ジャンク (船)

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宋代(13世紀)のジャンク船

ジャンク戎克: Junk)は、中国における船舶の様式の1つ。古くから用いられきた木造帆船だが、物資・貨客の輸送業務においては、19世紀以降蒸気船が普及したことにより衰退した。独特のスタイルは絵画写真の題材として好まれており、今日では観光用として用いられている。

中国語の「船(チュアン)」が転訛したマライ語の「jōng」、更にそれが転訛したスペイン語ポルトガル語の「junco」に由来するとされる。漢字では「戎克」と表記するが、これは当て字に過ぎない。中国語では「大民船」、または単に「帆船」という。

船体中央を支える構造材である竜骨(キール)が無く、船体が多数の水密隔壁で区切られている。また、横方向に多数の割り竹が挿入された帆によって、風上への切り上り性に優れ、一枚の帆全体を帆柱頂部から吊り下げることによって突風が近づいた時などに素早く帆を下ろすことを可能にしている。この二つが大きな特徴である。河川や沿岸を航行する小型のものから、400総トン程度で耐波性に優れた大型の外洋航行用のものもある。

代には、鄭和(てい わ、1371年 - 1434年)によって遠征航海が行われ、セイロンアラビア半島アフリカ大陸東岸などに到達した。

ジャンクによる海洋交易網は代以降発展し、天津福建などを中核に、東シナ海、南シナ海、インド洋にまで張りめぐらされ、中国の経済発展に大いに貢献した。 また、日本においても唐船という名で建造されていた。

ウィキメディア・コモンズ

最終更新 2009年11月5日 (木) 09:52 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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