ジェームズ・プレスコット・ジュール

ジェームズ・プレスコット・ジュールの最新ニュースをまとめて検索!

ジェームズ・プレスコット・ジュール

ジェームズ・プレスコット・ジュールJames Prescott Joule, 1818年12月24日 - 1889年10月11日)はイギリス物理学者。生涯、大学などの研究職に就くことなく、家業の醸造業を営むかたわら研究を行った。ジュールの法則を発見し、熱の仕事当量の値を明らかにするなど、熱力学の発展に重要な寄与をした。熱量の単位ジュールに、その名をとどめる。

[編集] 生涯

1818年マンチェスター近郊のサルフォードにて裕福な醸造家の次男として誕生。病弱であったため正規の学校教育は全く受けず、自宅にて家庭教師について学習を行った。家庭教師の1人には、原子論で有名なジョン・ドルトンがいた。成人後は、家業の醸造業を営むかたわら、自宅の一室を改造した研究室で実験を行った。

1847年、熱の仕事当量に関する論文を発表。ただし、この論文は学術誌には取り上げられず、マンチェスターの新聞に掲載されたのみであった。ジュールの実験により得られた熱の仕事当量は現在得られている値と1%以下の差という正確さであり、これは高々0.5℃の温度変化を±0.003℃の精度で測定することが求められるものだった。多くの研究者はこの成果に懐疑的であったが、ウィリアム・トムソンは実験技術も含め、この結果を高く評価し、その後、広く受け入れられるようになった。これを契機にウィリアム・トムソンとの交友関係が始まり、共同研究の結果ジュール=トムソン効果を発見した。1850年、王立協会の会員に選出された。1870年、王立協会よりコプリ・メダルを受賞。

1889年10月11日、セールにて死去。

[編集] 業績

  • 電流による発熱量の精密測定により、電流によって生じる熱量は電流の2乗に比例するというジュールの法則を発見した。
  • 液体中の羽根車を錘の降下によって回転させ、摩擦熱による水温の上昇を精密に測定した。この結果、錘の降下による仕事と摩擦によって生じる熱量には比例関係にあることを明らかにし、比例係数である熱の仕事等量を算出した。これはエネルギー保存則の確立につながる重要な成果であった。
  • ウィリアム・トムソンとともにジュール=トムソン効果を発見した。この成果は1862年に発表された。
  • 磁性体を磁化することにより、わずかな変形が生じるという現象である磁歪を発見した。

最終更新 2009年11月16日 (月) 09:42 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
【ジェームズ・プレスコット・ジュール】変更履歴

ご利用上の注意