ジパング (かわぐちかいじ)

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ジパング
ジャンル 架空戦記歴史青年漫画
漫画
作者 かわぐちかいじ
出版社 講談社
掲載誌 モーニング
発表期間 2000年 - 2009年49号
巻数 42巻(全43巻予定)
アニメ
監督 古橋一浩
シリーズ構成 古橋一浩
キャラクターデザイン 馬越嘉彦
アニメーション制作 スタジオディーン
製作 TBS チームみらい
 (ジパング製作委員会)
放送局 TBS
放送期間 2004年10月7日 - 2005年3月31日
話数 全26話
ゲーム
ゲームジャンル シミュレーションゲーム
対応機種 プレイステーション2
開発元 アートディンク
発売元 バンダイ
プレイ人数 1人
発売日 2005年5月26日
テンプレート使用方法 ノート
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漫画作品日本
漫画家日本
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ジパング』は、かわぐちかいじによる日本漫画作品。2000年から2009年49号(2009年11月5日発売)にかけて講談社の『モーニング』にて連載された。

2002年には第26回講談社漫画賞一般部門を受賞。また2004年10月7日から、漫画を原作としたアニメTBS系で放送開始されたが、全26話・漫画のストーリー途中で放送を終了した。

連載終盤の2009年5月、作者骨折により休載したが、2009年26号(6月11日号)より連載が再開された。

目次

[編集] あらすじ


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。


西暦200X年の6月[1]。日米新ガイドラインの下で海上自衛隊自衛艦隊海外派遣エクアドルへ向かう途中、その中のイージス艦みらいがミッドウェー沖合で突如に巻き込まれ落雷を受ける。その直後からレーダーからの僚艦喪失や故障していないにも関わらず衛星通信が不能になったり、雪が降るなどの不可思議な現象に直面し、さらに戦艦大和以下大日本帝国海軍連合艦隊に遭遇。ミッドウェー海戦直前の1942年6月4日太平洋上にタイムスリップした事に気づく。

みらい副長 角松洋介は、帝国海軍通信参謀 草加拓海少佐を救助し、彼に未来世界の情報を公開したことから、みらいは徐々に変化してゆく歴史の流れに巻き込まれてゆく……。

