ジャパンカップダート

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ジャパンカップダート
開催地 阪神競馬場
施行日 2009年12月6日
格付け GI
1着賞金 1億3000万円
距離 ダート1800m
出走条件 サラブレッド系3歳以上(国際)(指定)
負担重量 3歳56kg、4歳以上57kg
(牝馬2kg減)
第1回施行日 2000年11月25日
  

ジャパンカップダートJapan Cup Dirt)とは日本中央競馬会(JRA)阪神競馬場ダート1800mで施行する中央競馬重賞GI競走(国際招待指定)である。2000年から2007年2002年を除く)までは東京競馬場のダート2100mで施行されており日曜日に開催したジャパンカップと共にジャパンカップウィークを形成していた。

ジャパンカップダートの1着賞金1億3000万円は日本の全ダート競走の中で最高賞金額である。

外国から当競走に出走する場合には競走馬の輸送費、滞在に要する厩舎や飼料にかかる費用、馬主、調教師、騎手、厩務員(馬主、調教師、騎手についてはその配偶者も含む)の交通費や宿泊費はJRAが全額負担する。このような遠征に要する諸費用の負担を外国からの全出走馬に行う競走は日本ではこのほかに中山グランドジャンプジャパンカップがある。世界ではドバイミーティングドバイワールドカップなど)、香港国際競走がある。なお、外国招待馬は8頭まで出走可能である。2008年からジャパン・オータムインターナショナルに指定されている。また、一定の実績を持って参戦した外国招待馬が3着以内に入着した場合に褒賞金が支給される制度がある[1]

目次

[編集] 概要

第2回ジャパンカップダート(2001年11月24日 クロフネ優勝)

JRAにおける最初のダートGI競走は1997年に昇格したフェブラリーステークスであったが中距離の交流GIである帝王賞東京大賞典での熱戦、ドバイワールドカップブリーダーズカップ・クラシックの隆盛により中央競馬においてもダート競走の主流である2000m級の距離によるダート国際競走を望む声が高まり、2000年にジャパンカップダートが創設された。略称はJCD(JはJAPAN、CはCUP、DはDIRTのそれぞれの頭文字)。

しかしながら、世界のダート競走の主流が2000mであるにもかかわらず2100mという半端な距離で(JRAではダート2000mというコースが阪神競馬場以外にない)スタートから第1コーナーまでが短めで競走馬の能力以外の有利不利があることなどがこのレースの欠点となっている。またダートが主流のアメリカでは赤土のようなスピードの出やすいダートが主流だが、日本のダートはスピードが出にくい。2007年に来日したスチューデントカウンシルは時計のかかる馬場向きと見てBCクラシックを回避して、このレースに出走した経緯がある[2]。そのため2008年からはジャパンカップの翌週の日曜に移動し、阪神競馬場のダート1800m[3]で施行される(関西初の国際招待GIとなる)。これに伴い、一部の競走日程が変更されている[4]。ちなみに、阪神競馬場ではダートのオープン特別は2009年には9競走編成されているが、1800mで施行されるのはこの競走のみである(他は1400mが5競走、2000mが3競走)。

世界各国の一流馬が登録することこそあるものの開催時期が北米勢(およびクールモアグループなど一部の欧州勢)にとっての最大目標であるブリーダーズカップ・クラシックの後ということだけあって、実際に出走することは皆無である。

ただし近年、アメリカのダートコースにも変化が見られるようになりオールウェザーの競馬場も増えたことから、スピードの必要なアメリカ特有のダートに適性がない馬がこのレースを選ぶこともある。また1800mという距離で施行されるため、今後は中距離馬とマイル馬の両方が出走し易くなっている。ただし日本馬のレベルの向上と、アメリカ勢の惨敗が続いているためアメリカの競馬関係者の中にはジャパンカップダートに出走すること自体が無謀という考えも多くあるうえに[2]、アメリカの競馬場は全て左回りであることから今後このレースの外国の有力馬が増えるかどうかは微妙である。

なお、ファンファーレは創設以来テープ演奏であったが2004年から2006年までと2008年は生演奏で行われた。また2007年まで(ジャパンカップと同日開催となった2004年は除く)平地のGI競走では数少ない、土曜日に施行されていた競走である[5]

正賞は日本馬主協会連合会会長賞、全国公営競馬馬主連合会会長賞、地方競馬全国協会会長賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞。

