解する。体内では主に、膵臓耳下腺唾液腺)から分泌され、またダイコンカブヤマイモにも多く含まれている。胃腸薬、消化剤として市販もされ、胃もたれや胸焼けの治療、防止に服用されている。

[編集] 歴史

1883年にフランス生化学者、アンセルム・ペイアン (Anselme Payen) とジャン・ペルソー (Jean F. Persoz) が大麦の芽から取り出したが、これが酵素の初めての単離であり、ジアスターゼと名づけられた。日本の高峰譲吉は、麹菌からジアスターゼを抽出し、自身の名の「タカ」を冠してタカジアスターゼと命名して1894年に特許を申請した[2]

1905年には、佐伯矩が発見した大根ジアスターゼは、夏目漱石の『吾輩は猫である』という大衆小説に登場し[3]、消化を促進するという機能が広く知られ用いられることとなった[4]

タカジアスターゼは胃薬として日本では三共(現:第一三共)、アメリカではパークデイビス社から市販された。

[編集] 関連項目

  • 加水分解酵素
  • ジアスターゼ消化試験 - 組織切片における糖原の証明のために用いられる。糖原はPAS反応陽性であるが、ジアスターゼによる消化を受けるとPAS反応陰性となる。

[編集] 脚注

  1. ^ ジアスターゼ(diastase)はギリシア語「διαστασις」で、英語ではseparation、日本語の「切り離す」を意味する。
  2. ^ 高峰譲吉の消化酵素ジアスターゼ(アミラーゼ)の抽出成功は古くからを食べるとき大根おろしをつけて食べると胃がもたれないと言う事が大きなヒントとなったとも伝えられる。
  3. ^ 夏目漱石 『吾輩ハ猫デアル』 上巻、大倉書店、1905年。119頁。
  4. ^ 荻原弘道 『日本栄養学史』 国民栄養協会、1960年。29頁。

最終更新 2009年10月18日 (日) 17:02 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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