[編集] 主な登場人物

ジパング (漫画)の登場人物一覧」を参照

[編集] 用語

オペレーション「サジタリウス」
別称・「射手座」作戦。
イージス艦「みらい」が最初に歴史に介入するために行った軍事行動であり、ガダルカナル島でウォッチタワー作戦にて上陸した米海兵隊の第一海兵師団(司令官ヴァンデクリフト少将)に対し、この時代には存在し得ない、ハープーンミサイル(ただし無弾頭)で補給物資である小麦粉を威嚇攻撃する。この威嚇により、第一海兵師団にガダルカナルからの撤退を示唆し、結果として飛行場建設に当たっている大日本帝国海軍設営隊と米海兵隊の人命を救助するというものであったが、草加の手引きでガダルカナル沖に出撃した戦艦大和を中心とした連合艦隊の出現で頓挫。大和は艦砲射撃で第一海兵師団の殲滅を試みるも、「みらい」のスタンダードミサイルにて全弾迎撃され、攻撃失敗。結果的には185名の海軍設営隊員は撤退し、米海兵隊第一海兵師団はガダルカナル島を実質占領した。「みらい」が使用したハープーンミサイルは米軍によって回収され、解析が試みられている。
ジパング
草加が歴史改変により創立しようとしている「大日本帝国でも戦後日本でもない新しい日本」。
  • 計画の主な内容
    • ガダルカナル島に揚陸中の米海兵隊の殲滅に向けた戦艦大和による艦砲射撃(失敗)
    • 満州国皇帝・溥儀の暗殺とそれに伴う戒厳令の発動及び陸軍兵力の中国戦線から満州国内に向けての撤退(成功)
    • A-26によるシンガポールからベルリンへの飛行(成功)
    • ナチスドイツ総統ヒトラー暗殺(失敗)
    • ガダルカナル・アッツ・キスカ・トラック・ニューギニア・ラバウル・マキン・タラワ・マーシャル諸島から撤退させた兵力をパラオ・マリアナ諸島に対する集中投下することによる絶対国防圏の縮小および決戦戦力の温存(成功)
    • コペンハーゲンにて、原爆開発に必要な濃縮ウラン235の入手(成功)
    • 連合艦隊機動部隊によるセイロン島英軍基地及び援蒋ルートの無力化攻撃・インド人民衆の反英独立運動の扇動(成功)
長安丸
民間輸送船。
史実より約1年早い連合艦隊のトラック諸島からパラオ及びマリアナへの移動に伴い、1943年1月頃にトラック諸島夏島から出航する。その途中、通商破壊を目的とした米ガトー級潜水艦の浮上攻撃を受け、大破。民間人及び軍属から多数の死傷者を出し、重傷者は「みらい」の医務室に搬送される。その中には後に草加の原爆製造に直接携わることとなった物理学者・倉田万作もいた。(ただし倉田は仮病を使い「みらい」に乗り込んだ)この事件は軍機密により公表されていない。
セクションS
米軍の対「みらい」特務機関。特務機関の活動に必要な膨大な資金の一部を、大富豪ハワード・ヒューズが半ば好奇心から出資している。
イージス艦「みらい」のガトー級潜水艦ガードフィッシュ」・海兵隊の第一海兵師団・空母「ワスプ」・ノースカロライナ級戦艦ノースカロライナ」との戦いから得た未確認情報の確定調査およびを「対みらい戦術の立案」を目的として設立される。ニューギニアでの日本軍の撤退に伴い、密かに陸軍航空隊の航空機の一部を主要基地セブンマイルズからそうではないラビに移し、日本海軍航空隊によるセブンマイルズ空襲後を狙って日本軍の輸送船団がダンピール海峡を越える際にラビの航空部隊で「みらい」の撃沈を図るも、艦載ヘリ「海鳥」の捨て身の防戦及びCIWSの迎撃により、失敗に終わる。大損害を被り、作戦は失敗におわり、その責任問題でセクションSは行動を起こせなくなるが、日本軍守備隊撤退後のタラワ環礁・ベチオ島で海兵隊の偵察小隊と同行していた従軍記者が撮影した欺瞞工作を行っていた「みらい」乗員とそれを支援する「みらい」を撮影する事に成功。これに対しセクションSは写真を回収し、第5艦隊には欺瞞工作の事実を揉み消す事で再び「みらい」が米軍の前に現れ、事前に情報が行き渡っていない彼らを翻弄する事で再び行動を起こせる様目論む。やがてルーズベルト大統領にもその情報が伝わり、独断行動に対するペナルティーを帳消しにするのと引き換えにセクションSは大統領直属機関となる。そして、マリアナ戦では草加をはじめとした反乱部隊が大和を占拠し、司令部の意思と反して、米軍のサイパン上陸部隊を乗せた輸送大船団に対して単艦突撃し、艦内に極秘裏に運び込こんだ原爆を輸送大船団の中心で大和もろども起爆し、船団を壊滅させ、アメリカを世界初の被爆国にしようとしたが、「みらい」のSH-60J艦載ヘリによる大和に対する反復攻撃で機関が大破し大和は行動不能となる。セクションSは、その搭載された原爆の回収と、とそれを追う「みらい」の拿捕を大統領命令により試みるが、両艦の撃沈により失敗。
YZ作戦
日本海軍によるインド洋侵攻作戦。
セイロン島ではイギリス軍基地を壊滅することで制海権及び制空権を奪い、ベンガル湾方面では援蒋ルートの壊滅を、ボンベイでは日本軍の攻撃をインド人に知らしめて反英独立運動を煽るというもの。それによってドイツ及びイタリアに精一杯なイギリスの隙をつき、さらにそこから助けを求められたアメリカに未だ戦力の再建が終わっていない太平洋艦隊をマリアナ方面に出撃させる結果をもたらした。しかし戦力を分散したため、敵攻撃が不十分となり、反撃のため離陸した英印度空軍によって軽空母龍驤が撃沈され、航空機・熟練パイロットも多数失った。
ルイス・フロイス号
ポルトガル工船。
南京の下関河港に停泊しており、中立国船という理由で当局も手が出せないのをいいことに、草加がドイツ占領下のコペンハーゲンで入手したウラン235をイージス艦「みらい」から得たマンハッタン計画の情報を基に物理学者・倉田万作と元満鉄調査員・吉村次郎の手で原爆として製造する原爆工場船として使われていた。その途中、前みらい艦長・梅津によって倉田が人質に捕らえられて船長室に立て篭もるという事態に遭い、吉村からの通報で原爆製造の指揮に当たっていた支那派遣軍参謀長・石原莞爾陸軍中将は「船内に抗日組織が立て篭もっている」という名目で埠頭に歩兵中隊を配置し、突入の機会を窺う。しかし、上海陸戦隊特務機関員・如月海軍特務中尉の手で伏見型砲艦伏見」が現れ、「船内に囚われた邦人を保護する」という名目で臨検されて原爆の秘密が漏れるのを恐れた石原の手で自沈される。結果として最も重要なウランは無傷で回収したものの多くの部品や製造機材を失い、航空機に搭載不可能なまでに大型化してしまった原爆が完成することとなる。この事件で、みらい前艦長梅津は、ウランを破棄しようとして銃撃され命を落とした。
MV/SA-32J「海鳥」
「みらい」に搭載されている架空の艦載機。
ベル社三菱が、V-22を元に共同開発したという設定の架空の偏向翼機。従来の艦載ヘリの任務である対潜哨戒のほかに、F/A-18と同じFCSを装備しているので、対艦、対空、対地戦闘にも対応している。固定武装は、AH-1と同じM197ガトリング砲を装備していて、視認照準装置を用いて射撃が可能である。ほかに、機体下部のウエポンベイに最大2tまで赤外線監視装置やミサイル、爆弾を搭載可能になっている。また、エンジンは整備性向上のため、SH-60Jと同じGE T700-IHI-701Cを2基搭載していて、最大速力450km/hを可能としている(ただ、劇中内のエンジン部は明らかにT700より小さい)。コックピットの形状はAH-64などの戦闘ヘリと同じくタンデム型で、前席に射撃手、後席に操縦手が搭乗する。
劇中では、航跡11「小笠原」で初登場。操縦手は佐竹一尉、射撃手は森三尉だった。父島の状況の偵察飛行を行うが、作戦中に海軍の二式水戦と交戦し、森が殉職。その後は林原三尉を射撃手として、連絡飛行、LAMPSでの索敵と巡航ミサイルの誘導、米潜水艦拿捕作戦での機銃掃射、夜間強行偵察などで活躍。しかし、ダンピール海峡での日本軍輸送船団を護送中に米陸軍爆撃隊の攻撃を受けた際、CIWS給弾中に爆撃隊の迎撃を行うべく発艦。しかし機銃を被弾し射撃不能となったとき、みらいに爆弾が接近。佐竹は、林原をベールアウトさせて、自らは海鳥とともに爆弾に突入し、みらいを守ることは出来たが、海鳥は墜落、佐竹は機体と運命をともにした。

[編集] DDH-182『みらい』諸元

劇中登場する「みらい」及び「ゆきなみ」型は、架空のイージス艦である。シリーズ連載前、まだ艦名や完成予想図が発表されておらず「7700トン型イージス護衛艦」と呼ばれていた現あたご型護衛艦を、かわぐちかいじが想像して描いたものである。デザイン的には、実在する海上自衛隊のイージス艦こんごう型護衛艦を元に、ラファイエット級フリゲートの内火艇格納庫とむらさめ型護衛艦のヘリ運用施設を継ぎ合わせ、若干のアレンジを加えてデザインされた。それ故、基準排水量以外の艦容は実在の「あたご」とはかなり異なる[2]

1番艦「DDH-180ゆきなみ」は、本型中唯一艦名がたかなみ型護衛艦準拠の海象名となっている(理由は明らかでない)が、2番艦以降は史実のイージス護衛艦と同様山岳名に命名基準が改正された。原作には第1護衛隊群旗艦として登場するがアニメにはセリフ上で名前しか登場しない。

2番艦「DDH-181あすか」は、史実では旧帝国海軍の砲艦「飛鳥」、現海上自衛隊試験艦 あすかに採用されている艦名である。原作コミックには姿が登場しないが、アニメでは、第1話冒頭で米海軍空母戦闘群(現 空母打撃群)との共同演習にむらさめ型護衛艦3隻と共に参加している様子が見られる。

3番艦「DDH-182みらい」は本作品の主人公であり、史実ではその艦名が原子力船むつ」を改装した海洋地球研究船の船名に見ることができる。物語中盤までは何度か損傷修理を経つつも海上自衛隊護衛艦の姿をしていた。しかし、インド洋作戦に臨むにあたり、予備塗料が尽きたことと(一時的に)日本海軍に組み込まれたことにより、艦体塗粧がより暗い色合いの日本海軍軍艦色に塗り替えられた。この時、「182」という自衛艦ナンバーも塗り潰されている。以後、マリアナ沖で最期を遂げるまでこの姿であった。

