ジュネーヴ

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ジュネーヴ
Genève
スイスの旗
基礎自治体(commune)
位置
ジュネーヴの位置の位置図
ジュネーヴの位置
座標 : 46°12′0″N, 6°9′0″E
行政
スイス
  (Canton)
Wappen des Kantons Genf
ジュネーヴ州
  (District) -
 基礎自治体(commune) ジュネーヴ
地理
面積  
  基礎自治体(commune) 15.86km2(6.1mi2
標高 375m(1,230ft
人口
人口 (2007年現在)
  市域 185,723人
    人口密度   11,710人/km2(30,330人/mi2
その他
等時帯 中央ヨーロッパ時間UTC+1
夏時間 中央ヨーロッパ夏時間UTC+2
郵便番号 1200
市外局番 6621
公式ウェブサイト : http://www.ville-geneve.ch/

ジュネーヴ(仏:Genève)はスイス西部、レマン湖の南西岸に位置する都市フランス語圏に属し、ジュネーヴ州の州都である。

目次

[編集] 概要

レマン湖畔から大噴水を遠望する
サロン・アンテルナショナル・ド・ロト

人口は約18万人(2003年)、面積は15.86平方キロメートル、標高は373メートル。チューリッヒに次ぎスイス第2の都市。

三日月形のレマン湖の南西側の角を取り囲むように広がり、サレーヴ山(Mont Salève)、ジュラ山脈等の山地に囲まれる。市内をアルヴ川ローヌ川が流れる[1]

第二次世界大戦前には国際連盟の本部が置かれ、現在も、国際連合の諸機関等の多くの国際機関が所在する世界都市であり、条約の作成やさまざまな国際会議が行われている(そのため、日本も特命全権大使を長とする在ジュネーブ国際機関日本政府代表部、及び、軍縮会議日本政府代表部を置いている。ただし、領事業務はこれらの代表部ではなく、在ジュネーブ総領事館で行っている)。また、サロン・アンテルナショナル・ド・ロト(ジュネーヴ・モーターショー)、国際高級宝飾時計展(ジュネーヴ・サロン)をはじめとする様々な国際見本市も開催される。ピクテ銀行やロンバーオーディエ・ダリエヘンチ銀行等のプライベートバンクの本店が集中しており、プライベートバンクの中心地でもある。

スイスの公用語は、ドイツ語、フランス語、イタリア語ロマンシュ語の4言語であるが、フランス語圏のジュネーヴでは、ほとんどの場合フランス語が用いられる[2]

ジュネーヴ付近の衛星写真
レマン湖に臨むジュネーヴ

[編集] 各国語での名称

各国語での名称は以下の通り。

日本語では、カタカナで「ジュネーブ」または「ジュネーヴ」、漢字で「寿府」(旧字体では「壽府」)と表記される[4]

[編集] 歴史

ジュネーヴの歴史は古く、ローマ時代までさかのぼる。その後、神聖ローマ帝国ハプスブルク家)の支配を受けたが、1315年のモルガルテンの戦い等の独立運動の影響でハプスブルク家から離れ、1648年ヴェストファーレン条約によって正式に独立が認められた。

近世にはプロテスタントの一派改革派の拠点となり、ジャン・カルヴァン(ドイツ語読みではカルヴィン)らによる共和政治が行われた。また、ジャン=ジャック・ルソーはこの街の出身。

1602年、サヴォイア公カルロ・エマヌエーレ1世が、ジュネーヴ支配をもくろみ侵入したが、市民軍の抵抗にあい失敗に終わった。[5]この事件は、サヴォイア公が侵入に使った梯子にちなんで“エスカラード”(梯子の意)と呼ばれる。現在のエスカラード祭はこの事件にちなんだもの。[6]

