スイス銀行

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スイス銀行(スイスぎんこう)とは、一部の漫画やアニメ(例、ゴルゴ13ルパン三世等)の登場人物がスイス銀行にプライベート口座を持つ設定となっていることから広がってしまった架空の銀行の名称。

実際には、スイス銀行という名称の銀行は存在しない。番号のみで管理され名義人が明かされない仮名口座(ナンバーズアカウント)を発行するスイスプライベートバンクのことを指していると思われる。

なお、スイスの中央銀行スイス国立銀行

目次

[編集] 特徴

ゴルゴ13ルパン三世のような非合法活動や犯罪者をテーマとした漫画・アニメにこの言葉(スイス銀行)が出てくるのには理由があり、プライベートバンクにも負の側面があるからである。それは、プライベートバンクの主な顧客層は世界の王侯貴族や富裕層といわれている一方で、スイス銀行法に基づく顧客情報の厳格な秘匿・守秘性(高度なプライバシー保護)と番号口座(ナンバーズアカウント)により口座所有者の名前や住所を含む情報が一切開示されないという特徴は、非合法活動や犯罪を含む不法・不正な報酬の受け取りやその蓄財・脱税にも最適であり、世界各国の独裁者や犯罪者が利用していると言われ、独裁者の金庫番犯罪者の金庫番と呼ぶ人もいたりするからである。

北朝鮮金正日などもスイスの銀行に巨額の財産を隠しているとの噂は多々あるが、スイスの銀行法によりスイスの銀行は法的に犯罪が立証されない限り情報を開示できないため、実際に判明した事例は少なかったが、フィリピンの故マルコス元大統領の不正蓄財の発覚と返還をきっかけに、退任したり逝去した国家指導者や独裁者の不正な蓄財が明らかになるケースが増える傾向にある。これは9.11テロ以降、世界中の国々や金融機関が資金洗浄に厳しく対処するようになりますます拍車がかかっている。ただし、全額が返還されるわけではなく、スイスの法律により約半額が返還されるのが一般的であり、かつ、返還先が不正を証明できずに時間切れで凍結解除となるケースが散見されがちである。

[編集] 主なスイス銀行

[編集] 問題が明らかとなった事例

  • フィリピンの故フェルディナンド・マルコス元大統領・・・・スイスから6億8400万ドルを既に返還済。
  • ナイジェリアサニ・アバチャ元大統領・・・スイスから7億ドルを既に返還済。
  • ハイチ共和国ジャン=クロード・デュヴァリエ元大統領(フランソワ・デュヴァリエの息子)・・・・1986年、500万ドル(約6億円)が凍結されたが、ハイチ司法当局が不正資金であるという証拠を提出できないままでいるため、2008年6月3日に凍結解除された。
  • ザイール(現コンゴ民主共和国)の故モブツ・セセ・セコ元大統領・・・・1997年、800万フラン(約7億9000万円)の資金が凍結されたが、2008年末に凍結解除された。
  • 第二次世界大戦中立を維持していたスイスは各国の金融の中継点となり、ナチスの資産も流入し、その中には迫害したユダヤ人から没収したなども含まれており、戦後調査が行われ複数のユダヤ人団体から訴訟を起こされ、1998年に12億5000万ドル(約1357億円)の賠償金の支払いが取り決められ、2008年6月末までに、2億ドル(約219億円)を残したすべての賠償金がホロコーストで犠牲になったユダヤ人、同性愛者、障害者、エホバの証人、ロマ族に対して支払われた。
  • 指定暴力団山口組五菱会系の闇金融グループによる資金洗浄(マネーロンダリング)事件・・・・スイスから半額(約26億円)を返還予定。
  • ロシア石油大手のユコスのミハエル・ホドルコフスキー元社長
  • パレスチナの故ヤセル・アラファト元議長
  • ペルーアルベルト・フジモリ元大統領
  • 台湾陳水扁前総統

[編集] 関連項目

[編集] 外部リンク

最終更新 2009年10月29日 (木) 08:14 (日時は個人設定で未設定ならばUTC)。
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