劇中にはこの他、「みらい」の僚艦の「新鋭イージス艦」として「はるか」が登場するが、これが同型のゆきなみ型4番艦DDH-183のことであるのか、それとも姿の似た別型であるのかは明らかでない。

なお、最終回の新史において「日本国防海軍ゆきなみ型イージス艦」として誕生した新「みらい」は寸法が全体に一回り大型化しており、 全長188m、全幅24m、基準排水量12000tとなっている[3]が、艦影そのものは史実のあたご型護衛艦と非常に良く似た物となっている(相違点として艦橋の高さがアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦のように一段低くなっているほか、ヘリコプター発着甲板の高さが異なる)。また、「国防軍」「国防海軍」という名は、「軍隊」を名乗れないなど様々な制約が科せられた現海上自衛隊創隊以前、吉田英三大佐等が構想していた海軍再建計画における新海軍の名称である。

以下に掲げる「ゆきなみ」型諸元(旧史版)は単行本二巻巻末に掲載されていたものである。

ヘリコプター搭載イージス護衛艦『ゆきなみ』型□
第一艦 DDH-180『ゆきなみ』平成12年竣工
~名称基準訓令改正~
第二艦 DDH-181『あすか』平成13年竣工
第三艦 DDH-182『みらい』平成13年竣工
第四艦 DDH-183『第2504号艦』平成14年竣工予定
基準排水量 7,735t
満載排水量 9,998t
全長 171m
全幅 21m
深さ 12m
吃水 6.3m
主機 COGAGジェネラル・エレクトリック LM2500ER ガスタービン 4基2軸
出力 120000PS
速力 30kt超
船型 平甲板型(遮波甲板型)
各種武装
├VLS 29セル
│├RUM-139 VL-ASROC アスロックMk50魚雷)
│├SM-2ER SAM スタンダード・ミサイル
│├BGM-109B トマホーク対艦ミサイルHE弾頭)
│└BGM-109C トマホーク(地上攻撃用HE弾頭)
├VLS 48セル
│└RIM-7F 短SAMシースパローOTOメララ127mm54口径単装速射砲×1
├68式3連短魚雷発射管×2(Mk50短魚雷)
├RGM-84ハープーン対艦ミサイル4連装発射管×2
├高性能20mm多銃身機関砲CIWS)×2
└RBOCチャフ発射機×4
対空レーダー SPY-1D×4
対水上レーダー OPS-28×1
射撃指揮装置 七九式射撃指揮装置2型22A
ミサイル射撃指揮装置 SPG-62×3
艦首バウソナーOQS-4低周波ソナー
サイド・ソナー OQS-21フランク・アレイ・ソナー
曳航式ソナー SQR-19 TACTAS
艦載機 MV/SA-32J 多目的哨戒偏向翼機×1 SH-60J哨戒/救難用×1
乗員 241名(うち航空要員25名)

引用終わり

  • 速度は30kt超程度とされているが、劇中では35ktの高速で運用されているシーンがある。
  • 平甲板型の一種として遮波甲板型とされているが厳密には2つは別物である。
  • RIM-7FはVLS1セルに2本入っている。
  • 後部VLSは二番煙突の両側に挟むように配置されている。
  • シースパローは劇中で「ESSM」(RIM-162)[4]と呼ばれていることもあり、2巻の性能表に誤りが生じた可能性もある。
  • Mk-48型VLSが48セルとあるが、劇中の描写を見る限り18セルしかなく、逆にブラスト(発射炎)排気口が48基ある。
  • 弾薬類・機器類は、21世紀と技術格差のある第2次大戦中の日本では生産が不可能である為、補給は不可能である。しかし、破壊された127mm主砲の砲身は帝国海軍に仕様を伝え、再生に成功する[5]
  • なおアニメ版「みらい」では制作時の海上自衛隊の協力から性能要目の矛盾点などが改正されている。
  1. 七九式射撃指揮装置2型22A→八一式射撃指揮装置2型31
  2. ESSM(発展型シースパロー)→RIM-7F(PIP)シースパローに統一
  3. 原作にあったバウスラスターの有無
  • 1については2型22Aは主砲管制専用でミサイル誘導機能がないことから主砲・ミサイル双方の管制・誘導が可能で複数同時処理が可能な2型31に、またFCS-2の正式名称も七九式から八一式と訂正されている(七九式は誤り)
  • 2についてはアニメ制作時点での海自ではESSMは採用されておらず、RIM-7Fの国内改良型のRIM-7F(PIP)に変更となった。
  • 搭載機の着艦拘束・移送装置としてカナダ海軍が開発したベアトラップが登場するが、現時点のヘリ搭載護衛艦の装備は後継のRASTに移行しており、ベアトラップ装備艦も順次換装されている。この点に関しては海上自衛隊が制作に協力したアニメ版でも改正されていない。
  • こんごう型護衛艦、及びモデルとなったあたご型護衛艦をはじめ、実在するイージス艦がDDG=ミサイル駆逐(護衛)艦であるのに対し、「みらい」はDDH=ヘリコプター搭載型駆逐(護衛)艦とされている。

[編集] 劇中で触れる歴史と実際の歴史との違い

 