経済的には、古くから国際的商業都市として発展した。

詳細は「スイスの歴史」の項目を参照されたし。

[編集] 国際都市・国際的な機関

国際連合欧州本部
世界知的所有権機関本部
赤十字国際委員会

ジュネーヴに事務局・本部等を置いている国際機関には以下のものがある。

また、当地で作成された主要な条約、及び、当地で開催された主要な国際会議で、ジュネーヴの名が付くものとしては以下がある。

[編集] 観光

サン=ピエール大聖堂
レマン湖の大噴水
ルソー島のルソー像
宗教改革記念碑

[編集] 観光名所

  • サン=ピエール大聖堂 (Cathédrale Saint-Pierre):カルヴァンが本拠とした寺院であり、カルヴァンが説教の際に使っていた椅子等を見ることができる。また、尖塔からはジュネーヴ市街及びレマン湖を一望できる。
  • 花時計 (L'Horloge Fleurie):モンブラン橋のたもとのイギリス公園内にある有名な花時計
  • 噴水 (Jet d'Eau):レマン湖畔にあり、140mもの高さまで水を噴き上げるジュネーヴのシンボル。ただし、噴き上げる時間帯や時期は一定でなく、冬季は午前10時から午後4時までで、気温が0度以下になった時も止まる。
  • レマン湖岸の遊歩道:レマン湖岸に沿った遊歩道で、イギリス公園や上記の花時計などがある。また、この遊歩道は夏期になるとカーニヴァルが行われたり、多くの行事に使われることが多い。特に、夏期のレマン湖での花火大会時になるとここは絶好の観賞場となり大いに賑わう。
  • 国家記念碑 (Monument National):イギリス公園内にある記念碑。スイスの象徴とジュネーヴの象徴の2人の女神が並ぶ。ジュネーヴがスイス連邦に加盟したことを記念している。
  • ルソーの生家:サン=ピエール大聖堂の西、旧市街の一角にある。記念館になっている。
  • ルソー島:レマン湖からローヌ川が流れ出す地点にある人工の小島。ルソーの座像がある。
  • 旧市街:約500年前に建てられた市庁舎、旧兵器庫(大砲展示)等がある。
  • 宗教改革記念碑:ジュネーヴを本拠地として活動したカルヴァンの生誕400年を記念して1917年に完成した記念碑。カルヴァンをはじめとする4人の宗教改革家の像が刻まれている。
  • パレ・デ・ナシオン (Palais des Nations): 国際連合欧州本部。旧国際連盟本部である。資料図書室が一般開放されている。また、一般の見学者も受け入れており、午前と午後に解説つきツアーもある(セキュリティ上、見学不可となる日もある)。セキュリティチェック、パスポートチェックあり。一般見学はプレニー(Pregny)門から入場する。
  • 国際赤十字・赤新月博物館 (Musée International de la Croix‐Rouge et du Croissant‐Rouge):国際連合欧州本部のプレニー門向かいにある。

[編集] 料理

[編集] 学校

  • 地元の学校
  • 日本人居住者向けの学校
    • ジュネーブ日本語補習学校:ジュネーヴ旧市街の近くにあり、幼児部、小学部、中学部、高校部がある。200名弱の日本人(あるいは日系人)子弟が在籍している。

[編集] 交通

コルナヴァン駅
TPGのトラム

[編集] 鉄道

スイス連邦鉄道 (CFF、スイス国鉄)
路線は、概ねレマン湖及びローヌ川に沿っている。中心となる駅はコルナヴァン駅。コアントラン国際空港にも乗り入れている。コルナヴァン駅には、フランスからTGV等のフランス国鉄が乗り入れているほか、イタリア及びドイツとの間を走るチザルピーノ等も停車する(TGVに乗車する際にはホームに入る前にパスポートの提示が必要だが、その他の国際列車では、国内で降りる乗客に限りパスポートの提示は不要)。
フランス国鉄 (SNCF)
フランスのエヴィアン方面への列車があるが、本数は少ない。町外れに始発駅のオー・ヴィーヴ駅 (Eaux-vives) があり、市街地から市電が通じている。

[編集] 空港

ジュネーヴ・コアントラン国際空港(Aeroport International de Genève)
日本からの直行便こそないものの、ヨーロッパ各都市との航空路線は充実している。フランスとの国境に位置し、スイス、フランス両国から乗降が可能である。格安航空会社イージージェットが拠点としており、他に、スイスインターナショナルエアラインズブリティッシュ・エアウェイズエールフランスルフトハンザ航空などが就航している。

[編集] 市内交通

Transports Publics Genevois (TPG)
バストロリーバス:中心街は電気バス(トロリーバス)、郊外(多くは2桁の番号のバス)は日本と同様のバス。電気バスは1連接車が基本。需要の多い10番(緑色の幕)のバスは2連接車が運行に就くこともある。郊外のバスは連接なしの単独車。
市電トラム:基本は3両編成。旧車両は2×2の4両編成(特に12番の運用を担う)。路線は大きく拡張中である。

[編集] 姉妹都市・提携都市

[編集] 脚注

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  1. ^ アルヴ川は山間部より流れてくるため白濁して茶色っぽく、レマン湖から流れ出すローヌ川は比較的澄んでおり緑色である。
  2. ^ 国際都市であるため、基本的に英語も通用するが、地元の年配の方々と話す場合はフランス語が有効である。
  3. ^ 英語ではイタリアの都市ジェノヴァ(英語表記はGenoa)と表記が似ていることから混同されることが多々ある。
  4. ^ 中国語では「日内瓦」と書くため、「寿府」は通じない。
  5. ^ サヴォイア軍が夜襲をかけたが、翌日の料理(スープ)の準備をしていた主婦がその煮立ったスープの入っている鍋を、城壁から上ってくるサヴォイアの兵士にかけたという逸話が残っている
  6. ^ また、このエスカラード祭の前には市民マラソンが旧市街地で行われるが、最近は参加者が減少傾向にあるという。

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ
公式
日本政府
観光

最終更新 2009年7月21日 (火) 11:39 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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