[編集] 主な前走

以下はジャパンカップダートに出走する競走馬の主な前走。

競走名 格付 団体 施行競馬場 施行距離
1 JBCクラシック 統一JpnI 地方 持ち回り ダート1800m - 2100m[6]
2 武蔵野ステークス GIII 中央 東京競馬場 ダート1600m
3 ブリーダーズカップ・クラシック G1 アメリカ 持ち回り ダート10f

[編集] 歴史

  • 2000年 - 東京競馬場のダート2100mの4歳(現3歳)以上の国際招待指定競走の定量のGI競走「ジャパンカップダート」として創設(創設当初の外国馬の招待枠は6頭まで)。
  • 2001年
    • 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「4歳以上」から「3歳以上」に変更。
    • 外国馬の招待枠が8頭に拡大。
    • 日本のクロフネがダート2100mの世界レコード2.05.9で勝利。
  • 2002年 - 東京競馬場の改修工事により中山競馬場のダート1800mで施行。
  • 2003年 - アメリカのフリートストリートダンサーが外国調教馬として史上初の制覇。
  • 2004年 - ゴールデンジュビリーデーに伴い当年に限りジャパンカップと同日開催。
  • 2005年 - 武豊が騎手として当競走初の連覇。
  • 2006年 - 外国馬が1頭も参戦しなかった。
  • 2007年 - 石坂正が調教師として当競走初の連覇。
  • 2008年
  • 2009年 - JRAプレミアムの対象レースとなる予定。

[編集] 歴代優勝馬

回数 施行日 調教国・優勝馬 性齢 勝時計 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 2000年11月25日 日本の旗ウイングアロー 牡5 2:07.2 岡部幸雄 南井克巳 池田實
第2回 2001年11月24日 日本の旗クロフネ 牡3 2:05.9 武豊 松田国英 金子真人
第3回 2002年11月23日 日本の旗イーグルカフェ 牡5 1:52.2 L.デットーリ 小島太 西川清
第4回 2003年11月29日 アメリカ合衆国の旗フリートストリートダンサー 騸5 2:09.2 J.コート D.オニール T.レザーマン
第5回 2004年11月28日 日本の旗タイムパラドックス 牡6 2:08.7 武豊 松田博資 (有)社台レースホース
第6回 2005年11月26日 日本の旗カネヒキリ 牡3 2:08.0 武豊 角居勝彦 金子真人ホールディングス(株)
第7回 2006年11月25日 日本の旗アロンダイト 牡3 2:08.5 後藤浩輝 石坂正 (有)キャロットファーム
第8回 2007年11月24日 日本の旗ヴァーミリアン 牡5 2:06.7 武豊 石坂正 (有)サンデーレーシング
第9回 2008年12月7日 日本の旗カネヒキリ 牡6 1:49.2 C.ルメール 角居勝彦 金子真人ホールディングス(株)

[編集] 記録

  • レースレコード
2:05.9(第2回優勝馬 クロフネ) - 東京 ダート2100m
1:49.2(第9回優勝馬 カネヒキリ) - 阪神 ダート1800m
  • 2着との最大着差:7馬身(第2回優勝馬 クロフネ)

[編集] 注釈

  1. ^ 「ジャパン・オータムインターナショナル」の勧誘策を強化 日本中央競馬会
  2. ^ 週刊Gallop 2007年11月25日号。
  3. ^ 2007年11月20日のサンケイスポーツによると阪神の2000mダートはスタートが芝コースとなる関係もあり、1800mでの開催になったのではと考えられている。
  4. ^ 阪神ジュベナイルフィリーズが12月第2週目、朝日杯フューチュリティステークスが12月第3週目にそれぞれ変更となった。また、ジャパン・オータムインターナショナルシリーズに指定されることになる。
  5. ^ 例えば2002年NHKマイルカップ5月5日大国魂神社の祭事と重なるため5月4日土曜日に施行されたほか、天皇賞(春)4月29日の固定開催だった1989年に土曜日開催となった。
  6. ^ 開催競馬場により設定可能な距離が異なるため。もっとも短い船橋競馬場(2010年開催予定)で1800m、以下園田競馬場(2008年)1870m、名古屋競馬場(2005年、2009年)1900m、大井競馬場(2001年、2003年、2004年、2007年)・盛岡競馬場(2002年)2000m、川崎競馬場(2006年)2100m。

[編集] 関連項目

最終更新 2009年11月22日 (日) 10:56 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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