劇中の歴史 実際の歴史
ミッドウェーで南雲忠一中将率いる第一航空艦隊の支援のために大和型戦艦大和を中心とした連合艦隊が前方から突如出没してきた不明艦(イージス艦みらい)に遭遇。連合艦隊司令長官山本五十六大将は一日早く作戦を中止させ、トラック諸島への撤退命令を下す。 南雲中将率いる第一航空艦隊支援のため、柱島を出撃した大和型戦艦大和を旗艦とする主力艦隊(戦艦部隊)は、味方空母3隻(加賀赤城蒼龍)喪失の報に言葉を失う。連合艦隊司令部は残った空母飛龍の活躍に望みを託し、主力艦隊による夜戦を企図したが、最後に残った飛龍をも失った事で司令長官山本五十六は作戦中止を決意、参加艦艇に本土への撤退命令を下した。
(詳しくはミッドウェー海戦を参照。)
第一次ソロモン海戦後の三川軍一中将率いる日本軍第八艦隊の撤退後、ガダルカナルに上陸したアレクサンダー・ヴァンデグリフト少将率いる米海兵隊第一海兵師団の揚陸された小麦粉にみらいの射手座作戦による無弾頭のハープーンミサイルが発射され、第一師団は調査のためミサイルを回収する。
その後、第八艦隊の後押しで大和型戦艦大和を中心とした連合艦隊の出没で草加の米第一海兵師団壊滅による今後の上陸戦の阻止や米軍部及び世論への圧力を背景とした日米早期講和を大義名分に大和を使って米海兵隊陣地に砲撃を試みるが、みらいのスタンダードミサイル(アニメでは、シースパロー短SAM)に全弾迎撃され、失敗。みらいの砲撃中止の要請に応じ、撤退する。
これにより、ガダルカナル飛行場の建設に当たっていた帝国海軍設営隊は2500名中、185名がガダルカナルからの撤退に成功する。
ガダルカナル上陸後の米海兵隊に対する正体不明の兵器による攻撃は無く、無論回収も行われていない。また、大和型戦艦大和のガダルカナルへの出撃は行われていない。
ガダルカナル飛行場の建設中に米軍の奇襲攻撃を受けた大日本帝国海軍設営隊は全滅した。
大日本帝国陸軍大本営参謀・辻政信中佐、トラックを来訪。統帥権を盾に半ば強引に連合艦隊首脳の了承を得た後で草加海軍少佐と出会い、日本の敗北と60年後の戦闘艦・みらいの存在を知る。
やがて、8月19日一木支隊と共にガダルカナルに上陸し、惨敗。海軍設営隊長・岡村徳長少佐から今後のガダルカナルで連戦連敗となることを知り、自決を試みるも岡村の訴えで思い留まり、大本営司令部に撤退命令を具申する決意をする。これにより、ガダルカナルからの撤退が史実より半年早く実現したことで第二次ソロモン海戦等の出来事は起こっていない。
辻のガダルカナル上陸は10月9日で行われ、ガダルカナル撤退命令は12月31日御前会議で決まり、大本営発表では「転進」と公表される。1943年2月1日に撤退が行われるまで日本軍はガダルカナルで実に合わせて約25万名もの戦死・餓死・戦病死者を出す無謀な消耗戦を繰り広げた。
(詳しくはケ号作戦を参照。)
中国東北部にある大慶油田の存在が草加の手で石原に早く伝えられ、後にこの情報はハルビン在住のロシア人貴族兼ブローカー・ダニロフを経てアメリカ諜報機関・OSSの耳にも入る。 大慶油田は1959年に中国政府に発見されるまで、その存在は一切知らされていない。
米海軍の空母ワスプは日本軍の暗号を基にみらいを察知し、攻撃隊を投入。多数の攻撃機を撃墜され、壊滅寸前にまで陥りながらもハットン隊長の急降下戦法にてみらいの左舷前側のAN/SPY-1D・左舷のECMSUPERBIRD衛星通信ドーム・127mm砲を破壊し、5名の死者と12名の負傷者を出す。そしてみらいからの警告を無視して再度攻撃隊を投入しようとするが、一発のトマホークミサイルを受け、撃沈される。 空母ワスプは9月15日ソロモン諸島周辺を軍事行動中、日本の潜水艦伊-19の魚雷3発を受け、撃沈される。
満州国首都新京で建国10周年記念パレードが開催され、その最中に満州国軍航空隊長・安藤上校(大佐)の一式戦闘機による皇帝・愛新覚羅溥儀を狙った暗殺未遂事件が発生。関東軍総司令官・梅津美治郎陸軍大将は直ちに満州全土に戒厳令を発動する。 満州国の建国10周年記念パレードは何も起こらず、無事に終了する。
角松、如月の計らいで元海軍軍医の家に匿うも、満州国皇帝・溥儀は草加に発見される。当初は彼の口車に乗せられて拳銃自殺を図るが恐怖心で出来ず、止む無く草加に発砲するも失敗。それがもとで彼のモーゼルで射殺される。彼の死で関東軍はさらに戒厳令下の満州の治安を維持すべく、中国戦線から兵力を引き抜かざるを得なくなり、次第に戦線は縮小されていく。世間での溥儀の死因は病死と公表される。 溥儀は戦後中国の首都北京1967年まで生き延びる。
日本軍の半年早いガダルカナルからの撤退後、米軍のアリューシャン奪還作戦も半年早く開始される。やがて日本軍アッツ&キスカ両守備隊の撤退支援に来たみらいと米陸軍第七歩兵師団の上陸を支援するトーマス・C・キンケイド少将率いるノースカロライナ級戦艦ノースカロライナを中心とした米艦隊との間で海戦が繰り広げられる。
みらいはニューオーリンズ級重巡サンフランシスコの同士討ちを受けたアトランタ級軽巡アトランタとの衝突やソーラーマックスから来る磁気嵐に遭いながらもノースカロライナを大破させたことで米軍を打ち破り、アッツ・キスカからの撤退を成功させる。
日本軍アッツ守備隊は増援を受けながらも米軍に追い詰められ、玉砕する(詳しくはアッツ島の戦いを参照。)。
キスカ守備隊は濃霧の最中で撤退に成功する(詳しくはキスカ島撤退作戦を参照。)。
ノースカロライナ級戦艦ノースカロライナは空母ワスプと同時に伊-19の魚雷を受け、大破する。
米艦艇の間で起きた同士討ちは第三次ソロモン海戦で起こっている。
長距離高速実験機A-26は山本五十六の計らいで1942年11月頃にシンガポールから飛び立ち、ポツダム飛行場に降り立つ。また、コペンハーゲンウラン235を入手し、自分の部下である津田の名を騙った草加を乗せて満州国の首都・新京へ向かう。 A-26は1943年7月7日に飛んだが、セイロン島上空で消息を絶つ。消息不明の原因は未だ明らかになっていない。
朝日新聞記者・田中英人と偽ってA-26で訪独団員の一人としてドイツに着いた海軍大尉・津田一馬はドイツ国防軍防諜部将校のカール・フォン・シュタイナー大佐と共に訪独団の謁見式が行われる空母グラーフ・ツェッペリンにてアドルフ・ヒトラー総統暗殺を試みるも失敗。シュタイナーは死亡するが、これを機にベルヒテスガーデンにある別荘・ケールシュタインハウスにてヒトラーとの接触に成功。二人きりになったところで暗殺を試みるが、親衛隊にバレて失敗。負傷し草加に救助されるも、息を引き取る。遺体はザルツブルグの街が見えるモミの大木に埋葬される。
他の訪独団員もゲシュタポから彼の暗殺計画に関して背後関係を問われるも、嫌疑不十分で全員釈放。ドイツ当局は田中(津田)の暗殺計画を表沙汰にせず、消息が掴めぬまま「訪独団員1名病死」として処理した。
ヒトラー暗殺計画はいくつかあったが、その中で日本人による暗殺計画は一つも無い。
大日本帝国陸軍予備役中将・石原莞爾は草加の歴史改変計画いわゆる「ジパング」創立に賛同すべく、甘粕正彦の計らいで行われた東條英機との和解交渉で建前上、自ら折り曲げる形で成立させる。その後は支那派遣軍参謀長として現役復帰し、南京に駐留する。
その交換条件としてFS作戦の一環として侵攻していたニューギニアから陸軍の撤退が開始され、ティルトウィング機海鳥は夜間にてポートモレスビーにある米軍のセブンマイルズ飛行場を空撮。みらいはECMによる電波妨害でレーダー及び通信網を遮断することで日本軍はラバウルから一式陸攻を中心とした攻撃隊によってセブンマイルズを奇襲攻撃し、成功を収める。だが、陸軍兵力を乗せた輸送船団がダンピール海峡を越える時点で事前にラビ飛行場に移された対みらい特務機関セクションS航空隊の出現によりみらいは後方を集中的に狙った反跳爆撃に晒されるも、海鳥の捨て身の防戦やCIWSの迎撃で危機を乗り越え、辛うじて撤退作戦を成功させる。
