ジオ・トラッカー

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トラッカーTracker)はかつてゼネラルモーターズスズキの合弁企業「CAMIオートモーティブ」が製造し、「ジオ」、「シボレー」ブランドで販売していたSUV自動車である。

目次

[編集] 概要

北米において、コンシューマー・レポートの転倒訴訟により販売が継続できなくなった「スズキ・サムライ」の実質のフォローを目的として「スズキ・サイドキック(スズキ・エスクード)」が企画された。だが、転倒訴訟にあいまって北米の小型のSUV輸入車の関税がそれまでの10倍に引き上げられたこともあり、スズキブランドそのままの状態での販売が難しくなっていた。そこでもともと世界戦略車として企画されていたサイドキックを、訴訟による影響のフォローアップを目的として、GM内ブランド内製モデルの扱いでサイドキックのリバッジ車を販売することとなり、ジオブランドで「トラッカー」として提供されることとなった。

従来のオフロード一辺倒だった「スズキ・サムライ」の持っていたような堅牢なサスとシャシによる走破能力に加え、スタイリングと乗り味を乗用車テイストとしたことでユーザー層を広げることに成功した。

トラッカーはシボレー内に競合車が存在しなかったため、シボレーディーラーにおいてジオブランドでは販売に最も力を入れていたモデルであった。

販売初期のころは日本のスズキ湖西工場でエスクードとともに生産されていたが、CAMIオートモーティブ誕生後はそちらに生産拠点を移動している。 また、トラッカーはジオの他にもGMCやポンティアックなどでも提供された。

トラッカーは一定の人気を得たため、1997年にジオが終了した後には、モデルチェンジを行いシボレーブランドで継続販売されることとなった。その後、2004年に生産を終了した。

本車がジオブランドで生産されたモデルで最も長寿なモデルであった。

[編集] 歴史

[編集] ジオ・トラッカー

ジオ・トラッカー
2ドア
4ドア
乗車定員 5名
ボディタイプ 3ドア ハッチバック
5ドアハッチバック
2ドアコンバーチブル
エンジン G16A型 直4SOHC
1.6L 82hp/5,500rpm 13.1kg-m/3,000rpm
変速機 5MT/4MT/3AT
駆動方式 4WD
サスペンション F:ストラット式
R:トレーディングリンク式
全長 3,560mm
全幅 1,635mm
全高 1,665mm
ホイールベース 2,200mm
車両重量 1010kg
-このスペック表は試行運用中です-

1989年発売。エスクードの姉妹車で、コンポーネントはほぼ共通である。 販売に際してはサムライよりも乗用車に近い性格であったため従来よりも広い層に対してアプローチされたが、トラックにも採用されているラダーフレームによる堅牢な設計と本格的なオフロード走破性がサムライのユーザーにも好評であった。ミッションは5速マニュアルのみとなり、オプションでATを選択するようになっていた。当初は3ドアのみであったが、やがてマイナーチェンジが行われた際に5ドア、V6モデルがラインナップされた。 1997年にジオブランドの終了まで販売された。

なお、カナダではシボレー、ポンティアックブランドで販売されていた。


[編集] シボレー・トラッカー

シボレー・トラッカー
5ドア
乗車定員 5名
ボディタイプ 3ドア ハッチバック
5ドアハッチバック
2ドアコンバーチブル
エンジン G16A型 直4SOHC
1.6L 95hp/6,000rpm 13.7kg-m/3,000rpm
変速機 5MT/4MT/3AT
駆動方式 4WD
サスペンション F:ストラット式
R:5リンクリジットアクセル式
全長 4,031mm
全幅 1,636mm
全高 1,689mm
ホイールベース 2,479mm
車両重量 1061kg
-このスペック表は試行運用中です-

1999年、トラッカーは消滅したジオブランドから兄弟ブランドであるシボレーに移管され、その際にモデルチェンジが行われた。本モデルも日本のエスクードのコンポーネントと多くが共通である。堅牢な設計で人気を得た先代モデルから、より乗用車感覚に近い性格となったため、前モデルからの乗り換えユーザーにはオフロード性能の堅牢さが失われたとの評判を得る。だが従来ユーザーとは異なる層にアプローチを行ったため、順当な販売台数を売り上げた。これにより2004年まで生産が行われた。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年6月19日 (金) 05:58 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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