ジャポニカ種
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ジャポニカ(japonica)は、イネの品種群の一つ。イネの栽培品種にはアフリカイネ(Oryza glaberrima)とアジアイネ(Oryza sativa)があり、アジアイネはさらに生態型によってインディカおよびジャポニカに分類される。ジャポニカはさらに、温帯ジャポニカと熱帯ジャポニカ(ジャバニカ)に分けられる。
ジャポニカとインディカの系統進化的な分岐は栽培化以前(7000年以上)とされ、それぞれ独自に野生イネ(Oryza rufipogon)より栽培化されたものと考えられている(インディカは一年生野生イネOryza nivaraから栽培化されたという説もある)。栽培地域が地理的に隔たっていたため、両系統の遺伝情報に多くの変異が蓄積されており、二代雑種においては生殖的隔離が見られる。近年、出土遺体のDNA解析によって、ジャポニカ種が長江流域で栽培化されたことが分かっている。
農業生物資源研究所の井沢毅らのグループによる稲品種の遺伝子変化の調査によると、ジャポニカイネの起源がインドネシアやフィリピンなど東南アジアにあり、ジャポニカ稲の起源には「中国長江説」や「アッサム(インド)雲南(中国)説」があるが、中国の稲もジャポニカ稲と同じような遺伝子変化をたどっているという研究結果が伝えられている[1][2]。
インディカとジャポニカは籾の粒型によって分けられるという認知が広く浸透しているが、ジャポニカ種には長粒品種と短粒品種が混在しており、短粒品種をジャポニカとする従来の認知は訂正される必要がある。
日本に稲作が伝来した経緯については稲作の項を参照のこと。
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[編集] 特徴
米粒は円形で中粒もしくは短粒の形状である。主成分であるデンプン中のアミロース含量がインディカに比べ低めでアミロペクチン含量が高めである。炊くと水分を多く含むため、ふんわりと柔らかく、つやが出る。独特の弾力と粘り気はインディカにはない大きな特徴である。よく噛むことで甘みが増す。日本では炊いた米(飯)の食味は人々に好まれ、主食としておかずと独立して食べる習慣が出来、また冷めても味質が劣化しにくい事から、おにぎり、寿司、弁当といった日本の米食文化の発展を促した。
寒冷な気候に比較的強く、インディカに比べて冷害も少ない。日照時間が比較的長い温帯ないしは寒冷地に適している。 日長特性があり典型的な短日植物で、開花期の極端な高温(摂氏36℃前後)に曝されると受粉障害を起こすため、逆に熱帯での栽培は難しい。
[編集] 生産地
日本型イネとも言われるジャポニカは、日本や朝鮮半島、中国東北部、台湾北部(中国・台湾人が主に食べているのはジャポニカである)、またオーストラリアの南東部やアメリカ西海岸で栽培されている。北緯30度以北及び南緯30度以南で主に栽培されている。日本国内では品種改良が進み、さまざまな品種が栽培されている。代表的な品種については、イネの品種参照。
[編集] 生産量
世界のコメ生産量約5億トンのうち、15%に満たない。
[編集] 脚注
[編集] 関連項目
最終更新 2009年5月26日 (火) 00:37 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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