甘粕の計らいで行われた石原と東條との和平交渉は石原が東條を罵倒した形で決裂し、2人の確執は最後まで解消されることはなかった。また、石原も終戦まで予備役のまま過ごした。
1943年3月2日から3日にかけてダンピール海峡ではニューギニアに侵攻中の陸軍兵力の増援を目的とした輸送船団が米陸軍航空隊の反跳爆撃によって護衛の駆逐艦と共に撃沈され、補給路を断たれる。
(詳しくはビスマルク海海戦を参照。)
連合艦隊、軍令部の意向に関係なくトラックから約2年早く撤退し、パラオ及びマリアナ諸島まで絶対国防圏を縮小させる。 トラックからの撤退は1944年に起こったトラック空襲により行われた。
山本五十六は1943年の4月18日のラバウルで米軍の空襲に遭遇。自身は7時45分に自分が死ぬことを悟りながら防空壕に避難する。空襲後、時間が過ぎたこともあって戦況を視察。その途中、撃墜された米爆撃機B-25を見つけて接近し、中にいた米兵の遺体を弔っていたところをもう一人いた米兵の銃撃に倒れる。9時45分、死亡が確定。死の時間から空白地帯を歩みだしたわずか2時間後のことだった。 山本五十六は一式陸攻で前線視察中、ブーゲンビル島上空にて米戦闘機P-38の攻撃を受け、戦死する(後に元帥に特進)。
(詳しくは海軍甲事件を参照。)
戒厳令下の満州国の治安維持を口実とした日本陸軍の中国戦線からの撤退後、石原莞爾は数名の部下と共に中国共産党が拠点としている陝西省延安に向かい、中国共産党指導者・毛沢東と接触する。石原は日本軍の早期撤退後に起きる国共合作の崩壊と草加の策略による日本海軍のインド洋攻略での援蒋ルート破壊を予期した上で共産党が有利になる様、極秘裏に支援することを毛に約束させる事で、交渉を成立させる。
やがて、二人の密会はジャーナリストを装ったイギリス諜報機関・SIS工作員の撮影した写真によってフランクリン・ルーズベルト米大統領及びコーデル・ハル国務長官に知られ、マリアナ決戦を決意させることとなる。
国共合作崩壊とそれによる国共内戦は戦後に勃発し、結果は中国共産党が勝利する。無論、石原と毛との密談は行われていない。
角田覚治少将率いる飛鷹型空母隼鷹を旗艦とした空母機動部隊によるインド洋攻略(YZ作戦)が1943年の7月に行われる。セイロン島奇襲攻撃には英軍基地壊滅と共に制海権の掌握に成功するが、ベンガル湾方面(チッタゴンダッカ)奇襲攻撃には英印軍航空隊に先を読まれて失敗し、第50航空戦隊旗艦である空母龍驤を撃沈され、択捉型海防艦佐渡や若竹型駆逐艦若竹を大破される。ボンベイではインド人らの反英感情を煽らせることに成功したことで、草加から事前に知って賛同した自由インド仮政府指導者のスバス・チャンドラ・ボースはインド独立への本土攻撃に取り掛かる。
欧州戦線で独伊相手に手一杯なウィンストン・チャーチル英首相は日本軍打倒をアメリカに要請。フランクリン・ルーズベルト米大統領は援蒋ルート遮断も相俟って戦力がまだ整っていない太平洋艦隊をマリアナ諸島に出撃させる。
日本海軍によるインド洋侵攻はマダガスカルの戦いなどがあり、日本陸軍によるインド侵攻も行われ、こちらは失敗に終わる
(詳しくはインパール作戦を参照。)。空母龍驤は第二次ソロモン海戦で撃沈されている。
南京で支那派遣軍参謀長・石原と元満鉄調査員・吉村と物理学者・倉田の3人でウラン235とマンハッタン計画の情報で原爆が製造される。
途中で角松・米内光政海軍予備役大将の要請を受けた如月&梅津によって倉田が人質に取られ、製造場所であるポルトガル船のルイス・フロイス号の船長室に立て篭もるという事態が発生。石原が歩兵中隊を派兵するも膠着状態が続き、伏見型砲艦伏見までもが臨検を求めて出没し、止む無く船を自沈させる。
ウランは無事だったものの、材料喪失のおかげで航空機の搭載量を超えた原爆が完成してしまい、止む無く輸送船に紛れ込んでサイパンまで移送する。
やがて原爆は大和型戦艦大和の後部主倉庫に秘密裡に搭載され、マリアナ戦では日米戦艦同士による夜戦の真最中に大和で多くの乗員が戦闘糧食に混入されていた抗てんかん薬フェノバルビタールを盛られ、皆が衰弱している隙に約300名で構成された反乱乗員の手で掌握される。その後、大和はサイパン上陸を目的とした米陸軍・海兵隊の統合部隊を乗せた輸送船団の壊滅に向けて艦隊から離脱し、独航を開始。その途中、先の夜戦で大破漂流中の米グリーブス級駆逐艦リヴァモアとの衝突やみらいの127mm砲で測距儀及び射撃指揮所等を破壊されながらも三式弾にてみらいのイージスシステムを破壊するが、哨戒ヘリSH-60Jからハンドアローでボイラーを攻撃され、停止する。しかし、修復作業によってボイラーの一部が復旧し、航行を再開する。
やがて、原爆の時限装置が発動し、大和は草加と角松の両名を残したまま米戦艦群の砲撃に晒される。
南京での原爆製造計画は無いが、陸軍では仁科芳雄を中心としたニ号研究が、海軍では荒勝文策を中心にF研究が行われるも、ニ号研究はウランを十分に濃縮出来ることなく空襲で研究所を失い、F研究は理論だけで実施できず、両方とも机上の空論で終わる。
(詳しくは日本の原子爆弾開発を参照。)
米軍のギルバート諸島反攻戦に備え、帝国海軍の要請を受けたみらいは撤退した後のタラワ・ベチオ島で米軍を欺くための任務に就き、主に米軍に虚偽の情報を乱発するための作戦に出る。結果、作戦は成功し、みらいの日本軍に関する偽情報に欺かれたレイモンド・スプルーアンス中将率いる米海軍第5艦隊はもぬけの空となったベチオ島に砲爆撃を加えて占領したものの、大量の弾薬と燃料を浪費する。 米軍のギルバート諸島攻略に於いてマキン・タラワでは日米両軍の間で激戦が繰り広げられ、両方の守備隊は玉砕する。
(詳しくはマキンの戦いタラワの戦いを参照。)
1943年12月12日6時30分、サイパン上空で古賀峯一大将率いる日本海軍連合艦隊とレイモンド・スプルーアンス中将率いる米海軍第5艦隊の両空母航空隊が空中戦を開始。
日中は航空機による戦闘が行われる。この際、日本軍は要塞化したサイパンから航空機を発進させる、日没時に翔鶴型空母瑞鶴から発艦した攻撃隊を夜間にサイパンのアスリート飛行場に着陸させるなどの作戦を取る。米軍はヨークタウン級空母エンタープライズ及び戦艦1隻・巡洋艦3隻・駆逐艦2隻の損害。日本軍は翔鶴型空母翔鶴等の損害。大和型戦艦大和は一発の魚雷を受けるが戦闘に支障なし。
19時5分、連合艦隊司令部・旗艦が大和型戦艦武蔵から大淀型軽巡大淀に移される。
日本軍、空母群を退避させ武蔵・大和を中心とした戦艦群で米陸軍・海兵隊のサイパン上陸統合部隊を乗せた輸送船団に向けて出撃。米軍はレーダーにて連合艦隊の接近を察知し補給を中断、輸送船団を分離してアイオワ級戦艦アイオワを中心とした戦艦群で対抗する。
日本軍は接近戦に持ち込む為、水偵・零観を使いチャフ回廊を形成、レーダー機能を無効化する。その後両艦隊の接近、水偵・零観による米艦隊の発見により、日本軍は砲撃と駆逐艦による酸素魚雷を用いた雷撃を行うも結果は五分五分に終わり、更には米輸送船団に向けて反乱乗員による大和の独航とそれを追うみらいの追撃戦もあって戦況は膠着状態となる。
マリアナ沖海戦は1944年6月19日に開始。日本軍はサウスダコタ級戦艦サウスダコタ及びインディアナエセックス級空母バンカーヒルとニューオーリンズ級重巡ミネアポリスを損傷させ、約120機程の航空機を撃墜する等の善戦を挙げる。しかし、ガトー級潜水艦によって空母大鳳及び翔鶴型空母翔鶴を、米第38任務部隊から発進した航空隊によって飛鷹型空母飛鷹を撃沈される。
さらに空中戦では日本軍側は小沢治三郎中将発案のアウトレンジ戦法を利用して対抗するも、米軍側はレーダーを用いた航空機及びVT信管を用いた対空砲火によって日本軍の航空機の大半は次から次へと撃墜される(日本軍側の搭乗員の練度不足も否めない)。
また、サイパン島グアム島テニアン島も守備隊が玉砕し、米軍に占領されたことで絶対国防圏は事実上崩壊し、後に米軍はそこから爆撃機B-29による軍・民無差別の日本本土空襲を行うことになる。

(詳しくはマリアナ沖海戦を参照。)

[編集] アニメ

[編集] キャスト

[編集] スタッフ

  • 原作:かわぐちかいじ(講談社刊『モーニング』連載中)
  • 監督・シリーズ構成:古橋一浩
  • メインライター:竹田裕一郎
  • メインキャラクターデザイン:馬越嘉彦
  • サブキャラクターデザイン:森本浩文
  • メカニックデザイン:小原渉平、西中康弘
  • プロップデザイン:沢村亨
  • 設定考証:岡本英樹(アナクロニズム84)
  • 美術監督:坂本信人
  • 色彩設計:松本真司
  • 撮影監督:川口正幸
  • 3D監督:馬場就大
  • 音楽:佐橋俊彦
  • 音響監督:平光琢也
  • プロデューサー:高野阿弥子、辻洋、磯山敦、成毛克憲、渡辺正弘、野口和紀
  • アニメーションプロデューサー:飯島浩次
  • アニメーション制作:スタジオディーン
  • 製作:TBS、チームみらい(ジパング製作委員会)
  • 著作:(C)かわぐちかいじ/講談社・TBS・チームみらい

[編集] 主題歌

オープニングテーマ『羅針盤』
作詞:増田博長・本田光史郎、作曲:増田博長、編曲:AUDIO RULEZ・藤井丈司、歌:AUDIO RULEZ
エンディングテーマ『君を見ている』
作詞・作曲・編曲・歌:BEGIN

[編集] 各話リスト

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1 みらい出港 竹田裕一郎 古橋一浩 則座誠 森本浩文
2 ミッドウェー 吉田俊司 波風立流
3 漂流者 山名隆史 森下昇吾
4 みらいの戦闘 平向智子 森本浩文
5 草加の選択 則座誠 波風立流
6 攻撃命令 古橋一浩 吉田俊司 笠原彰
7 マレー鉄道 ユキヒロマツシタ 森下昇吾
8 追跡者 そえたかずひろ 山名隆史 森本浩文
9 デッドライン こでらかつゆき 筑紫大介 波風立流
10 交流 吉田俊司 笠原彰
11 ガダルカナル島 又野弘道 森下昇吾
12 サジタリウスの矢 竹田裕一郎 又野弘道 則座誠 森本浩文
13 黄金の国 ユキヒロマツシタ 野口和夫
14 激突! 山中英治 剛田隼人 笠原彰
15 生者と死者 西村博之 吉田俊司 森下昇吾
16 岡村少佐の意志 又野弘道 森本浩文
17 ジパング胎動 古橋一浩 こでらかつゆき 山名隆史 森下昇吾(キャラ)
清水貴子(キャラ)
小原渉平(メカ)
18 再会 ユキヒロマツシタ 剛田隼人 笠原彰
小原渉平(メカ)
練馬空技廠(メカ)
19 もうひとつの参謀本部 田頭しのぶ 吉田俊司 田頭しのぶ(キャラ)
小原渉平(メカ)
練馬空技廠(メカ)
20 伊-21号 山中英治 則座誠 森本浩文
小原渉平(メカ)
練馬空技廠(メカ)
21 1対40 村木靖 剛田隼人 波風立流(キャラ)
小原渉平(メカ)
練馬空技廠(メカ)
22 警告 古橋一浩 又野弘道 森下昇吾
小原渉平(メカ)
練馬空技廠(メカ)
そえたかずひろ(メカ)
23 ワスプ撃沈 ユキヒロマツシタ 吉田俊司 笠原彰(キャラ)
小原渉平(メカ)
練馬空技廠(メカ)
24 死者と生者 竹田裕一郎 こでらかつゆき 又野弘道 森本浩文
小原渉平(メカ)
練馬空技廠(メカ)
25 帰還 田頭しのぶ 岡本英樹 森下昇吾(キャラ)
小原渉平(メカ)
練馬空技廠(メカ)
26 戻るべきところ 古橋一浩 剛田隼人 馬越嘉彦
小原渉平(メカ)
練馬空技廠(メカ)

[編集] 放送局

この節は執筆の途中です この節は執筆中です。加筆、訂正して下さる協力者を求めています
放送地域 放送局 放送期間 放送日時 備考
関東広域圏 TBS 2004年10月7日 - 2005年3月31日 木曜 25:25 - 25:55 制作局
宮城県 東北放送 2004年10月16日 - 2005年4月9日 土曜 26:10 - 26:40
福岡県 RKB毎日放送 土曜 26:45 - 27:15
北海道 北海道放送 2004年10月18日 - 2005年4月11日 月曜 26:05 - 26:35
近畿広域圏 毎日放送 2004年10月30日 - 2005年4月23日 土曜 25:55 - 26:25
(「アニメシャワー」枠内)
日本全域 ANIMAX 制作参加
CS放送CATV

TBS制作の深夜アニメとしては、アニマックスも制作参加していた唯一の例である。ただしTBS制作・放映の深夜アニメ作品としては珍しくBS-iでの放映が未だに無い。また、中部日本放送でも未ネットである。

また、自衛隊が舞台のアニメであるにもかかわらず、軍港都市を持つ長崎県広島県では放送されなかった(長崎県の一部ではRKBが区域外受信可)。

2008年1月17日、インターネットポータルサイト・BIGLOBEにてネット配信が開始された。

[編集] 原作からの変更点

漫画版とは一部のシーン・ストーリーが変更になっている。また海上自衛隊の現職自衛官(防衛庁海上幕僚監部広報課や護衛艦等の乗員)が制作に携わっているため、不自然な場面はアニメではカット・修正されている。さらにアフレコにも現職自衛官が立会い、台詞などの不具合を修正した。しかしながら、一部には修正が行き届かなかったのか不自然な描写も存在する。

  • 第一話冒頭に、幼少期の角松が父と訪れた南太平洋の島で大戦の痕跡を目撃するシーン、角松、菊地、尾栗が幹部候補生学校を訪れ後輩たちに講義をするシーンが追加されている(後者は視聴者に対するメインキャラクター3人と護衛艦「みらい」の自己紹介の意味合いを持つ)[6]
  • 「みらい」が日米合同演習に出港する理由が、エクアドル紛争への威嚇目的からハワイ沖での単なる大規模演習に変更された。また、出港への抗議行動や回想シーンなどの民間人のセリフなど、自衛隊批判と取れる内容のものはカットされている。
  • 「みらい」の所属する第1護衛隊群旗艦が、「ゆきなみ」からしらね型護衛艦3番艦「DDH-145あおば」に変更された。
  • 「みらい」士官室にはだるまが置かれているが、これは群馬県高崎市にある自衛隊協力会が年末、横須賀基地の各部隊に配っているものである。
  • 原作の「護衛艦群」という誤った単語が「護衛隊群」に校閲された。
  • 正面に出現した戦艦「大和」に対する「みらい」の回避行動が海上衝突予防法に沿ったものになっている。
  • 草加が艦内で車椅子に乗っているシーンがカットされ、松葉杖に変更された。
  • 幹部(士官)から一般乗組員への命令・指示が、CPOを介して下されている。
  • 菊地が防衛大を退学しようとした際の回想で、制服から私服に着替えている。
  • 第7話の大使館でのパーティーで、原作では日独伊三国軍事同盟を表す各国旗が壁面に飾られていたがアニメでは独(ナチス)の旗だけカットされている。
  • 第26話の回想シーンで、1975年の横須賀で洋介の父洋一郎の勤務している艦が、護衛艦隊のはるな型護衛艦DDH-142ひえい」から、地方隊のちくご型護衛艦「DE-220ちとせ」に変更された。
  • 漫画版では識別帽に「DDH-182 mirai yokosuka」と記入されているが、アニメ版だと帽前章に変更されている[7][8]
  • 劇中で乗員が着用している作業服に原作では階級章がついていなかったが、アニメ版ではついている。
  • 飛行科員が着用する飛行服が原作のオレンジ色からグリーンへと変更されている。また、原作で描かれていたヘルメットの第341航空隊のマークが、アニメでは再現されていない。
  • アスロックを命令なしに発射してしまった米倉一尉は原作では責任を取って補給科に回されるが、アニメではそういった描写がない(第21話でもCICにいる)。
  • 「海鳥」の搭乗員である森の階級が三等海尉から二等海尉に変更されている。
  • 劇中の登場する架空の哨戒ヘリ「海鳥」のM197ガトリング砲は収納式になっていない。
  • マレー半島に向かうSH-60Jの機内の中で、草加と角松の会話がヘッドセットを介して行われている。
  • 劇中に登場する二式水戦零戦零式水観の機体色が、緑から、灰色へと変更されている[9]
  • 第2話で初めて戦艦「大和」を目の当たりにした尾栗が、「46センチのドでかい主砲塔が3門」と言っているが、砲塔の数量単位は「門」ではなく「基」であり、また46センチというのは9門ある各主砲の口径の数値であって、砲塔に関する数値ではない。
  • 第14話で柳が、「秒速4900ヤードのLRBMすら迎撃可能なみらいのシースパローなら...」と発言しているが、シースパローは個艦防衛用のミサイルで、対艦ミサイルや航空機迎撃が主任務で、ミサイル防衛には対応していない。
  • 第22話で、トマホークでのワスプ撃沈を具申した菊池に対して尾栗が、「沈めなくともハープーンで飛行甲板を破壊すれば…」と発言しているが、250マイル先のワスプに対して、射程60マイル強のハープーンでは明らかに射程が足りず、事態の緊急性を考慮しても、みらいがワスプをハープーンの射程に収めるまでワスプに接近するとは考えづらい。
  • 横須賀上陸が許可される際、原作では角松、菊池、尾栗はトレーニングをしていたがアニメでは士官室で服の整理をしている。
  • ハットンの乗ったドーントレスがみらいに衝突した際、破片となって吹っ飛んだ主翼がみらいの主砲の砲身を破壊しているがアニメでは故障しただけとなっている。また、イ号潜水艦が浮上した際には砲身をイ号に向けている。
  • マレー上陸時に梅津が角松に渡した拳銃がベレッタからシグサワーに変更されている[10]

[編集] 関連商品

解説本(著作者公認)
  • ジパング 羅針盤01 太平洋・戦闘編(講談社・2002)
  • ジパング 羅針盤02 マリアナ決戦編(講談社・2007)
  • ジパング 徹底基礎知識(講談社・2003)
  • 別冊宝島 ジパング パーフェクトBOOK(宝島社・2002)
ゲーム
模型
  • ピットロード『1/350ヘリコプター搭載イージス護衛艦DDH-182みらい』
  • ピットロード『1/700ヘリコプター搭載イージス護衛艦DDH-182みらい』
  • エフトイズ『ジパング大図鑑 イージス護衛艦「みらい」』(約1/1400スケール)
  • エフトイズ『ジパング大図鑑 多目的偏向翼機「海鳥」』(1/144スケール)
  • エフトイズ『ジパング大図鑑 二式水上戦闘機』(1/144スケール)
  • エフトイズ『ジパング大図鑑 米軍航空母艦ワスプ」』
  • エフトイズ『ジパング大図鑑 伊号第21潜水艦
  • 講談社『MODEL SHIP みらい』(1/300スケールのペーパークラフト。2002年発売。書籍扱い)

[編集] 他作品との類似性

アメリカ映画『ファイナル・カウントダウン』や豊田有恒『異聞・ミッドウェー海戦』との類似性がしばしば指摘される。現役の軍用艦艇が、タイムスリップして第二次世界大戦の太平洋戦場にあらわれるというあたりは、確かに酷似している(特に後者では、同じく海上自衛隊の護衛艦である「くらま」が、本作の「みらい」と同様にミッドウェー海戦に介入する)。

しかし、『ファイナル・カウントダウン』は、結局歴史を変えることができなかった。タイムスリップものの多くは、タイム・パラドックスの問題に直面し、歴史を変革することはできない(あるいは変革しようとしても収斂してしまう)といった流れとなっている。

その点、『ジパング』は、歴史を変えることを志しており、実際に歴史を変えつつあるというところで、「ファイナル・カウントダウン」や、過去の多くのタイムマシン・タイムスリップものとは異なるという特徴がある。物語序盤においてバタフライ効果について言及され、ある時代に未来から当時の技術力ではありえない兵器や今後の歴史を知る人間が現れたことが歴史に大きな影響を与える可能性が語られており、この作品がそうした「タイムスリップの結果おこる影響」を根幹にすえた歴史改変ものであることを示唆している。

もちろん、歴史を変革することを志した作品は、『ジパング』が最初のものではなく、架空戦記のジャンルに含まれる。ただ多くの作品が、現代の兵器が過去の兵器を圧倒するストーリーであるのに対し、アメリカ軍の兵器で「みらい」が大きなダメージを受け、また補給や整備も必要である点など超越的な存在ではなく、あくまで現実的な存在として描かれている点は注目できる(むしろミサイルやレーダーなどは第二次世界大戦時点ではオーバーテクノロジーであるがゆえに、補給や修理などが制限される)。その意味では自衛隊タイムスリップものの嚆矢といえる半村良戦国自衛隊』に近いスタンスである。

MISTERジパング』などのタイトルの類似、タイムスリップにより歴史を変えるなどの共通点もある。

[編集] 脚注

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  1. ^ ネーム上ではそのように具体的日付が伏せられているが、「みらい」艦内のカレンダーの日付を追うことで、出航日が2004年6月2日水曜日であることがわかると、別冊宝島『ジパング パーフェクトBOOK』(宝島社・2002)が指摘している。また、この当時横須賀を母港としていたイージス護衛艦は、きりしまのみである。
  2. ^ これは、かわぐちの前作『沈黙の艦隊』で、艦容が未発表だったシーウルフ級原子力潜水艦の想像図として原子力潜水艦やまと」や「アレキサンダー」「キング」が描かれた例と同様である。
  3. ^ 旧「みらい」は「近隣諸国への配慮」により、満載排水量であっても10000tを越えないようにする制限が厳命されていた。
  4. ^ 近年、アメリカ海軍で導入が検討されている一セル4発装填型。
  5. ^ 劇中では冷却装置がなく、射程距離及び連射速度はオリジナルに比べ性能落ちは免れないとの描写がある。
  6. ^ ただ、尾栗や角松のせりふ、幹部候補生学校が舞台であることなどから、外伝「至誠に悖るなかりしか」をもとにしていると思われる。
  7. ^ 別冊宝島『ジパング パーフェクトBOOK』の解説による。
  8. ^ ただし、片桐、佐竹、森、桃井などはアニメ版でも識別帽を着用しているシーンがある。しかし、アニメでの識別帽では、原作での「DDH」の部分に、実際の海自の護衛艦の識別帽と同じく「JDS」(Japan Defence Shipの略)と刺繍されている。
  9. ^ 史実でも海軍機が緑に塗装されることはあったが、大戦末期の話で、劇中の時期は、灰色に塗装されていた。
  10. ^ 前者は米軍の制式拳銃で、後者は自衛隊の制式拳銃である。

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

TBS 木曜25:25枠
前番組 番組名 次番組
不明
ジパング
鋼の錬金術師(再放送)
講談社漫画賞一般部門
第25回 平成13年度
20世紀少年
浦沢直樹
第26回 平成14年度
ジパング
かわぐちかいじ
第27回 平成15年度
天才柳沢教授の生活
山下和美

最終更新 2009年11月22日 (日) 18:16 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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